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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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194 裏話 悪夢の夜を明けて

クリックありがとうございます♪人は変わることが出来るのか?(゜ペ?)?…と、問われたらイェス!アイ!ドゥ!と答えることにしたひとりぼっちの桜ですw


私はかねがね三つ子の魂百までだと思っておりました。人はそう簡単に変わらない、変わることが出来ない、人が出来るのは変わったフリをする事だけ。つまり他人の不幸を心から喜ぶクソみたいな私の性格も一生そのまま。。( ;∀;)。。だと思っておりましたが、とある一件で考えを改めました。


皆さん、声優の鈴木達央さんを覚えていますか?ええ、LiSAさんの旦那さんで色々あって殆どの役を失った声優さんです。魔王学院の不適合者のアノス・ヴォルディゴード役が変わったのは私にとって悲しい思い出です(つ_<)

そんな鈴木達央さんですが、つい先日久しぶりに声を聴きました。


皆さんは週末のワルキューレという作品を知ってますか?神と人間が決闘をする熱い物語なのですが、今その2期が放送されているんだけど、この作品って毎回地上波でも副音声でキャスト達が喋るんですね。で、なんと、シヴァ役の鈴木達央さんが喋ってたのね!

私は聞き入りました…( 一一)そして、「えっ!?これ同一人物!?」ってなちゃいましたwだってさ、役に対してめっちゃ紳士的になってたんだもんw以前はもっとイケイケな兄ちゃんみたいな性格だったのに(笑)

もちろん皆さんが「それ嘘じゃないの~?」って言いたい気持ちも分かります。でも聞いている限り、言動もだけど齟齬も無い、もちろん一流の役者さんなので本気で演じてたら見抜けんだろうけどwそれでも変わり方にビックリしましたw

そしてこの真摯さが最初からあればアノス役は今でも…なんて魔王学院の不適合者の2期を3話目で切った私は思うわけですよww

皆さんも機会が有ったら是非とも聞いてみて!マジでビックリするからw



さて今回のお話ですが、事前に言っていた通り、裏話になります。

時間軸としては前回のお話の次の日の朝と言う名の昼wページ数的には多分20はいかないと思うので3~4話ぐらいになるでしょうか(;-ω-)ウーン

そして、たぶん皆さんにとっては前回のお話よりも今回からの裏話の方が最終回っぽいって思うかも(笑)

では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



 この世に悪魔はいるのだろうか?


 そう問われたならばNOと胸を張って笑いながら答えただろう。

 悪魔のような人間達は数多く見てきた。

 どれもが醜悪な者たちだ。


 しかし悪魔はいない。

 少なくとも今までの人生を振り返る限りそう断言できた。

 だがその夜、考えが変わった。


 死体の山で1人笑う少女。


 飛び散る血潮、千切れ落ちている四肢、死体の山。

 そんな地獄絵図の中でそれはあまりにも衝撃的な絵であり、とても強い光だった。

 見たものを有無も言わさず魅了する光。


 いや、魅了されたのは暗闇に足を突っ込んでいる奴だけかもしれない。

 現に善良な人間達は怯えていた。

 ならばあの光は悪だけを引き寄せる光。

 自分のような者だけを引き寄せる光。


 あの少女は人間のドス黒い感情の結晶だ。

 天才的な詐欺師のような発言の数々操り。

 地獄の中で笑顔を絶やさない存在。


 本物の悪魔がこの世にいるなら。

 コイツの事を言うのだろう。


 だからこそ。


 だからこそ惹かれるのかもしれない…。


 感化された?


 自分の中にある何かが?


