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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第9章】 英雄の必要条件

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11 カーナ VS 近衛騎士(5)

クリックありがとうございます♪小学生の時3年間ほど空手をやっていたんだけど、基本大会とか興味無かったし大会の開かれている場所も遠かったから参加しなかったんだけど、ちょっと自信あったし1回だけ大会出てみるか(^O^)/って5年生の時に参加したら1回戦負けをしたひとりぼっちの桜ですw


……いやいや!聞いてよ!あれは運が悪かったんやって(>□<)!

皆、今「負けた奴は運がどうこうってすぐ言うよね~w」って思ってるでしょ?ちゃうねんて!マジで運が悪かったんやって(゜Д゜;)!だって1回戦で私と当たった人、その子、優勝してるんですよ!

私も戦った時「えっ!こいつ強すぎない!?」ってなったもんw

私、空手の教室内では結構強かったからさ、もうへこんだねwそして【井の中の蛙】って言葉を大会始まってすぐに知っちまったよ( ;∀;)私は小さい時から運が無さ過ぎるww



では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



「助かったぜ、団長」

「油断するなノズル」

「いや、してねぇんだけど。逆にしてるように見えてるのか?」


 言いかけたノズルに、クルウェイは冷たい視線を向けた。


「自分の目には楽しんでいるようには見えている」

「…そりゃ~まぁ、そういう言い方をされちまうと否定しづらいけどよ…いや、だってよ!まさかキューリの旦那が大盾で弾いたナイフの1本を突っ込んでくる最中に空中で掴むなんてな、曲芸みたいじゃねぇか!こんな事やる奴は世界の何処にも居なかったぜ!」

「はぁ~、やれやれ。楽しんでいる暇があったら…」

「分かってる、分かってる。だからこれからは、も~ちっとだけ出力を上げるぜ」

「それは何より…ん?ちょっと待て、ノズルどういう意味だ?」

「簡単な話だ団長♪ 王の間が壊れたら一緒に謝ってくれや、って話だぁ!」


 即座に投げられるフック。


「っ!?」


 今までよりも相当速い。

 完全にノズルの全力と思われる速度。


 まさか王の間で出すとは思わなかった全力の魔道具発動。


 鎖の音を置き去りにするフックは地を這うようにカーナへ向かった。

 最早、矢など当に越えた速度。

 それをカーナは持ち前のセンスで何とか避けた。

 だが来ると思わなかったノズルの全力のフックを避けたせいでカーナの体勢が大きく崩れた。


”何してんだ!あのバカは!王の間を破壊するつもりか!”


 と、思いながらもその瞬間、この隙を逃すわけにはいかない。とキューリ、グロエはほぼ同時に動いていた。


 体勢を崩しているカーナの前方からは大盾の脇から急所を突こうとしている小型の剣。

 背後からは避けようの無い槍。


 カーナの目は敵の攻撃を素早く、正確に捉える。


「……っ」


 体勢が悪すぎる、突っ込んでくる2人の力量が高すぎる。

 コイツら相手にこの体勢から自力での回避は難しい。


 魔道具を使うか?


 いいや、体勢が悪すぎるから魔道具の加速が使えない。


 結論、避けられ無い。


 では受け流すのはどうだ?


 不可能だ、達人レベルの槍の使い手が背後から突きを放っている。

 前方のキューリ卿の攻撃を受け流した先、自分の背中に穴が空くだけ。

 この使い手相手だと致命傷は避けられない。


 結論、受け流せない。


「………」


 カーナの直感はコンマ数秒で1つの結論を導き出した。


 受け流すのでは無く、槍を真正面から”受ける”しかない。


 ただし受けるといっても魔道具である大型ナイフは前面のキューリの剣を受けるのに使うので、槍に対しては使い捨て用のナイフで受ける。

 もちろん魔道具の槍と使い捨てのナイフでは強度に差が有りすぎるから真正面からは受けれない。


 故に…。


「じゃあな小娘!」

「シッ!」


 避けようの無い前後からやって来る2つの凶刃。

 カーナは正面のキューリの剣を魔道具の大型ナイフで受けつつ、手首に忍ばせておいた投擲用小型ナイフを手に取った。同時に1秒の4分の1ほどの時間、視線を背後に動かして避けようのない槍の速度と角度を確認、そしてグロエの神速の突きのに対して槍の尖端と投擲ナイフの尖端を合わせる。


