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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第5章】 3日物語(表)

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15 3日目 - 午前(2)

クリックありがとうございます<(_ _*)>

今週末から「三月のライオン」が放送されるので、ウキウキしているひとりぼっちの桜ですw

私、原作の漫画は読んだことは無いんですが、何か前評判が凄くいいので今から土曜が楽しみです(^^♪


それではどうぞご覧ください。


 ファゴット際が行われるアリーナは国の中心街に居を構えている。

 その見上げるほど巨大な外観は、石材が積み重なるように形成され、完成から10年以上経過し雨風に晒されているとは思えないほどに綺麗。

 それはつまりこの国の国民が…

 いや、この国の頂点たる皇帝がこのアリーナを愛してやまないと言い換えてもいいだろう。


 造りは全て厳選された大理石であり、壁面は太陽の日差しを浴びてまるで鏡のように反射している。

 雄大にそびえ立ち、5万人は収容できる巨大な建設物。

 昼は剣闘士同士の試合、夜は実力のある剣闘士や囚人らを猛獣・魔物を戦わせる場所。

 観客も昼は家族連れ、夜は一部の一流階級の人間だけが悦に浸る場所に様変さまがわる。

 プルートにおける表と裏の顔が入り乱れる場。


 これこそ今日、ファゴット際が執り行われるプルートが誇る円形闘技場であった。



             ×             ×



 カラカラと馬車の車輪が石畳を軽快に跳ねる音が、心地よく揺れる振動と共に聞こえ始めた。


「着いたか」

「はい、マリアンヌ様」


 ここ数日ずっと晴れが続いている。

 とりわけ今日はその中でも1番の晴れ模様であった。


 ザワザワとアリーナの中央入り口前に群がる人たち、その中を慌しく兵士達が集まってくる。


「お前達、場所を開けろ!」


 そして馬車が1台やってきた。

 人ごみの中心を分け入るように堂々と止まる馬車。

 アリーナ入り口までクルクルとひかれる赤い絨毯。


 程なくして開かれたドアからマリアンヌが顔を出すと、頭上には雲1つ無い空から日差しが降り注いでいた。

 床一面にひかれた石材が太陽の熱を吸い取って熱気を放ち、唯一の安らぎの場所は背後の馬車と目の前にひられた絨毯のみ。

 本日は晴天なり。


「暑い…紫外線やだな…帰りたい」


 マリアンヌは手で傘を作るように日差し避けながら馬車から降りた。

 そして凝り固まった身体をほぐすようにぐーと背筋を伸ばす。


「ん~~~」


 太陽の日差しにキラキラと反射する銀色の美しい髪

 アリーナの周囲にいた民衆達はその宝石のようにキラキラと輝き、流れる風に舞い踊る銀の髪に目を奪われ見惚れた。

 しかし、次の瞬間、皇族のマリアンヌだと思い出し、皆、慌てて地面に膝を着いた。

 そして兵士達の先頭でピンと背筋を伸ばし立っているムンガルの姿があった。


「マリアンヌ皇女殿下、どうぞお手を」

「うむ、今日は暑いな」

「そうですな、よい戦日和です」


 そう言って手を差し出すムンガルにマリアンヌは「いや、そういうのはどうでもよい。日焼けすると言いたいのだ」と手を掴む。

 ちょうどその時であった、アリーナの中から大音量の歓声が地響きのような波となって響いてきた。


「やけに騒がしいな」

「優勝者に皇帝陛下がトロフィーを渡しているのです」

「ふーん、誰が優勝した?」


 さっきまで見ていたんだろ?とマリアンヌが意地の悪そうな笑みで問うと、ムンガルは苦々しい表情で答えた。


「ラムゼスです」

「ほぅ、ということはわれの勘が”偶然”当たったわけだな」

「そうですな…残念がら」

「フフフ、残念ながら、か」


 マリアンヌが馬車を降りてから順々降りてくる人間たち

 誰もそれを気にかけない。

 最初に降りてきてのはもちろんカーナ、赤い髪だからといってもメイドの服を着ていた為、民衆や兵士達が驚く様子は無い。

 だがその後の2人は話が別であった。


 足元以外全身がすっぽりと隠れる黒い雨具のようなフード付きのコートを深く被り、その奥に薄っすらと見える顔は不気味なカラスのお面で隠され、年齢、体格、性別、全てが不明な2名。