 確認しないといけない。


             ×               ×



 村人達にとって悪夢の1日は終わった。

 領主の屋敷。


「フ~~フ~~~フ~~~」


 マリアンヌの朝は遅い。

 というか、いつもと同じくもう昼だ。


 死臭とは縁遠い領主の部屋の窓際にて、椅子に座ってまったりくつろぐマリアンヌ。

 強い日差しと共に窓の外ではセミが必死に木にしがみ付いていた。


「あいつ等は何が楽しくて木にしがみ付いているんだろう?地面に居たほうがラクだとおもうのだが。まっ、死ぬほどどうでもいいけど」


 その横目に入ってくるのはメイドや使用人達がせっせと働く姿。

 彼ら彼女らは直にこの地を出発するためにマリアンヌの生活用品、家財道具を馬車に運んでいるのだ。


 時間は昼を回った。

 昼食も取り終えた。

 後は馬車への積み込みが終わるのを待ってここを出発するだけ。


「やっとセミの騒音、辺境の地獄の暑さを乗り越えてプルートに帰れると思うと、嬉しくて嬉しくて涙が出てくるな」


 窓から入ってくる夏の太陽の明かりと風。

 少しはこの暑さに慣れとはいえ、やっぱり暑いが、、

 それでも全てを終えた満足感は不快度数を下げる。


「あ~~それでもやはり暑い、早く帰りたい。帰りたい帰りたい帰りたい」


 木にしがみつきながらミンミンと鳴くセミ。


「石…投げたら当たるかな? あ、手、折れてたんだ。クソッ、運の良いセミめ」


 するとカーナが話しかけてきた。

 後ろにコロナも居る。


「マリアンヌ様、すべての家財道具を馬車に積み終わりました。あとはマリアンヌ様が仰られればいつでもプルートに向けてこの地を発てます」

「ふむ、それは何よりだ」


 われがこの地を発つ前の申し送りは既に昨晩、寝る前にフイレルンに伝えておいた。

 彼ならば後の事は何とでもするだろう。

 というかもう一刻も早く帰りたい。

 でも、、


 窓の外に見える夏の晴れやかな青空に似つかわしくない重い溜め息がマリアンヌから漏れる。


「ねぇ、その前に2人に1つ聞いておきたいんだけど」


 カーナ、コロナの背筋がビクリと反応した。

 黒く塗られたアイシャドーが2人に向けられる。


「何であの男は最後に喋れたの?お前ら言ったよね? シジモルーナは焼け死ぬのが先だって。あいつの口元の手ぬぐい、先に燃え落ちちゃったけど?」


 やはり、その話ですか…。

 2人とも揃って申し訳無さそうに頭を深々と下げた。


「「申し訳ございません」」


「謝罪を求めてるんじゃない、なぜこのような事になったのか、理由を聞いているんだ。カーナ、なんで?」


 まずはカーナの言い分を聞くことにした。

 カーナは夏の風に赤い髪を揺らしながら、昨夜のシジモルーナの姿を思い出す。

 そして口を開いた。


「昨日も申しましたが戦闘中に焼かれて死んだ人間をマジマジと見たことが無いので絶対とは言いませんが、焼死するよりも先に手ぬぐいが焼き切れるなんて普通無いと思うんですよ。というか通常は焼かれている激痛もあって、例え喋れても悲鳴ぐらいだと思います。また煙だって吸い込んでいるはずです、一酸化中毒になればそもそも気を失っている。そういう意味では昨夜の彼は凄い根性でしたね、あの死の間際の叫び、敵ながらアッパレと言わざるおえません。はい」


 アッパレじゃないよ!

 言い訳ぐらいしてくれよ!


「ああ…そう。ふぅ~~、コロナ」

「はい」


 次はコロナの申し開きの番。

 コロナは申し訳なさから視線を床から上げる事が出来ないでいる。


「あれだけの火力です、炎を吸い込んで肺を焼いている可能性も高く、煙を吸い込めば一酸化中毒、全身火傷も考慮すると長く見積もって3分もあれば死に絶えるかと。とてもじゃないですが、口に巻きつけた新品の手ぬぐいが死よりも先に焼き切れるなんてありえないと思っておりました…未だに昨夜の彼の状況を私は説明できません。。でも…もし可能性があるなら…」

