07 カーナ VS 近衛騎士(1)
クリックありがとうございます♪今期放送中の鬼滅の刃を観ていて「( ゜д゜)ポカーン」となったひとりぼっちの桜ですwこんなの鬼滅の刃じゃないよぉ~(><)私、鬼滅の刃全巻持ってるんだけど、あまりにもアニオリ展開が酷すぎる(>_<)
今放送されている『柱稽古編』って原作だとあんまり長くないお話なんですね。だから放送前は「これどうやって12話ぐらいに落とし込むんだろ?」って思ってたんだけど、答えはアニオリでしたよ( ;∀;)
いや、別にアニメオリジナルを全て否定はしないよ。意味のあるアニオリなら大歓迎です。ただ…今放送されてるのってただの尺稼ぎじゃん(ノД`)・゜・。無理やりお話を伸ばしているだけだから面白くないんだよ。大好きな鬼滅の刃のアニメがこんな事になるなんて…涙がとまらないお(´・ω・`)ショボーン
原作の先生、アレ見て心を病んでないといいな…。
皆様!完成したよ!カーナVS近衛騎士の戦いのお話(^○^)なんと、完成したら原稿用紙40ページ越えwでもね!実際は10ページ以上「これじゃないな…」って消してるから、実質は50ページ以上書いたわ(笑)
でも、そのかいあって自分自身納得が出来るものが出来たと思っています。皆様が少しでも楽しんで貰えると嬉しいです♪
では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
「最悪、殺しても構わない。行け」
事前の打ち合わせなどしていない。
だがクルウェイの掛け声に合わせて、カーナの背後に居るグロエ、ノズルが示し合わせたかのようにカーナに跳びかかった。
近衛の中でもグロエは背が高く、ノズルは図体が大きい。
もちろん2人は重厚な鎧装備を着けている。
にも関わらずカーナの背後から襲い掛かってくる2人から音は一切出ていない。
いや、音だけじゃない。
足音を消し、殺気を消し、気配そのものを消す。
だからといって遅いわけでは決してない。
むしろ速かった。
これが軍事大国プルートの騎士の中でもトップの動きと言わんばかりの速度。
一瞬でカーナに近づくような速度。
風切り音さえ聞こえぬ洗練された槍による突き、そして岩をも破壊する鋼の拳はカーナの背後に襲い掛かる。
そして2人の獲物がカーナの背を捉えようとしたその時、
「「っ!!」」
カーナは姿を消した。
空を切る槍と拳。
目の前から消失したカーナ、だが攻撃を仕掛けた2人に焦りの色は無い。
その目は確実にカーナの動きを捉えていた。
「フミナガ!」
「フミナガ卿!」
ノズル、グロエは叫ぶ。
カーナが魔道具を使って瞬き1つの速度で向かっている、その先に居るのはもちろん剣聖フミナガの後ろで怯えて小さく縮こまっているロキ皇子。
初手から迷い無く対象を狙うカーナ。
それを焦りの表情1つ見せず、自分の間合いに入って来たと判断したフミナガは淡々と言った。
「警告はしたぞ、お嬢ちゃん」
言葉の終わりは死を意味する、刀身すら見えないほどの速度で鞘から放たれた1閃の太刀。
高速を超え、神速に行き着くであろう刀はカーナの胴体を狙う。
同じく高速で近づいてくるカーナと、迎え撃つフミナガの刀のタイミングに誤差は無い。
間違いなく仕留めた。
フミナガがそう確信した瞬間、刀が身体に触れる寸前にピタリと停止するカーナ。
カーナの魔道具による急加速からの急停止。
100→0ではなく、魔道具による超加速が加わった事で200→0の動き。
通常ではありえない動きで目の前でカーナが止まった事でカラぶる刀。
「っ!?」
「………」
カーナは見ていた。
剣聖と謳われるその剣筋を。
そして無言で剣筋を確かめたカーナはそのまま1歩2歩とバックステップをしてフミナガの射程から離れる。
