表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

315/392

183 7日目⑦ マリアンヌは答え合わせをしたい⑥

クリックありがとうございます♪もうじきクリスマスですね(T_T)…皆さんは予定がありますか?ん?なになに?「予定がぎっしり詰まっているよ(^^♪」ですって?なるほど…くたばれ。じゃなかった( ゜Д゜)うん♪予定があって何よりだ♪楽しんでね♪と、本心から思っているひとりぼっちの桜ですw


ただそれでもクリスマスなんてクソイベントが私の心を蝕む今日この頃。

何も楽しい事なんてない、虚無ですよ、虚無(。-_-。)

でもそんな私に一筋の光が…。

先日の事です、私がYouTubeを見ているとオススメにこのような動画が…


【ニンテンドースイッチで大人気のモンスターハンターライズが遂にPS4&PS5に!】


瞬間、私の心がピョンピョン♪しましたねw

だってずっとやりたかったんだもん(^◇^)w一時はニンテンドースイッチを買おうかと思ったほどに(笑)

あ~~今から発売日の1月20日が楽しみで楽しみで仕方ないです♪もう、クリスマスなんてどうでもいいよ(#^v^#)



では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪(^o^)丿

あっ、ごめんなさい5千文字超えちゃったww



 それは心底マリアンヌにとっては意外な発言であった。


「復讐だよ」


 復讐?


「それはプルートへの?」

「いいや」


 そう首を横にするとゴーツは在りし日の過去を思い浮かべながらこう言った。


「とある軍師に対して『あっしはこれだけの事が出来るんだぞ、あんたの目は節穴ふしあなだ』っていう、ただの虚しい自己満足だよ」


”とある軍師?”


 なぜまた軍師というワードが出てくるんだ?

 コイツの経歴は事前に調べた。

 調べ尽くした。

 コイツに軍師との関わりなんてフイレルンぐらいしか無かったはず。


 という事はフイレルンに対しての復讐、虚しい自己満足?


 アイツに対してそんな対抗意識を持っていたのか?

 いや、思い返してもそんな対抗心があるようには見えなかったし、フイレルンに対してならフイレルンと名指しするだろう、ここにきて”とある軍師”なんてここでぼかす表現をする理由が思いつかない。

 つまりとある軍師とはフイレルンではない。

 では、とある軍師とはいったい誰の事を言っている?

 そしてコイツにとって軍師とはいったい…。


「ねぇズルイかもしれないけど、最後にオマケとしてもう1つだけ聞かせよ。君にとって軍師って何?」

「それを聞いてどうするんで?」

「どうもしないよ、さっきと一緒。興味本位の質問、答えたくなければそれでもいい。 ただどれだけ考えても答えが出ないのは気持ちが悪いだけ」

「気持ち悪いだけ…ねぇ」


 ゴーツは頭をむしる。

 そしてゆっくりと息を吐いた。


「まぁ、もういいか」


 彼は語る。


 本当の自分には名前すら無いという事実を。


 他人にり済まし、成り代わり続けた人生を。


 最初、「こいつは急に何を言い出しているんだ?」という顔をしていたマリアンヌとカーナであったが、話が進むにつれ語りに真実味が増していき最終的には信じざるおえなくなっていった。

 マリアンヌは考えを纏めるように呟く。


「他人に成り代わってきた人生。という事はわれが調べたゴーツ・コイルはどこからか別の人間に成り代わっていた?…にわかには信じられない話だ。経歴を見る限りおかしな点は無かったし、そもそもそんなに簡単に他人になれるものなのか?痕跡も一切残さずに?人が数多く住む超大国プルートとはいえ、別人に成り代わるなど、、それも何年も、何人もに渡って。。だがコイツの話を聞いていて決定的に否定する要素が見つからないのもまた事実」


 一方のカーナ。

 彼女は呟くような事はしない。

 その燃えるような髪同様、顔を真っ赤にして言った。


「自分の欲望の為に何の罪の無いプルートに住む人たちを殺して成り代わってきた? マリアンヌ様!最低ですよ!コイツ! 今すぐ処刑しましょう!売国奴ばいこくどだし、自己中心的のやりたい放題クソ野郎ですよ!」

