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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第4章】 初陣!三日月峠の戦い

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12 カーナvs魔道具使い(3)

クリックありがとうございます<(_ _*)>


今回は少し長くなってしまいましたがよかったら最後まで読んで頂けると嬉しいです。ではどうぞ゜ヽ(o`・∀・´)ノ.+゜ ドウゾ!!


 頭から垂直に落ちるカーナ

 5人の頭の高さに差し掛かった瞬間、腕を伸ばして目標の首筋にナイフをあてがい、一気に体を回転させるように勢いよくねじった。


「!?」


 首筋から飛び散る赤い血液

 同時にあふれかえるような血のにおいが充満する

 甲冑の隙間すきま、首の部分をかまいたちのように裂かれた魔道具使い

 力の抜けた膝がかくんと折れる、そしてそのまま地面に倒れ込んだ


 他4人は急に目の前に現れた何かに目を点にした。


 カーナの口元が「作戦終了~♪」と緩んだ、その瞬間に放たれた怒号混じりの大声


「全員、戦闘準備っ!」


 周囲に走る緊張


 大声を放った甲冑を着たもう1人は咄嗟とっさに倒れた男から錫杖を奪い取るように手にとって握り、カーナに向かって構える。

 そして次の瞬間、放たれる強い殺気を帯びたプレッシャー


「!?」


 カーナは全力で後ろに飛びのいて距離をとった。


 これは…まさか。

 深く被られたフードの中でカーナは最悪の事態を予想した。


「シェリー様、コリッチ副隊長は…」


 シェリーと呼ばれたもう1人の甲冑を着た男は「もう息が無い」と首を横にする。

 そしてカーナから1秒たりとも目をらさずに言った。


「相手は相当の使い手だ。コリッチの着ていた鎧は私と同じ特別製の物、にも関わらず相手は一番弱い繋ぎ目の首を切り裂いている。絶対に気を抜くな!」

「ハッ!!」


 カーナは一拍いっぱくおいた後、指示を出している甲冑男が手にしている錫杖しゃくじょうを指差す。


「お前が魔道具の所有者か、なぜそいつをお前が持っていなかった?」


 深く被ったフードの口元だけが動く。

 その声音に甲冑の中のシェリーの眉がピクリと反応する。


「女? …お前が殺した部下、いや、片腕だったコリッチが、私が持っているのを見て、魔道具を重いのではないかと気を使って持っていてくれたんだ」

「……」


 カーナは心の奥底から思った。

 魔道具ぐらい自分で持てよ!!おかげで暗殺が失敗したじゃないか!!

 と


「こちらも聞きたい」

「……」


 さてどうするか。

 暗殺は失敗したが、マリアンヌ様のいう通り撤退するか?


「お前はプルート軍の人間か?」

「……」


 いや、相手はたったの4人だ

 しかも逃げるわけでもなく、私相手に向かって来てくれる馬鹿ども

 この場で殺してしまえば暗殺成功

 マリアンヌ様にもよい報告が出来る


「おい、聞いて」

「そんな質問してどうする?今から死ぬ人間が」


 威圧するように放たれるカーナの口調

 魔道具使いシェリーはそれを聞くと問答をする気が失せた。

 そして甲冑で鋼のように守られた足に力を入れるように踏ん張った。


「そうか、なら捕まえて尋問するまで!」


 光を取り込むように輝く錫部分。

 そして耳鳴りのような「キーン」という音と共に前方の空気が圧縮して熱を帯びていく


 危険を察知したカーナ

 戦闘体勢に入る


 すずが眩しくて目が開けていれないぐらいの輝き、そしてその溜め込んだエネルギーは遂に放たれた。

 その瞬間、カーナは地面を強く蹴って体1つ横に移動させる

 するとその脇を高速で高熱原体が通過した。


 カーナは目でその足跡を辿たど

 すると巨大な爆裂音と共に木片が弾け飛び、丸く大きな風穴が開いた大木たいぼくがビキビキと音を立てて倒れた。


「………」


 これはくらったら死ぬな。

 そしてこの攻撃から分かること

 こいつは言葉とは逆に私を生かして尋問をする気は無いようだ

 よほど部下を殺されたのが頭にきたか?