 どよめく民衆達、本来そういった事を止めねばならない兵士達ですら「えっ」という小さな声をあげた。

 それはムンガルも同様。

 眉間にはシワを寄せ考えるが、分かった事といえば…… 何も無い!


「では行くぞ」

「……」

「おい!ムンガル!」

「あっ!申し訳ございません、こちらにどうぞ」




 アリーナに足を踏み入れるマリアンヌ一行。

 外と違って一歩、中に入ると石のひんやりとした空気が周囲に流れていた。


「ふぅ、中は涼しくてよいな」

「ええ、まぁ、そうですな」


 うわのそらで返答するムンガル。

 それも仕方ない、肩をいくつか並べた先に奇怪きっかいな存在が2つもいるのだ、気になるなというほうが無理な話。


 チラチラと横目で2つの黒いお化けを見るムンガル。

 しかしマリアンヌに一切気にしている素振りは無く、有るのは何ともいえない居心地の悪いという空気感だけ。

 ムンガルが口を開く。


「マリアンヌ皇女殿下、その2人は…?」

「ん?ああ、お前は気にせんでよい」

「気にしなくていいと言われましても、無理と言いますか流石にこれは」

「ムンガル卿、マリアンヌ様が気にするなとおっしゃっておられるのです。これ以上聞くのは不敬ですよ」

「これだけ怪しい2人だぞ? 普通、警護上聞くだろ」

「…まぁ、一理ありますね」


 あの倒壊したダイアル城塞の一件以来、幾分優しくなったカーナの口ぶりであったが念のためにマリアンヌの了解を得るためにマリアンヌを見る。

 マリアンヌは斜めに向いた顎を一度突き出した。


「私の部下です」

「これが!?」

「これって言わないでください!」

「ああ、すまん」


 私も本意じゃないと言わんばかりの反論。

 マリアンヌは言う


「そんなくだらない事よりもムンガル、さっきから人がおらんな」

「この通路は皇族の方専用ですので」

「ああ、なるほど…。ということは言い換えれば、ロキのクソ野郎ともすれ違う可能性が大いにあるわけかぁ」

「えっ?何かおっしゃいましたか?」

「いや、別に。何でもない」


 通路に入っていけば行くほど、外から入ってくる光量は減っていった。

 しかし、左右に置かれた灯篭と時折開いている小さな小窓から入ってくる明かりで暗いとは感じない。

 でもその通路の入り組み方は回廊かいろうと言ってもいいだろう。

 漫然と足を運ぶこと5分、やがてT字路に差し掛かったあたりでムンガルは口を開いた。


「マリアンヌ皇女殿下、あれは左右どちらの道に行けば?」

「あ?」

「え、いや、この道はどちらに曲がれば?」

「…それはお前が知ってるんだろ?」


 僅かにピクリと動くスーと伸びた眉

 戦慄しながらマリアンヌはたずねる。

 するとムンガルは平然と答えた。


「いえ、知りません。この道は皇族の方だけが使用できる物ですので、皇族以外ですと皇帝を守る近衛騎士ぐらいしか道は分かりかねます」


 何言ってんだ、こいつは?


