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  第2章  【ループ】

瑞稀みずき、もう起きなさい!」


母が私を呼ぶ声とほとんど同時に、目覚まし時計が鳴り響く。

微睡まどろみの中で半分まだ夢の世界にいながら着替えを始める。


「ふわぁ〜あ」

欠伸あくびをしながら両手一杯に手を伸ばして、伸びをする。

そのまま身体を横に傾けて腰の運動をした。

それにしても最近、毎日の様に見る夢のせいで寝不足だ。


まだ眠たいまなこを半分閉じながら階段を降りる。

「ママ、おはよう」


「おはよう、朝食、ちゃんと食べてね」


「は〜い、ママ」


洗面所で顔を洗い、歯を磨いて髪をドライヤーで整えてから台所に来た。

紅茶を飲むと、「ごめんママ。もう時間無いや、行って来ま〜す!」と言って、慌ただしく玄関で靴を履いた。


「もう本当に毎朝、毎朝、ダイエットだか知らないけど、ちゃんと朝ごはんは食べないと身体に良くないわよ。朝、もう少し早く起きなさい!」


「は〜い、ママ」


「全く、いつも返事だけは良いんだから…」


「行って来ま〜す!」

私は毎日2㎞の道のりを歩いて女子校に通っている。


「神崎さん、おはよう!」


「おはよう」


「神崎さん、おはようございます!」


「おはようございます」


瑞稀みずきちゃん、おはよう!」


「おはよう」


毎朝の登校は大変だ。

私が高校2年の時、人気バラエティー番組の「噂の美少女を探せ!」とか言うコーナーに勝手に写真や動画が使われて、放送されたせいだ。

それからというもの連日の様にスカウトや、ファンクラブだと称する人達の出待ちに合う毎日だ。

ストーカーなのか自称ファンなのか分からなくて怖い。

どっちも知らない人だから、怖いんだけどね。


ただでさえ、毎晩見る変な夢のせいで寝不足なのに、朝から疲れる。

その夢の中での私は何と男なのだ。

青山瑞稀と言う名前だ。

青山は、ママが離婚したパパの苗字だ。

夢にしては良く出来ている。


夢の中での私は32歳のサラリーマンで、ある日突然、頭の中に望んだ力を与えようと言う声が響き、私はチート能力を手にするのだ。

チート能力を持っているものの、女性に変身している間しかその能力が使えないと言う設定だ。

漫画の読み過ぎか?と思ってしまう。


私はもう17歳の受験生だ。

頑張らないと志望校に受からないなと思い、それなら本当に芸能界に行くのもアリかも知れないなんて、思い始めている。


学校の門が見えて来た。

キンーコーン、カーン、コーン…

(やっばい!)

