18 裏話 嵐が過ぎ去った王城にて
クリックありがとうございます♪PS5争奪戦に敗北したひとりぼっちの桜です(つ_<)前回のアップの後、私は頑張ったんだよ。電話かけたよ(´∇`)|ョ モシモシィ~?。。何軒も回ったよ。。でも結果は…何も得れませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
しかも何が許せないってPS5値上げされたじゃん?ソニー公式、ネット店舗、家電量販店、在庫切れだったのに、値上げしたその日から急に在庫が復活したの。不思議だね~(^^)許せないね~(^^)
私、決めたよ。PS5のモンハン出ても買わない(;一_一)PS4の寿命が切れた瞬間、私のソニーも終わる。いや、もちろん買えるよ、買おうと思えば。でも、もういらない。ソニーには付いていけない(._.)
一応、私のこれからのゲームライフのプランをここに書いておきます。←覚悟を決める為に。。
【まだPSストアにチャージした金が1万ちょっと残っているので、11月ぐらいにきっと来るであろうPSプラスのエクストラ1年券の割引、それに加入します。残った金は適当に何か買う。1年はPSプラスエクストラでエンジョイ(^^♪その後は買ったゲームをゆっくりやる。そして終わったら本番ですよ。私はXboxかニンテンドースイッチに移行します( ゜Д゜)!!もうソニーに帰って来ません!】
これが私の覚悟でございます。私の魂の主張、皆さん覚えておいてください。
さて今回のお話ですが、この章のラストになります。カーナVS近衛5名の戦いというお話のラストに相応しい感じになったので個人的には満足しています。
ただ問題が1つ…文字数は1万4千文字、原稿用紙20ページになってしまいました(><)というか本来なら今回のお話は裏話3話仕立てにする予定だったのです。
でも書き終わって見直した時「これはどれだけ長くても一気に1話としてアップするべきだ('Д')その方が美しい!」となったので、少し長いですがそのままアップする事にしました。
いや、今、皆様の言いたい事も分かるよ(=_=)「ただですら読者数、初見の人の数が少ないんだから、せめて更新回数を増やして読む人を増やせよ」って言いたいんでしょう?
分かるよ。分かるけど、その正論パンチに対して私は皆にあえてこう言いたい。
『憧れるのをやめましょう。夢を見るのをやめましょう。私が書いて皆さんが読んでいるこの作品、これは小説家になろうの地下深くにあるアンダーグラウンド作品なのですよ』
ってさ(T_T)
考えてごらん。
上を見て憧れたって悲しくなるだけだよ?人に夢と書いたら儚いとなるでしょ?地底人である誇りを持とう( ;∀;)地上人コワイ、モグラトモダチ、いいね?
って事でそのままアップしますw
さっきも言ったけど、ちょっと…だいぶ長いので今週3連休あるじゃないですか?だからゆっくりでもいいので最後まで読んで頂けると幸いです。
では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
急に開かれた扉。
「お前達、とんでもない事になったぞ!!」
【栄誉あるプルート騎士の将軍たち】
大声と共に血相を変えて入って来たのは、先ほどまで王の間にいた将軍の1人であった。
「どうしたんだ?と言うか他の王の間に行った奴らは?」
「後で来る!それよりも、王の間で大変な事が起きたんだ!」
プルートの騎士は他の国の騎士よりも錬度が高く強いと称されている。
一説によると他の国の騎士3人分の力がプルート騎士1人とも言われるいる。
大陸中の腕自慢が集まってくるプルート兵。
「近衛騎士が負けた!」
そしてここはプルート兵の腕自慢の中でも更に研鑽を積んだ『将軍』という地位に就いている達だけが入ることが許された王城の1室。
今、部屋に居る30名ほどの彼らはその戦闘能力もプルートの騎士たちよりも数倍高く、魔道具持ちも多く、確固たる戦功を挙げた猛者たち。
誇り高いプルートの将軍だけが入ることが許された部屋だけあって整理整頓が行き届いた空間。
「それも、たった1人の女にだ!!」
そんな誇り高い空間にドアを開けるのももどかしいと言わんばかりに部屋に飛び込んできた将軍は、流れる汗を拭くのも忘れて王の間で見てきた一部始終を語り始める。
「女!?近衛5人を相手に女が1人で勝っただと!?」
「皇族であるロキ皇子の手を切り落とした!?」
「そのカーナという女が近衛騎士に入るだと!?しかも爵位まで!?」
「どういう事だ!?ちゃんと説明しろ!」
一部始終といえど焦っていた事で少し説明を端折った結果、皆に詰め寄られる将軍。
「待て待て!分かった!今、ちゃんと説明するから!」
そして今度はしっかりと王の間の顛末を語る将軍、聞く面々。
カーナという名も聞いた事が無い女と、将軍たちをも軽々超える戦闘能力を有するプルート最強の近衛騎士団5名との戦いの説明を。
