17 黒の幹部会(2)
クリックありがとうございます♪ソニーへの憎悪と憎しみで頭がどうかしてしまいそうなひとりぼっちの桜ですw
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PS5プロが出たら値下げすると思って待っていた私は今右往左往です(つ、<)
因みに今、Amazon見てきたんだけど全部売り切れて転売屋が「ひゃっほーー(^^)/」してました(涙)。って事で私は明日、朝から仕事なので昼から近くの家電量販店を巡って『PS5とPSポータル』を買い求めに行ってきます。見つからなかったら1か月間泣き続けます( ;∀;)
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読者の皆様の中に呪術師の方はおられませんか?出来れば1級以上。ソニーを…呪ってください(◞‸◟)隕石を落としてください。成功報酬は10日間毎日アップでいかがでしょうか?
どうか、どうかお願いします。
さて今回のお話ですが、前回の続きでございます。ページ数は前回と同じぐらい…ちょっと多いぐらい?wゆっくりでもいいので読んで頂けると嬉しいです(^_^;)
では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
「マリアンヌ様の仰りたいことは分かりました。目的も。それでもこのムンガルは言いたい事があるのです」
なに?と、視線をムンガルに向けるマリアンヌ。
ムンガルは誠実な視線で見返す。
「皇族と皇族の正当な戦いの結果とは言え、兄君であるロキ皇子にあそこまでの事をしてしまって本当によろしかったのですか? 以前も申し上げましたが、あのような高圧的な物言いに文言を用いてしまうとロキ皇子もそうですが、お父上でもあらせられる皇帝陛下にもとても強い怒りを向けられるかと、このムンガルは思うのです」
「ロキの手に関しては皇族のプライドとプライドを賭けた正当な決闘の結果だ、父上に関しては横槍を入れてきたに過ぎん。下らぬ雑音を気にする必要はまったく無い、正義は我にある事を忘れるな」
ムンガルはソファー深く腰掛けていた重心を前に乗り出す。
「そうだとしてもです。皇帝陛下もロキ皇子も共にプライドが高いと思われます。そしてプルート兵および近衛騎士の5名も相当にプライドは高い。そのプルートに住まう男性のプライドを今回マリアンヌ様は女のカーナを使ってズタズタにした。今後どのような不利益がマリアンヌ様に降り注ぐか、このムンガル、想像も出来ません」
「つまり、お前は女の我は黙って理不尽に屈しろと言っているのか?」
怒っているわけでも威圧的なわけでもない事務的なマリアンヌ口調、そして疑問の提示であったが、傍らで聞いていたカーナとシグレの視線が自然とキツくなる。
もしも本当にマリアンヌの言う通り「マリアンヌは女だから理不尽に耐えろ」という事をムンガルが言っているなら許せないのだ。
だがムンガルはその視線を気にする素振りも見せない。
依然としてその真っ直ぐとした戦士の瞳は誠実にマリアンヌに向けられている。
「いいえ、このムンガル、マリアンヌ様にそのような不敬な考えなど微塵もございません。この命はマリアンヌ様に救われて以来、今後マリアンヌ様がどのような道を選ぼうとも付き従う覚悟でございます。このムンガルが言いたのはもっと穏便な方法があったのではないかという事です。以前も進言させて頂きましたが、あのような挑発的な事を続けていればマリアンヌ様の敵は自然と増えていくことでしょう。そして怒りは膨れ上がり、その憎しみの刃はいずれカーナだけでなくマリアンヌ様に向けられる可能性も有ります。このムンガル、それを危惧しておるのです」