ダッシュして門に滑り込むと、門を閉められた。


「神崎、今日も遅刻ギリギリだぞ!」


「はぁ、はぁ、先生、おはよう…ございます…はぁ…」


スカウト達がいなければ、こんな毎日遅刻ギリギリにはならずに済んだ。

「私の平穏を返せ〜!」


「瑞稀、おはよう!」


「綾ちゃん、おはよう」


「ふふふ、瑞稀ってば、毎日それ言ってるね」


「本当、あの番組のせいで、私の平穏な生活を損ねているのよ。訴えてやる!」


「瑞稀、有名人になっても私の友達でいてね?」


「何それ?ずっと友達でしょう?私たち」


「瑞稀〜大好き!」

綾ちゃんが私を抱きしめる。


ここが女子校で良かったと思う。

中学の時は共学で、入学した日から毎日の様に呼び出されて告られ、下駄箱や机の引き出しには入り切らないほどのラブレターが詰め込まれていた。

登校中の私にパパくらい歳上の男性から、「結婚して下さい」と中学1年の私に求婚された事もあった。

可愛い・綺麗・美しい・美人などと言う形容詞は聞き飽きた。


こんな私も中2の時に彼氏が出来た。

その彼氏とは、手を握っただけでも、顔を赤らめてしまう様な関係で、キスもした事は無かった。


その彼氏がある日、私のストーカーに刺されたのだ。

幸い命に別状は無くて良かったが、彼氏の母親から「こんな女にそそのかされたから、うちの息子が刺されたのよ!」と泣きながら、私の頬をぶった。

私はその時、私は恋愛してはいけないんだと思い、深く心が傷付いた。

その彼氏とはそれから、何となく距離を置いてしまい、別れてしまった。

だから今、恋愛は暫くするつもりは無い。


3時限目の授業は世界史で、始皇帝が亡くなり、漢が建国されるまでを習った。

虞美人が自ら命を絶ち、項羽の壮絶な最期の話になると、無性に切なくなり、涙が止まらなくなった。

阿籍ア・ジー…」

何故その言葉が勝手に口から出たのか、自分でも理解出来ない。


授業が終わると、綾ちゃんが声を掛けて来た。

「瑞稀ってば、時々イミフ(意味不明)だよね?」


「そうかな?」


「そうだよ、この間はさぁ、授業でインドの神話の話をしてたじゃない。その時も急に泣き出して、どうかしたのかと思っちゃったよ」


「うん、ごめんね。驚かせちゃって。生理が重くって」


「あははは、瑞稀、酷そうだもんね?」


「どう言う意味よ?」


でも何だかこの日は、もの凄く頭痛がして、4時限目の途中で早退した。

「お弁当、家で食べるのって、味気ないなぁ」


「瑞稀ちゃん、もうお帰り?大丈夫?具合が悪いの?」

私の帰りをいつも待っている自称ファンが声を掛けて来た。

これもう完全にストーカーじゃないの、怖っ。


「頭が痛いから、早退しました」


「えぇ!それは一大事だ!」


「きゃっ!何?」

手首を掴まれて、何処かに連れて行こうとされた。


「止めて下さい!大声出しますよ!」


「僕はキミを心配して病院に連れて行こうとしてるんだ」


「大丈夫ですから、それに今、保険証も持って無いし…」


「おい、止めろ、お前!その手を放せ!」

何処から現れたのか、スカウトや記者、自称ファンの人達に取り囲まれた。


「止めて!撮らないで!」

記者とカメラマンがシャッターを切って撮影していた。

私は顔を左手で隠し、全力で走った。


「はぁ、はぁ、はぁ…ただでさえ具合が悪いのに…本当に死んじゃう…」

それに、こんなのがニュースになったら、明日から学校に行けないよ。


「はぁ、はぁ。具合悪い。悪化したわ」

家に帰り着くと、ヘロヘロで、「着替えなきゃっ」と思いながらも身体は限界で、制服のままベッドの布団の上で横になると、すぐに寝息を立てた。


夢を見ている。

またいつもの夢だ。

夢の中の自分は男だ。

男の自分は女性の姿に変身すると、今の私の姿になった。

そして、聞き取れないが、何かの呪文を唱えると、影の中に入って行った。


その世界を進んで行くと、更に暗い世界に出た。

暫く飛んで進んでいると、お城が見えて来た。

綺麗な女性が見える。

会った事は無いのに見覚えがある。

不思議な感じだ。

「ロード…?」

その女性の名を口ずさむと夢から覚め、現実に戻された。


起き上がると汗をかき、涙を流していた。

「はぁ、はぁ。何で泣いているんだろう?私は」

汗びっしょりで気持ち悪くて、シャワーを浴びた。


「ふぅ〜、頭痛いの、ちょっと治ったかな」

ベッドに腰掛けていると、ママが仕事から帰って来た。


「瑞稀〜、学校から早退したって連絡あったわよ?大丈夫?」


「ママお帰りなさい。少し寝たら、良くなったよ」


「そう?明日はちゃんと学校行きなさいよ!」


「は〜い、ママ」


私の顔を見てすぐに、階段を降りて行った。

ママは仕事から帰るとすぐに、晩御飯の準備に取り掛かる。

疲れているだろうに、パパと別れてから女手一つで私を育ててくれている。

私はベッドから立ち上がり、お風呂の掃除をしに階段を降りた。


晩御飯を食べ終わって、ママがお風呂に入っている間に食器を洗った。

アールグレイの香りを楽しみながらTVを、ぼーっと見ていると、ママがお風呂から上がって来た。

次は私の番ね、と思って立ち上がると、突然猛烈な頭痛に襲われて倒れ、そのまま意識を失った。


夢を見ている。

またあの夢だ。

毎回、少しずつ夢の中の話が進んで行く。


あぁ、そうだった、この綺麗な女性ひとは、ロードって私が呼んだんだっけ?

フレイアにクラスタか。

仲間が増えて行くな。

今度は攻められて戦っている。

私、負けちゃうのか…。

それなのに敵が仲間にして欲しいと、申し入れて来るのね。

そんな事ある?

あれ?魔王が10人も仲間になったよ。

魔界のゲートを守ってる人、めっちゃ強いな。

10人がかりでも勝てないなんて…。

あー、でも私、この人を知っている…誰だっけ?

