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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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149 3日目⑥ 僅かな変化

クリックありがとうございます♪^^)妖怪クリぼっちのひとりぼっちの桜だぉw

そんな私は12月24日クリスマスイブ、ファミリーマートで購入したチキン片手に小説をアップしています(*^▽^*)幸せです、ええ、幸せです、、、何か??

それはそうと皆はハッピーかい?リア充かい??(^ω^)?……もしリア充なら爆発してください。じゃなかったwリア充なら存分に今日という1日を楽しんで下さいね~(*'▽')♪

私はと言うと6個入りのチキンを買ったので今最高にハッピーですぞ☆ほんとハッピー過ぎて…ハッピー過ぎて……( ;∀;)ほんと涙で前が見えないやw



さて♪では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



 長く辛い労働とも言える反乱軍との会話を終えたマリアンヌ。

 ガラガラと音を立てて走る馬車の中で彼女は溜め息を吐く。


”今日、屋敷の外でするべき事は全て終わった”


 と。

 そして小窓から入ってくる風をその身で感じながら今後の予定を何パターンも想定し続ける。


「う~ん、ああなったら、こうなって…で、ああきたら、こういうふうに対処する、で、、あれ起こったら…」


 時間はいくらあってもいい。

 内通者という不確定要素がある以上、思考は重ねれば重ねるほどに精度を増す。

 そして精度の重ねた思考はいずれ内通者の喉元をえぐるだろう。


「最悪、アレが起こったら、、」


 するとマリアンヌの肩を揉みながらカーナは心配そうに口を開いた。


「マリアンヌ様~、本当にあんな約束をしてしまってよろしかったのですか?」

「……ん~?あ~お前は反乱分子との会話中、終始不満そうだったもんね」

「ハイ」


 ハイって…。

 われの行なった事に対して不満があるって言いやがったよ、コイツ。

 しかも真正面から。。

 お前にはもうプルートのメイドとしての矜持きょうじとかは無くなったのか?


「お前が気になる約束って、奴らの仲間、反乱軍のメンバーを牢から出すやつだろ?」

「ハイ、捕まえている危険な反乱分子をわざわざ牢から出す事は…ハッ!そうです!マリアンヌ様!」

「うるさいよ!肩揉みながら耳元で大声やめろ!」

「あ、すいません。でも私は良い事思いつきました」


 お前の思いつきで良かった事は殆ど無いけどな。


「一応聞いとくけど、なに?」

「危険な人間は既に牢で死んだ事、つまりヤンが殺してしまった事にしてしまえば、マリアンヌ様がおっしゃっていた半分ぐらいを牢から出すだけで済みますよ」

「フフフフフ」


 愉快そうに急に笑い始めるマリアンヌ。


「マリアンヌ様?」

「いやいや、どうしたね? お前にしては中々に狂気染みた策を提案してくるじゃないか」

「あ、ありがとうございます。じゃあ」

「でもそれは却下だ」

「え?」


 マリアンヌは「少し考えれば分かる事だが…」と、前置きをしながら、


「牢に囚われている囚人達の環境によっては、仲間が既に死んでいるとかそういった系統の情報が知れ渡っている可能性がある、その場合は嘘は一瞬でバレる、いつ死んだかなんて情報は特にな。それに今は反乱軍のあいつらとの間に友好関係を築くのが何よりも大事なのだよ」

「でも敵が増えますよ」


 カーナはどうやら単純にさっき会った反乱軍たちが、更に牢から出た囚人達によって戦力が増強されるのを危惧きぐしているんだろう。

 でもその考えは根本的に違う。

 マリアンヌの狙いを考えれば全く違うのだ。


「結構説明したのに…お前は根本的に分かってないな」

「え?なにがですか?」


 反乱軍の人数なんて、その気になったらいくらでも増えるのだ。

 最悪、子供や老人すらもその数に入るだろう。

 だって、この村自体が反乱分子たちばかりなのだから。

 つまり、ここで牢から運悪く捕まった反乱軍の人間を出したところで痛くも痒くもありません。


「いいんだよ、カーナ。我が計画は今のところ順調に進んでいる」


 杞憂きゆうを挙げるのだとしたら、やはりと言うか内通者の存在ぐらい。

 どうやって探せばいいんだろうか?

 24時間監視したところでおそらく尻尾は出さないだろうし。


「そうですか、それならばいいのですが」

「そうそう♪何にしてもお前が心配するような事柄ではない。我らは粛々とやるべき事をやろうではないか」


 そう、後は帰って牢から反乱分子を出して…。

 牢から出すときに囚人達に何か言うか?