 なんにしても好都合だ

 逃げられるほうが厄介やっかいだった


「………」


 錫杖しゃくじょうの錫部分が熱を帯びるまでの時間は少しかかるようだが、光線を放ちはじめてからの速度はボウガンの矢が飛ぶ速度の倍はある。

 これを見てからかわすのは少し難儀なんぎだな。


 そうこう思案しているうちに、再び鳴り響く「キーン」という耳鳴り音

 光を収束していく錫杖しゃくじょう錫部分すずぶぶん


 2発目


 稲妻のような勢いで発射されたそれ

 しかしカーナは、今度は1発目と違って、1コンマ遅れて避けた。

 しかも自然に


 その余裕を持った動きは「もう見切った」と言わんばかりであった。

 タイミングを掴んだとフードの中でほくそ笑む。

 そして一度、魔道具使いから視線を外して、周囲を見回してみる。

 するとカーナの周りには3人の兵士が取り囲むように剣を構えていた。


「2発目の発射はこれが目的か」


 呟くカーナ

 兵士3人はカーナを親の仇のように睨み付けている

 そしてそこから全員の攻撃が始まった


 常に3人がカーナの周りをぐるっと取り囲み、攻撃をくりだす。

 訓練された上下左右から続々と放たれる剣戟、カーナの体はそれらの攻撃をさらさらと水が岩の隙間すきまを流れるように避けていく。


 兵士達は驚きを表情を一瞬、顔に出す。

 しかしすぐに引き締めるように気合を入れて剣を振るった。

 そう、、、自分達が敵わない手足てだれであった副隊長を一瞬で殺した敵、自分達の攻撃がそうそう当たらないのも当たり前と割り切ることが出来たからだ。

 そして結果、その割り切りが剣にキレを与えていた。


「せいっ!」

「……」


 当たる攻撃

 そう感じ取ったカーナは手にしたナイフでその斬撃ざんげきをいなす。


「こっちもくらえー馬鹿が!」


 若い兵士はわざわざ声を出して剣を振りかぶる。


”馬鹿はお前だ”