「な、なるほど…」
「そんな事が王の間で、皇帝陛下の御前で行なわれていたとは」
皇族とは神。
プルートに居れば常識の事柄。
その共通理念の下、神であるマリアンヌとロキの戦い。
将軍達が言葉に困るのも無理はない。
「まぁ…マリアンヌ様とロキ様の戦いに関しては我々のような下々が意見をしていい事では無い神々の出来事だからあれとして、近衛相手にカーナという女が戦って勝利したとは本当なのか?」
「俺もだ。すまないが、にわかには信じられない。本当にクルウェイ団長、フミナガ副団長がいるあの近衛騎士団に1人で立ち向かって勝利したと?女が?」
ここに居る将軍達は誰もが戦場で戦果を挙げた者たち、魔道具を持っている人間も多数いる。
戦時では何万もの兵を率いる猛者たち。
だからこそ分かるのだ。
現近衛騎士5名がどれほど化け物揃いかという事を。
それが女1人に敗北したなど信じれるわけもない。
「ああ、近衛騎士5名と戦いながらロキ皇子の手を切り落としたというのを勝利と考えるなら、あの女は近衛騎士団に勝利した」
「マジかよ…」
「ファゴット際で見た時は強いとは思ったが、近衛のメンバーに勝てる実力があるようには見えなかった。あれが彼女の全力でなかったという事か」
「俺はあの赤髪の女を王城で何度か見たことがあるが、いつも誰かに怒られていたぐらいしか覚えていない。とても強そうには見えなかったが…」
「だがアンジェラ様を殺したのも確か赤髪だったから、あれも」
「あれもか!!確かにマリアンヌ様によって首を…あれな感じというのは聞いたが、あれをやったのもカーナか」
今までかん口令を敷かれていた事であまり知られていなかったアンジェラの死の真相。
調べることすら不敬にあたると調べる人間も殆ど居なかった。
そもそもアンジェラの一件に関してはマリアンヌの方が目立っていたから、実際に殺したのが誰なのかに注目はいっていなかった。
「主の為とはいえ、皇族の方を迷い無く殺…あれするとは。その尋常ならざる度胸があれば近衛騎士に1人で立ち向かっても不思議じゃないな」
「度胸だけで近衛5名に勝てないぞ。本当に何者なんだ?カーナ・マキシマムは」
右大臣によって長年、表舞台に出ることは叶わなかったカーナ。
それがアンジェラとマリアンヌによって遂に表舞台に出て来た。
それも近衛騎士5名に勝利という、この国に住まう者なら目を飛び出させるであろう劇的な形で。
「主の要望を叶える為に戦力不利も顧みず絶対に勝てないであろう歴代最強のプルート近衛騎士に戦いを挑んで勝利し、女で初の近衛騎士に加入、と同時に爵位も手に入れる。これだけ聞くと、まるで英雄譚の序章だな」
「英雄譚?冗談はよしてくれ」
1人の粗暴そうな男がそう口にした。
その男は別の国からきた人間であり皇神教の人間ではなかった。
この空間に居る将軍達の中で2割ほどの少数派の人間。
彼は許せなかった。
腕自慢でこの国にやって来たはいいが強い奴がゴロゴロいて自分が特別でなかった事実、自分がどう頑張っても到達できなかった近衛騎士という最高位にポッと出の女が就いた事実が。
「そもそも女が近衛入りだと?…まったくマリアンヌ様は何をお考えなのか?この誇り高きプルートの騎士、その中でも最高峰の近衛騎士に女を加入させるなど正気の沙汰ではない。遊びにしては度が過ぎている」
瞬間、この部屋の空気が凍りついた。
周囲の将軍達の視線の中に含まれるのは明確な殺意。
例え共に戦場を駆けた戦友だろうが、宗教において神を冒涜する行為、言動はこの地に住む信者達にとっては聞き捨てならない事柄。
ハッとした将軍に対して1人の将軍が口を開く。
その声は重々しく怒りが込められている。
「言葉に気をつけろ。お前はこの国の出身じゃないから仕方ないかもしれないが、そもそも許される、許されないはお前が決める事柄じゃない。皇族の方々がお決めになられたことだ、我々が意見をする立場に無い」
「我々のような者が皇族の方々のお考えを推し量ろうなど不敬であるぞ」
「我々は皇帝陛下及び皇族の方々に仕える忠実なる騎士。その決定に異を唱えることなどあってはならない」
これはこの国に居る者の総意だ。
そう言っている。
たじろぐ将軍。
「ああ、すまなかった。俺が間違っていた」
この国に来てだいぶ経つというのに改めて思い知る。
この国が皇族が神であるという独裁国家である現実を。
そして今回は何とか助かったが次は無いかもしれない…。
確かな戦果を挙げたという経歴が無ければこの場で打ち首すらもありえた。
そう思いながらも、もう一度だけ詫びる言葉を言うのであった。
「皇族の方々に対して大変失礼なこのを言ってしまった。心から詫びよう」
一方、その頃。
この国の軍師の集まる部屋では…。
………
……
…
【変人揃いの軍師達】
「ギャハハ!お前ら聞け~~い!面白いぞ!面白い事が起こったぞ!」
