7話
遅くなってすいません!
良ければ最後まで見ていってください!
しばらくして放課後になった。
一日中、佐々木たちに昨日のことについて問い詰められたが、なんとか誤魔化してオレは秘密を守り通すことが出来た。
だが、説得するのに少し時間がかかり、放課後から15分程度過ぎていた。オレは急いで3階にある生徒会室へ足を運んだ。
生徒会室の戸を開けると、そこにはオレ以外の全員が既に集まっていた。
「やっと来たわね。氷室くん」
「すまん、遅くなった」
オレは息を切らしながら言った。
「まぁいいわ。とりあえず氷室くんも来たことだし、私から軽く生徒会メンバーの紹介するわよ」
「メンバー紹介?」
「えぇ。氷室くんには後で自己紹介してもらうからそのつもりで」
「え…?いや、ちょ…」
「じゃあまず私からするわね」
オレが喋ろうとしたのを遮り、桜木は勝手に話を進めた。
女子の前で自己紹介とか最悪すぎるだろ…
まだバンジージャンプした方がマシだよこれ。
しかし、桜木はオレに構わず話し始めた。
「私は桜木華よ。知っているだろうけれど生徒会長だわ」
桜木は長い黒髪をなびかせる様にして言った。
「まず、紫髪の人が書記の一膳 紗由梨先輩よ」
「蓮くんだっけ?よろしくね〜!」
一膳先輩はオレに笑顔で手を振ってきた。
オレはそれに対して軽く会釈をした。
本当だったらちゃんとした挨拶をする所だったが、初対面の女子、しかも先輩だ。喋れるわけが無い。うん、絶対無理。
「次に、白銀髪の子が会計の白雪 雫よ」
その白銀髪の人はパソコンで作業をしていたが一旦手を止め、オレに会釈をしてきた。
反射的にオレも会釈をした。
白雪は人見知りなのか、会釈をした後オレとほぼ目を合わせないですぐに作業に戻った。
まぁ、それの方がオレからしては嬉しいけどな。
「最後に、金髪の子が副会長の雛川 姫衣よ」
「はぁ…なんでこんなやつなんかと…まぁいいわ、よろしく」
雛川は何か言おうとしていたが、途中でやめた。
だが、オレは何となく何て言おうとしたのかわかる。こいつはオレが嫌いなのか、男子が嫌いなのか知らんがオレはこいつになぜだか毛嫌いされている。多分オレが嫌いだと思うが…
だから、なんか文句でも言おうとしたのだろう。
まぁ、オレも女子嫌いだし、関わる気ないから毛嫌いされているままでいいんだけどね。
一応会釈をしておいた。
「これでメンバー紹介は終わりよ。次、氷室くんね」
「あ、はい…」
もう、この状況になったら言い逃れ出来そうにない。
だが、オレも名前と役職名で良いならできるな。
「1年の氷室 蓮です。えっーと、」
役職名を言おうとした時、一つの疑問が出てきた。
「なあ、桜木」
「なにか?」
「オレの生徒会での役職名ってなんだ?」
「言ってなかったかしら?副会長よ」
「え?副会長ってさっき誰か言ってなかったか?」
「副会長は基本は1人よ。ただ、私たちの学校は、生徒会に任せる仕事が他の学校と比べて多いわ。だから、副会長は2人まで大丈夫なのよ」
「なるほどな…」
さっき雛川がなんか言おうとしてたのは、多分このことだろう。オレが副会長だと、一緒にやる仕事が多いだろう。最悪だ。多分雛川も同じことを思ってるだろうけどな。
そんなことを考えていると、桜木が、こう聞いてきた。
「氷室くん、終わり? 」
「え?いや、桜木がオレの役職名言ってたんでもういいかなと思ったんだけど」
「他に自分のこととかについて何か言うことないの?」
「えっーと、女子嫌いです」
「………まぁいいわそれで」
どうやらこれで良いらしい。
と言うか、今の反応完全に呆れてた反応だった気がしたけどな。
桜木は切り替えるように、次の話を始めた。
「それじゃあ、今日の本題に入るわよ。氷室くん、最近盗難が多発してるのは知ってるかしら?」
「まぁ、噂程度だか知ってる」
今日の朝、櫻井に聞いた話だな。あまり聞いてなかったけど…
「なら話しが早いわ。私たちは今その事件について調べているのよ」
「そんなことまで生徒会がやるのか?」
「言ったでしょ?やる仕事が多いって」
「いや、多いって…そもそも学校側がやるやつじゃないのか?」
「基本は学校側がやってくれるけれど、学校側で、どうしようもできなくなれば私たちに任せられるわ」
「いや、それほぼ丸投げされてね?」
「問題ないわ。とりあえず、被害者の生徒を会議室に収集したから行くわよ」
そう言って、オレと生徒会メンバーは会議室へ向かった。
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