表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/392

02 4人の若獅子(上)

クリックありがとうございますv('▽'o)⌒☆ひとりぼっちの桜です。


突然ですが、この「魔女と呼ばれた少女」来場者数1万人突破しました!( ^)o(^ )ワーイ!

週間ユニーク数100いかない私の小説なので、当初1万人いけるとは夢にも思っていなかったので、本当に皆様には感謝しかありません、本当にありがとうございます!

まぁ1万人中、9割以上の方が1話目もクリックしていないのに1万人とか言っていいの?っていう議論は私の中でもありますが、それでも1万人もの人が一度はこの小説の表紙部分は見たという事実は事実なのでそこは素直に喜んでおきましょうw


それはそうと、皆様へのお礼もかねて急遽1万人達成企画をすることにしました♪

企画内容はまだ皆様には内緒ですが(笑)それでも絶対に喜んでもらえるものを、と思っております。

それに伴ってマリアンヌの母親の名前を「ヴァルキリー」⇒「リーシャ」に変更します。

もう過去分は変更済みですが、もしまだ直っていない箇所があったら、そっと教えてもらえると嬉しいです(^_^)テヘヘ


ではでは、今回のお話もどうぞお楽しみください♪

10ページを超えてしまったので2つに別けた1つ目です。

どうぞ~



 下の階が少し騒がしいな。

 そう呟いた男が眉をしかめる。

 そして続けて言う、今度は露骨に下の階に聞こえるように。


「うるせぇ~な!」


 ここはプルートの城下町に門を構える酒場ディーンの2階。

 貴族しか立ち入れない特別な空間で広さは1階と同等程度、収容人数は100を超える。

 しかし、今この広い空間にいるのは4人若い騎士だけ。

 彼らは自分達が選ばれた人間だと言わんばかりに堂々と中央に置かれた大テーブルを囲む。


「チッ!聞こえてねぇな、アホ共が。客は2階にもいんだぞコラ」


 今にも文句を言おうと立ち上がりそうな友人を馬鹿にするように4人の騎士の中で一番小柄な男が笑う。


「いち金貨にもならないことで、いちいち目くじらを立てるなよ、キャッハッは♪」


 そしてピョン♪と、立ち上がり、丈が合っていないダブダブの袖を揺らしながら足取り軽く歩き始めた。

 童顔で女の子にも見える小柄な彼、足の向けた先にはイライラと足を揺らすモミアゲが目立つ男、名はラムゼス。


「うるさい五月蝿いうるせぇ殺す殺すぞ」


 組んだ足の振動で大テーブルの上に乗った皿たちも激しく揺れる。

 料理たちも揺れる、汁物はこぼれる。

 しかしラムゼスは気にする素振り1つ見せない。


「ちょっと下の階の奴らシメてくる」

「おやおや、ラムゼスはもうそういうのを止めるんじゃなかったかな?」


 小柄な男の袖がぺしぺしとラムゼスのひたいを殴打する。

 威力の程はダメージ0、うざさ100の殴打。


「クソ!ファルヴィ、うっとおしいぞ!」


 振り払われる豪腕を軽やかに避けてファルヴィと呼ばれた小柄な男は、そしてマシュマロカットの髪を揺らしてケラケラと笑う。


「ッヒ!キャッハッは♪ イライラしてるお前が悪いんだろ。1階が盛り上がっている、それはつまり俺達がひいきにしているこの店が繁盛しているって事なんだから喜ばしいことじゃないか。損気は短気、そろそろ言葉を覚えろよ単細胞。ここで文句を言っても1金貨にもならないんだよ」