「ムンガル卿、少々、マリアンヌ様に対して言葉が過ぎるのではありませんか?」
「…シグレ」
今は昔の面影も無い執事服に袖を通しているシグレという男だが以前はムンガルの部下であった、だが今ではその雰囲気を一切見せず一切物怖じする事無く以前の上官に向かって言う。
「我々はマリアンヌ様に付き従っている忠実なる臣下。信ずるべきはマリアンヌ様の言葉のみ。マリアンヌ様の考えと違う考えなど持つべきではないのではない。そもそも皇帝陛下とロキ皇子は別にしてもこの国では誰もが皇族の皆様に忠誠を誓っています。故に近衛騎士の5名もそうですが、この国の国民がマリアンヌ様に対して憎しみなどといった感情を持つはずがない」
「そうですよ!ムンガル卿!マリアンヌ様は正しいのです!」
シグレ強く言い、カーナが非難の目と口調をぶつける。
ムンガルは眉間を揉み始めた。
「なぜそんな事が言い切れるんだ?シグレ、カーナ、お前達のそれは思考の放棄だ。忠節を重んじるのであれば、主の危険も少しは考えろ。このままいけば敵が増えるぞ、お前達にもそれぐらい分かるだろ?」
「マリアンヌ様の敵は神に異を唱える逆賊。我々が排除すればよいだけの話ではないですか」
「ええ!そうです!マリアンヌ様の敵は全て私が殺します!近衛騎士だろうが問題ありません!ええ!」
ヒートアップしていくカーナ、シグレ、ムンガル。
マリアンヌはそこでカーナとシグレに対して「少し黙れ」と包帯の巻かれた手を一度横に振る。
「カーナ、シグレやめなさい。そしてムンガルよ、お前は相変わらず固い考え方だな。でもまぁ、お前っぽいか」
こういった発言を面と向かってマリアンヌに言えるのは、おそらく今ではムンガルだけだろう。そして今後も。
だがそれをマリアンヌが意識して感謝しているかは分からない。
でもその誠実な言葉や視線が主を思ってのものだというのは伝わった。
ムンガルという男、魔道具の素養こそ無かったがプルートにおいて将軍の地位を得た。
彼は主に対して誠実さを通す。
こんな彼だからこそダイヤル城塞の失敗が起こるまで皇帝にも気に入られたのだろう。
そしてそれはマリアンヌも同じ。
不思議とマリアンヌはムンガルに怒りを覚えていない。
「お前の心配している憎しみの刃とやらだが、我は最初から想定している。と言うか、それを乗り越えないと我は皇帝の地位にはつけない。だからこそ少し暴力的だろうが脅迫的だろうが、父上や皇族たちに遅れを取るような弱腰の物言いは出来ないんだよ。少しでも弱みを見せたら我の物語はそこ終わる」
「いや、流石にそのような事は」
「事実だよ」
今回の慰問から王の間での1件までの流れを見てもそうだが、ことある事に父上は我を失脚させようと裏工作を行なっていた。
完全に我を潰しにきている。
一応、娘だから命までは取ろうとはしてこないが、それでも父上が立てた計画の綿密性を考えれば弱みは見せられない。
「極論、弱みを見せれば死だと思って良い」
「そこまで御自分の父親を危険視されるのでしたら、尚の事やはりあの挑発とも取れる脅しのような交渉は避けたほうがよろしかったのではないですか?」
「ムンガル君、君も強情だね」
ムンガルは語る。
なぜ、マリアンヌの父であるグローリー・ディ・ファンデシベルに歯向かう事を恐れているのかを。
マリアンヌが生まれる前の出来事を、
「皇帝陛下は若き時、敵対する者に容赦しませんでした。それは戦場であろうが無かろうがです、少しでも敵対した者には絶対なる死を与える。どれだけ許しを請うても皇帝陛下は許しはしない。敵対した者の親兄弟に至るまで殺し尽くす、『子供の命だけは…』と願いながら自ら命を絶った者もいました。その人物は皇帝陛下の実の弟君でした、ですが皇帝陛下は子供も容赦なく殺していました。今と違い乱世の時代とは言え、その情を失った残虐性は常軌を逸していた」
