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18 3日目 - 午後(1)

クリックありがとうございますm(_ _ )m

任天堂が「任天堂スイッチ」の発売を発表しましたね(^^でも個人的にはPS4のほうが気になっているひとりぼっちの桜ですw

薄く、安くなりましたからね~、、、オーバーウォッチ…やってみたいな~(*´∀`*)


では3日目午後、どうぞお楽しみ下さいませ(^^)/~~~



「レディ~~ス! アンドォォォ!! ジェントルマ~~ン!!」


 晴れ渡った空の下。


 円形のアリーナ、ごった返した観客たちの視線、その中心に浮き出るように設置された正方形の上で女性は声を張り上げた。


「それでは今から第17回ファゴット際、特別試合である御前試合を執り行いたいと思います!」


 女性は若く、服装にしても髪型にしても派手であった。


「司会は決勝に引き続き、このメリエが務めさせていただきまぁ~~す!」


 しかし、彼女に一切の緊張は無く、歴戦を重ねたかのように慣れた手つき…いや、口つきで、噛む事無くスラスラと言葉を紡ぐ。

 そして、その溌剌はつらつとした声は時間通りに御前試合を開始出来たことへの喜びが溢れ出ていた。


「皆様におかれましては午前の決勝戦でご存分に楽しんで頂けたかと思います。しかし!今から始まる試合、これは更に皆様の心を熱く高揚させるとお約束いたします!そして此度の御前試合は決勝戦同様、皇帝陛下がご覧になっておりま~~~す!」


 高くそびえるVIP席、そこに向かって司会の女が深々と腰を折ると、皇帝は椅子から立ち上がり、軽く手すりから身を乗り出すと手を振る。


「「皇帝陛下!万歳!!」」

「「プルートに繁栄を!!」」


 湧く歓声。


「今から戦う両名は何と幸運なのでしょう! 皇帝陛下にその武勇をお見せする機会を得たのだから!ではその幸運な両者に入場してもらいましょ~~~う!!」


 歓声が更に大きくなる。


「まず紹介しますわ、カーナぁ!マキシマ~~~ム!!」


 ギシギシと土煙をたてながら重そうにり上がる鉄格子。

 そこから出てきたカーナ。

 今から大勢の前で戦うというのに表情は焦るわけでもなく、足取りはいたって平常通り、服装は暗器をたらふく含ませた10英雄を打ち倒した時の動きやすさを重視した黒い服装。


「えっ?」

「あれ、、、女?」


 女性が出てきたことに対して観客のざわつく。

 連続優勝を5回、そんなラムゼスが戦う特別試合、どんな屈強な戦士が出てくるのかと期待していたのだろうからこの反応はやむを得ない。


 リングを取り囲む観客たちの声は大きく別けて3つ。


「女? あんな女が戦えるのか?」

「あんな女が私たちのラムゼス様に勝てるわけないじゃない」


 ――落胆


「由緒正しいファゴット際を舐めておるのか?」

「皇帝陛下の御前で何をするつもりだ?」


 ――怒り


「譲ちゃん頑張れよー」

「ラムゼス、手加減してやれよ~!顔は狙うなよ~」


 ――嘲笑ちょうしょう


 全て、ろくでもない声援だ。


 でも人はこういった程度の事でモチベーションが落ちる。

 モチベーションの低下はパフォーマンスの低下。


 そしてそれを瞬時に感じ取った司会の女。

 こんな事で大会の質を落としてなるものか、と声を高らかに響かせる。


「皆ぁぁ~~~様~~!!!!」


 大きく大鷲のように両手を広げる女。

 そしてその両の翼を風でも起こすようにカーナに向けた。


「ここにいるカーナなる女、ただの女と侮る無かれ!! 皆様もご存知でしょう!先の三日月峠の戦いを! その戦において、マリアンヌ皇女殿下に同行して、何と!何と!! 憎きアトラスの10英雄の1人を1対1で打ち倒した猛者であります!!」


