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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第10章】 表と裏の2つの部隊(表)
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16 顔半分だけの死体(1)

クリックありがとうございます♪最近「これ作った人天才か!?( ゜Д゜)」と思った商品はニトリの枕用のハンガーのひとりぼっちの桜ですw

いつも晴れた日、枕をどうやって干そうか考えてたんだけど(*_*)たまたまニトリに行った時に枕を干すハンガーを見つけてね。これは神商品やでw一家に一個あるべきw

皆も見つけたら絶対に買った方がいいですよ(^^♪確か1千円もしなかったから♪



さて今回のお話ですが、完成したら原稿用紙13ページだったので半分ぐらいに別けようと思います。

ではどうぞ今回のお話もお楽しみくださいませ♪



 扉を開けた瞬間、それは本当に生臭いニオイだった。


 鼻と口元を押さえながら部屋に入っていく近衛たち6名。

 足の裏に水分を感じる。

 高級絨毯が赤く湿って、赤く濡れていた。

 そして水分に吸い寄せられるように視線を一番濡れている部屋の中央に。


「「っ!?」」


 近衛騎士6名の目の前に現れたのは執拗なまでに殴り殺された死体。

 グロテスク、そんな表現が生易しく聞こえるほど現場はこの世とは思えないほど凄惨な状態であった。


 服の上から何度も何度も殴りつけられ、肉、骨、内臓、殴る事が出来なくなるまで全て潰している。

 おおよそ顔半分だけは不自然に綺麗だが、逆に言うとそこ以外は全て押し潰し、すり潰したような徹底的で異常な殺し方。


 身体中からぐちゃぐちゃの液体を撒き散らし、裂けた服から赤黒いものが飛び出している。

 足元を見ると赤白い破片が転がっている。

 おそらく潰れた骨の一部であろう。

 肉片は殴られた衝撃で部屋中に飛び散っている。

 内臓は形さえ残さないほど平べったく潰されていた。

 良く見れば潰された左半分の顔に収まっていたであろう目玉も椅子の近くに転がっている。


 果汁が噴出した後ような抜け殻のような何か。

 グチャグチャになった人であった何か。

 顔の右半分の表情は苦悶に歪み、目は恐怖からか見開いていた。

 まるで化け物に襲われながら死んでいったかのような。

 それこそ悪魔を召喚するための生贄の儀式だと言われた方がまだしっくりと来る、それほど酷い殺し方であった。


 案内役の兵士が吐きそうになる傍ら、因みにカーナはグロテスクな死体を見て”潰れたカエルみたいですね♪”と軽快な冗談を含んだ感想を持っていた。

 だから軽い口調で言ったのだ。


「うわ~エグイですね~」

「カーナ卿、皇族の方のご遺体です。言葉は気をつけてください」

「え?あ~、はい。すいません」


 もう死んでいるんだから皇族だろうが関係ないだろ。

 こんな汚い肉傀に対してあなた達は敬意を払えと言うのか?

 ご冗談でしょ。


 と、心底思わなくも無いカーナであったが、それでも渋々了承する。


 メイド時代にこの程度の理不尽は何度も経験しているのだ。

 そしてメイド時代に培ってきたのだ、人を気遣う心を。

 異例の昇進を遂げ近衛騎士になったとはいえ心の芯の部分は変わらない。


 カーナは取り合えず良かれと思って率先して窓を開けた。


「でも窓ぐらい開けてもいいですよね?こんな閉め切った部屋だと気が滅入っちゃいますし、このニオイの中では捜査とかキツイですもんね」

「ちょっと!!現場保存しているんだから止め、あ~~~~~」


 あれもダメ、

 これもダメ、

 もう私、帰りたい。


「え~と、閉めます?」

「もう結構!カーナ卿、あなたはもう何もしないで下さい!」


 じゃあ帰して下さい。


「グロエ」

「はい」

「プロフェン様の遺体を調べろ。そこから犯人を辿れ」

「了解」


 その時、ギリリと食いしばった歯が鳴った。


「何を悠長な事を言っておるのだ!!」


 キューリが叫んだ。

 壁が震える。


「偉大なる皇帝陛下の弟君が殺害されたのだぞ!!グダグダこんな所で近衛騎士が喋っている暇があるなら今すぐにでも犯人を捕まえて首を落とさんでどうする!!我々はこのプルートに住む何十万の騎士たち頂点であるぞ!模範とならずになんとする!!」


 案内役の兵士が身を強張らせるほどの威圧感を放つキューリ。


 近衛騎士の一角キューリ。初陣は10代、40年以上もの時間をいくさの最前線で戦い、何人もの敵将の首を討ち取ってきた。

 魂を潰すような圧力。

 それらをただの1兵士に空気の軋む程の存在感に怯えを感じない事は難しいだろう。

 ここまで案内してくれた兵士の顔は青を通り越して白くなっていた。


 だが、


「落ち着けキューリ」


 一切気圧される事なく、極めて冷静にクルウェイはキューリの前に立つ。


「フミナガにも言ったが我々は今犯人に関する情報を何も持っていない。どうやってプロフェン様、殺害の犯人を捕らえるというのだ?」

「ぐぬ、それは…。怪しい人間をだな」


 その目は力強く真っ直ぐに問いかける。


「何を持って怪しいと定義するつもりだ?」


 自分よりも2周りは年上のキューリ。

 自分よりも戦場を経験している大将軍。

 自分よりもプルートに尽くしてきた時間が長い年配者。


 だが、それらがなんだと言うのか?