 訳のわからない迷路のような回廊、その何処にいるとも分からない現状。

 マリアンヌは足を止めて、横にいるふざけたおっさんに言った。


われがこの場所の通路を知っているとお前は本当に思っているのか?」

「やはり…知りませんか」

「知るかぁ!ボケぇ!」

「ではカーナ、どちらに行けばいいんだ?」

「知りませんよ。ムンガル卿、あなたはいったい何をするためにこの場にいるんですか?」

「カーナ、私はマリアンヌ皇女殿下の警護でいるのだからそこまで責められるいわれは無いだろ。 むしろこの場合、メイドであるお主こそ知っていなければいけないのではないか?」

「何でメイドが事前の道をロケハンしなければならないんですか!? それに私は今日、試合があるんです!警護なら道案内ぐらい満足に行うのが責務でしょ!」

「このムンガルだけが悪いのか!?」


 2人の言い争う声と、背後で不気味なカラスの仮面からクスクスと笑う声だけが閉め切った回廊に響く。

 マリアンヌは言った。


「お前が全部、悪いんだよ!ムンガル! どうするのだ!? われは道を間違えたらもう帰るぞ!」

「ハッハッハ、帰るなどと、またご冗談を♪ 今回はマリアンヌ皇女殿下にとってもとても大切な試合ですぞ♪」

「いや、マジで冗談じゃなくて。 試合?そんなもの結果だけしれればよいわ」


 舌打ちに仏頂面を足して不満を前面に押し出すマリアンヌ

 いちじるしく機嫌が損なわれたとヒールの角を慌しく壁にぶつけ始めた。

 カーナはイラつくマリアンヌの図を横目に言葉荒く


「ムンガル卿!私の晴れ舞台、もしもマリアンヌ様に見ていただけなくなったら貴方の責任ですからね!許しませんよ、一生」

「その時はスマン!」

「スマンですみませんよ!」


 今までずっと小さい声で笑っていたラン。

 マリアンヌの溜め息の切れ目に差し込むように目深く被ったフードの奥から仮面越しの声を投げかけた。


「ボス、良ければ私とカイル、2人が別れて先行して、道を見てきましょうか?」


 既にマリアンヌは不機嫌さを隠そうともせず、背を壁に預けてもう帰りたいな呟いている。

 これは「もう帰る!」というカーナにとって死の宣告ともいえる言葉を言い始めるのは時間の問題だということは誰の目にも明らかであった。

 少し思案してその後、カーナは意を決したように言った。


「…それしかないですね。ではラン、カイル、あなた達2人はこれから、ん?」


 そんな時であった。

 前方から聞こえてくる無数の鉄の靴が石材の床を蹴る音。

 しだいに大きくなる話し声たち。

 そして曲がり角から最初に出てきたのは1人の男であった。


 ムンガルやカイルと同等ほどの大男おおおとこ

 こめかみの辺りから目じりの横を越えてほほまで到達するほどの目立つ一本の傷を持つ男。

 そう彼こそ現プルートにおいて…いや、プルートの歴史上において最強の騎士。

 クルウェイ・キュートその人であった。



閲覧ありがとうございました(*_ _)ペコリ


また改稿しました(^^)

改稿したのは【第1章】 第一皇女 マリアンヌの「04 決戦直前」です。

こんな事を自分で言うのも変ですが…まったく自信が無いです(笑)


もうね~今回ほどの難産は中々無いと思いましたねw改稿するために読んでいて思ったもん、これ当時、全然ペンのってないわ~(><)って。

イメージ的には『欠陥住宅を高級住宅にしろ』みたいな………出来るか!Σ⊂(゜Д゜⊂!!!

だから今回は読まなくても大丈夫ですよw、、、、、(〃ω〃)恥ずかしい


ではまた(^^)/~~~




ちょっと前に行われたTGSにてチェインクロニクルの新しい情報やコラボが沢山発表されました。

第3部の事や、私の大好きな「魔法少女まどかマギカ」のコラボ発表にワクワクが止まりませんでした(^.^)

で、本題なんですが。チェンクロVについてはどれぐらいの時間が割かれたと思いますか?


ん? 10分?

いやいや、人気を考えると5分ですって?


ハッハッハ♪


0です(˙-˙)

永遠の0です( ˙-˙ )


完全スルーからの完全無視です。

今回の事ではっきりしました、SEGAは完全にチェンクロVを見捨てている(。♋ฺ‸♋ฺ。 )ウルウル


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