「待たれよ待たれよ。先走るな」
「テンション高いな、クソ共が」
「走ると転びますよ。急がば回れ、ご存知?」
王城の1室に帰ってくる4名。
彼らの目に映るのは20名ほど。
彼らは将軍達と違って決まった服を身にまとうことは無い、奇抜な格好をしている者もいれば寝巻きのような服の人物もいる。
つまりは各々の好きな格好。
しかも将軍達の部屋と違って部屋は散らかり放題、机の上には酒、チェス盤、ダーツの矢、床にはボールが転がっている娯楽に溢れた部屋。
一見すると子供の遊び場とも思われる散らかり放題の部屋、それがプルートという強国の最高頭脳たちの部屋である。
「さてさて、ではお話しよう。王の間で巻き起こった世にも妙な物語を」
そして話される王の間の一連の出来事。
観測者が違えば何処に注目するかの着眼点も変わり伝わる内容も異なる。
あの時の一部始終を見ていた軍師達の目は将軍達の目とは全く違っていた。
そしてそれを各々、椅子で胡坐をかいたり、テーブルの上で寝そべったり、好きな体勢で話を聞き終えた変わり者達。
彼らは一同に聞き終えると「ほぅ、それは興味深いと口にした」
ただ1人を除いて…。
その1人は軍師の中で一際若く、説明の最中は姿勢良く壁に寄りかかりコーヒーを涼しい顔で飲んでいた。
さながらアフタヌーンティーのような余裕溢れた涼しげな様相。
それが”とある名”を聞いた途端、余裕の泉に溢れたのダムは決壊した。
「カ、カーナ・マキシマムだと!?」
「おい、どうした新人、急に大声出して?」
整った顔つきのイケメン…いや、その程度では到底言い表せないほどの美形の男。
コーヒー片手にその男は”カーナ”という名前を聞いた途端、その涼しげな顔を歪ませて腹に手をやった。
どんな女性をも魅了する透き通った声は苦痛に染まる。
「いえ、あの…少しお腹が…、と、トイレに行ってきます!」
そう口にするとプルートにおいて1、2を争うであろうイケメンは部屋を出て行った。
突如起こる奇行。
変人揃いの軍師達もこの状況には唖然とするしかない。
「え~とよぉ、あの新人、どうしたってんだってんだ?」
「知らぬよ。私が知っているのはよくトイレに行っている事だけだ」
「ストレスに弱いんだとよ」
「ああ、それでか。よくトイレ行ってるよな~イケメン君は」
「優秀なのに惜しい男だ。ギャハハ!」
「精神面が足らないなど笑止。精神など心の持ちよう1つでどうにでもなる事象。鍛錬の少なさが原因だ」
「あんさ~そもそも何で”マリアンヌ皇女殿下の従者の名前”を聞いたらストレスを感じるんだ?」
「そんな事知るかよ、クソが。話を進めようぜ」
そして帰らぬ新人を無視するように軍師達は言葉を酌み交わす。
「それにしてもマリアンヌ第一皇女殿下だ。ダイアル城塞も確か1週間ほどで奪い返してたよな?今回の慰問という名の反乱分子の粛清及び平定も1週間ほどで達成。しかもクルウェイを含めた近衛が全力を出せない状況を作り出す頭脳、皇帝陛下との交渉術に至るまで…。マリアンヌ第一皇女殿下は秀でた頭脳と手腕をお持ちのようだ」
ここで誰1人『クルウェイたち近衛が魔道具を使えなかった功績をカーナではなく、背後にいるマリアンヌの筋書き、マリアンヌの功績だと確信している』それに対して異論が出ない辺り、軍師達がいかに優秀かが窺い知れる。
カーナよりも恐ろしいのは背後のマリアンヌであるという確信。
そして同時に王の間の1件を聞いて軍師たち全員が気付いた。
現皇帝がなぜロキを次期皇帝にしようとしているかを。
傀儡の王の誕生。
自分さえ良ければいい、自分が死んだ後などどうでもいいという考え。
自分の子は大事だが自分の幸せの方が何倍も大事という思考。
自分の死後、傀儡の王ロキによってこの国がどうなろうが知った事では無いという独裁者の思惑。
流石の変人達もここまで自分の国を玩具としか思わない独裁者の思考に言葉を失う。
だがそれを口に出すことは許されない。
そして、ここから先は何が不敬罪となるか分からないから言葉を選ぶ軍師達。
「なるほど…、皇帝陛下のお心づもりはそういう事か」
「言われて見れば納得できようが、ここまでのお方とは…。だがまぁ、だからこそ大陸の覇者になったとも言えよう」
「ハッ!クソ共が。俺は何となく気付いてたけどな」
「後だしなら何とでもいえような~」
「軍師たるもの様々な可能性は常に頭の中に入れておくべきであり、目の前の情報だけを頼りにしてはならない。つまり私も考えていた」
「ギャハハ!ここはどうやら軍師の部屋じゃなく、後だしじゃんけん野郎の巣窟のようだぜ!」
そして話は早々に切り上げられ、話の内容はカーナとという女に移行する。
1人の軍師が床に転がっているボールを器用に足のつま先で引っ掛けて、リフティングしながら言った。
「にしてもカーナとやらは何者だ?近衛5人を相手にするなんてにわかに信じられねぇーぞ」
「近くで見ていたがクソみてぇな凄ぇ戦闘能力だったぞ」
