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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第10章】 表と裏の2つの部隊(表)

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17 顔半分だけの死体(2)

クリックありがとうございます♪「パルワールドは神ゲー(# ゜Д゜)!パルワールドは神ゲー(# ゜Д゜)!パルワールドは神ゲー(# ゜Д゜)!」おっと、失礼wちょっと頭がおかしくなった、ひとりぼっちの桜ですw

ちょっと発作みたいなってねw急に任天堂本社のある京都方面に向かって叫んじゃったw大した意味は無いんだよwアハハ!アハハ(*^▽^*)!


さて2日ぶりだね(^^♪今回は前回半分に切った後半です。

では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



「死因は内臓破裂からのショック死といった所かと思われます。血の飛び散り方を見るに死後ここに連れてきて徹底的に殴り潰したのではなく、この場にて生きたまま殴り潰したと考えられます。また凶器ですが、見て分かる通り、遺体を凄い力で上から殴り潰しています。内臓はおろか骨まで粉々にしている箇所も複数あります。遺体の下は絨毯ですが、めくった下の床、ヒビが割れています。岩…いや、さすがに岩の破片らしきものもないしそれは無いか、、?ハンマーのような物を使用したかは不明ですが、何にしても絨毯の下のあとなども見るに凄い力を持った人物の犯行と考えてよろしいかと。プロフェン様の右半分だけ残ったお顔を見るに、相当恐ろしい体験だったはずです」


「グロエ、死後どれぐらいと考えられる?」

「血液の乾き具合、残った部位の体温の低下具合から逆算して死後、そんなに時間は経過していないと思われます。おそらく私たちが地下牢獄でプロフェン様の襲撃の一報を聞いたあのぐらいの時間に殺害されたものかと」

「あの時か…」


 やはり地下監獄なんて行くべきではなかった。

 少なくとも全員で行くべきではなかった。


「結果論をいくら悔やんでも無意味だな」

「団長、そう言えば私がプロフェン様を検視をしている時に部屋を調べていらっしゃいましたが何か発見できましたか?」

「残念ながら犯人の痕跡やそれに繋がりそうな物は何も発見できなかったよ」


 そう…異常なほど犯人達の痕跡が無い。

 普通これだけの犯行を行なったのなら何かしら痕跡を残すはずなのに。

 犯人はよほどの神経質なのか。


「まぁそれでもあえて1つ上げるなら、絨毯の外の床に血の足跡が無い事だな。自分たちがこの部屋に入った時、まだ絨毯の血液は完全には乾いてはいなかった。自分たちの足の裏にももちろん血は付いている、兵士達はこの部屋の中は現場保存の為に立ち入らず置いていた、まぁこの状態のプロフェン様が生きている事は万に一も無いから妥当な判断だろう。にも関わらず絨毯の外には血の足跡が無い」

「つまり犯人達は代えの靴を用意していたと?」

「その通りだよグロエ。ここ2階に至るまでの廊下にも血痕の類は無し、犯人達はよほど用意周到に準備してきたんだろうね、複数の人間によってプロフェン様が殺されたとなると複数の代えの靴を事前に用意していた」


 この犯人達はどれだけ用意周到に準備してきたんだろうか。


「そうですか。因みに、、いえ、やはり何でもないです」

「どうした?他に気になる事でもあるのか?」

「いえ、これは検視結果ではなく、ただの感想になるのですが」

「構わない。言ってくれ」

「はい。検視している最中も思ったのですが…。この遺体、”まるで私たちにプロフェン様の遺体を確認させるために、わざと犯人が潰しさず顔半分だけ綺麗に残している”ような気がしまして」

「顔半分だけ綺麗に残す意味か」


 考えられる可能性として真っ先に思いつくのは偽者だと思われたくない。

 我々にこの遺体をプロフェンだと思わせたい。

 と、いったところか。


 だが、そのアピールに何の意味がある?


「そこの兵士」

「は、はい!」

「先ほどプロフェン様に仕えていたこの屋敷の使用人が消えたと言っていたが、それは全員か?」

「はい!この屋敷中を現在も鋭意捜索しているのですが発見できてはいません!」

「本当に?1人も?」

「はい!既に30分以上捜索していますが誰1人発見できません!」

「死体、及び血痕は?」

「一切ありません!」

「なるほど」


 考えれるケースは人質。

 護衛の騎士たちが庭で抵抗すら出来ず全員気絶させられている事を考慮すると、賊の戦闘能力は相当のものだ。この屋敷に居たであろう使用人では抵抗出来なくても仕方ない。


 しかし皇族であるプロフェン様を殺して、使用人を人質した?


