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33 裏話 暗室の会話

クリックありがとうございます(^_^)

潔癖症で温泉はおろかプールにも入れないひとりぼっちの桜ですw


今回のお話で完全にこの章は終わります。

そして最後は全て会話だけの文にしてみました、誰と誰が会話しているかも含めて楽しんでいただけると嬉しいです(^^ゞ


ではどうぞご覧ください♪



「どうでした?」

「あら、おかえりなさいが先じゃないのかしら?」

「…おかえりなさいませませ♪」

「ただいま♪」

「それで首尾しゅびは?」

「せっかちねぇ。その前に良い報告と悪い報告があるわ、どちらから聞きたい?」

「何ですか?急に」

「どっち?」

「…じゃあ、、、良い方を」


「あなたの目論見どおりカーナがいない間は私がボスの役目をする事になったわ」

「それはそれは♪ とても良い報告ですね」

「でも、良く分かったわね、私がボスに選ばれるって」

「普通に考えればあなたしかいない。ただの消去法ですよ」

「普通と言うのならあなたがなると私は思っていたけど」

「それは無いですね」

「即答ね」

「そりゃ~そりゃぁねぇ」

「なぜ?」


「あいつは私を良く思っていない」

「あいつ?」

「カーナ・マキシマム、奴は私を常に疑っていた」

「何か、ヘマでもしたの?」

「いいえいいえ、あの女は異常に勘が冴えている”それだけ”」

「ふ~ん、なるほどね」


「で、悪い方は?」

「あなたを嫌っているそのカーナ・マキシマムが魔道具を手に入れたわ」

「っ!? ……それはそれは、、何というか、穏やかではありませんね。しかし魔道具は才能です、例え受け取ったとしてもカーナが魔道具を扱う才があるかは別なのでは?」

「さぁ?でも受け取った時の感じから察すると使えることを確信している感じだったわ」

「…どんな魔道具ですか?」

「一言で言うと速度を上げるのだけよ。ただし、異常なほどの速度を…ね。身体強化系か魔道具自体から魔力を放って加速かは分からないけど、たぶん後者」

「という事は、あの野生の獣なみの反射速度を持つ化け物がさらに速くなると」

「ええ、愉しくなるわ」

「……で、話を戻しますが首尾の方は?」


「基本的にあのお姫様が1人になることは無いわね。常に2~3人をお供に連れているわ」

「ということは今日はあなたとカイルが居た訳だから」

「今日居たのはムンガルという男よ」

「ムンガル……、ああ、ああ、ダイヤル城塞の」


「ええ、今回でいえばほとんどカーナかムンガルが居たわ」

「ほとんど? なるほど、その男の実力の程は?」

「戦いを見たわけじゃ無いから確かな事は言えないけど、、あれはかなり強いわね」

「あなたでも全力を出しても勝てない?」

「正面切って1対1で正々堂々なら危ういかも」


「暗殺では?」

「それもどうとも言えないわ。この国で爵位しゃくい持ちの、しかも話で聞くとおり魔道具無しで将軍の地位に上り詰めたのであれば…厳しいかもね」

「あなたが暗殺をしくじると?」

「暗殺というのは確実に殺せる時以外に動けばこちらが返り討ちにあう。 少なくとも今回に関してはムンガルという男は私に隙を一切見せなかった」

「…なるほど。 先ほど”ほとんど”ムンガルかカーナが居たと言っていましたが、それはどういう意味ですか?」

「一度馬車を止めてカーナがお面を買いに出たの、その時、少ない時間だったけどカーナもムンガルも居なかったわね」


「ああ、だからその不気味な仮面を付けて帰ってきたのですか」

「フフ、それ、カーナの前で言ったら即、殺されるから気をつけなさい」

「おお~恐い恐い。それなら今日であればその状況になった瞬間なら殺れたと」

「横にカイルが居たけれど?」

「邪魔ですね」

「消す?」

「狭い車内で簡単に消せるほど弱くないですね」

「じゃあ仲間に?」

「それはもっと無いですね。あれはただの快楽主義者、こちらの情報はやれない」


「ということは先にカイルを殺して?」

「ええ、今日ならば…ね。因みにそう仮定すると可能ですか?」

「そうなると殺す事は可能よ………”マリアンヌ・ディ・ファンデシベル”を」


「フフフフフ、それはそれは、良い報告、、、来るべき時が来たら」

「魔道具を持っていなかったら…だけど、ね」

「ん?あの女は魔道具嫌い、町に出たときに得た情報でしょう?」

「それが本当ならね」

「?」


「もしもその噂自体がマリアンヌの流した嘘だったとしたら」

「そこまで警戒する必要がありますかね?」

「今思えば”あの時”酒場で誰だかが言っていたマリアンヌは崩れ去ったダイアル城塞で狂気に染まった笑い声を上げながら人の肉を喰った、というのあ本当かもしれないと勘ぐってしまう」


「今日、何があったかは知りませんが、あなたは怯えすぎですよ」

「気をつけなさい、あのお姫様はあなたが考えているよりも厄介かもしれない」

「あの女は権力を持っただけの小娘だ、警戒すべきはカーナ。今朝、出て行く前にそう言ったのはあなたでは?」

「それはあなたが実際見て考えなさい。でも、少なくとも今日、私は一歩間違えれば…」

「間違えれば?」

「死んでいたわ」


「…本当に何があったんですか?」

「急に乗り移るのよ」

「は?乗り移る?何が?」


「悪魔」



閲覧ありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ


いかがでしたか?いったい誰と誰が話しているか分かりましたか?出来る限り口調などに気をつけて書いてみたのですが、、、う~ん不安(笑)

毎回1つの章が終わるごとに「長かったような、短かったような」そんな変な気持ちになります(ーvー;) これがやりきったからなのか、単に私の記憶力の無さなのかは分かりませんが、皆さんが少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。+。(◇'v`b)b。+


因みに次回の章は結構大変な予感(>_<)汗

何たって、この章の題名が(表)になっているからw

ではまた次回の章でお会いしましょう($・v・)/~~~




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(評価に関しては点数は気にしていないので「いつも楽しみにしているよ~」という方はよかったら思い思いの点数よろしくです!)

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