「でも若き日のお前もまた今と同じように異を唱えていたんだろ?『皇帝陛下!やりすぎです!』、とか言ってさ」
ムンガルは重苦しく頷いた。
「…まぁ、はい。このムンガル、毎回、命がけでしたが。言わずにはおれませんでした」
「やはりお前は面白いね」
「いや!面白がる話をしているのではありません!これは真面目な話をですね!」
「へっへっへ」
堪らず吹きだす笑い声。
泥のような声であった。
ムンガルの視線が鋭くなる。
「何がおかしいんだ?ヤンとやら」
「いや、何でもありませんよ」
「………」
「そんなに睨まんで下さいよ。あっしみたいな下々の者がお偉い将軍殿に意見なんてね~、、へへへ」
「マリアンヌ様もこの場に居る我々はマリアンヌ様の片腕である仰っている。立場など気にせず言いたいことがあるなら言うがよい」
明らかに怒っている口調であるのは誰の目にも明らかであった。
図体のでかさ、纏った鎧の威圧感も相まって更にでかく見えるムンガル。
ヤンは降参するように…。
いや、人によってはおちょくっているかのように思える軽く両手を上げた。
「はいはい、分かりました、言いますよ、言わさせて貰いますよ~将軍殿。 あっしはね~、聞きながらちょっと思っただけですよ。そんな下らない事を進言する為に命を賭ける馬鹿がこの世に居るなんてね~ビックリしてね~面白くてね~へへへ」
「なんだと!!貴様!!」
マリアンヌのお気に入りの高級な黒いテーブルにヒビが入りそうな勢いで強く振り落とされる鍛え上げられた拳。
床すら揺れる振動。
睨むマリアンヌ。
「ムンガル、それ気に入ってるからやめて。ヒビ入ったら殺すぞ」
「え!?あ、もしわけございません!このムンガル、少し頭に血が上ってしまいました!」
「次からは気をつけるように。あとヤン、お前も毎回、我かカーナに助けてもらえると思わない方がよいぞ」
「なんてこった、そりゃ怖くて心臓が止まっちまいますよ。あっしの命なんて吹いたら飛んでいくほど軽いのだからね~」
そしてヤンは軽くムンガルに向かって頭を下げる。
「すいませんね~ムンガル将軍、何分あっしは都会知らずの田舎者、世間知らずでしてね~ご無礼が多いかと思いますが、どうぞご容赦を…へっへっへ」
それを聞いてマリアンヌとカーナは思った。
よく言うよ。
お前、サンティエールに行く前、別の名前を名乗ってプルートに住んでたじゃん。
どれだけ身分を偽れば気が済むんだ。
道化を演じ続けるヤン。
依然として怒りが顔に浮かんでいるムンガルに言う。
「ムンガル将軍、先ほどの怒らせてしまったお詫びと言ってはなんですがね~。ムンガル将軍の心配の種を少し緩和する言葉を口にしてもいいですかね~?」
「…何だ?」
「いやね~確かにムンガル将軍の仰るとおり皇帝は残虐で恐ろしいとは思うんですよ、反抗的な態度をすることで不利益を生じることも。でもあっしには皇帝よりも、今、目の前に居るお姫様の方が100倍恐ろしく見えるんですよね~。これは皇帝から受け継がれている血は争えない…いや、血は濃くなっているって事かね~?」
「どういう意味だ?」
回りくどい言い方に目を細め疑問を挟むムンガル。
ヤンはフードの奥の口を動かす。
「死体の山」
そのワードでピクリと反応するシグレとムンガル。
ヤンはその反応を見ていつもの「へっへっへ」と下卑た笑い声を覗かせる。