「なるほど、それが”居合い”ですか。確かに人の身で到達できるとは思えないほどの速度ですね。でも、その技の感じだと一振り目は速いですが二振り目の速度は相当落ちますよね?」
胴体を掠めるように通り過ぎた剣を極めし刃。
そこから一歩でも前に進んでいたら間違いなくカーナの胴体は真っ二つにされていただろう。
だがカーナは動じる事無く剣筋を冷静に分析している。
その異常さを見たフミナガは再び鞘に刀身を収め、だが油断せずに目を丸める。
「いやいや、眠気が明後日の方向に吹き飛んじまったよ。 おい、クルウェイ、どういう事だ? なんでこの女は俺の剣の間合いを完全に知っているんだ?お前が教えたのか?」
そう剣聖フミナガに言わしめるほどに、今しがたカーナが取った避け方は完璧にフミナガの居合いの射程距離を把握したものであった。
刀が身体に当たるか当たらないか数ミリの所で魔道具を使って魔力を逆噴射して止まる。
本来であればここまで完全に誤差なく見切るのであれば何度も何度もフミナガとの手合わせが必要だろう。
それを初見にも関わらずカーナという女は誤差なく剣先を掠めるように避けた。
それは剣聖フミナガにとってありえない事柄だ。
百歩譲ってクルウェイが事前に教えていたのなら…と思ってフミナガが問うたが、クルウェイは「馬鹿な事を言うな」と首を横にする。
「そんなわけ無いだろ」
「じゃあ今のお嬢ちゃんの避け方は何だ?」
その質問に対してクルウェイの答えは実に簡潔だった。
「今のは勘で避けたんだ。ただし、異常なほど精度が高い勘だが」
「ただの勘で俺の剣が避けられると?あんなにピッタリ?初見で?」
「だから何回も言ってるだろ。彼女は自分と違って本物の天才だと」
フミナガは後ろに居るロキに気を配り、カーナという敵から目を離さずにクルウェイに胡乱な目を向ける。
クルウェイは続ける。
「良く聞けフミナガ、お前ほどの使い手なら信じられないかもしれないが、カーナ・マキシマムという女は戦闘が始まる前の敵の構えを見ただけで、戦闘スタイル、癖、初動の動きはまず間違いなく丸裸にすることが出来る。お前の居合いの射程距離とだいたいの来るであろう速度もそれで予測されたのだろう」
「構えだけで、俺の攻撃の間合いと速度の予測をしただと?」
「ああ」
「その何の確証も無い勘、予測を打っ付け本番でやってのけたと?」
「ああ」
「その目測が少しでも違ってたら、俺の居合いで胴体輪切りで死んでたんだぞ?本気で言ってるのか?」
「ああ」
「はぁ~…と言う事は何か? 俺達はいつもの慣れた戦い方・構えはするなと?」
「それだけだと解決しないな。カーナは更に戦闘中は敵の視線、足捌き、指先の動き、息づかいに至るまで自身の五感で感じ取って敵の次の行動を予測する。戦闘中にこんな事を平然とこなす人間に対処方法など無い。もしそれでも対処方法があるとするなら…、こちらの短所を消すのではなく長所を押し付けろ。いつも通り戦え、動きを読まれてもいちいち気にするな。どれだけ動きを先読みされてもカーナという生き物はそういうものだと考えろ」
規格外のカーナの性能に絶句しているフミナガ。
横目で聞いていたグロエが言った。
「それが事実なら彼女がやっているのはまるで未来予知ですね」
「未来予知…フッ、そうだな。戦闘中に行なわれる並外れた洞察力、これによって完成されたのが未来予知レベルの勘だ。”カーナの勘は未来予知だ”昔、師匠が自慢げに言っていたよ、カーナ自体は自分のやっている事をまったく自覚して無いだろうがな」
「大した天才だ」
ノズルが話に割り込む形でに言った。
「じゃあどうする?皇帝陛下もご覧になっている。そう時間はかけれないぞ」
「やはり魔道具を使うか?多少、王の間が損壊するかもしれないが、その方が早く済むぞ」