「ああ、魔道具を使っていた事を加にしてもファゴット際のときより戦闘能力は数段上がっているな」
「ファゴット際?ああ…あの時の女か。あの時、俺の目には強そうに見えなかったがな」
「確かイキったガキ相手にしてギリギリ勝利じゃなかったか?」
「あ~~近衛騎士に入るかもって言われてたガキな!…ん?なんで、近衛騎士に入るかも?程度の奴にギリギリ勝てる女が近衛5人相手に立ち回れるんだよ?」
「魔道具の有無ではないか?」
「いや、さっきも言ったが魔道具を抜きにしてもあの女の動きは異常だった」
「つまりあのファゴット際の時は手加減していたという事か?」
首を横にする軍師の1人。
彼は頭の中でファゴット際の出来事を思い返す。
「いや、確かあの女はファゴット際で相当な深手を負っていた。戦闘なんざそう詳しくはないが、あの痛がっていた表情や仕草が嘘偽りには思えん」
「俺も見てたがあれは演技じゃねぇだろ、クソ痛がってたからな」
「ではなぜ急に戦闘能力が上がるんだ?」
「それもちょっと上がる程度じゃない、近衛に勝てるほどの戦闘能力をな」
「別人…とか?双子…」
「そんな影武者を用意する意味が分からん」
「じゃあ、改造手術的な」
「お前の発想は奇抜すぎて現実味が無さ過ぎる」
まったくカーナという人間が見えてこない。
軍師の1人がふと呟いた。
「カーナ・マキシマム…どこかで聞いた名だな…」
「だからファゴット際だろ?あの赤髪、相当目立ってたろ?ギャハハ!」
「いいや、そうではなく、もっと昔に…あっ」
その軍師はテーブルに寝転んでいた身体を起き上がらせる。。
「マキシマム!前近衛団長のファミリーネームが確かマキシマムだ!」
全員が「あ~そういえば」と相づちを打つ。
「あれの関係者か、年齢差を考慮すれば娘…」
「でも髪の色が違うだろ?前近衛団長は赤髪ではない」
「そもそも赤髪なんて目立つ奴、そうそういねーよ、クソが」
「前近衛騎士団長ってあの”神速”ですよね?私は世代が違うから見たことないですけど、子供居たのですか?」
「どうだったかな~、あ~~覚えておらんな」
そんな会話の最中、1人の男が口を開いた。
その男は軍師の中では比較的古株、大戦を生き抜いた軍師であった。
「ミナギ族…」
その名がとある軍師の口から出た途端、半数以上の軍師達の空気が変わる。
変人揃いの軍師たち。
彼らの中の40代以上は知っている。
優秀だった彼らは先の大戦で赤い髪と目をした戦闘民族。
ミナギ族の恐ろしさを。
「いやいや、待て待て、待たれよ。あれは目も赤かっただろう?」
「ミナギ族って確か先の大戦で暴れたアレだろ?クソみたいに強いっていう、軍師が練りに練った戦術を個の戦力で打ち破ってくるクソムカつく民族。歴史書で読んだが、だがあれは確か、大戦で」
そう…、マリアンヌの母親であるリーシャ。
銀線の戦乙女が活躍した大陸を二分するアトラスとの大大戦。
大戦を経験している、していないに関わらず、軍を動かす軍師という立場であればあるほどそのミナギ族という選択肢はいの一番に除外されるだろう。
なぜならミナギ族は先の大戦で1人残らず滅んでいるから。
「だがあのファゴット際でも見た戦闘能力、しかも今回に至っては近衛騎士5名と同時に戦って勝っている。関係ないとは思えないな」
「いや、待たれよ。さっき王の間で見たあの戦闘能力はどう考えてもミナギ族より強い。あんなに強い個体はミナギ族の中にもいなかった。しかもお前達は忘れておる。今の近衛は歴代最強、クルウェイ率いる歴代最強とも呼ばれる近衛5名だ。その5名に1人で挑んで勝利を得るなんて、ミナギ族がどうこう以前に人としてありえない」
そうなのだ。
種全体で戦闘能力が高いミナギ族。
それは女・子供から老人に至るまで戦闘能力が高いという異常な集団、言うなれば戦闘特化型の異常種族。
だが、個の戦闘能力という意味では現近衛騎士は歴代最強とも称されるメンバーたち。
どのメンバーも1人で戦況をひっくり返す化け物揃い。
それが現近衛騎士。
あの5名であれば誰であろうがミナギ族よりも戦闘能力は上。
カーナが例えミナギ族の生き残りであったとしても本来なら近衛5名と同時に戦って良い勝負すら出来ない。
出来るはずがないのだ。
「カーナ・マキシマムはミナギ族の中でも突然変異の個体では?」
そう口にしたのは先ほど仲間の軍師達から「発想が奇抜」と言われた軍師であった。
「どういう意味だ?」
「いやさ~、現近衛騎士の奴らも俺達普通の人間からかけ離れた戦闘能力を持っている、それはある意味俺達から見たら”突然変異種”って事にはならないか?って事はミナギ族の中にもそんな個体が現れても不思議じゃないって事だよ」
「なるほど…普通の人間という種から稀に生まれる突然変異種。普通の人間は数が多いから突然変異種も稀だが出会える、しかしミナギ族はそもそもその母体となる数が少なかったから突然変異種が生まれていなかっただけで、戦闘特化型のミナギ族が生まれないという説明にはならない…か」