「どうやらお2人もご存知のようで。皇帝は敵対する人間の親兄弟すら容赦なく殺し尽くした…。確かに恐ろしい、恐ろしいですね~、慈悲の心なんて見えもしない。けれどこの目の前のお姫様はサンティエールの慰問で自分の邪魔となる反逆者を子供から老人に至るまで村人全て殺して死体の山を築きなさった。命乞い?無実の住人もいたかも?ノンノンノン♪知った事では無いと言わんばかりに全てを殺した、それも満面の笑みで。どう考えてもムンガル将軍が恐れている皇帝よりも数段上と言わざるおえないの所業だ。恐ろしいね~恐ろしい」
そして「つまり、あっしが言いたいのはね」と。ヤンは結論を述べる。
「そんな事を平気で行なうマリアンヌという人間をおいそれと攻撃してくるなんてあっしには思えないんですよ。皇帝の身になって考えてみて下さい。若い時の自分よりも残虐性が強い娘、怒ったらどんな事をしてくるか分からない自己中心的な娘、しかも傍らには暴力の化身であるカーナという存在、極めつけにカラスという暗殺部隊の存在、自分の過去を重ね合わせれば合わせるほどに恐ろしい娘。あっしなら怖くて手を出さないね~」
「つまり皇帝陛下は怒りに任せておいそれと動かないと?」
「あっしの目測だと、皇帝が次動くのは確実にお姫様を失脚させる事が出来るときだと思うんだよね~。もしも皇帝が怒りに身を任せるような阿呆ならそこのお姫様が上手く利用なさるでしょうよ。そして怒りを覚えているプライドの高い男達とやらも、死体の山という話を聞いてどう思うかね~?お姫様の従者であることがある程度知れ渡っているムンガル将軍にまで噂話が広まっている現状を考慮すれば、きっと怒りの感情よりも恐怖心が強くあるはず…」
「な、なるほど」
流石はマリアンヌが認め、即カラスのボスに任命しただけの事はある男。
目の前でこれだけの緻密な情報分析をされたら納得せざるおえないムンガル。
言葉に詰まりながらも頷く。
一方、黙って聞いていたマリアンヌ。
「………」
ヤンよ、悪くない状況分析だけど、相変わらず恐怖から来る希望的観測、待ちの戦術を好んで選ぶと傾向が強いな。
強大すぎる敵を前にして、動かなかったら危険が無いという思考もよろしくない。
マイナス10点。
そいういう所が軍師に向かないところだよ。
まぁ、それは長所でもあるわけだからお前らしくていいけどさ。
と言うか、我の1週間で慰問の解決した偉業ではなく死体の山の方が噂として広まっているのはいったいどういう事だ?
あの程度の事柄がそんなに広まっているとは驚きだな。
「安心しろムンガルよ。ヤンの話だけではないが、ちゃんと手は考えてある」
「手ですか?」
「ヒントはカーナだ」
「カーナですか?」
意味が理解できず、そのまま聞き返すムンガル。
そして話に取り残されつつあるカーナも首を傾げている。
マリアンヌが説明を始める。
「シグレが先ほど言ったプライドの高い男達、皇族に付き従う人々、我は別にプルートに住まう騎士を含めた人々が皇族に対して盲目的な信仰心があるから何をしても安心などと思ってはいないよ」
そもそも我はそれほど人を信用していない。
人は裏切る生き物だ。
宗教における信仰も同じ。
信じるのが人という生物ならば裏切りもありえる。
それに皇族は我1人じゃない。
他の皇族が民草の真実の神となった時、我のはしごは外される危険がある。
危険は常に考えるべきだ。
そして出来る事なら全ての皇族を…。
「何かお考えがあるのですか?」
「ん?ああ、色々あるけど、カーナやヤンが言う力ずくというのは悪くない手だ。恐怖は人を付き従えるからな」
「本気ですか?皇帝陛下と同じ道を歩まれると?」
「ああ、しかしその方法だけでは同時に不満を生む。それを解消しないと不満はいずれ紛争、反逆となる。カーナ、ヤン、お前達は先の慰問でよく分かったであろう?」
重々しく頷くカーナとヤン。
マリアンヌは続ける。
