2話
後書きに詳しいことを書いてるので良かったら最後まで見てください!
放課後になった。
オレは桜木さんに話があるから教室にいてと言われて待っていたが、正直帰りたい。
なぜなら、櫻井には散々いじられ、他の男子には放課後まで質問攻められ、女子はコソコソとオレに聞こえないくらいの声で話をしていた。多分オレと彼女のことだろう。
教室にいてもまた質問攻めされると思い、もう帰ろうと思った時、桜木さんが椅子から立ち上がった。
「氷室くん、ちょっとついてきてもらえる?」
「え、あ、はい…」
周りの視線が一気に集まる。だが、桜木さんはそんな視線を見向きもせず、教室を出た。オレは少し間をあけてついて行った。
しばらく歩き、人気の少ない場所まで来て、桜木さんは止まり、こちらを向いた。
「この辺なら話をしても大丈夫かしら?」
「いや…別に大丈夫ですけど…」
「そう?氷室くんが教室に居たくなさそうに見えたから場所を変更したのだけれど、余計な気遣いだったかしら」
「あ…まあ…ありがたいです…」
どうやらオレの為にわざわざ場所を変えてくれたらしい。
確かにありがたかったが、そこまでしてオレに伝えたいことがあるのか?心当たりが全くないので直接聞いた方が良いと思い、オレは意を決してきてみた。
「さ…桜木さんは…」
「桜木でいいわ」
え、呼び捨てとか無理なんだが?
しかし、そう呼べと言われたなら言うしかない。
「…桜木はオレに何か用ですか?」
「えぇ。氷室くんにお願いがあるの」
「お…お願い?」
桜木は軽く頷いて、深呼吸をした後、真剣な表情でこちらを向いた。
なんか告白みたいだな。そんな時ふと、櫻井との会話が浮かんできた
「俺は桜木さん自ら男子に挨拶したとこ見たことないぞ!」
「もしかしたら脈ありかもな!」
そんな言葉が浮かぶ。
ま…まさかな…。そんな事を思い出していた時に桜木は口を開きオレにこう言った。
「私たちの生徒会に、入ってくれないかしら」
あ、良かった。オレが告白されるわけないよな。
しかし、安堵したのもつかの間、生徒会に入れってどうゆう事だ?
「…え?なんて?生徒会?」
「えぇ。生徒会よ」
「…なんでオレが?」
そもそもオレが誘われるのが分からない。テストの点も成績も低いオレをなぜ誘おうとしたのか。それが一番気になった。
「それは…あなた自身が一番知っているはずよ」
と真剣な表情で桜木は言った。その言葉にオレは少し動揺した。
「…なんのことだ?」
軽く誤魔化したが、彼女の目はまっすぐこちらを向いていた。動揺したのがバレていてもおかしくない。
「そうね、詳しく説明したいけれど、生徒会のメンバーにも説明しないといけないから二度手間になってしまうわね…」
桜木は少し考える仕草を見せると、
「氷室くん、生徒会室に行くわよ。ついて来て」
「え、あ、はい…」
そう言ってオレと桜木は生徒会室へと歩き出した。
もしかしたら、桜木はオレの秘密を知っているのかもしれない…
最後まで見て頂き、ありがとうございます!良かったらブックマーク、評価、感想お願いします!
日間ランキングに乗れました!皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!この調子で頑張ります!