今までミナギ族の中で突出した戦闘能力を有した突然変異種が現れなかったのは、普通の人間と違って少数民族で母数が少なかったから。
つまりカーナがミナギ族より強いからと言って、ミナギ族の関係者でない確証にはならない。
説明付けられていくカーナという存在。
更に話は続く。
「この中に前近衛騎士団長の奥方を見たものはいるか?」
誰も首を縦にしなかった。
それは最年長の白い髭を蓄えた軍師も含めて。
明らかにおかしい。
そう思った軍師達。
いつの世もそれなりの立場に就けばパーティーなどには絶対に呼ばれる。
誰も前近衛騎士団長の妻を見たことが無いなんて異常にもほどがある。
最年長の軍師は言った。
「確か前近衛騎士団長の奥方は身体が弱い…というのを聞いた事があったような」
「随分とふわふわとした情報だな、クソが」
「仕方あるまい、相手は近衛騎士団長だぞ。例え軍師であろうが、立場は相手の方が上、『身体が弱い、文句あるか?』と言われたらこちらは何を言えようか」
「そりゃそうだ♪ギャハハ!」
「現近衛騎士団長クルウェイ将軍に我々が何も言えないのもまた然り。言葉の信憑性を高めている」
このプルートにおいて近衛騎士団長に物を言える人間がどれだけいるかという問題。
疑問を提示しても突っぱねられたらそれで終わり。
追求など不可能。
だが、誰も前近衛騎士団長の妻を見た事の無いという不可思議さだけは軍師達の中で残る。
「前近衛騎士団長に側室は居たのか?」
側室が居るならそこから正室を手繰れる可能性がある。
だが質問は即棄却された。
「いや、正室だけだったはず」
「子供は?」
「だからそういうプライベートを殆ど表に出さなかったんだ、前近衛騎士団長は」
手詰まりの議論。
まるで前近衛騎士団長が自分の死後も家族の情報を隠そうとしていたかと思えるほどの徹底的な情報秘匿具合。
「そもそもミナギ族は先の大戦で滅んだはずだ。皇帝陛下がその血を危険視して全て滅ぼせと勅命を出されたの忘れたか」
「ワシはミナギ族の殲滅戦に参加したが、間違いなく全員死んでいる」
「と言う事は、まさか…前近衛団長は皇帝陛下の勅命を無視し、大戦後にミナギ族の女を秘密裏に匿って妻として、その間に子を…?」
「おいおい、そりゃ~穏やかじゃない話じゃね~か。ってこたぁ~マリアンヌ第一皇女殿下はその事を知った上で」
パン!と手を叩く音。
「その辺にしておけ」
議論の白熱を中断させる中年より少し若めの年齢の軍師。
この軍師という変人集団にとって年齢を重ねた事での優劣、敬い、敬語などは存在しない。
あるのは自分こそ一番の知恵者という自負のみ。
だからこそ己が間違いそうになった時、正しい判断には従う。
ここでプライドを取るようではプルートの軍師は名乗れない。
「カーナ・マキシマムはマリアンヌ第一皇女殿下の従者だ。これ以上のいわれの無い勘ぐりは不敬罪の対象となりえる」
「その通りだな」
「危ない危ない、議論が白熱しすぎてつい周りが見えなくなっていた」
軍師の1人は議論で熱した部屋の空気を入れ替えるために窓を開けた。
「女性初の皇帝、女性初の近衛騎士、こういうのが時代の転換点と呼ばれる時に起こるのかもしれないな」
それを聞いて軍師たちは次々と口元を緩ませる。
彼らの中の1人は言った。
「面白い時代が来ますね」
その言葉に変人揃いの軍師達は誰一人として異論を唱えなかった。
そしてその頃、カーナとの戦いで見事ロキの手を切り落とされてしまった近衛騎士達5名。
プルートの最大戦力である彼らは王の間の近くの部屋で待機していた…。
………
……
…
【プルート最高戦力が集う場】
クルウェイとフミナガが近衛たちが普段待機している王城の一室に帰って来た。
「皇帝陛下は?」
「1人で考えたいことがあると仰っている、自分達近衛は待機だ」
「ロキ皇子の容態は!?結構な出血量ではなかったか!?」
「どうやら治療に当たった者の腕が相当良かったようで現在は安定しているようだ。眠っておられる」
それを聞いて皇神教であるグロエ、キューリはホッと胸を撫で下ろす。
「よかった。私たちの失態で皇族の方に死人でも出ようものならどうしようかと思っていました」
「死んでないだけで相当な失敗だろ」
「ああ、ノズルの言う通り間違いなく失敗だ。我輩たちが任務を失敗するとは、このメンバー結成以来初であるな」
「ふぁ~あ。おたくらお通夜かよ。カーナ・マキシマム、今回はあのお嬢ちゃんに良いようにやられた。それだけの話だろ」
「フミナガ副団長!欠伸しないで下さい!我々は失敗したんですよ!」
「そうイライラしなさんな、グロエ。あの時の判断にミスは無かった、皇帝陛下とロキ皇子、皇帝陛下が傷つかれる可能性があるなら皇帝陛下を守るほうを優先する、それが俺達近衛騎士だ。それにロキ皇子は手は失ったが腕はまだ残っている、任務は概ね成功と言っても良い」