「だからこそ恐怖だけではダメなのだ。此度の近衛戦の1件でプライドを傷つけられた男どもだけじゃない、プルートに住まう全ての者たちには利を与えてやらねばならない」
ムンガルが気にしている人の持つ怒り、妬み、嫉妬という感情は非常に厄介だ。
怒りだけなら何とでも対処できるが妬み、嫉妬はそうはいかん。
カーナという男性よりも戦闘能力が秀でたカードを一番の側近として使い続けるのだから、人々が持つであろう負の感情は既に我の計画に織り込み済みだ。
「答えは簡単だよ。我に付き従えば自分達にとって有益なのだ、利益になるのだと自覚するに足りえるものを与えるのだ。つまり…我に付き従えばカーナという規格外の英雄の力を得ると自然な形で脳内に擦りこんでいく」
人はどんな綺麗事を並べ立てたところで自分の利益には目が無い。
最終的に選ぶのは自身の利益。
宗教を使えばその辺もラクに行なえるだろう。
「カーナは女ではなく特別な何かと刷り込むのだ」
「私…女じゃなかったのですか?」
「うん、ちょっと黙っててカーナ、今大事な所だから。つまり我という皇族に対する信仰心と、カーナという特別な英雄の存在。この2枚看板でこの国に住む人間全てから一切の反乱を起こさせず皇帝へと昇っていこうと思う」
最後にマリアンヌは悪戯っぽく微笑み、からかうような声音で言った。
「安心しろ、お前達。お前達の主は人々が持ちえる感情、信仰心、恐怖、妬み、恨み、怒り、それらだけじゃない、全ての人間が持つ感情を自由自在に操る鬼才なのだよ。過去の栄光に縋り続ける老人に負ける事など万が一にもありはしない」
少し予定とは違うが、広まっていく噂”死体の山”が人々にとって我に対する信仰の象徴となるか、はたまた恐怖の象徴となるかは分からない点。
不安要素ではある。
しかし、面白いではないか。
どちらに転ぶか分からないなら、とちらに転んでも問題ない策を講じればよいだけ。
我は全てを利用しよう。
そして証明してやろう。
「英雄は人工的に作り出すことが出来、運命は計算で起こすものだと証明しよう。さぁ英雄譚を描こうぞ」
全ての説明を終えたマリアンヌ。
ムンガルに「分かったろ?心配がいらない事が」と言った。
「納得はしかねますが、理解はしました。ですが…やはりご自分の父君にあまり挑発的な事は…」
「分かった分かった、そこまで言うなら今後は前向きに善処してやる。では皆の衆、今日は解散だ。カーナ、お前はシグレに近衛騎士入りの式典の所作などを教わっておくように。本番で恥をかいてはいけないからね。ヤン、お前は残れ、カラスのメンバーの事で話がある」
そして次々とマリアンヌの部屋を出て行く面々、しかしカーナが出て行くところでその足を止めた。
「マリアンヌ様、私ふと思ったんですけど…」
「ん、なに?まだ自分が英雄になるの納得してない感じ?」
「いえ、そんな!マリアンヌ様がお決めになられた事に異議なんてありえません!私の事を考えてくれているのも分かりますので!」
え?私の事を考えてくれている?だと。
こいつ…これだけ話していて一連の話、いまいち理解してないの?
マジかよ。
これは伝えたほうが……ま、もういいか。
うん。
いいや。
「じゃあ何?そんな真剣な顔して」
「今回、皆でこっそり集まってあれこれ作戦を立てたり考えたり、何かこれって子供の時に仲良しクラブが秘密基地で集まってるみたいで何かワクワクしますね!」
「仲良しクラブ…秘密基地…」
お前、この重要な話をしている時にずっとそんな事を考えてたの?
嘘でしょ!?
嘘と言ってくれよ!
てか、そのちゃちな言い方やめてくれない!?
秘密基地ってなんだよ!
何か急に程度の低い集まりみたいになったではないか!