 観客達は驚愕した。そして次々に「っえ!?あの…10英雄を!?」「そんなに強いのか!?」と口にする。


「しかも!!その時、彼女は魔道具を持ち得なかった! ただの生身で!10英雄を打ち倒したのです!!」


 これにはさすがに取り囲む観客は絶句だった。


 どれだけ戦闘にうとい人間でも知っているのだ。

 生身で魔道具を持った10英雄に戦いを挑む無謀さを。


 その観客達の表情の変化を読んだ司会の女は口元を少し緩め、続ける。


「しかもしかもしかも! このカーナ、今から戦うラムゼス相手にも先に戦った10英雄同様、魔道具無しで戦うというのです! 5連勝して英雄の仲間入りを果たした相手でも関係なし! 何という傲慢!何という自信!!」


 これ異常ないほど盛り上がるアリーナ。

 司会の女の観客を沸かせる口上とカーナの残した結果が、いつの間にか観客から不満をかき消していた。


「それではもう1人を迎え入れたいと思います! もう1人は皆様ご存知の通~り!クルウェイ大将軍以来のアリーナ5連覇を達成した男ぉぉ!!」


 待ってました!と大声や、キャー!ラムゼス様!という黄色い声。


 カーナが出てきた反対側からり上がる鉄格子。

 トレードマークのようなあごまでモミアゲに、腰には吊り下げるようにされた魔道具の大型ナイフ、背には剣を1本。

 午前中、見事殿堂入りを果たしたラムゼスが入って来た。


「ラムゼぇぇぇぇぇスぅ~!! モルゴーーーース!!」


 毛先が揃ってないボサボサの金髪を無理やり小奇麗に纏めるようにオールバックにし、鋭い目を遠くリングの前にいるカーナに向けている彼。

 肌は透き通るほど…と、いっては褒めすぎだが、一般的な男性にしてはきめ細かく白い彼、だがムンガルやクルウェイのように巨漢ではないものの、胸や腰、最低限着けられた鎧の隙間から見える肉体は引き締まっていた。


 ラムゼスの武器は2つ、背にした剣と魔道具のナイフ。

 カーナのように多種多様に武器を隠し持っているといったわけでは無さそう。

 一見いっけんしただけだと武器を多数持ってそうなのは軽装備と言えどもアーマーを着けているラムゼスが2つだけ、一見しただけだとほとんど武器を持っていないと思えるカーナが複数の武器を所持している。


 本当に間反対な2人。

 唯一の類似点は両方とも今から戦う相手を睨みつけている点だけであろう。


「昔は悪童と恐れられプルート内で暴れまわっていた彼ですが、クルウェイ大将軍に出会って以来、心を入れ替えたように精進をはじめ、みるみる頭角を現し、今では憧れのクルウェイと同等の力を得てこの場に立つまでになりました! もはや彼を止めるものは誰もいな~~い!!」


 ラムゼスがリング横に着いたのを確認。

 観客をあおる司会役の女、大きく片手を振り上げた。


「では両者、リングに上がってください!!」


 その女の声にリング横で待機していたラムゼスとカーナ、リングの上へ。


 選手2人はぐるりと周りを見回すこと無く、所定の場所まで足を進める。

 そしてやがて予め決められていたかのように一定の距離でピタリと止まった。


「………」

「………」


 闘志のこもった目で司会の女を挟むようにして向かい合う両者。

 2人の間に会話は無い。

 両者の瞳は感情がたかぶり、今すぐにでも殺しあう猛獣のようであった。

 それはまるで”以前から因縁があったかのような”雰囲気であった。


 両者の間に散る火花をいち早く感じ取った若き女の司会者。


「それでは長い前口上まえこうじょうはこれぐらいにして、そろそろ始めさせてもらいましょう!!」


 両者を挟む形で立っていた女が4歩、5歩、後ろに下がると、広げた手の平を腕ごと大きく天に向かって振り上げた。


「武器の使用は自由、もちろん魔道具も可! 時間無制限! 勝利条件は相手の降伏、もしくは死亡を含む戦闘続行不可能な事態にした時のみ! さぁ、両名、皇帝陛下の御前で持ちうる全てをぶつけ合いなさい、その先の栄光を掴み取るのは1人のみ!」