 カーナは鋭い瞳を若い兵士に向けると、その手に持っている剣、その腹、刀身部分の真ん中辺りに、突き刺すような勢いでナイフを振り抜いた。

 足元に落ちる剣

 しびれた手でその場に立つ兵士

 カーナはそのままナイフを反転させて順手でナイフを握ると敵兵士に向かって振り下ろした


「うわっ!?」


 しかしカーナのナイフがその兵士の血を吸うことは無かった。

 理由は…


「目障りだな」


 フードの中から鋭い眼光が横にいる兵士を睨みつける。

 兵士はカーナと若い兵士の間に自分の剣を割り込ませるようにナイフを防いでみせた。


「安心しろ、モルス!お前は俺達が守ってやる」

「そういうこった、お前はいつも通り、訓練どおりやってろ」


 カーナへの攻撃の手を休めることなく左右の兵士は言う。

 モルスと呼ばれた若い兵士はその言葉に背中を押されるように立ち上がった。

 そして剣を構えなおすとこう言った。


「へっ!ちょっと転んだだけだよ!見てろ!俺がコリッチさんの仇を取ってやる!」


 自分達は死ぬわけが無いと言わんばかりの楽観的とも取れる会話、戦闘中には似つかわしくないやり取り、カーナは思った「仲良しごっこはあの世でやれ」…と


「………」


 にしても、、、、一番、邪魔なのは魔道具使いだ。

 やつめ、殺気を飛ばし、あの錫杖をこちらに向けるだけで私の動きを封じている。

 確かな実力のほどまでは分からないが、相当の手だれだ。


 カーナは顔の向きを背後からでも分かるように魔道具使いに向けた。

 若い兵士は今だ!と思い完全に真後ろから剣を振り抜いた。


「くらえっ!」


 しかしカーナにとってそれはあえて作ってやった隙

 背後からの攻撃は殺気だけを頼りにしているかのように見ずに避けた。


「うそだろ!?」

「攻撃をやめるな!モルス!」

「わかってるよ!!」


 十数回攻撃を避けたが、こいつらの実力はだいたい分かった。


 常に私の後ろを取っている若い兵士、これは大した実力は無い。

 だが私の左右にいる兵士2名、こいつらは別格だ。

 実力で言うなら囚人のカイルと同等かそれ以上。

 こういうデコボコな組み合わせで攻めてこられるのが一番やっかいだな。

 しかも何処かの家畜どもと違って統率が異常なまでにとれている。


 この囲まれた陣形において魔道具使いに突っ込むわけにはいかない、そんなことをすれば周りのやつらが私に致命傷を与える可能性が出てくる。

 かと言って周りのやつらを排除しようとすれば魔道具使いが躊躇ためらい無く私を撃ち抜いてくるだろう。

 あの魔道具のスピードを考えると、不意打ちでならダメージを負う可能性が高い


 反撃する隙が無い。


 このまま避け続けて反撃のチャンスをうかがうしかない。

 と、普通なら考えるだろう。


 甘い

 甘すぎる


 カーナの口元がわずかにほころぶ。


 カーナは振り払われた剣を地に伏せるようにしゃがんでかわすと、膝元に仕込んでおいたナイフに手をかけた。

 そして立ち上がると同時にそれを上空に向けて一直線に放り投げた。


「っ!?」


 その瞬間、一瞬だが統率が崩れた。

 カーナは向かって来ていた兵士の剣をうまく体を反転させてかわす。

 そして上空から落ちてきたナイフを掴むとそのまま兵士を突き刺そうとした

 その時、フードに隠れたカーナの表情が変わった


 ――先ほどまで常に視界に映していた魔道具使いの姿が無い


 視線を横へ素早く動かす


 いない!?


 その時背後からあの甲高い「キーン」という音が聞こえた。

 慌てて音のする方を振り返る

 するとそこには錫杖をこちらに向けて立つ魔道具使いの姿があった。


「っ!?」


 咄嗟とっさに体を前に投げ出すようにジャンプした。

 受身を取りながら転がるカーナ

 すぐに視線に全員を納める


 チラッと視線を先ほどまでカーナがいた場所へ

 すると先ほどまでいた場所はまるで丸く、くり貫かれるように蒸発して高熱でえぐられるように掘り起こされた。


「………」


 今のタイミングでなぜ撃ってきた?


 カーナは疑問を持った。


 この私の視界から外れるタイミング

 その後の気配を消す技術

 確かに不意打ちは可能ではあったが、お世辞にも確実とは言えないタイミング。

 実際、攻撃の初動を行う前だったから、気付いてからでも十分に私はラクに避けることが出来た。

 これだけの技量を持つ使い手がなぜ万全を期さない?

 私なら後1テンポ遅らせて撃つ、部下が刺された瞬間部下ごと殺るだろう。


 ――なぜそれをしない?