「可能性があるのなら?」

「カーナさんがちゃんと手ぬぐいを結ばなかったとか…チラ」

「結びましたよ!やめてくださいよ!私のせいにしないでください!結びましたよ!しっかりと!」

「だってそれ以外に可能性がありませんので」

「いやいや!手ぬぐいは焼け切れたんですよ!ほどけたわけじゃないです!」


 なんて不毛な言い争いだろう。

 この後も他の使用人が作業をする傍ら、この2人の言い争いは続いた。

 つまり…


「結局のところ理由は分からずじまいか」


 もういい、死んだ人間の事なんて気にしても仕方ないし、

 起きた事を悔やんでも仕方ない。


 まぁ幸い大した事を言わなかったから良しと考えよう。

 何の意味も無い言葉を最後に選ぶなんて馬鹿よな~。

 あいつが馬鹿で最後まで助かった。


「それにしても魔女…か」


 愚兄ロキも同じような事を言っていたが、シジモルーナとロキに関係性など無いだろう。

 つまり偶然か。

 偶然同じ事をわれに対して思って口にした。


「このわれを魔女とは全くもって失礼極まりない男だ」


 呟くマリアンヌ、カーナは小首を傾げる。


「魔女?…あ~シジモルーナが言っていた最後の言葉ですか。本当に失礼ですよね!こんなに高貴で至高な存在のマリアンヌ様を魔女なんて!」

「私もカーナさん同様にそう思います!マリアンヌ様は次の皇帝になられる偉大なお方です!プルートの長い歴史において皇族というもっとも偉大な血をお持ちになり、誰をも圧倒する威厳と高潔さをお持ちのマリアンヌ様が魔女なんてとんでもない!」


 一瞬だけだが意気投合いきとうごうし、和気藹々(わきあいあい)とマリアンヌの偉大さを口にするカーナとコロナ。


 お前ら本当は仲良いだろ?そんな事を思いながら、それを興味無さ気に聞き流すマリアンヌ。


「そりゃどうも。2人にそう言われると嬉しくて嬉しくて涙が出てくるよ」


 そんな心無い言葉を吐いた後もマリアンヌは家財道具が運び終えた伽藍堂がらんどうの部屋にて、ただボーと窓から外の風景を見ていた。

 五月蝿いセミの鳴き声をBGMにしながら。

 石投げたいです。


 そして1時間後。


「マリアンヌ様、まだ出発されないのですか?もう積み終わりましたけど…」

「あ~う~ん、もうちょいかな?」

「なぜ疑問系なのですか?一刻も早くここを出たいと仰っていたのに」

「可能性は五分五分といった所だと思うんだよね~要は最後のプライドを捨てられるかどうかの問題だ」

「何の可能性ですか?」

「何の?ってそりゃ…」


 その時、廊下に出ていた使用人達のどよめき声が聞こえた。

 室内に居た全員の目が廊下に通じる扉に向く。


「ん? どうかしたのでしょうか?廊下が騒がしいですね」

「うん、そうだね。シジモルーナの亡霊でも来たのかな~?コロナ、見ておいで」


 カーナと違い、ドアの前で慎ましく待機していたコロナ。

 廊下のどよめきなどを感じさせないプルートのメイドらしく、礼儀正しくお辞儀をする。


「了解致しました」


 そう、これこそがプルートのメイドなのだとカーナに言わんばかりに重厚な扉を出て行った。

 しかし数秒後帰って来た時には、


「マ、マ、マリアンヌ様!」


 勢い良く開かれる扉。

 冷や汗はダラダラ。

 肩で息をし、その礼儀を重んじだ堂々とした雰囲気が失われていた。


「どうかしたの?そんなに焦って、お前らしくない」

「あの!あ、アイツが来ました!」

「アイツとは~?」

「裏切り者の内通者!ゴーツ・コイルです!」



閲覧ありがとうございました(^ム^)

ではまた次回お会いしましょう♪







ワイ…買うん止めるわ~(;´Д`)

え?何の話かって??そりゃもちろん、モンスタハンターライズ サンブレイクですよ。

ライズは面白かった!皆には内緒にしてたけど実は100時間やっちまった!やっちまった…(>_<)

でもさ、ワールドの時もそうだったのですが、アイスボーンが発売した時にはなんかこう~~やる気がさ出ないんだよね。言うてG級で一緒やしさ(+_+)

因みに私は今超大作のRPGがしたいのです。アクションはもういいw


個人的にはオクトパストラベラーズだったかな?そんな感じの名前だったかと思うのですが、それの2がPS4で出てるからそれが気になってるんですよね~アレ面白いのかな?

あとはライブアライブっていうゲーム、アレも気になってるw


う~~ん、何を買おうかなw

現在RPGやりたい症候群の私の悩みは尽きないでござるなw

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― 新着の感想 ―
[良い点] カーナとコロナって、何だかんだで仲良いでしょww。 [一言] >魅了されたのは暗闇に足を突っ込んでいる奴だけかもしれない──あの光は悪だけを引き寄せる光──自分のような者だけを引き寄せる光…
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