「グロエ」

「ええ、人質にするにしても皇族であるプロフェン様でなくただの使用人を選ぶ理由が分かりません。使用人を盾にされても我々プルートの騎士は捜索する手を止めはしない。また、この規模の屋敷、皇族の使用人という事になると数もそれなりです。全員つれて逃げるのは犯人側からしても何のメリットもあるとは思えません」

「………」


 グロエの言う通りだ。

 犯人の目的が分からない。


 考えを巡らせるクルウェイとグロエ。

 2人は何とか犯人像を描こうとするが難航している。

 それを目にしながらノズルがフミナガに訊ねた。


「奥さんは?息子2人は死んだのは知ってるが、奥さんは?使用人と一緒に消えたのか?」

「いねぇよ。愛人、側室は居たかもだが、俺は見てない」

「じゃあ血は絶えたかもな」

「そうなるな」


 血を絶えさせるのが目的?

 いいや、王位継承権も無い皇族の家系の血を絶やしてどんな意味があるというのだ。


「財宝も取られたと言っていたね?」

「はい!この屋敷の貴金属や宝石類、骨董品、絵画の入った宝物庫に入っている財を根こそぎ奪われております!」


 王位継承権が無いとは言え皇族。

 そりゃ、ある程度の財宝は持っているだろうが、、。

 それでも王位継承権を持っている皇族に比べたら財も微々たるものだろう。

 いや、王位継承権を持っている皇族なら警備も格段に厳重になる。

 それに比べたらプロフェン・ディ・ファンデシベルの警備レベルは、特別に皇帝陛下などの命で近衛騎士が付くなんて事がない限り通常時であればそう高くない。

 リスクとリターンを天秤にかけたらちょうど良かったのか?


「グロエ、ただの物取りだと思うか?」

「ただの物取り犯なら皇族をあそこまで痛めつけて殺す意味が分かりかねます」


 その通りだ。

 あの執拗で異常なまでの痛めつけ方。

 明らかに私怨だ。

 しかし私怨であれば貴金属やましてや骨董品まで奪わない。

 骨董品はかさばるし、持ち運びづらい、売りさばくときに足が付きやすい。

 どうしても奪いたい物があったとしても全て奪う必要性が分からない。

 小さい貴金属だけで十分。


 使用人の件にしても同じ。

 使用人では我々に対して人質にはなりえない。

 例え目の前で人質にされても我々の剣は止まらない。

 なぜプロフェン同様、一番簡単な手法”殺す”という選択をしなかったのか?


 現状、犯人について分かっている事と言えば、、


 皇族の護衛を担当する騎士たちを一蹴する戦闘能力を持っている。

 プロフェン様に強い恨みを持っていて財宝を欲している。

 しかもなぜか逃走には足手まといでしかない使用人を拉致している。


「犯人像が掴めない」


 犯人達の行動に一貫性が無い。

 賊はいったい何がしたいんだ?


 金だけが欲しいならプロフェン様は殺さない。

 プロフェン様に対する私怨でやったのだとしても顔半分だけ残す意味も分からない。

 怒りに身を任せて居る時に顔半分だけあえて一切触れずに残す?


「………」


 いっその事、第3国の犯行声明と考えてみてはどうだろうか?


 他国からの間者かんじゃスパイが戦争を起こすきっかけとして。

 …いや、他国からの攻撃なのだとしたら金銭を取る理由が分からない。

 戦争を起こすきっかけにするにしても金銭を奪うような行動に正義は無い。

 正義が無くては人が付いてこない。


 ではプロフェン様が何か犯人たちにとって殺さないといけない対象になったと考えては?


 …いや、それなら尚の事、秘密裏に殺すだろう。

 事故でも毒殺でもなんでもいい。

 他殺ではなく事故、自殺に見せかける。

 こんな目立つ方法では絶対に殺さない。

 スパイのする仕事ではない。


 皇族を無残に殺して財を奪う、プルートの国民感情を逆なでする事が狙い?