 槍は金属音と共に一瞬ピタリと止まった。


 これなら使い捨て投擲用ナイフでも対抗できる。

 キューリ、グロエ、ノズル、3人の目が見開く。


「「「嘘だろ!?」」」


 素人の槍による突きならまだしも、グロエは槍の達人だ。

 プルートの騎士の中でもグロエレベルの槍の使い手はそうはいない。

 それはイコール、大陸でもそうはいないという事になる。

 その相手に対してただの使い捨てナイフ1本で受け止める。

 勇気というよりも無謀な行為だ。

 少しでも角度がずれていれば武器としての完成度が高い魔道具の槍が勝って、間違いなく今頃ナイフごとカーナは腹に穴が開いていただろう。


 線ではなく点で受ける。

 言うは易く行なうは難し。

 寸分違わず相手と同じところを突く事ができる技術と、相手の動きを見切る目によって成し得た奇跡のような事象。

 その究極系とも呼べる行いだろう。


 天賦の才だけでは説明できない。

 技術うんぬんじゃない。

 どんな胆力をしているのか、という話だ。


 カーナという女は死が恐ろしく無いのか?


 目の前で今起こった現実とは思えない光景に、ぞくりと背筋に冷たいものが走りながら唖然とする3名。

 そしてそれらを尻目に即座にその場から離れるカーナ。

 息をフ~と吐き出す。


「今のはちょっと危なかったですね」


 ちょっと危なかった。程度?今のが?

 カーナの格闘センスのあまりの高さに3人は言葉を失う。


 一方、クルウェイはそんなカーナと自分の部下である近衛の戦いを見ながら思った。


「………」


 相変わらず攻撃回避に無駄が無い。

 無駄な力が入る余地がない、命を顧みない最短・最高率の動きしかしていない。

 自分が考えうる最高の動きをしている。

 この才能を超える人間には今後も出会えることは無いだろう。


「だが…」


 何かがおかしい。


「何だ、この違和感は?」


 心に引っかかりを感じる。

 その違和感の理由はクルウェイの目にはカーナが少々消極的に思えたから。


 つい先程のノズル一件に関しては攻め込んで攻撃してきたが、本来ならカーナ・マキシマムはもっと前のめりな戦い方を好んでいた。


 死線を好み。

 常に死線の中で生きる。

 カーナの戦い方は昔から死地の中でこそ輝き放つ。


 ファゴット際で久しぶりに見たときも、前半は違ったが後半はやはりそうだった。

 だがファゴット際のラムゼス戦と違って今回はこの国最強の近衛騎士団、この消極的な戦い方も当たり前といえばそうだが…。


 それでも違和感が拭いきれない。


 あの未来予知にすら届きえる目を持ったカーナという女。

 命を賭けた戦い方こそ彼女が生きる場所。

 彼女自身、命を賭ける事に躊躇ちゅうちょしない。

 ただですら戦力差が有って勝ちの目は薄い今回の戦い、にも関わらず命を賭けず自分達近衛に勝てるとは思えない。


 違和感の正体はそれだ。


 安全マージンの取りすぎ。

 死地こそカーナの居場所だというのに。

 決して正面から立ち向かわず、間合いを取ってけん制に徹する。

 そしてたまに死線の中に身を投じる。


 確かにこれは当初、近衛騎士たちがカーナが取るであろう戦術であった。

 けん制多め、隙を見て魔道具を使用して超高速で近づいて来て勝負を決める。


 予想通りの展開。


 でも、カーナはもっと攻撃的な”前のめり過ぎる戦い方”ではなかったか?


「果たしてこれはいったいどういう事だろうか…。何か裏がるのか?裏にはマリアンヌ第一皇女殿下が居る」


 だが皇女殿下は戦闘は素人だ。

 果たして戦闘に関してカーナに何かアドバイスするだろうか?