「「良いわけねーだろうが!!」」
キューリとグロエが叫んだ。
「皇帝陛下も別に俺達に失敗がどうこうなんて何も言ってこなかった。つまりグロエ、お前さんが気にする必要は無い。ふぁ~あ、じゃあ俺は寝るから、起こすな」
何処までもマイペースなフミナガは腰に差した魔道具の刀をソファーの横に立てかけ、そのままソファーで寝始めた。
この剣の腕を上げる事にしか興味が無い世捨て人に対してイライラしても仕方ない、グロエは気持ちを切り替える。
「戦いが始まる前まであの女があんなに強いなんて思いませんでした。もっと私が戦闘前に話されていたクルウェイ団長のお話に耳を傾けていたら、このような屈辱的な結果には…」
確かにグロエの言う通り戦闘が始まる前のクルウェイの「カーナは本物の天才」という言葉を、他の近衛騎士4名はそこまで真面目には受け止めてはいなかった。
だが真面目に受け止めていたらこの結果ではなかったか?と、問われると…それはそれで怪しい。
それほどに今回の近衛騎士5名とカーナという女の戦いには事前に様々な策略がなされていた。
ノズルは椅子に座りながらグロエに問う。
「1つ聞きてぇ~んだが、戦闘が終わってから団長とグロエが話してたあれ。マリアンヌ皇女殿下が裏で操っていたってのは本当か?」
王の間でロキが治療されている最中、クルウェイとグロエは今回のカーナ戦の話をしていた。
その中で特に話題になったのはカーナの裏に居た存在。
「私も最初クルウェイ団長から話を聞いた時は半信半疑だったのですが、カーナの人物像について聞けば聞くほど、そして頭の中で検証すればするほどあの状況をカーナ1人でやってのけたとは考えづらいという結論に行きつきました。裏でマリアンヌ第一皇女殿下が策を講じて我々が魔道具を全力で使う事が出来ないようにしたと考えれば腑に落ちます」
優秀を絵に描いた男グロエ。
この国の軍師と同等の知能を持つと言われる彼がそう言い切るのであれば間違いないのだろうとノズルは大きく頷く。
「なるほどな。つまり俺達はカーナだけと戦っていたわけじゃなく、マリアンヌ様とカーナ、この2名と戦っていたわけか」
「その言い方はよせ。恐れ多いであるぞ!」
「キューリ卿の言う通りです。ノズル卿、言葉を慎んでください!我々が戦ったのはカーナです!」
顔を真っ赤にさせたキューリとグロエ。
ノズルは面倒くさい国だぜ、ホント。と、これ見よがしに溜め息をついた。
「あ~悪かったよ。お前らの前で言う事じゃなかったな」
そして一呼吸おいてからグロエに言った。
「そもそもグロエに関してはあの時、冷静さを欠きすぎだった。頭にカッカ血上らせて、攻撃も幾分単調になっていた。いつものお前なら1度ならいざ知らず、2度も得物を蹴り上げられる事は無かっただろうがよ」
「そ、それに関しては…深く謝罪します。あの時の私は確かに冷静さを欠いていました」
2メートル越えの枯れ木のような体型のグロエは深く頭を下げる。
謝罪なのだが動作1つ、どれをとっても雅やか。
「で、俺達の仲間になるのか?カーナ・マキシマムは」
「それは無いであろう」
「ええ、皇帝陛下とマリアンヌ皇女殿下、お2人の話を聞いていた限り、カーナ・マキシマムは私たちと同じ近衛騎士という肩書きは得るようですが、指揮系統においては皇帝陛下ではなくマリアンヌ様直轄になるみたいです。つまり…」
「在籍しているだけの幽霊近衛の誕生という事であるな」
それを聞いてあからさまに残念そうに肩を落とすノズル。
「んだよ、せっかくむさっ苦しい男ばっかりの職場がマシになると思ったのによ」
「何を訳の分からない事を言っているんですか、ノズル卿は。女と一緒に任務をこなすなどありえません」
「その通りだ。我輩たちに屈辱を与えた女と一緒に戦場を駆けるなどありえん」
「お前らはまだそんな下らないことを言ってんのか? 俺達、近衛にとって一番大切なのは力じゃねぇのかよ?俺を戦場で近衛にスカウトした皇帝陛下はそう言ってたぞ、敵であろうが実力があればいいってよ」
「それは…そうだが、女は…その。なぁ、グロエ?」
「ええ、まぁその…実力があるのは最低限で条件で、そこから色々あるので。女は…ねぇ?クルウェイ団長」
グロエは助けを求めるようにクルウェイを見た。
すると今まで話の輪に入らなかったクルウェイ。
彼はこちらに振り向く事無く、窓際で外の風景を見ていた。
疑問符を浮かべるノズル、グロエ、キューリの3名。
「クルウェイ団長、聞いているのか?」
「団長?」
「おい、クルウェイ?」
呼びかけに反応が無いクルウェイ。
その時クルウェイの頭の中で師の言葉が甦っていた。
× ×
≪亡き師の独白≫
「勿体無いな」
そう口にしたのは自分の戦闘における師であった。
彼は既にもう何杯目か分からないグラスに入った度数の高い酒を1口で飲み干した。
口から漂う酒の匂い。