「アハハハハ~!!」

「えっ!?マリアンヌ様」


 カーナの怒りとは逆に腹を抱えて笑うマリアンヌ。

 一頻り笑ったあと、息を整いながら涙目でこう言った。


「カラスの中には色々な経歴を持った奴が居るが、君ほど異色な経歴の者はいないだろうね。では君の事はゴーツではなく名無し君とでも呼んだ方がよいかな?」


 皮肉がまったく通じないゴーツは肩を竦める。


「どう呼んで貰っても構わないがね~どうせもうちょっとしたらこの国や、もちろんあんたともおさらばだからね~。あっしはまた違う人間になるだけだ」

「それは残念だ、だがその話のおかげで完全に理解出来た。確かに君の半生を聞く限り軍師という職は、君にとって特別なもののようだ。昨夜は気に障る言い方をして悪かったな、まぁ知らなかったのだ、許せ」

「別に軍師を特別だ何て思ってはいないがね」

「ふ~ん、そうなの? まぁわれとしても君に光り輝く道が相応しいとは思わないがな」

「………」

「だがすべてをひっくるめて面白い話を聞かせてもらった。お礼に今日1日、それが終わったら君はこの屋敷を出る事を許そう。そしてどこへでも行くがよい。何処に行こうがわれは関与しない。ただし、もしもアトラスに行くと言うなら…」


 表情には決して出さないゴーツ。

 だが冷や汗がジトッと背筋に伝う。

 警戒するように目を細める。


「行くと言うなら?」


 マリアンヌは椅子に座ったまま腕を組み、足も組む。


「平穏な民草としてアトラスの地で一生を終えると言うなら何もいう事は無い、好きにしたまえ。 だが、もし軍に入って敵として戦場で出会ったなら覚悟しておけ、そこにいる赤い髪の女が全力で君を狙うだろう」

「へへへ、そいつぁ~ロマンチックなお誘いだ。でもそこの女だけじゃなく、窓の外で隠れている奴と一緒にの間違いじゃないんですかね~?」


 瞬間、不穏な空気が場を支配した。

 その空気の発生源はカーナと窓の外、庭からこっそり覗いていたホリー。

 特に今までゴーツを睨みつけていたカーナの視線は驚きで一変し目を丸くしている。


「嘘でしょ、、こんな男に」

「ほ~よく気付いたね、素晴らしい。 そしてカーナ、気付かれちゃったね」

「も、申し訳ありません!私の見通しが甘かったようです!まさか本気で隠れているホリーの気配に気付くとは…こんな男が本当にそんな事が出来るなんて!」

「へへへ。なら気付いた褒美に少しばかりの金銭を恵んでくださらないですかね~?無一文でここを出て行くとなると、何かと心許ないんでね~」

「フフ、面白い事を言うね。でもその提案はここでは口にしない方がいい。現状、君の処遇について異を唱えている部下が数人居てね、とりたて後ろに居る赤い髪の女と窓の外に居る男は君を殺す事を強くわれに上申してきた。もちろんわれはその提案を突っぱねたが、今の君の一言でブチ切れているんだろうな~ぐらいはわれにも分かる。これからも出来る限り止めるつもりだが、君がこれ以上軽口を叩くなら…もしかしたら暴走して君がここを出た瞬間首が無いかもしれない」


 とても強く向けられる殺気。

 室内のマリアンヌの後ろから、そして窓の外から。


 もちろん、それを感じないほどボンクラではないゴーツ。


「確かにこれ以上は止めたほうが良さそうだね~。じゃあ金はいいから、あっしも1つだけ質問に答えてくれませんかね?」

「質問によるけど、まぁ言ってみろ」

「さっきは回答を断られたが、どうやって今日でこのこじれきった紛争を終結させる事が出来るってんだい?」

「出来るわけない…か。目の前に居るのがただの小娘だからかな?」

「い~や、そういう意味じゃないさ~。あんたがただの小娘で無い事ぐらいいいかげん分かるし、流石にこの場で嘘をついていないだろう事ぐらいも分かる。でもだからこそ、やはりこの国にたずさわったものとしては気になってね~。ヒントだけでもくれると嬉しいんだがね~どうやって解決するつもりだね~?」


