5話
毎回遅れてすみません!
良かったら最後まで見てください!
しばらくして、生徒会室での話が終わった。
オレは生徒会室を後にした。
駐輪場に止めておいた自転車に乗りながら、さっきの事を思い出した。
最悪だ。なんでオレが生徒会に入んなきゃいけないんだ…
そう小さく呟き、家に向かって帰っていた。
30分後にオレは自分の家に着き、玄関の扉を開けて家に入った。玄関の扉がちゃんと閉まるのを確認してからオレは全身の力が抜けるくらいの大きなため息を吐いた。
「今日は一段と大きいため息だね、おにぃ。あと顔が死んでる」
そうリビングから声をかけてきたのは、オレの妹の沙耶だった。風呂上がりだったのか、いつもは小豆色の綺麗なポニーテールだったが今はロングだ。
「少し疲れただけだ」
沙耶はオレが唯一まともにしゃべれる女子だ。まぁ…妹を女子と言っていいのかわからんが…
そう思いつつ、オレは靴を脱ぎ、リビングへ行った。
時計を見ると7時を超えていた。いつもならもう夕飯を作っている時間だった。
「沙耶何か食べたいものあるか?」
「じゃあ、たらこパスタで」
「お前ほんと好きだな、たらこパスタ」
「おにぃも好きでしょ?」
「まぁな」
そう言って、オレは夕飯の準備を始めた。
キッチンでパスタを茹で初めてた時、リビングを見ると沙耶はテレビゲームの電源を付け、ゲームを始めていた。
「沙耶、少しは勉強しろよ?お前受験生なんだぞ?」
沙耶は中学3年生で今は11月の上旬、受験生からしたら今は凄く大事な時期だ。
「大丈夫だよ。落ちないから」
沙耶は自信満々にそう言った。
「お前な〜…」
少しは勉強しろよ?と、言おうとしたが、沙耶がどこを受けるのがまだ分かっていない。受ける所によれば勉強しなくても行ける気がするが…
「そう言えば沙耶、お前どこの高校受けるんだ?」
「あれ?言ってなかったっけ?おにぃと一緒の桜ヶ丘高校だよ」
「沙耶ならもうちょい上の高校行けるだろ」
沙耶は中学でもトップレベルで頭が良い。桜ヶ丘高校は確かに偏差値が高いが、沙耶なら問題なく受かるだろう。
だからこそ、沙耶はもう少し上の高校を選んでも良いと思ってそう言った。
「他の誰に言われても、おにぃだけには言われたくないけどね」
沙耶はオレの目を見てそう言った。
「…それには深〜い事情があってだな…」
「まあいいけどね、いつもの事だし」
そう言ってゲームに集中し始めた。
沙耶はどうせ教えてくれないと思っているのか、すぐに聞く耳を持たなくなった。まぁ、そうしてくれると俺としてもがありがたい。
数分後、たらこパスタができ、リビングのテーブルに置いた。できたぞと、言ってオレは先に椅子に座り、沙耶はしばらくしてゲームを中断し、椅子に座った。
「ところでおにぃ、今日何かあったの?」
「別に何も無いぞ」
「あんな大きいため息ついといて何も無いは無理があるでしょ」
「いや、まぁ…生徒会に入っただけだ」
別に隠すことじゃないし、それに、もし沙耶が桜ヶ丘高校に入学するなら、オレが生徒会に入ってることはすぐにバレるだろう。
「へぇー、おにぃなら断ると思ったんだけど」
「オレも断るつもりだったけどな。脅されたから仕方なく入っただけだ」
「もしかして、入試500点取れたのバレて、バラされたくないなら生徒会に入れって脅されたとか?」
「……お前、天才か!?」
「まぁ、おにぃが脅されるとしたらそれ以外考えられないからね」
確かに沙耶にはその事位しか話してないからそう考えてもおかしくない。
「でも、それだけであんな死んだ顔になるかな」
「生徒会入るだけならオレもそこまで死なないさ。メンバーの問題だ」
「おにぃの苦手な男子っていたっけ?」
「いや、そもそも男子じゃない」
「え?」
そう。オレと関わった人達なら全員が揃ってこう言う反応をするだろう。そして、多分オレが言わないと分からない。
だから、オレは沙耶に事実を伝えた。
「全員女子だ」
そう言った瞬間沙耶の動きは完璧に止まった。
そして、恐る恐るこちらを向いた。
「おにぃ、今なんて?」
「いや…全員女子だって言ったけど」
「全員ジョージ??」
「いや、だから女子だって言ってんだろ!誰だよジョージ」
「女子?ジョージ?女子?ジョージ?」
よほど現実を受け止められないのか、沙耶はさっきから女子とジョージを連呼している。
まぁ、無理もない。沙耶とはもう10数年一緒に過ごしている。だからオレが女子嫌いなのは誰よりも知っているはずだ。そんなオレから女子って言葉が出てきたら驚くに決まっている。
「オレだって好きで女子の居る生徒会に入ったわけじゃないんだぞ?」
「そ、そーだよね!ビックリした〜」
ようやく落ち着いたと思ったら、体温計を持ってきてオレの体温を測り始めた。
「平熱だ…」
「いや、当たり前だろ」
しばらくして、沙耶はやっと落ち着いた。
やっぱり体調悪いんじゃないの?と言われて救急車を呼ばれそうになったり、どんな女子か聞かれたり、色々大変だった。
「はぁ…やっぱり女子は関わるもんじゃないな」
オレは再確認した。
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