「いえ、キューリ卿、”多少”じゃすまないと思いますよ。あの速度と未来予知レベルのセンスで避ける相手を倒そうとするわけです。王の間の半壊、この場に居る皇族を含めて無傷というわけにはいかないでしょう」
「だが今のを見る限り確かに危険だぞ。スピードだけならともかく、フミナガの剣筋を初見で見切る相手、ただの小娘じゃない。まぁこちらの戦力を考慮すれば万が一にも負けは無いだろうが…魔道具無しは中々に難儀だぞ」
ノズル、グロエ、キューリが話し合う中、クルウェイが念を押す。
「さっき言った通り、魔道具の使用は禁ずる。特にフミナガ、グロエは絶対にやめろ。自分が魔道具を使ってもフォローできない。だが…ノズルに関しては普通に使っていい。ただし全力は出すな。この意味は分かるな?」
「全力出して壁や床をえぐるなって事だろ?わ~ってる」
「よし、自分が全力でフォローする。策はお前が考えろ」
こちらに向かって警戒を怠らないカーナ。
その立ち姿を見ながらノズルは言った。
「お~け♪だいたい8割ってとこだな、ち~っとは本気でやれそうだ」
「団長のお墨付きを貰ったからといっても無茶はしないでくださいよ」
「で、我輩たちはどうしたらいいんだ?ノズル」
鎖突きのフックをグルグルと回して、思考も回すノズル。
「ん~とな作戦っつてもな~、正直、必要ねぇ~だろ?俺達が油断無く戦えばそれでいいってこった。つまりキューリのおっさんは正面から、グロエのクソ野郎は背後から、休まずにひたすら攻撃をしてくれ。んで俺は隙を見てフックで女を捕縛する。それでしまいだ」
「殺すぞ!誰がおっさんだ!お主より10ぐらいしか歳は変わらんであろうが!」
「元傭兵が、口の聞き方も知らないのか。同じ空気も吸いたくないですね」
「ハッハッハ、息ピッタリじゃないか。仲良しか?じゃあ、その調子で頼んだぜ」
キューリとグロエはカーナを見る。
「待たせたな、小娘」
「私たちの会話中に不意打ちしてこなかった点は評価しますよ。お嬢さん」
「良く言いますよ。フミナガ卿を筆頭に誰一人私への警戒を怠っていない、隙を狙ってロキ王子に突っ込んだら全員で囲むつもりだったくせに…。早くマリアンヌ様に喜んで頂きたいのに、本当に煩わしい…」
「行くぞ」
「ええ、了解しました」
不気味な悪魔が張り付いた大盾を構え、反対の手には小さめの剣を持ったキューリ。
自身が隠れるほどの大盾はジリジリとカーナに近づいて来る。
閲覧ありがとうございました(^w^)この物語で言わせたかったセルフの1つ「カーナの勘は未来予知」達成~(^^♪今回のお話はカーナの速度に対応するフミナガの凄さもですが、カーナのさらに凄い才能を皆さんにお披露目できたと思っています。
次回からは他の近衛騎士たちもどんどんカーナに攻撃を仕掛けてきます(; ・`д・´)カーナは持ち前の才能で潜り抜ける事ができるのか?楽しみにしておいてくださいね♪
ではまた次回お会いしましょう♪(^_-)-☆
私、もうPSプラス解約する(T△T)
いやね、そもそも6月の終わりまでの契約だったのですが、また良い感じのセールが来たら継続もありかな?って思ってたんだけど、来たセールは【新規とアップグレードするお客様”だけ”30%オフ】セールだったのね…。酷い、なんで継続はセール外なの??今いる客は客でないと?? 少し前にPSプラスの値段を上げるし、だからと言ってサービスは変わりないし。もう不満を言い始めるときりがない現状w
だから、もういいよ。エッセンシャルすら外すからもうオーバーウォッチ出来ないけど、もうソニーには付き合いきれない(>_<)
私は権力には決して屈しないのだ( `ー´)ノ
たぶん私と一緒でPSプラス6月いっぱいで契約終了の人って多いと思うんですね。私の予想だとソニーもきっと大量の契約解除に驚くはず…( ̄ー ̄)
そう…今こそソニーに反旗を翻せ!!(゜д゜)!




