164 4日目④ 奪われた魔道具
クリックありがとうございます♪金田一少年と言えば”堂本剛さん”だと思うひとりぼっちの桜ですw
いや、先日の新しい金田一少年の事件簿も良かったんですよ(>_<)なにわ男子の道枝駿佑さんもかっこよかったし。でもどうしても小さい頃にテレビで見た堂本剛さんの金田一少年、、あの三枚目的な感じ、でも決めるところは決めてビシッとカッコいいアレ(-""-)私の中ではどうしてもアレを超えれないんだよね~w皆さんは金田一少年といえば誰を思い浮かべますか??
では今回のお話も5千文字ほどありますが、どうぞお楽しみくださいませ~♪
マリアンヌやコロナの乗った馬車が急ぎ屋敷に帰ってきた。
そして止まった馬車からゆっくりと降りてくるマリアンヌ。
時既に遅し。。
すると当たり前だが、既に屋敷の庭はもぬけの殻状態。
もちろん反乱軍の人間など誰1人居ない。
屋敷の庭はガラリと雰囲気を一変させていた。
「………」
正門を入ってすぐ、屋敷の窓のどこからでもくっきり見える見晴らしの良い庭の中央付近の場所にて立ち止まるマリアンヌ。
周囲を大きく見渡す。
「流石に、この光景は非常に不愉快だな」
踏み荒らされた花壇。
門の影には血だらけの兵士が2名転がっている。
遠くには鍵が壊されて開けっ放しになっている食糧庫の蔵。
まるで荒れ果てた荒野。
「反乱軍の馬鹿どもめ、こんなにも早く我の信頼を裏切るとは」
マリアンヌは不機嫌さを隠そうともせず、眉間にシワを寄せる。
視界に映るのは山賊の財が置いてあった場所。
残っているのは荷車が運ばれた事を示す轍の跡のみ。
「元は汚らわしい者たちの財とはいえ、我が手元から財を奪う不届き者がまさかこの世に存在しようとはね。笑えてくるね…ほんと」
するとマリアンヌは口を歪め、大きく地面を蹴飛ばした。
「ゴミどもが許さぬぞ!ふざけた事をしよって!もう食料の件も一生無しだ!!」
「申し訳ございません!マリアンヌ様!」
「え?」
必死に頭を下げるコロナ。
彼女は何も出来なかった自分の無力を心から恥ている。
「私が居ながら!何も出来ず!マリアンヌ様のお怒りの原因となってしまった事を心から申し訳なく思います!」
「え?あ、あ~もうよいよ。馬車の中でも散々言ったが、今回の件は別にお前達を責めてなどおらん」
「ですが!むざむざ反乱分子などという者たちにマリアンヌ様の財を奪われた責は!」
「そもそも屋敷に残したお前達の防衛能力など期待していない、下手に何かされて怪我でもされた方が我の日常生活にとって困る。それは理解しているな?」
「はい」
「ならば気にしなくて良い。それよりも…」
今まで荒らされた庭の状況を声が出ないほど驚いていたカーナ。
現在、我に返ったのか、謝るコロナの傍らで荒らされた周囲を2度3度見渡し、拳を震わせ、歯をギリギリと音を鳴らしていた。
しかも殺気が駄々漏れで。
「クソ共めぇ!!よくもマリアンヌ様の庭を!!庭を荒らしたな!!私がここに居れば全員の首を落としたのに!」
「あのさ~お前がここに居た場合、我の護衛が手薄になるだろうが。阿呆なの?」
「でもマリアンヌ様!あいつ等はマリアンヌ様を騙したのです!さっきマリアンヌ様が裏切るなと言ったのに!!その舌の根も乾かない内に!屋敷の襲撃ですよ!?食料もあげるって言ったのに!!」
戦闘においてド素人のマリアンヌから見ても、明らかにカラスの誰よりも殺人鬼の目をしているカーナ。
カラスの数人はその殺気に怯えている。
何か言うべきだろうか?