 少し悩むマリアンヌ。


「ふ~む」


 言うべきか。

 言わざるべきか。

 嘘をつくのは容易いし、バレない自信もある。

 だが念には念を。

 ここまできて、われの安易な一言で計画がご破算は御免蒙ごめんこうむるな。


 やがてマリアンヌは黒いヒールの高い靴、その踵部分で床をコツンと鳴らす。


「直接的な答えはダメだが、ヒントぐらいなら教えてやらんでもない」

「おお、そりゃ嬉しいね~」

「でもそれを聞いたら君は少なくともわれの計画が終わるまで屋敷を出てもらっては困る」

「具体的にはどうなるんで?」

「期間的には明日の朝ぐらいかな~?そして全てが終わるまで君に1人カラスを付ける。誰が付くかは後のお楽しみ♪ どう、条件は飲めそうか?」

「まぁそれぐらいは仕方ないかね~」


 随分とあっさり飲んだな。


「そ、なら1つだけヒントをあげよう」


 汚い部屋に似つかわしくない豪奢な椅子に優雅に座るマリアンヌ。

 彼女の雰囲気が少し変わる。

 暗く影を纏い、その瞳は全てを見通すが如く真っ黒に澄み切っている。


「君はわれがこの1週間、内通者である君を探し出すことだけに心血を注いで何もしていなかったと言ったな?」

「ああ」


 疑ってない素直な回答にマリアンヌは満足そうに微笑んだ。


「そんなわけないだろ?」

「だが、そこまでの時間はあんたには」

「ヒントだ。君は内通者として上手く反乱軍を操っていた。その手際は驚嘆きょうたんに値する、しかも君の演技は指先にまで行き渡っている。ここに初めて来た時、君の手を見た時に感じた庭士として全く違和感の無い手。演技力は天下一品。また『分からない、知らない』などのボロを出さないセリフを自然に口にしやすいように”無関心”という性格を装った点のも見事と言わざるおえない」

「褒めていただいたのはありがたいのですが、急になんで?」

「そんな君がここ数日、反乱軍の動きについて”おかしい”と思うことは無かったか?」


 急に問われた摩訶不思議まかふしぎな問いではあったが、その問いに対してゴーツには思い当たる節がいつくかあった。

 そしてハッと思い出し、ここ最近何度も思った事を思い返す。


”なぜ反乱軍の奴らはあっしの指示を待たずに勝手な行動を取っているのか?”


 と。


「反乱軍リーダーに情報を渡して意のままに操っていた内通者、それが君だ」

「え、ああ、はぁ?」

「実はわれも同じ事をしていたんだ」


 どれだけ追い詰めても動揺を表に出さないゴーツの瞳孔が見開いた。


「えっ!?」


 ゴーツの反応に満足そうに微笑むマリアンヌ。


「フフフ」


 今の驚き方を見るに全くランたちの事は疑っていなかったみたいだな。

 われが来るまでに何度か領主に呼ばれてこの屋敷に来ているにも関わらず…だ。

 まぁ、ゴーツにしてもまさか自分と同じような姑息な手法を大国のお姫様が用いて来るとは思ってもいなかったという事もあるだろうが、この慎重な内通者を騙すとはあの3人、中々やるではないか。

 ふむ、おかげで奴らに対する評価がわれの中で上がって溜飲りゅういんが下がるよ。

 殺すのはやめにしておいてやる。


われは君を探している最中、同時進行で事前に仕込んでおいた内通者を使って反乱軍を裏から動かしていた。われがここに来てからこの国で起こった反乱軍がらみの事柄はほぼ全てわれが裏で関与している」

「なっ!?」

「今頃3つの村…いや、実質2つか」


 マリアンヌの纏う気品も相まって、まるで全てを見透かす預言者のような口ぶりで紡がれる言の葉たち。


「今頃2つの村では村民たちを二分するほど大きな争いが起こっているはずだよ」


 唇が笑みを造るのを抑えつつマリアンヌはこう述べた。


「大量の金銀財宝を得て浮かれて喜んでいるグループ。財宝を得る事が出来ず、得た人間達に不満を持つグループ。そんな彼らに一滴のエッセンスを先日追加した、マリアンヌが自分の財を奪われて、更に領主を暗殺され、信じていた反乱軍に騙されて怒り狂っているというエッセンス。さて群集心理において、その2つのグループはいかなる反応を見せると思う? 今までは領主という人物に対して一丸として向けられていた怒りという感情が、今からは色々な方向に飛び火するだろう」


