子供と大人の境界線
子供から大人へと
変わる境界線
向こうにあると
純粋に信じて
沈む夕日追いかけた
紅く染まり
恥じらう地平線
いつまでも
足下も見えなくなるまで
追いかけ続けた
いつのまにか
後ろから執拗に追う
僕の影は前に
だらしなく伸びた
空の機嫌模様で
影を見つけたり
見失ったりして
子供から大人の
境界線を
跨ぐことはできないと
涙とともに腑に落ちた
絶望と希望の境界線は
音もなく消えた
太陽が僕の頭上を
絶え間なく周るだけで
大人になるものと
影は言ってた
それはすべて幻
大人とは未熟さを
恥じることが出来ること
何度夕日を観たかじゃない
太陽から観れば
僕らの地球は
いつまでも青い
読んでくださりありがとうございました。