(項…、項籍…、いえ、項羽…?あ…阿籍ア・ジーだ… )

阿籍ア・ジー…って?」


「瑞稀…」


「瑞稀、大丈夫?」

私の身体をゆすって、必死の表情で私の顔を覗き込んでいるママがいた。


「ママ…?」


「あぁ、良かった。急に倒れるんだもの、心配したわ。瑞稀、明日はママと一緒に病院に行こう。精密検査してもらいましょう」


「えぇーっ、病院やだなぁ。大丈夫だって。ママ、仕事だってあるし」


「ダメよ。瑞稀より大切なものなんて無いんだから、ちゃんと検査して、心配かけさせない様にして、お願いよ」


「ママにお願いされたら、仕方ないなぁ。ふふふ」


翌日、学校休んでママと病院に行った。

後で綾ちゃんから聞いたんだけど、私が学校休んで、一悶着あったらしい。


「瑞稀、また休み〜?良いねぇ〜アイドルでも無いのに、その辺のアイドルよりも人気があると、学校なんて来なくても将来、食べて行けるでしょう?枕営業やったりして、きゃははは」


友人である綾ちゃんに、わざと聞こえる様に言っているのは、いじめっ子グループのNo.2の安永奈緒子だ。


「カッチーンと来た!」

綾ちゃんが怒りの形相で奈緒子に向かうと、友達が「止めておきなさいよ」と言って身体を張って道を塞ぐが、押しのけて言った。


「あんた達ねぇ!嫉妬するのは勝手だけど、これ見てから言いなさいよ!」

奈緒子達にスマホのサイトをかざして見せた。


そこには、瑞稀の胸チラやスカートの中の下着が写った画像が大量にアップされているサイトが映っていた。


「瑞稀はね、毎日毎日、こんな変態どもと戦っているのよ!奈緒子、あんたがこんな風に毎日、シャッターチャンスを狙われていたら、正気でいられるの?」


「そ、それは…ごめん、謝るよ」


「それは私にじゃないでしょう?」


「瑞稀が登校したら、きちんと謝罪するよ」


「瑞稀をいじめるんじゃなくて、守ってあげてよ!奈緒ちゃん強いんだから」


「…」

どんな相手にもずけずけと、ものを言い、相手との距離が近いのも綾ちゃんの長所でもあり短所でもある。


病院で精密検査した結果は後日出るそうだが、脳腫瘍などで手術が切迫していないかを確認する為に、先に結果を教えて貰った。

結論から言うと、どこも異常は見当たらなかった。

ママは、原因不明の方が不安だと言って涙を流した。

ママに大切にされていて、幸せだな私は。


取り敢えず私は、偏頭痛だと診断され、痛み止めなどのお薬を処方された。

本当に効くのか、はなはだ疑問だけど。

ママから、帰ったら寝なさいと言われて、眠くも無いのにベッドで横になった。


それでも横になると、段々ウトウトして来て眠りについた。

夢を見る。

ゲートを抜けて地上に出てから、地上のゲートを開くと、目の前に少年の姿をした神が現れて私を連れ去った。

そして、酷い拷問を受けては回復され、回復しては拷問されて抵抗する気力を失うと、犯された。

何日も何日もそれは繰り返された。


私は悲鳴を上げて目を覚ました。

涙で枕が濡れていたが、その夢のリアルさに恐れて泣いた。


「はぁ、はぁ。多分ただの夢じゃない。デジャヴの様に現実に起こった事もある。まさか、ループしているの私?」


「うっ…頭が痛い」

気を失い、倒れる様にして眠りについた。


再び夢を見た。

魔族や神族を率いて頂上が見えない山を螺旋状に登って行く。

山頂に出て進むと城下町が見えたが、誰かいる気配が無い。

裏切りに合い、仲間が次々と討ち取られて行く。

私は錆びついたブリキ人形の様に、身体が固まってしまったみたいだ。


かなり長い年月、人形の様に棚に飾られているみたいだ。

ようやく身体が動かせる様になると、クーデターを狙うも失敗し、魔界へのゲートに自ら飛び込んだ。

しかし、魔界ではなく仲間の空間魔法で作り出された世界だった。

そこから立て直すと、天界を制圧した。

夢からまだ覚めない。

今日の夢は長い、と思いながらも夢の話は進んで行く。

どうやら私が天界と呼んでいたのは半分の東洋天界で、まだ西洋天界があるみたいだ。

その西洋天界から攻められて、私の仲間は全員殺された。

私は捕虜同然で西洋天界のボスに引き渡された。

ボスの名前は、神によって創られた最初の人類・アダムだった。

私は彼に恋をしていた。

やがて彼の妻となり、彼を支える事になった。

義父に紹介すると言われて神殿に行くと、愛しい夫を目の前で殺され、私も殺された。

夢の中の私は、「復讐してやる!」と叫んでいた。


「ひゃあっ!」

目が覚めると、全身汗でびっしょりと濡れていた。


シャワーを浴びて制服に着替える。