 誰よりも才を持って生まれ、戦時中数多くの英雄たちを師に持ち、その全ての教えを吸収した最高傑作。

 クルウェイ・キュートは最強であり国を救った大英雄である。

 最強という称号を欲しいがままにしている彼にとって臆するものなんてものは存在しえない。


 スッと立つ背筋はピンと1本硬いものが頭から指先まで通っているかのように真っ直ぐで威厳すら漂う。


「国中を走り回って怪しい人間とやらを手当たり次第に捕まえるか?その方法が本当に犯人を捕まえるのに最良の方法だと思うのか?」

「それは、、思わんが」

「お前の言う通り我々は人の上に立ち多くの責任を背負い、多くの決断を下さないといけない立場である近衛騎士だ。全ての騎士の模範とならねばならない。ではキューリ卿、お前に訊ねたいのだが、ここで駄々をこねて周囲に対してわめきあたり散らかし、事件の解決を遅れさせる事が近衛騎士のあるべき姿だと思うのか?」


 何も言い返せないキューリ。

 同じぐらいの体格だというのにキューリの方がクルウェイより小さく見えてしまう。


「感情におぼれれば判断が鈍る。分かったら少し黙っていろ」

「…了解である。すまんかった、頭に血が上っていたようである」


 誠実な口調だった。

 取り繕う事無く素直に非を認め、頭を冷やすように少しその場から離れるキューリ。


「グロエ、時間が惜しい。検視を始めろ、自分はその間、この部屋に犯人の痕跡が残っているか調べる」

「了解」


 一方、神妙な面持ちでグロエは無残な姿に成り果てた皇族プロフェン・ディ・ファンデシベルの前でプルートの騎士の敬礼をする。


「御身に触れるご無礼をお許しください」


 死して尚、皇族に仕える騎士である事に敬意を示すように背筋を伸ばす。

 そして数秒の敬礼後、膝を折る。


「では検視を始めます」


 そこからは誰も喋らない。

 無言の空間。

 時折、ヌチャという嫌な音が聞こえる。

 グロエはひたすらに手を動かしている。

 クルウェイは部屋の中を目を細めて見回っている。


 そんな中、少し離れた所で壁を背にしていたノズルがふとした事に気付いた。


「なぁ副団長よ。これは本当にプロフェン様なわけか?」

「…あ~~、どういう意味だい?」

「いやよ~、これだけ誰か分からないぐらい殴り潰している感じなわけだろ。他人と入れ替えても分かんねぇんじゃねぇの?」


 偽物との入れ替え…か。

 そう言えばサンティエールでマリアンヌ様が領主であるヤンの死体を使ってやったっけ。

 あの時は確か体格の似た近くの村の村長を替え玉にしたんだったな。

 今回もそれが行なわれたのか。。

 うん!これはマリアンヌ様が好みそうな話だな!

 アフタヌーンティーの時の話のネタになるぞ♪

 きっとマリアンヌ様も喜ばれるぞ~。


 カーナはマリアンヌへの良い土産話になるのでは!と思い口元を緩ませる。

 だが、


「あ~なるほどな。お前の言いたいことはなんとなく分かってきたよ。で、何で俺に聞くんだ?ノズルよ」

「副団長が一番今回死んだ皇族の仕事を請け負っていただろ?他に誰に聞けっての?」

「チッ、面倒くさぇな」


 そして仕方ね~な、と、グロエが検死している近くまで行って死体を見るフミナガ。


「ご丁寧に顔半分だけ綺麗に残してくれてるおかげで、間違いなく断言できるな。これはプロフェン・ディ・ファンデシベルだ」

「だってよ。団長にグロエ」


 クルウェイはプロフェンが使っていたであろう高級な机を調べながら答えた。


「フミナガに確認させるまでもなく分かっているよ」

「当たり前でしょ、ノズル卿。この国に住んでいてプロフェン様の顔を知らないわけが…まぁ一部例外はいますが。なんにしても良く似た他人という線は無いでしょうね」


 検視をしている手を動かしながらも横目でグロエが冷たい視線をカーナに向ける。

 しかし当の本人であるカーナは死体の入れ替えの話が無いと分かるや否や、その後一切その会話を聞く事無く、何なら少し前から視線も完全に室内無視で窓から入ってくる新鮮な風を頬に感じながら外を見ていた。