「せめてもっと重厚感のある呼び方しろよ」
「え~と、例えば?」
「う~~ん」
この時のマリアンヌは思いも寄らなかった。
今後、何度も集まることになり、人数も増えたり減ったりしていくマリアンヌと彼女が信頼する部下達の会合。
その名称がこんな感じで決まるなんて。
「一応、我が信用している面々しか出れない会合なわけだから…。う~ん、騎士の駆け出しみたいな新米の奴らを参加させても時間の無駄と考えると、各分野の上官、幹部的な奴しか出れないわけでしょ。んで集まる場所はとりあえずは我な部屋わけなので、我の部屋は黒を基調としているので。。黒の幹部…会…とか?」
「なるほど!黒の幹部会!」
「まぁ仮にな」
いずれは集まる面々も場所も変わるだろうな。
名称なんて、その時にちゃんと考えればいいや。
そもそも名称なんていらないだろうに。
「はい!とっても良い名前ですね!」
「え、そう?まぁ~我の言の葉は切れることの無い無限の泉だからな♪」
マリアンヌを崇拝する部下たちにとって、黒とはマリアンヌを表す隠語であり幹部とはマリアンヌが真に信頼する者たちを意味する隠語。
そしてこの会合に出席出来る事こそがマリアンヌの部下たちの中において『マリアンヌに魔道具を与えられること・高い役職に就くこと』それらの名声よりも何倍も意味のある、マリアンヌに信頼されている証、文字通り本当の意味で【幹部】の証明になるなんて…。
それは時に組織内の団結力を更に堅固にするという良い面もあれば、崇拝する部下達の間で確執・争いの種となる悪魔のネーミング。
そんな事になるなんて、
マリアンヌは知らなかったんだ…。
「はい!素晴らしいです!語彙力が無限にあるマリアンヌ様にしか思いつかない素晴らしいネーミングです!」
「ハッハッハ♪まぁ仮だけど、渾身のネーミングだったと思わんでもないな♪」
閲覧ありがとうございました(*ノωノ)人の感情を思うがままに操るマリアンヌですが、自分のあずかり知らぬ所、部下たちの間で勝手に起こすいざこざまでは想定出来ない…。
私の好きな戦国時代、中国の三国時代でも君主と呼ばれる人たちはこういった問題を抱えていたのではないかと私は思っています。気付いた時には遅かった…ってねww
因みに皆さん、これは自分たちには関係ないと思っているでしょう?本当にそうかな~(?_?)
1つ例え話をしましょう。学校や職場であなたはとても優秀だとしましょう。しかし大事な決めごとをする集まりにはあなたは呼ばれない「なぜ?私はこんなに優秀なのに。最近入ってきたアイツ呼ばれてる…私は上司・先輩から信用されてないのでは?」実際は新人に話を聞きたかっただけ、あなたは現場を任せて忙しいからこんな細々した会議に出席させない上司・先輩の配慮だったとしても「もう認めてくれへんし、やってられへんわ!あんな奴に付いていけるか!」ってあなたはその集団を辞める。。ね?上司・先輩に出来る事無かったでしょ?wまぁ日ごろから親密に会話してれば回避出来る事象ですが、上司・先輩も忙しいとね…(>_<)
大きな組織になればなるほどコミュニケーションが大切って事です( ;∀;)
ではまた次回お会いしましょう♪次回は本当のラスト、裏話やで~(^_^)
皆、、ごめん(m´・ω・`)m ゴメン…
私は以前から良いなって思ったものを皆さんに紹介していますが(使命感で)、今回はちょっと…今回紹介したところでそれはもう観れない(>_<)だから意味が無いと罵声を浴びせられたらグゥの音も出ないお(+o+)
でもこれを紹介しないなんて私には出来ない!って事で紹介するね(^△^;)!
皆さんは【2.5次元 舞台】というのをご存知でしょうか?
私はお恥ずかしながら『押しの子』で初めて知ったのですが、そんなに興味は無かったんですね。それが土日にYouTube観てたら【ぼっち・ざ・ろっく!】の舞台が完全無料で放送されてたのですよ(4時間ぐらいのやつw)最初は、
「ふ~ん、ちょっとだけ試しに観るか。無料やし、最初の10分ぐらい」
って見始めたら、気がついたら4時間経ってたよw
あのさ…とりあえず皆に言いたい……主人公のぼっちちゃんおったw本物がおるwしかも生で演奏して原作クオリティーが高すぎる( ゜Д゜)汗。
もうね~~演技も演奏もハイレベルでこれは凄すぎる!2.5次元 舞台ってこんなに凄いの!?これはハマるわ( ´艸`)!生で観たいもん、、まぁ遠いから無理だけど...( = =) トオイメ。
観に行ける都会の皆が羨ましいお…。
まぁ何にしても皆さんにこの感動を共有出来ないのが悲しすぎる(´;ω;`)ウゥゥ
あと…2日私が早くアップしていたなら…。
(m´・ω・`)m ゴメン…忙しかってん。