 人々の争いを誘発させ。

 それを喜ぶ、心底暗く、悪魔のような笑い声。


「ああ~楽しみだね~不安を掻き立てられた人はいかに醜き感情を表に出すのか。あの何も無い男も気に入らなかったが、1番はあの女だ、絶望に歪むあの者の表情が早く見たいな~。ねぇ?フフフフ」


 その笑い声と闇のような真っ暗な瞳にビクッとゴーツの背筋が震え、着慣れた作業服、その下で冷たい汗が一筋、背中を流れ落ちるのがはっきりと感じられた。


 怖い。


 ゴーツの自然と声が震えてしまう。


「だ、誰の事を言ってら、らっしゃるんで?」

「さて、ね、誰の事だろう? ヒントは十分にやった、今後起こるであろう未来の一片も教えた、後は自分で考えろ。ではわれは自室へ戻るが直にカラスが1名ここに来るので二人三脚で仲良くするんだぞ♪」


 一方的にそう言い終えると、マリアンヌはまだ何か言いたげだったゴーツを背に部屋を後にした。

 不気味な笑い声を響かせながら。。



閲覧ありがとうございました( `ー´)ノ

今回マリアンヌは凄い事を口にしましたねwこの国に自分が来てから反乱軍が起こした行動、そのほぼ全てに自分が裏で関与している。。改めて客観的に考えると本当に怖い主人公ですねww


ではまた次回お会いしましょう♪( ´Д`)ノ~バイバイ






突然だけど皆、私の悩み聞く?

聞きたい(・c・?


…うんうん(-"-)


なるほどそんなに聞きたいですか(^^♪

そうかそうか♪

仕方ないな~~w

じゃあ発表するけど、


私の悩み、それはもちろん前書きで言ったモンスターハンターライズ。それで”私が何の武器を使うべきか?”問題です(>_<)う~む。


あっ、今皆さん鼻で笑ったでしょ?

重大な問題なんですよ(# ゜Д゜)!


皆さんにも以前言いましたが、私は今までのモンスターハンターシリーズはずっとライトボウガンを肩に担いで全てのモンスターを蹂躙してきたんですね(メ`皿´)ヶ ・・・・・☆

ただ…正直に申しますともう飽きてねwライトボウガン嫌なんだよw

だってずっとライトボウガンだったんですよ!初めてやったポータブルからず~~~と!もういい加減飽きるってww

で、次ライズ発売するじゃん?これは、これを機に他の武器を極めるチャンスなんじゃないかって思ったわけ(=゜ω゜)ノピカーン!

というわけでここ数日”私はいったいライズで何の武器を使うべきなのか?”について悩んでいたわけですよ。。


まぁそれで悩んでいたんだけどね、やっと1つの答えを自分の中で出せた気がしたのさ。

皆さんは何だと思います?


(。´・ω・)ん? 双剣?…あんなモンスターの足元でチョロチョロ動き回る武器無理ですよw

(。´・ω・)ん? 槍?…あんな動きが遅い武器無理ですよw


まったく、皆さん的外れもいいところですぞ♪

私が狙いを定めたのは”太刀”ですよ。━━╋⊂(*`-∀-)彡 スパッ!!


今までは完全に無視していた武器ですが、どうやら今の太刀には”見切り”なる技があるようです。それを相手モンスターの動きに合わせてタイミングよく発動すると攻撃を食らわずに反撃をするというもの。 これは!(。◕ˇдˇ◕。)/ってなりましたねw

だって私の腕が全盛期の頃って回避時の無敵時間を完全に把握して、ライトボウガン片手にラージャン2体ノーダメ撃破だよwもちろんあの頃の動きが今なお出来るとは思っていませんが、それでもやるなら太刀でしょw


よ~~し!やってやんよ!1か月後、私は太刀デビューしたるで~ヽ(^o^)丿

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] マリアンヌ様が、ゴーツの背乗りについて当てるか、答えにかすって、驚いたゴーツが降参して自分の経歴を白状する流れになるかと思ったんだけど、普通に自分でバラしちゃったか~。 嗚呼…、シジモルー…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