「あっ、鳥だ」


 そして10分ほどの検視作業を終えてグロエは手をハンカチで拭いながら言った。


「死因は内臓破裂からのショック死といった所かと思われます。血の飛び散り方を見るに死後ここに連れてきて徹底的に殴り潰したのではなく、この場にて生きたまま殴り潰したと考えられます。また凶器ですが、見て分かる通り、遺体を凄い力で上から殴り潰しています。内臓はおろか骨まで粉々にしている箇所も複数あります。遺体の下は絨毯ですが、めくった下の床、ヒビが割れています。岩…いや、さすがに岩の破片らしきものもないしそれは無いか、、?ハンマーのような物を使用したかは不明ですが、何にしても絨毯の下のあとなども見るに凄い力を持った人物の犯行と考えてよろしいかと。プロフェン様の右半分だけ残ったお顔を見るに、相当恐ろしい体験だったはずです」


 死んで尚、殴り続けられた死体。

 残った右半分の顔は恐怖で染まっている。

 悪魔にでも襲われたかのように。。



閲覧ありがとうございました(`・n・´)ゞ今回は出来る限り凄惨な情景描写を頑張ったのですが、、皆様が少しでもおどろおどろしいと感じていただけならな幸いですw

ではまた次回お会いしましょう♪(^_^)/~次回のアップは早いかもよ( ´艸`)w







うわぁぁぁぁぁぁぁん( ノД`)!!!負けたぁぁぁ!!外れたよぉぉぉ!!!

皆、嘘と言ってくれよぉぉ!!頼むよぉぉっぉ(ノД`)・゜・。

うぅぅぅぅぅぅ( ノД`)シクシク…


何が有ったかと言うとね……実は私、ニンテンドースイッチ2のマリオカートバージョンの抽選予約に応募していたのね...。

いや、皆の言いたいこと分かるよ。。..( = =) 「あなた、ちょっと前に自分はマリカー興味ないからみたいな事を余裕ぶって言って無かった?」って言いたいんでしょ?いや、あの、、興味無かったんよ!(゜Д゜;)あの時は!マジで!


でもマイニンで220万人応募だったじゃん?

皆、マリカー絶対面白いって言うじゃん?

じゃあ欲しくなるのが人じゃん?(・△・?

皆、今「意思弱っw」って思ったね!?

ちゃうよ!私は悪くない!意志強いもん(。◕ˇдˇ◕。)/皆が誘惑するのが悪いんだもん!!


で、私はどこで抽選予約しようか迷ったのです。

マイニンは私応募条件を満たしてなかったから無理だったし(><)色々探したのさ。

そして見つけたのさ!確率が高そうな所を!その名も【イオンスタイル】条件はイオンのクレジットカード決済!


皆も知っての通り、私はイオンの株を持っているぐらいのイオンヘビーユーザーです(^^♪日々の料理の材料はほぼイオン系のスーパーですよw

年でどれだけ金を落としてる?な?俺抽選受かる未来しか見えへんやろ??

そして先週第1回の抽選予約…落ちました。正直、自分の目を疑ったよ。。だって9割受かる自信あったもん(゜д゜)!だって俺が落ちるの!?嘘やろ?俺が??嘘やろ??


でも私はまだ諦めてないよ!イオンスタイルは第2回抽選をやります。

当選日時は5月21~22です。

きっと1回目は何かのミスです(^ω^)そうに違いない♪

って事で次回の小説の更新は結果が出たらです。

もう小説は出来ているから安心してね♪あとは当選結果を待つだけです(^w^♪


皆さんにおかれましては「ニンテンドースイッチ2の当選おめでとう(^0_0^)」という文章を私に送る準備をしておいてね。ほらっ!私が落ちるわけないからw

大丈夫!当選結果が出るのは21日の昼12時からだけど、すぐ来なくても私が落ちるわけないし、22日の夜24時ギリギリまで待つから!イオンはゆっくり自分のペースで私に当選メールを送ってくれたらいいから(^^♪

だって私が落ちるわけないしwな?そうやろ?昨日今日にイオンのクレカ作った、なんちゃってイオンユーザーに私が負けるなんてありえないからw安心して!大丈夫!

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床が割れる程の凄い力で潰された身体と片方の顔。あれ…、犯人はザボン!?。 そんな盛大な前振りを笑。これで落ちたら、機会は平等!ヘビーユーザーだろうが株主だろうが忖度や斟酌なんてしねぇよ!!という強い…
更新ありがとうございます(≧▽≦) これは残虐ですね… この人は何をそんなに恨まれていたのでしょうか… プロフェン・ディ・ファンデシベルって人物がどんな人だったのか気になってきました ニンテンドース…
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