「アレの【才】は常軌を逸している。今まで見てきた天才たちを凡人に変えてしてしまうほどの天賦の才だ」
敵国から神速と呼ばれ、恐れられていた師。
冷静沈着で笑うことも殆ど無かった師がその日は異常なぐらい酔っていた。
いや、酔いつぶれていた。
一応、この飲み会は弟子である自分の近衛入りを祝した師からの誘いだったのだが…。
あの師がこんなにも酒に弱いとは驚きだ。
しかも弱いわりによく飲むし、絡み酒とは。
「アレが男で産まれたならば、お前を優に超えただろうに…。近衛入りも確実、俺の後の近衛団長の椅子すらも…」
最年少で近衛騎士入り。
その時には既に黄金の最強魔道具を持っていた自分。
それにも関わらず自分と娘を比較して尚、そう言い切る師。
この時の自分はカーナという娘にまだ数回見かけた程度だった。
そこまでの才能があるとは思わなかった。
師の言葉も世迷言の類、自分に男の子供が生まれなかった事での不満の言葉だと思った。
とんだ親バカなのだと思った。
だから師の言葉に対して「それだけ強いならいつか近衛に入れるんじゃないですか?」軽口を返してみた。
しかし、師は机に突っ伏したまま首を横にする。
「女性である以上、万が一にも近衛入りは無い。特にこの国だと、な」
確かにあの皇帝陛下が女を近衛に入れる事は万が一、奥が一にも無いだろう。
「クルウェイ。俺の娘はおそらく騎士にすらなれない」
その理由も自分には分かっている。
皇帝陛下にとって女とは戦うものじゃない、家を守るもの。
自分が近衛に入る前、戦場を共に駆けた銀線の戦乙女リーシャ様は別として、基本的に皇帝陛下がリーシャ様以外の女を騎士にするなんて考えをお認めになられることはないだろう。
だから自分は黙った。
「見たかったな…。誰よりも強く、誰よりも忠に熱い、、敵がどれだけ多かろうが逃げる事無く裏切る事無く主の為に全て蹴散らし忠義を通す本物の騎士。それが、たった女という理由だけで…叶わないなんて。この世に本物の騎士が生まれないなんて…」
あなたも十分本物の騎士でしょ?と、自分が言うと師の表情に影が差し込んだ。
「クルウェイ、俺は本物なんかじゃない。本物じゃないんだよ。自分の欲を優先した偽者の騎士なんだ」
これがいったい何を意味した言葉だったのか。
その時の自分は知らなかった。
そしてその後、師は完全に酔いつぶれて会話もままならなくなってしまった。
潰れた言葉は寝言のように口から流れるのみ、
「妻の身体が弱くてな、1人しか子は授からなかった。最初は静かに暮らせればよかったんだ、それがあの才能だ。神はどうしろと言うんだ。あれだけの才能を持った人間、今後絶対に出てこない…分からない…俺はどうしたら…」
その後も良く聞き取れないモゴモゴと言葉を口ずさむ師。
それを介護しながら師の家に送り届けた。
屋敷の前で応対してくれた使用人の老人が申し訳無さそうにして、何度も何度も頭を下げていたのが一番の思い出だ。
酔いつぶれた師の愚痴を聞いて、おぶって家まで送る。
これが、自分の近衛騎士入りを祝した日の出来事の全て。
振り返ると実に笑える1日だった。
× ×
「クルウェイ団長、聞いておられますか?」
クルウェイは窓の外に向けていた視線を室内に戻した。
「ん?ああ、すまない。少し物思いに耽っていた」
「しっかりして下さい、フミナガ副団長じゃないんですから」
聞こえるいびき声。
ソファーの上にはフミナガが爆睡している。
「フフ。で、何の話だ?」
「だから形だけとはいえ、カーナという女が近衛に入るというのは確定事項って話だよ。だが、この2人は反対なんだとよ」
「いや、そこまで反対というわけではないぞ!ただ、今までのプルートの伝統が破壊されるのがちょっとな」
「ええ、私もそこま反対では…。ですが、皇帝陛下の今までのお考えとは全く逆であるのも事実であって…」
「じゃあ、お前ら皇神教徒なのに”女であるマリアンヌ皇女殿下”の考えには反対というこったな?カーナなんて女を伝統ある近衛騎士に加入させるのは間違っている、実力があれば誰でも採用させるという皇帝陛下の考えも間違いだと言うわけだな」
グロエは皮肉めいた笑みを浮かべた。
向けられた笑みを受けた2人の口があんぐりと開けられる。
「わ、我輩はそのような不敬な考えは持っておらんわ!」
「私も決定には従いますよ!神々に意見するなどありえません!」
「じゃあカーナが俺達の仲間になるのをお前らも賛成ってこったな?」
「…ああ」
「…ええ」
「そりゃ~よかったぜ。あんだけ強くていい女、そうそういね~からな。早くまた会いたいもんだぜ」
3人が話している内容をクルウェイは二度三度、瞬かせた。
近衛の中でも女の加入に対して否定的だと思った2人が渋々だが納得している。
もっと反対の声が出ると思っていたのだが…。
初めて見たノズルの意外な話術力の成果か、はたまたマリアンヌ様は自分たちプルート兵が自然とこうなると予想していたのか?