でも面倒くさいし、マリアンヌはそれを無視。
「さてと」
視線を門の方に向ける。
すると…。
「タス…ケ」
「ん?」
門の隅で死んでいると思っていたソウスの部下たち2名、その1名がほとんど音にならないぐらいのか細いSOSをこちらに向けていた。
まだギリギリ生気が灯った瞳。
マリアンヌはコロナに視線を向ける。
「コロナ~この2人は助かる?」
「少々お待ちください!すぐに確かめます!」
そう言うと急ぎ、地面に転がっている2名に近づくコロナ。
そして的確に2名の身体に触れながら指診、そして1分ほど。
ダッシュでマリアンヌの前に戻ってくると跪いた。
「残念ですが、1名は既に死んでいます。死因はおそらく圧死、遠目から私も見ていましたが大量の人間に踏み倒されたのが原因かと。もう1名はかろうじて生きていますが、こちらも相当数の人間に踏みつけられた事によって全身を複雑骨折、内臓破裂、出血多量、脳挫傷、骨が内臓を傷つけているかと。一応、手術道具は持ってきていますが、この衛生的ではない屋敷の手術環境では万全は尽くせないかと。そもそも万全な手術環境があったとしても助かる見込みは低いと判断します。助けますか?」
死にかけの兵士の目は未だにマリアンヌに対して助けを求めている。
だがそれを見ながらがマリアンヌは鼻で笑った。
「大変そうだし、いいや~。我の財をむざむざ奪われるという失態を犯したゴミ共、そもそもソウスの部下に対してそこまでする価値は無い、生きていればそれ相応に使えるかと思っただけだよ」
「ということは?」
「放置だ、ゆっくりと痛みに耐えながら自分の罪を償い死んでいってもらおう」
何なら罰として門番2人は晒し首もよかろう。などと、マリアンヌが口にしようとした瞬間、コロナがこう付け足しきた。
「あの、伝え忘れていたのですが、山賊の財を奪われたという事で魔道具の方も…あの…」
「あ~大丈夫、言われんでも分かってるから。だから更に不快なんだよ、反乱軍は我の怒りを買う事ばかりしよる」
それを聞いたカーナ、
「魔道具…?」
と小さく呟き、何か考え事を始めた。
彼女は腕を組み今、何かを思い出そうとしている。
そして少し考え事をした後に「ハッ!」と何かを気付いた表情をし、マリアンヌの耳元に寄って来た。
「マリアンヌ様」
なぜか小声のカーナ。
マリアンヌも合わせる様に声のボリュームを落とす。
「何?」
「確か、マリアンヌ様って魔道具の位置が分かりましたよね?大体の位置で構いません、教えていただけませんか? 私ならだいたいの場所が分かればそこに出向き反乱分子を殲滅、マリアンヌ様の財を取り返す事が出来ます」
「チッ」
「え?なんで舌打ちを?」
「あ~なんでもない。 あのな……お前は馬鹿なのか?」
「え?なぜですか?」
「いや、それは~~あの……」
マリアンヌは長いまつ毛を伏せ、俯き少し黙った後、こう口にした。
「まだこれは確証を得ていない推理なので話したくは無かったが話そう、お前に今反乱分子を殲滅されては困るのだ」
「ど、どういう事ですか?」
「カーナ、さっき反乱軍のリーダーに会っただろ?」
「はい」
「お前から見てあいつ等が我の居ぬ間に屋敷を襲撃するように見えたか?」
「いえ…私の目にはマリアンヌ様を心から信じているように見えました」
明日の食料を楽しみにしていましたし…。と付け加えるカーナにマリアンヌは頷く。
「だよね~?我もお前と同意見なんだよ。あの状況下から奴らが我を裏切る合理的な理由が思いつかないんだ。なんと言っても、食糧庫なんて襲わなくても食料は手に入るのだから。何もしなくても手に入るのに襲撃なんて割りの合わない方法を用いる理由が無い」
「ということは…今回、屋敷を襲撃してきた反乱軍たちは?」
「今日の集会、あの場に居なかった漁師の村オートの住人の可能性が高い。おそらく反乱軍たちも一枚岩ではないのであろうな。それに此度の反乱軍の屋敷襲撃はまるで後先考えない特攻と言って差し支えない」
「後先考えないですか?」
「だってもしも我が出掛けていなかったらどうするつもりだったの?もしくはお前、カラスの誰でもいい、1人でも残っていたらどうなっていた?」
「反乱分子達の戦闘能力を考えると…おそらくは襲撃者は全滅かと」
「だろ?山賊の財どころか、食糧庫にある食材の奪取すらも叶わなかっただろう。そしてここからは我の想像なんだけど、今回のオート村の反乱分子達の襲撃の裏には内通者が絡んでいるのではないかと思うんだ」
「内通者ですって!?」
「カーナ声が大きい」
「あっ、すいません」
虚を衝かれた様に驚くカーナにマリアンヌは続ける。
「おそらく内通者が我が出かけたのを確認した後に、連絡を取れるオート村の反乱分子達に襲撃させたのだろう」
「でもマリアンヌ様は昨日、もう内通者は動かないと仰っていたではないですか」
「………」
マリアンヌの顔に微かな怪訝な色が差す。
「マリアンヌ様?」
「それに関しては我の読みが甘かったと言わざるおえないが、、お前は我に文句でもあるの?」
「いえ!!ありません!!」
慌てて口元を手で覆い首を振るカーナ。
