入学4
サクラ「ソウマ君て、重力系のイノセンスなんですね!」
サクラ・ユーリは目を輝かせてユートのイノセンスの話を聞く。
サクラ「いやー、すごいねー、もうイノセンスが発現してるなんて…羨ましいなぁ。私なんて…」
と、そこで止めたサクラに、ユートは少し引っかかりながらもサクラのイノセンスについて聞いた。
ユート「サクラさんのイノセンスはどんな能力なの?」
サクラ「私?私はねー、まだなの」
ユート「そっか、じゃあこれからだね!どんな能力が発現するのか楽しみだね!サクラさんはどんな能力だったらいいと思う?」
サクラ「そうねー、私は前線にたって戦えそうにないから、後方でも役に立てる能力がいいなぁって思ってる」
ユート「後方支援か、なんかいいね!」
サクラ「そう?そう言ってくれたのソウマ君が初めてだよ。ほかの人にいうといっつも笑われちゃって」
とはにかみながらサクラは言った。
その姿は未来に希望を湧かす、なにかキラキラした眩しいもののように、ユートには見えて、見蕩れていた。
サクラ「?どうしたの?ソウマ君。私の顔になにかついてる?」
ユート「あっ、いや!ごめん!そうじゃないんだよ!ただ……」
君の姿が眩しくて
そう言いかけた時、チャイムがなった。