「うるせぇ!」

「2人ともいい加減にしたまえ」


 2人の言い争いを見かねた一際ひときわ高価そうな貴金属に身に纏った男。

 七三にキッチリと別けられた髪、キッチリとした正装、めがね、見るからに頭がよさそうな風体の男。

 彼はこの店で一番高いワインを華麗に一口


「ファルヴィ君の言う通りだラムゼス君、僕たちが問題を起こすと家の名にも傷が付くんだよ、そんな事だから僕たちから単細胞、筋肉馬鹿と揶揄やゆされるんだよ」

「単細胞はお前だろ、クロト!」


 その発言にクロトと呼ばれた男の口から、この店で一番高いワインが華麗に吹き出した。


「異議あり!僕の何処どこが単細胞だって言うんだ!? 取り消したまえ!すぐに!すぐに!」

「うるせぇな!俺達4人の中で一番バカを選んだらお前がぶっちぎり優勝だろうが!」

「よぉし!僕は僕の名誉を守ろうじゃないか! ラムゼス君、魔道具を持ちたまえ!勝負だ!証明してやろう、僕が頭脳明晰だと!」

「何で魔道具でお前と戦ったらお前の頭の良さを証明する事になんだよ、そういう所がバカって言ってるんだよ!」

「ねぇみんな」


 透き通った声だった。

 男は争いの蚊帳の外でモクモクと皿の料理を食べていた、そこに居たのは今まで無口で他3人の争い(小競り合い)を無言で見守っていた美形の男。

 整った顔つきで4人の内で一番のイケメン…という小さな枠に収まるレベルではなく、間違いなくこの大国プルートにおいて1、2を争えるような美形な容姿。

 彼は涼しげに1階に続く階段を流し見る。


「もう騒ぎは収まってる、ラムゼスが怒る理由が無くなったよ。ということはファルヴィが注意する事も無い、クロトも同様に無い」


 違うか?と問いかけてくる目に黙る3人。


「じゃあ、とりあえず俺達が今日ここに集まったのは祝うためなんだし。ラムゼス、クロト、問題ごとはよさないか?」


 理性的で合理的な言葉。

 4人の中で馬鹿1位と2位に抗う言葉など無く


「まぁ、スレイン君の言う事にも一理ある」

「おお、一理あるな」


 スレインはそれはよかったと口元を緩ませた。


「じゃあ乾杯しようか」

「いやいや、待って欲しい」


 クロトは言う『仕方ない、空気を悪くした責任は僕にもある。ってことで、音頭は僕が取ろう。さぁみんなジョッキを持ったね?』と。

 3人は「ハイハイ、じゃあ頼みますよ、クロト卿」と呆れたように返した。


「ではみんな」


 今宵は楽しい酒盛りになるだろう。

 盛大な乾杯をして大いに盛り上がろう。

 大いに食って大いに飲もう、どんどん料理も追加しよう。

 盛り上がってきたら上物の女を呼ぶのもいいだろう。

 だって今日は特別な日なのだから。


 そう…


「僕達にとっての悪魔、シグレの死を祝してカンパー」


 その時、全員が看過できない言葉が1階で叫ばれた。


「「マリアンヌ皇女殿下率いるムンガル隊がほぼ無傷でダイアル城塞を攻略した栄誉に」」


 全員の時が止まったかのように停止する。


「「「「えっ?」」」」



閲覧ありがとうございました(^^ゞ

3日物語の(表)ではただのやられ役だったラムゼス、彼らをどれだけ色づけさせられるか、、、よぉーし!頑張るぞい٩( 'ω' )و

ちなみに次回のアップは結構早いと思います、だってこのお話を2つに別けたのさっきだからほとんど出来てるんですよねww

ではまた次回お会いしましょう(^^)/~~~




終わってしまった。。

私の大好きな物がまた1つ(ノ´д `ヾ。)゜゜。―

私の大好きな漫画、連載当初(無印)からずっと読んできた今世紀に残る作品、この世においてこれ以上面白い漫画は無いでしょう。

皆様、ひとりぼっちの桜がどの作品を言っているか分かるよね?


ええ!もちろん「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」です(○´ิ∀´ิ○)ドヤァ

私の青春ともいえる素晴らしい作品でした、ずっと続くのかな?って思ってたので最終回を知った時はもう、涙が…(;ω;)

矢吹先生、今後私は何を楽しみにして生きていけばいいのだ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