「え~と、つまりマリアンヌ様は、今回の襲撃してきたの反乱軍たちは内通者に操られただけ、本当の悪は内通者だと言いたいわけですね?」
「まぁ、平たく述べるとそういうわけだね」
「だとしても!いくらオート村の反乱分子達が内通者に唆されたからと言っても反乱軍がマリアンヌ様に対して裏切り行為をしでかしたことに違いはありません!」
「カーナ、声が大きいよ」
「でもマリアンヌ様に対して略奪行為を」
「だから利用できるのではないか」
利用?と、疑問符を浮かべるカーナにマリアンヌは決して屋敷の方に視線を向けるなと言ってこう付け加える。
「今もきっと屋敷の窓の何処から我らを見ているであろう内通者、奴は今頃ほくそ笑んでいるだろう。『自分は”またしても”マリアンヌを出し抜いたのだ』と、しかし残念ながら我には魔道具の位置が分かる。これが何を意味しているか分かるか?」
「マリアンヌ様が内通者を出し抜ける?」
「その通り!」
「ど、どんな方法で?」
「それは我が考えるので、お前は考えなくてよい。 因みにカーナ、今の反乱軍たちに対する自身の怒りの度数はいかほど?」
「え?…ご、5000?」
「それはマックス100で?」
「あ~~はい」
「よろしい! では、お前は今からソウスたちの元に行って”なぜ命を賭しても我の財を守らなかったのか”と怒号を上げながらソウスの部下を数人ボコボコにしてこい」
「ソウスの部下…だけでよろしいのですか? 一番責任が重いと考えられるソウス兵士長もぶちのめした方がよろしいのでは?」
「ダメだよ」
「なぜ?」
「だってそんな事をしちゃったら、ソウスが内通者だった場合、我が頭で勝てないから暴力に訴えたって事になっちゃうでしょ?」
「分かりました。因みに…ソウス兵士長は今何処に?」
「そんなもの知るか。適当に探せよ」
「あの!」
小さく手を上げたのはコロナであった。
彼女は申し訳なさ気に言った。
「ソウス兵士長なら、2階の自室で部下達と…ごにょごにょ」
後半、異常なぐらい声が小さくなってしまったコロナ。
何を言っているのか分からない。
「え?コロナ何?2階の自室で部下達と?」
「…ギャンブルしながら酒盛りしてました」
ソウスという兵士長をトップとしたこの国の兵士達。
彼らが何の役にもたたないであろうことはマリアンヌは誰よりも理解していたつもりだった。
しかし、実際に自分達の住む屋敷に対して襲撃中にも関わらず、ギャンブル&酒盛りに興じていたと聞くと、思わず絶句からの黙り込んでしまう。
マリアンヌは遠い目をしながら言った。
「カーナ」
「はい、すぐに行って参ります」
「我が財を掠め取る貪欲な反乱軍を前にして何もしなかった兵士達だ、ボロカス言ってきていいよ」
「もちろんです」
「あっ、やっぱりちょっと待って」
「はい?」
マリアンヌはサプライズは必要だろ?とカーナを呼び止める。
「ソウス兵士長に手土産を持参しろ」
「て、手土産ですか?あんな奴らに?え~と、なにを」
「バカバカバカ♪ 周りをよ~く見てみなよ、カーナ」
マリアンヌはゆっくりと振り返る。
門の近く。
そこにはもちろん死体が1つ。
そしてもうじき死ぬであろう、血だらけで風前の灯の門番1人。
マリアンヌはニッコリ微笑んで言った。
「ちょうど2つもあるでしょ♪”新鮮”そうなのが」
………
……
…
「「「うわぁぁぁ!!!!」」」
その後の事だ。
屋敷の2階から兵士たちの叫び声が木霊した。
暴力、暴言と共にソウス兵士長含む兵士達の前に現れた赤い髪のメイド、彼女の両手には2つの生首が握られていたそうだ。
そして、そんな赤い髪のメイドの主人たるマリアンヌは。
その日から……。
屋敷の外に1歩も出なくなった。
閲覧ありがとうございました(..)4日目はこれで終了になります。
…え?「4日目はやけに短いな」ですって?ハッハッハ((´∀`))♪だからちょっと前に、これからは加速するぞ(^^♪って言ったでしょwでも今回の話もそうですが、だからと言って手は抜いていいないのでそこはご安心を(笑)
ではまた次回お会いしましょう♪( ’△’)ノ~バイバイ
ビックリしましたよ…ええ(T_T)
何も起こらない6周年、ゴミガチャばかりの6周年と思っていたサクスペが…。
まさか6周年の特別キャラクターとしてあの【山口】をワールドクラス山口として実装してくるなんて|д゜)!
それはもう…びっくらこいたの塩昆布レベルですw
実は私は昔から山口というキャラが大好きでね(∩´∀`)∩あの性格もそうなんだけど、キレッキレのフォークにどれだけ翻弄された事かw
その別バージョンがサクスペに実装って…たまらんなwしかも球速上限に至高のクローザー…悪い所が無い(笑)
元々、山口が大好きだったこともあるので在庫もたっぷりあります♪PSRワールドクラス山口1枚ゲットで即50に出来ます( ^ω^ )って事でこりゃ~~引くしかないねw
行ってきま~~すヽ(^o^)丿
………
……
で、先ほど引いたところ、、70連で無事ゲットしました♪みんな!余は勝ったぞぉぉ(^o^)丿!!