 でもそう考えでもしない限りカーナという人間が消極的な戦いをする理由に説明がつかない。


 だが…、


「どんな策があろうが、この戦力差は覆せない。それは間違いない。カーナの実力はもう十分に分かったから問題は無いな」


 遂にクルウェイが動く。

 一瞬、カーナの肩が小さく跳ねた。


「クルウェイさん…」


 ノズルは言った。


「いいのか団長? ナイフとかあの針とか」

「問題ない。十分見た、アレやアレに近しい物なら戦闘の片手間で対処可能だ」

「片手間…」


 分かっていたが、こいつも大概化け物だな。

 と、ノズルはクルウェイを見て思う。


 一方のクルウェイ。

 彼は自信の表れと言わんばかりに悠然とカーナに目を向ける。


「カーナ、退くんだ」

「何度いえば分かるんですか?クルウェイさん。その選択はありえません」

「君が一度でも自分に勝った事があったか?」

「何年前の話をしているんですか」

「時が経過すれば自分に勝てるとでも?」

「ええ、勝ちますよ」

「…そうか、では退きたくなるようにしてやろう」


 その瞬間、周囲を押し潰すような圧力が王の間を包んだ。

 ピリピリと肌に張り付くような空気。

 前に足を踏み出すだけで周囲が、空気がざわめく。

 マリアンヌや皇帝のような人を支配するような生まれ持った威圧感ではなく、数々の戦場を駆け抜け、偉業を積み重ねた英雄のみが持つ威圧感であった。


「………」

「………」


 両者は向き合い、互いの武器を構える。

 見ただけで冷や汗が出そうな威圧感を放ちながらクルウェイは言った。


「風よ。我が身に宿れ」



閲覧ありがとうございました(^ム^)次回『クルウェイ…動く』。お楽しみに~♪次回もサービスサービスぅ~(^^♪

ではまた次回お会いしましょう♪(*ノωノ)








ふぅぅ( ´Д`)ざぁぁああ(>△<)けぇぇるなぁぁあああよぉぉおお!(゜Д゜;)!!


と、私はさっきパソコンの画面の前で叫んじまったよ(T_T)

皆は沈着冷静で有名な私がなんでここまで取り乱したか分かるかい??

…そうだろう、そうだろう。分からないよね(^v^)じゃあ教えてあげよう♪私も不満いっぱいだったからねw


さっき”とあるサイトでとあるものを購入しようとしたら『ご利用のクレジットカードは使えません』”って出たんだよ。

「え?え、なんで( ゜Д゜)!?」って焦ったよねwだってクレジットの使用期限まだ全然あるし…滞納なんてしたこと無いし…。

で、調べてみたらどうやらそのサイトでは少し前からVisaカードは利用が一時的に停止されているって分かったの。


はぁ~~(><)なんでやねん!ってなるよね。

なんかVisaカードって本社は海外の会社じゃん、海外から『そういう作品を多数売っているサイトではカードを使えなくする』っていうのが理由らしいです。


ふざけんなよ!表現の自由じゃ(# ゜Д゜)!内政干渉すんな!って気分だよ。


まぁ裏道って言うか【カード→作品購入】ではなく【カード→DMMポイント購入→作品購入】という手段で買えたらなんとかなったけど。

皆も気を付けてね!クレジット会社が内政干渉してくるからね!



ん?(。´・ω・)?

「とあるサイトってぼかされて、気を付けてって言われても…とあるサイトってどこ?」

ですって?

……いや、それはまぁ、皆さんの言う事もごもっともなんだけど、、その……いや…(→_→)色んなサイトでこのような事態が起こっているようなので、一概にどのサイトとは言えないんだけど……どうやら~FANZA?という私の知らないサイトでは起こっているようだね。まぁ私は違うサイトであれだから、関係ないけど(→_→)


(。´・ω・)ん?「で?FANZAで何の作品を買ったの?」

ですって?

それは今回の話とは関係ないでしょ!!(。◕ˇдˇ◕。)/私は言いませんよ!個人情報は何よりも大切なのです!!………え?

「言わないならブックマーク外すぞ」

ですって?

ひ、酷い!それは酷すぎるでしょ!私の作品とは関係ないでしょ!(´Д⊂泣

聞いてよ!この章のお話は終盤【ペンが止まらない現象】が起こったのできっと面白いから!ね!


……え?

「じゃあ読むけど、ブックマークは外すね♪」

ですって?


……あ悪魔や、、あんさんら、、人の皮を被った悪魔や( ノД`)シクシク…


あの…あの…は、、は……【はだかぐらし】です(つ_<)


いや!ちゃうねん!みんな落ち着いて!電話を下ろして!通報止めて(゜Д゜;)!!

私はいやらしい目的でこの作品を購入したわけではないのです!

これは『おねショタマスターのアガタ先生』の新境地の作品なのです!あのおねショタの巨匠が新たなフィールドに挑む意欲作、つまり!皆様の不安を払拭する為に私が先んじて犠牲となって検閲しないといけない作品なのです!


これは義務感、責任感、使命感が必要な仕事。

つまり私の仕事(。◕ˇдˇ◕。)/分かるね??


なので、もう予約購入しているので、7月1日、私がしっかりと検閲してきます!!ええ!みんなの為に!!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] >安全マージンの取りすぎ──カーナはもっと攻撃的な”前のめり過ぎる戦い方”ではなかったか? >皇女殿下は戦闘は素人だ──果たして戦闘に関してカーナに何かアドバイスするだろうか? >そう…
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