不可能だと思われていた女性の近衛騎士加入。
キューリとグロエでこの反応なら、他の騎士達も大きな反対の声は無いだろう。
クルウェイは窓の外に再び視線を戻すと、今は居ない亡き師に向けて小さく呟いた。
「師よ、叶わないと思ったあなたの願い。案外、簡単に叶ってしまったよ」
閲覧ありがとうございました( ^^) _旦~~。いかがでしたか?それぞれの立場からのカーナへの視点、ちょっとずづ違うでしょwそして”あのキャラ”も出てきましたねw皆さんは覚えているかな?あの4人の若者の1人、優秀だけどストレスに弱く、すぐにトイレに行く彼、当時言ってたでしょ?この4人は優秀だってさ(*ノωノ)ええ、彼はあの後、軍師になりました(笑)この物語ではマリアンヌ以外も生きている、色んな選択をしているんだ、っていうのが伝わったら嬉しいですw
そしてこの章、カーナVS近衛騎士団はこれにて終わりになりますが、作者としては戦闘描写が凄く大変だった思い出でいっぱいですwそれでも皆様が少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。
ではまた次回お会いしましょう♪( ´Д`)ノ~バイバイ
皆さん、今皆さんが思っている事、私には分かるよ(--)
「みんな気を付けろ!!1つの章が終わったからブックマークと評価を押してくれって作者が頼んでくるぞ!逃げろー!!」って身構えているのでしょ?
ええ、確かに頼もうと思っています。
でも、そう身構える事無く1つ私の考えを聞いてもらえるかい?
突然だけど皆さんは民主主義って何だと思う?
私は多数決、選挙制度なんじゃないかな?って思うの。
独裁者が自分勝手に物事を決めるんじゃい、国民1人1人が意志を示して物事を決める。これが民主主義の根底にあると思います(T△T)
この世界ではね…選挙したところで仕組まれて全然意味のないもの、私の書いている物語じゃないけどプルートのようにそもそも選挙すらない国だってあるんですよ。それを考えたら私たちが住んでいる日本はなんて恵まれているのでしょう?(^^♪
にも関わらず、この日本では投票率が他の先進国の中でも低い(◞‸◟)これは由々しき事態です。
皆さんこう思ってない?「たった1票じゃ何も変わらない、行くだけ無駄だ、そもそも関心が無い」とかさ。
でも違うと思うの。例え何も書かない白票でもいいの!政治はよく分からないから白票でもいいでしょう!大切なのは投票所に行って投票する行為だと思う(-_-メ)「誰にも票を入れたくない」という意思表示になる!民主主義とは国民1人1人が意志を示す事が出来る制度なのです。投票所に行かないのは民主主義の放棄だと思うの。
そして皆さんはここまで言ったら、私が何を言いたいか分かるよね?
ええ、【小説家になろうのポイントも同じではないだろうか?】って事だよ。
皆さんの中には自分1人がブックマークや評価ボタンを押したって何も変わらない、意味なんてない、って思ってるんじゃないですか?(TvT)ブックマークや評価ボタンを押そうが押さまいが、作者がアップする時は勝手にされるんだから押すだけ無駄だ。ってさ。
でもね、私はそれは違うんじゃないかな?って思うの(^^)
たった1つのブックマークや評価じゃないの。そこには皆さんの意思があると思うの。
点数が高い、低いが問題じゃないの。
押すことに意味があるの。『読んでいるよ』っていう事を作者である私に伝える大切な意味があると思うの(^^)
だからね、これを機に押してみてはどうだろうか?怖くないよ~簡単だよ~ポチって押すだけだよ~(^v^)
ん?(。´・ω・)ん?どうしたの皆?そんな詐欺師を見るような目で私を見て…。
なになに?
「そこまで偉そうに言うんだから、もちろんあなたは選挙行ってるんだよね?毎回投票してるんだよね?」
ですって?
「え?投票?そんなん行くわけないやんwたった1票で何が変わるねんw私が投票に行こうが行かまいが結果なんて変わらへんねんから行動するだけ無駄無駄w(^^♪数学ちゃうで~算数レベルの簡単な問題やで~wコスパの悪い事はしない主義なんですわ~wグッバッバ( ´〇`)!!」
ハッ(゜Д゜)!!
いや、あの…ちゃ、ちゃうねん(;''∀'')これは別に本音とかじゃなくて、、ちょっと待って!!いや、そもそも!投票と小説家になろうのブックマークや評価は関係ないし!!誘導尋問をするのはおかしいと思います!卑怯だと思います!!性格悪いと思います!!