 今度は兵士達に囲まれないように一定の距離をバックステップで保ちながら、攻撃を避け続ける。

 そして導き出した答えは…


「部下の命がそんなに心配か?そんなことだと早死にするぞ」


 その挑発じみた言葉に兵士達の後ろにて錫杖しゃくじょうの狙いをカーナから一切外すことなくシェリーが答えた。


「自分の部下を気にかけることがそんなに不思議な事か?私にとって自分の部下は家族、それに騎士として、上官として国に住まう者全てを身を案じるのは当然のことだ」


 凛とした言葉だった。

 カーナは周囲に聞こえるぐらいの音量で舌打ちをした。


 くだらない騎士道だ、吐き気がする。

 カーナの瞳に今までに無いほどの憎しみの色が宿やどる。


「そのような考えは理解しかねるな。騎士ならば優先するべきは主のめいのみ、己の命や部下の命などその為のかてでしかない」

「お前には部下と呼べる者はいないのか?」

「いないな。いるとしたら全て使い捨ての家畜だ」

「お前の部下には同情するよ」


 ムンガルもそう、お前たちは高潔などという言葉で周りからの評価を上げることしか考えていない

 そんなのは本当の騎士の姿じゃない

 それに人の手で守れる数には限度がある

 多く取ることはできない、なら騎士が守るべきは主のみ

 騎士に必要なのは忠誠心だ


「私はお前の部下に同情するよ。騎士が語るは生き様ではなく、死に様、お前の部下は全て犬死になるのだからな。私の手によって…」


 そう口にしながらも決して足を止めないカーナ

 それは既に相手の魔道具の性質を突き止めかけていたからに他ならなかった。


 一歩間違えたら命を失うこの状況においても、カーナの頭は鮮明に物事を考え、胸の鼓動もいつも通りに脈打つ。

 いくつか分かったことがある

 カーナはこれまでの錫杖の攻撃を整理する


①あの光線は溜めれば溜めるほど、放出できる量、つまり時間が延びる。

 しかしそれによって威力の増減などは無いようだ。

②溜めている時間はすず部分が光り、うるさい耳鳴り音が聞こえる。

 これは非常にでかい情報だ、私なら来ることが分かっている攻撃なら難なくかわせる。

③常に一定の大木を丸く、くり貫くような破壊力を維持している所を見る限りどう考えても燃費のよさそうな魔道具ではない。

 にも関わらず、甲冑かっちゅうによって表情をうかがい知る事は出来ないが、足さばき、喋り方を聞く限り疲れている様子も無く余裕があるので、まだ何発でも撃てそう。


「これがマリアンヌ様がおっしゃられていた、相性がいいということか」


 あの光線を撃たせ続けて、やつの体力切れを狙うという作戦は…無理そうだな。


 なら


「こちらから攻めればいいだけのことだ」


 カーナは兵士の1人に狙いを定めると、一気に間を詰めた。

 そして逆手で持ったナイフを振り払う

 一呼吸に2度、3度、と振るわれるナイフ

 受けたのは実力のある兵士の内の1人だったが、あまりの連激に4度目のナイフが振り払われる時には既に剣が追いついていなかった。


「っ!」

「死ね」


 狂気に満ちたナイフ、だが、やはりと言うか、そのナイフは横にいたもう1人の手だれがその攻撃を受けしのいだ。


「やらせるかっ!」


 一見すると先ほどまでと変わらない戦闘風景

 しかし先ほどまでと明らかに違う点がある

 それは魔道具使いシェリーの狙いを定まらない錫杖しゃくじょうを見れば明らかだった。


 カーナが現在取っている戦法、それは魔道具使いと自分との間に絶対に部下の兵士を入れること、たったそれだけのこと

 しかしそれによって魔道具使いはカーナ単品を狙うことが出来なくなっていた。

 そして自分と魔道具使いの間に2人、入った瞬間、カーナは動いた。


 剣を避けながら自分の足を相手の足に絡め取るように引っ掛けった

 兵士の身体はグラリと上体を崩しそのまま歪む顔を上空に向けて倒れ込んだ。

 そしてカーナは間髪をれずに全体重をかけるように顔面に鉛で強化された足を振り下ろすのであった。


「ヤシローー!!」


 周辺に響くのは気持ちの悪い「ぐちゃり」という耳の中を虫がいよるような音。

 そして顔を頭蓋骨ごと潰された兵士の手足は、最初はピクピクと痙攣けいれんしていたが、直に魂が抜かれたように動かなくなった。

 カーナはわざわざシェリーに報告するように口を開く。


「2人目だ。 おい、魔道具使い、守れなかったな、後生大切な部下を」

「クソッ!貴様ぁ! 全員!扇の陣!!」


 次の瞬間、目の前の2人が地面に倒れこむように伏せた。

 今までよりも激しく鳴る「キーン」という耳鳴り音

 そして背後から神々しく光り輝く錫杖、溜める時間も今までより明らかに長い

 しかしこちらに錫杖は向けていない


「っ!?」


 その時、嫌な感じがした。

 それは今までに感じたことのない感覚。


 ――死


 このままこの場にいるとマズイ!

 だが今からしゃがむ時間は無い。

 カーナの体は脳が信号を出す前に地面を思いっきり蹴っ――


「遅い!!」


 放たれた光線は放物線ほうぶつせんを描くように周りの大樹を次々となぎ払っていく

 速度はボウガンの比ではない

 そしてそれはまるで長い棒で砂山をなぎ倒すように物見やぐらをも、一瞬で倒壊させた。


 木に止まっていた鳥達が急な住処の倒壊に飛び立つ鳴き声

 近くにいた野生の獣達が一目散に周りの大木に当たりながらも必死に逃げていく音

 そして一気に大木がなぎ倒される地鳴りと、建物が倒壊する時の地面が揺れるような地響きが森の中に響き渡った。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました<(_ _)>ペコッ


今回もそうですが、特に次回!ものすごくペンが進みましたφ(・ω・。*)カキカキ!

私がペンが進む…これが何を意味しているのか、ご期待頂けるとうれしいですww



ちなみにチェンクロVなんですけど、、、やりましたよ!

遂に大台突破「プラチナチケット215枚、精霊石467個」になって、今ガチャしたら300回以上ガチャれます(pq*´∀゜)ウレスィ~♪

現状一番レアなSSRカードは7%で排出されますので、単純計算21枚は手に入るわけですよ(*≧∀≦)q゛ウシシシシ

でも私の目指しているのは「無課金!血の涙の500連ガチャ!」なので、まだまだ貯めてやるですよ(笑)

見てろよ運営、半年後に無課金の私が壊れキャラを4凸する所を見せてやるからなo(・`д・´#)


では、また次回お会いしましょうヾ(^_^) byebye!!

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