 戦争を望む者はプルートにも一定数居る。

 国内で戦争推進派が他国の間者がやったように見せかけて戦争を…。

 いや、だとしたらやはり王位継承権を持っていないプロフェン様では弱い。


 本当になんだというのだ。

 こんな訳の分からない敵に相対した事なんて無い。


「ふむ」


 もう少ししたら軍師たちが来るだろうし、それまでは迂闊な動きはしないべきだろうか。

 幸い、軍師の初動が良かったので皇帝陛下、及び王位継承権を持つ皇族は全て護衛のレベルを最高まで引き上げている。

 彼ら彼女らに危険はないだろう。

 だがどれだけこの国の軍師たちが優秀といえど、この少ない情報から犯人像を掴めるとは思えないが。。


 期待薄だな。


「クルウェイ団長」

「………」


 とりあえず、今出来る最善手さいぜんしゅはこの件が解決するまで国から誰も出さないぐらいか。

 皇族が殺されたのだ、国の体裁など言ってられる事態ではとうにない。

 犯人を逃がすという失態だけは許されない。


「クルウェイ団長」

「ん、なんだい?グロエ」

「とりあえずこの場で得られる情報はこれぐらいかと。この屋敷の財を奪われた宝物庫に行ってはどうでしょう」

「そうだな」


 これだけ用意周到に準備して証拠を一切残さず犯行に及んだ犯人達だ。

 この屋敷の宝物庫に行った所で無駄になる可能性も大いにあるが、

 それでも今出来うる最善手を取り続けるしかないか。


「犯人が誰であれ皇族を殺されて逃げおおせさせるわけには絶対にいかない」


 クルウェイが悔しそうに言い、唇を噛んだ。

 そして近衛騎士たちは兵士の案内でこの屋敷の1階にある宝物庫に向かうことになる。

 しかし、この時のクルウェイは思いも寄らなかった。


 この国の軍師と同等クラスの頭脳を有するクルウェイとグロエ。

 この2人をってしても。


 犯人像は全く特定出来ない。

 犯人の数すら不明。

 犯人の目的はもちろん行方すらも不明。


 暗礁あんしょうに乗り上げた本事案、このままだともしかしたら迷宮入り…。

 そんな最悪の事態すら頭にぎる、それがまさかこの先で一気に展開が進むとは。

 そしてそのきっかけとなるのは、この後カーナが言う「気のせいの可能性もあるのですが…あの辺りに人が居る気がしますね」であったとは。

 この時のクルウェイには予想もつかなかった。



閲覧ありがとうございました(*ノωノ)いかがでしたか?今回の終わり方。個人的に「次は1階宝物庫になりま~す(^^♪皆様お足元にはお気を付けください♪」って皆さんを次のお話に連れていくのは惰性な感じになると思ったので凝った作りにしてみました。いかがでしたか?次回予告みたいでワクワクする?

ではまた次回お会いしましょう♪(^w^)/~バイバイ






「パルワールドは神ゲー(# ゜Д゜)!パルワールドは神ゲー(# ゜Д゜)!パルワールドは神ゲー(# ゜Д゜)!任天堂はパルワールドとの訴訟に負けちまえぇぇぇぇええええ(# ゜Д゜)!!!!!」


おっと、ごめんw前書きと同じ発作がまた出ちゃった(*^^*)気にしないでね。ほんと、何でもないからw

え?「ニンテンドースイッチ2の抽選予約どうだった?」ですって?


………落ちたが(´・_・`)待てど暮らせどメールボックスには関西電力と証券会社のメールマガジンしか来てなかったよ…..( = =) 信じられるかい?私、イオンの株主だよ。。株式会社にとって一番偉いのは株主、つまり株主は神!神に忖度しないのかイオンは!?……うわぁぁん( ノД`)シクシク…


そう言えば今日仕事帰りにユニクロでマリオとコラボしたテレサのTシャツ買ったよ。凄く可愛くてね、胸ポケットと背中部分にテレサが居るのさ♪一目惚れさ♪実はマリオカートワールド買ったらテレサ使うの確定ぐらいテレサ好きのですよ(^^♪

え?何ですか?皆さん。

急に何か私に言いたい事でも??

何々…


『そのテレサのTシャツを着てあなたが家の周りでも走り回れば、それは実質マリオカートワールドと呼べるのではないだろうか?w』


ですって? …なるほど(^^♪皆、頭良いな~♪そっか、これで私が((((((((((っ・ω・)っブーンって走り回ればニンテンドースイッチ2が無くても6月5日にマリオカートワールドが……って!出来るか(# ゜Д゜)!!馬鹿にすんなよ!!その脳内マリカー何がおもろいねん(# ゜Д゜)!


うぅぅぅ( ;∀;)マリオカートワールドやりたかったよぉぉ( ノД`)シクシク…ニンテンドースイッチ2欲しいぃぃ。。

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