いつもより早く目が覚めたので、ママから「あら、どうしたの?珍しい」と言われた。


スクランブルエッグを頬張りながら、紅茶で押し流す。

自分でも上品な食べ方じゃないなと思い、ニュースとTVに表示される時刻を見ていた。

そろそろ行かなきゃと、歯を磨き終わると家を出た。


ずっと心の何処かに引っかかっていた。

それが何なのかは、よく分からない。

でもそれが、昨日見た夢だったに違いないと思う。

何故なら今朝は、その心の引っかかりが取れた気がしているからだ。


夢と違うのは、私はまだ17歳で、夢の中の私は女性に生まれ変わり、20歳固定だ。

だけど、夢の中で見たデジャヴは現実に起こっている。

元首相が暗殺された。

ロシアとウクライナが戦争を始めた。

ピンポイントでこんなの当たるはずがない。

私に霊能力でもあるのかと疑ったほどだ。


いつもの様に私のファン達に挨拶をしながら登校していると、突如頭の中に声が鳴り響いた。


『望んだ力を与えよう。求める者よ、力を与えん!』


「うぅっ…。頭が、頭が痛い…」

割れる様な痛みで、その場にうずくまる。


「何で?夢だと15年後なのに…」

頭を押さえながら周りを見渡しても、声が聞こえているのは私だけみたいだ。


「力を、力を頂戴…夢が夢で無いなら…」


その瞬間、頭の中に響いていた声は止み、頭痛もしなくなった。

「大丈夫?」と声を掛けて来たファンに「大丈夫です」と返事して、駆け出した。

学校に着くとそのままトイレに急いだ。


「はぁ、はぁ、はぁ…。ステイタスオープン!」

信じられない事に、夢でみたそれ、ゲームでよく見るアレであった。

ウインドウが開き、ステイタスが映し出された。


(氏名:神崎瑞稀 年齢:17歳 身長:163㎝ 体重:46㎏ バスト:88㎝ ウエスト:56 ヒップ:86 レベル:17 ランク:SSS 称号:ザ・ファースト・神々に愛されし者・絶世の美女・聖女 スキル:不老不死・身体状態異常無効・精神状態異常無効・光魔法SSS・闇魔法SSS・回復魔法SSS・防御魔法SSS・飛行能力SSS ・隠しスキル・模倣ラーニング 筋力:12 知力:88 体力:73 精神力:96 魅力:100)


「信じられない。まだ私、夢の中にいたりして…」

ほっぺではなく、左手をつねってみた。


「痛いっ。夢じゃないんだ。あははは…。そうかぁ」

全て理解した。

私はこの世界をループしている。

何回目の人生なのかは分からない。

あの夢が本当の事であれば、今の私は未来を知る。

同じ失敗は繰り返さない。


前ループで失敗した事の1つは、私が処女ではなくなった事だ。

それによって「聖女」の称号を失った。

「聖女」は回復魔法の効果を100%上乗せする超強力なスキルだ。

これを失った為に、唯一神の消滅魔法に耐えられなかった。

処女を守ったまま唯一神と相対して倒す。

未来を知る私にはこのアドバンテージは大きい。

須弥山を攻め込んでも、阿修羅王とラーヴァナの埋伏の毒に気付けていれば、私が500年も人形の様に飾られる未来を回避出来る。


そして、レベル21で覚える『自動音声ガイド』と『生活魔法』のうち、『自動音声ガイド』は、ヴィシュヌ神だった事を知っている。

こいつにトラウマになるほどの虐待とレ◯プ被害を受けた。

だからこのスキルを入手しても絶対に使わない。


しかも前ループと決定的に違うのは、今回は最初から『模倣ラーニング』を覚えいる事だ。

魔界に行き、10大魔王と項羽の能力を模倣ラーニングする。

天界を陥とした後は、神々の能力も模倣ラーニングする。


夢の中の私は、前ループの私は恋多き女だった。

山下巧、項羽、梵天、帝釈天、アダムと次々と男を乗り換えた。

このループでは絶対に恋愛はしない。

別れが辛いのと、処女を守らねばならないからだ。


私は学校に来たものの、やはり体調がすぐれないのでと、早退した。

闇魔法の『影の部屋シャドウルーム』で一刻も早く、魔界に行く必要がある。

まだ私は17歳だ。

20歳から年齢は固定され歳は取らなくなる。

20歳になるまでの3年間、魔界で修行を積むつもりだ。

5大災厄と呼ばれる魔獣にも、まだ全て会えてはいない。

前ループの私は未熟で弱かった。

魔王や神々に、誰1人勝てなかった。

今度は必ず未来を変えてみせると意気込んだ。



いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。

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