 そうこう考えている時だった。


「マリアンヌ様、そろそろ屋敷です。窓から見えますよ」

「あのさ~考え事してるんだから、さっきから話しかけるのやめてもらえる?ってか、今更さ~、屋敷なんて見てどう思えというのだ?そんな物を見る暇があったら…」


 その瞬間、マリアンヌの瞳が”何か”を捉えた。。

 黒く彩られた口は自然に、


「停めろ」


 と、言っていた。


「え?」


 その発言が出たのは、サンティエールの広場を通り過ぎる辺りだった。

 今度は語気強く繰り返す。


「聞こえなかったか? 早く馬車を停めろ!」

「は、はい!すいません!馬車停めてください!至急です!!」


 カーナは”またトイレかな?でも、もう屋敷は目と鼻の先だし…”などとお門違いな事を思いながら馬車を停めさせた。


 急停止する馬車。

 足早に降りる靴音。


「マリアンヌ様!ハイヒールで急いで馬車を降りては危険です!」


 キョロキョロと周りを見渡すマリアンヌ。


「どうかされたのですか?急に馬車をお停めになって」

「………」


 黙っているマリアンヌ。

 ずっと話しかけてくるカーナにイラついた…というわけでは決してなく、カーナの問いに対して説明出来なかったからだ。

 そう、マリアンヌが馬車を停めた理由はただの違和感だったから。


「マリアンヌ様?やっぱりトイ」


 カーナの問いに一切の返答を返さぬままマリアンヌは何かにいざなわれるように花壇の前まで移動する。

 そして考え込む。

 疑問符を浮かべるカーナ、そしてカラスたち。


 マリアンヌは言った。


「何かおかしい」


「な、何がですか?」

「それが分からないから困っているんだ…。馬車の窓からこの広場を見た時、何か変な、、そう強烈な違和感があった。昨日と”何か”が変わっているような気がする」

「何か…ですか?」


 違和感の正体を探すため、必死な視線で何度も周囲を見渡すマリアンヌ


 中央には大きな丸い花壇。

 ボロボロの掲示板。

 周囲には人が住んでいないであろう住宅たち。


「チッ、全然!分からん!イライラするな!」


 周囲に人の姿は当然見られない。

 昨日訪れた時と変わらないゴーストタウンが広がっていた。


「カーナ!この際、いつもの勘でも何でもいい、何か気になるものは無いのか!」

「えっ、ちょ!ちょっと待ってください!今調べます!ちょっと、あなた達も調べて下さい!」


 カーナにうながされながら、


 いや、そんなあやふやな”気になる違和感を調べろ”と言われても俺たち気にならないんだけど…結局何を調べればいいんだ?


 そんな事を思いながらカラス達も各々散っていく。

 もちろんカーナも、いつもの動物的な勘を総動員して周囲を見渡す。

 だが敵が居るわけもなく、敵意を飛ばしてくる人間が居るわけでもない、そんなゴーストタウンで果たしてカーナの動物的な勘が役立つのか?

 答えはすぐ出た。


 困り顔のカーナ。


「いや、あの、、大変申し上げづらいのですが、特には何もおかしな点は無いと思われます…」

「マジか…。じゃあ何でも良い、何か気になった物があったら言え」

「何でもですか。え~と今日も花壇の花は綺麗ですし、、あっ!」

「なんだ!?何を見つけた!?」

「いや、あの!やっぱり綺麗じゃないです。白い花なんて滅んでしまえばいいんです!」

「……そういうの、今はいいから」


 呆れ顔でそう言うと、カーナは続ける。


「う~ん、相変わらず住宅からは気配1つ感じませんし…こちらを見てくるような視線も感じません。掲示板も掲示板で今日も変わらずボロボロですし、そこに貼り付けられている紙も昨日と変わらず5枚だけ」

「そっか…。お前がそこまで言うなら、じゃあわれの気のせいだったか……ん?5枚?ちょっと待て!今、お前、何枚って言った?」

「え?」

「掲示板に貼ってある紙、今、何枚って言った!?」

「え~と、5枚ですね」

「増えてる」

「は?」

「1枚増えている」

「貼り紙がですか?」


 たまたま近くに居て、聞き耳を立てていたウィノも掲示板に目を向ける。

 そして、遠目で眺めながら、


「本当だ、確かに増えてますね…。 昨日も調べた事で”ここは大丈夫”と思ってしまう可能性が高い、でもこれだけ堂々と貼るなんて…木を隠すなら森の中と言いますが、、というかマリアンヌ様よくお気付きになられましたね。しかも走る馬車の窓から」