 アリーナの高くそびえる場所で1人の男が青銅でできた銅鑼どらの前で大きくばちを振りかぶった。


「ファゴット際!!特別戦!!御前試合!! 試合~~開~~始ぃぃ!!!」


 間を置かず、試合開始を告げる銅鑼どらが地響きを鳴らすように会場中に轟く。


 そしてついに御前試合が始まった。



閲覧ありがとうございましたd(>ω<*)☆


【第1章】 第一皇女 マリアンヌ、の最後のお話「06 裏話 その後」を改稿しましたよ♪

まぁ改稿したと言ってもそもそも3ページぐらいだったので全体的に読みやすく、いらない文を削げ落とすぐらいですが(笑) あっ!でも8行ぐらいを一気に冒頭にぶち込んだので見たら面白いかも…wよかったら読んでね(^-^)/


これで第1章は全て改稿終了です♪

いや~長かったですね~(>_<)とりあえずこれで初見の方が1人でも増えるといいな~(^^

2章も改稿はちょっとづつやっていく予定なのでまた改稿したら発表しますね。まぁどこまで改稿するかは…検討中ですがww

ではまた次回((ヾ( ^ -^)




チェンクロで魔法少女まどかマギカのコラボが始まりましたね(ーー;)

一方、チェンクロVはというとコラボが来なくなってから早1年、、、皆さん信じられますか?超大手SEGAのアプリゲーが1年間、どこともコラボしないという驚愕の事実(T_T 壁ドンイベントでコケるまでは2~3ヶ月に1回コラボしてたのに…(。-´ェ`-)


で、まどマギが大好きな私は流石に今回は言っておかねばと思って、このアツい気持ちを運営に送ったよ。誠心誠意、少しの嫌味を添えてw

以下、送った文章になります。


              ×               ×


最近、急に寒くなってきましね。こんな季節はお鍋が食べたいです、こんにちは****です(^^)


さて今回、無課金にも関わらず私がこのような要望を送ろうと考えたのは、運営様に”ある”お願いがあったからです>^_^<


11月08日からスマホ版では「魔法少女まどかマギカ」のコラボが始まりますね。そこでVでもやってもらいたいと思ってこうして筆を執ることにしたしだいでありますφ(・ω・。*)カキカキ

もちろん、私自身がまどマギが好きというのもありますが、運営サイドとしてもユーザーが課金する可能性が高いイベントだと思うのでやる価値は十分あるとおもうのです。


もう1年近くコラボしてないじゃないですか~(>。<)そろそろやってもいい頃だと……えっ?海外版チェンクロとコラボしてるって? ハッハッハ(^o^)! あんなもんコラボじゃね~よ!!社内で使い回す、流用っつーーんだよ!!ヽ(`Д´メ)ノ

あっ、失礼、少し取り乱してしまいました<(_ _)>


とはいえ、何となくVの運営がコラボ先からどんな辛らつな事を言われてるかは薄々分かってるんですよ。


Vの運営 「ウチとコラボしてくれませんか?」

コラボ先「あ、大丈夫です」

Vの運営 「なぜですか?スマホ版とはコラボしてますよね?」

コラボ先「理由、言わないと分かりませんか?」


みたいな感じですよね?

うん、つらいよね(;´Д⊂)


でもね!今、運営様の頑張り所だと思うんですよ!

皆を見返してやりましょうよ!

もうユーザーから「無能運営」と揶揄される事に慣れる毎日、終わりにしましょう!

出勤前、駅のホームでため息をつかないといけない人生、終わりにしましょう!

コラボがその一歩になるんです!!


では、ご検討お願いいたしま~す♪

お仕事頑張ってね(^^♪ 運営さん……ファイトだよ!٩(`・ω・´)و


              ×                 ×


いや~、我ながらいい文が書けた!渾身の出来です_〆(`・ω´・)・゜・

これは感激した運営が来月にでも、まどマギコラボするのは決定事項ですね(^o^)

ほんと来月が楽しみでござる♪♪

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