8話
大変お待たせいたしました!
良かったら最後まで読んでください!
オレと生徒会メンバーは会議室に着いた。
そこには男四人、女子三人の被害者らしき人が集められていた。
「あ!アイスやん!お前も盗難にあったんか??」
その声の方へ向くと、そこには影山 雄二がいた。
影山はオレと同じクラスのバスケ部で、たまに遊ぶくらいの仲だ。そして無駄にテンションが高い。
ちなみに、アイスは氷室の氷を英語にしただけらしい。もうちょいマシなあだ名無いのかよ……
「いや、オレは生徒会の仕事で来ただけだ。あと、そのあだ名変だからやめてくれ」
「別に変じゃないだろ〜。それはそうとアイス生徒会入ったんだってな!羨ましいぜ!変わって欲しいくらいだぜ!」
「変われるならとっくに変わってる」
「ん?どうゆう事だ?」
「事情があるんだよ。じゃなきゃ、女子しかいない生徒会に入らんわ」
「確かにそーだよな!アイスの女子嫌いは折り紙つきだもんな!」
そんな話をしていると、桜木が
「そろそろ会議を始めるわよ。氷室くんはこっちよ」
そう言って生徒会メンバーは自分達の席に座った。
オレも座ろうとしたが、両隣が桜木と雛川だった。
しかも、机が小さいからか、椅子と椅子の間隔が少し狭い気がする…
「なぁ、他に席ないのか?」
普通に座りたくないので、桜木にそう質問した。
「ないわ。そんなに嫌なら会議室の隅にでも立ってなさい。」
オレは嫌なので桜木の言う通り、会議室の隅に寄りかかった。
「冗談のつもりだったのだけれど…」
桜木は軽くため息をつき、
「まぁ、いいわ。氷室くんは今回話を聞いてるだけでいいから。それじゃあ会議を始めるわよ」
桜木がそう言うと、会計の白雪はパソコンを開き、書記の一膳先輩はメモ用紙とペンを取り出した。
そして、
「では、会議を始めさせていただきます」
副会長の雛川が司会進行を始めた。
「もちろん、今回話し合うのは盗難についてです。そのため被害者の一人一人に盗難にあった場所やだいたいの時間を聞かせていただきます。じゃあ、まずは影山くんから」
そう言うと、影山は当時のことを話し始めた。
「俺が盗難にあったのは先週だ。いつものように部活をして帰る時に、自販機でジュースを買おうと、荷物が置いてあった4階に行って、財布を取り出したら財布の中身だけ抜き取られてたんだ。その後、貴吏に金借りて買おうとしたんだけど、貴吏も中身だけ抜き取られてたんだ。多分同じタイミングで盗まれたんだと思う」
影山の話をメモしていた一膳先輩は、話と同じくらいのスピードでメモ帳に影山の証言を書いていた。
一膳先輩は書き終えると、雛川に終わったと目で合図を送った。それを確認した雛川は、
「倉科くんは今影山くんが喋ったことで間違えないですか?」
倉科は「間違えないです」と肯定した。
ちなみに倉科 貴吏は影山と同じバスケ部で、成績は桜木には劣るものの学年トップだ。そして、オレとはたまに喋るくらいの仲だ。
その後、雛川が被害者の全員から証言を聞いたが、どの被害者もほぼ同じ時間帯で同じような内容だった。
そうなると、盗難が起きた時間は部活開始から、終了までの時間だと推測される。
そして、7人全員部活に所属していて、部活がある日に盗難が起きてるという共通点が見つかった。
しかし、7人とも所属している部活は、バスケ部や、テニス部、吹奏楽部、ダンス部など、様々であった。
桜木は少し考えた後に、
「その日、誰かとすれ違ったとかないかしら?」
被害者にそう問いかけた。
「そう言われてもな先週のことだからなー。貴吏、誰とすれ違ったか覚えてる?」
「そんなすぐには思い出せないな……」
「だよな〜…」
影山と倉科はあまり覚えてないらしい。
「私たちもあまり覚えてないかも…」
被害者の女子達も、(名前知らないけど)そう言っていた。
それもそうだ。先週、しかもすれ違った人なんて覚えてる奴はいないだろう。
「やはりこの盗難は一筋縄ではいかないわね…」
桜木はそう呟くと、何かを思いついたような表情で、白雪の方を向いた。
「雫、学校の全ての監視カメラに繋げられるかしら?先週あたりの部活が始まるくらいの時間帯で」
「……問題ないです」
白雪はものすごい速さで、キーボードを打ち、あっという間に学校の監視カメラに繋げた。
パソコンには4分割された画面が映っていた。
その画面には一年、二年、三年の昇降口と、職員室が映されていた。
「これなら犯人がわかるかもしれないわ」
「どうして?」
雛川がそう言うと、
「犯人が盗んだ時間は部活が始まった時間から、終わる時間までという事が分かってるなら必ずその間の時間に帰るはずよ。もし、犯人が校庭で活動している部活だとしても、盗みに来る時は昇降口から来るはずよ。だったら昇降口の監視カメラに写っているはずだわ」
「でも昇降口は何人も通るし、そこから犯人を見つけるのは難しくない?」
「そうね。難しいけれど、大分絞れるわ。それに、そこまで絞れたのなら被害者の人達も見覚えのある人物の1人や2人出てくると思うわ。そしたら犯人は見つかるはずよ」
「なるほど……」
雛川は理解したのか、それ以上何も聞かなかった。
確かに桜木の言う通り、これなら犯人がすぐに見つかるかもしれない。
「雫、その監視カメラの映像プロジェクターに繋げられる?」
「はい。わかりました」
白雪はパソコンとプロジェクターを繋げて、白い紙に監視カメラが映し出された。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ブックマークはモチベに繋がるので良かったらお願いします!