「昨日来た時が4枚、上部に2枚下部に2枚の正方形綺麗に並べられていた、しかし今は5枚。偶数から奇数になっていた事で貼り紙の並べ方が正方形から崩れていびつになっている、それが違和感となったんだろうな」

「まぁ言われてみれば、そういった違和感を感じそうですが…いや、でも素晴らしい洞察力です」

「ふん、こんなものは褒めるに値しない事柄よ、ゆえに賛美の言葉など不要だ。ところでカーナ」

「はい!すぐに調べます!」


 ダッシュで掲示板に。

 そうこうしている内に集まってくるカラスたち。


 マリアンヌはカーナが掲示板に着いたのを確認すると


「カーナ」

「はい、今から全て隅々まで調べて」

「そんな無駄な時間をかけて調べなくていい」

「へ?」


 マリアンヌは一瞬だけ目を閉じて脳の底から記憶を引き出す。

 そして瞳は開かれる。


「1枚目は今月の徴収金。2枚目は大勢で集まってデモをするなという注意喚起。3枚目は捕まっている牢屋に入れた人間の名前。そして4枚目はわれが慰問でここにやって来る。今言った内容以外の紙、それが新たに貼り付けられた5枚目紙だ」

「えっ!マリアンヌ様、全部覚えていたんですか!?」

「そんなもの1回聞いたら普通覚えるわ。っていうか、早く調べろよ。お前の質問ほどこの世において無駄な時間はないのだぞ」

「あ、はい!え~と、ありました!”サンティエールの歴史について”…というのがあります」


 なんだ、その見た者の興味をいちじるしく低下させるタイトルは?


「不自然すぎて逆に笑える」


 そしてそれは同時に正解を引き当てたという証明。


「間違いなく、それだ」

「はい」

「破くなよ、後から戻すから慎重に剥がせ」


 カーナは言われたとおり慎重に剥がす。

 そして手に取った瞬間、目を見開いた。


「マリアンヌ様!これ…普通の紙じゃないです。何かザラザラしてるっていうか、今まで触ったことの無い感触で。よく見ると薄っすら透けてます」

「どうやら当たりみたいだね♪早くこちらに持って来い」


 カーナは駆け足で帰ってくると、貼ってあった紙をマリアンヌの前でかざした。


「どうぞ、こちらになります」

「ふ~ん、これが水に溶ける紙ね~。書いてある内容はつまらないのは置いといて、普通の紙と違って心なしか文字が滲んでいるような感じがするな。これが水に溶ける紙特有の材質なのかも…問題はこの紙に何が隠されているかだ」


 紙を前に推理を始めようとするマリアンヌ。

 だがマリアンヌに見えやすいようにかざしたからだろう、だからカーナが先に、そしてカラス達がマリアンヌよりも先に”それ”に気付いた。


「あっ」

「お!」

「あらら?」


 次々に目を丸くするカラスたち、そしてカーナ。


「なに?何なんだ急に、声を上げて」


「あの、マリアンヌ様、紙の後ろに文字が…」


 それを聞いたマリアンヌ。

 つい堪えきれず噴出してしまった。


「フッ!ハハハ!なるほど、なるほど。われに見えるように裏返せ」

「はい」


 紙の裏面。

 するとそこに書いてあったのは…。



【緊急事態、待機、花壇】



 という、黒い文字であった。



閲覧ありがとうございました_( _´ω`)_ペショ

遂に念願だった内通者の影を捕まえたマリアンヌ、次回も楽しみにして頂けると嬉しいです♪

ではまた次回お会いしましょう♪ヾ(。・ω・。)ノ マタネー♪





エマージェンシー!!エマージェンシー!!(゜д゜)!

皆さんエマージェンシーですよ!!緊急事態が起こりました!!


皆さん、私が今日この時間にアップしたこと不思議に思ったでしょう?

確かにクリスマスイブにマジで1人でチキンを食べながらアップしているという証明のためというのもありますが……そんなもんは正直どうでもいいのです(__)本来だったらいつも通り深夜にアップしようかと思ったのです。まぁ今も深夜12時前だから深夜ちゃ~深夜だけど(笑)

まぁそれはさておき、皆さんに1秒でも早く聞いてもらいたい事が今日起きた、起きてしまったのです。だから今なのです!

この事を説明するには今日の私の1日を話す必要がありますね…(TqT)。。


今日、私は休みでした。

朝からゲーム、小説を書く、疲れたらゴロゴロ~~~(*^▽^*)幸せ~♪

状態でした。


そんな私に昼前です。

父親が突如こう言って来たのです。


「ちょっと今からお母さんとドコモショップ行ってくるわ」


私は何をしに行くんかな?と思いました。


「何しに行くん?」

「お母さんが自分のドコモの暗証番号忘れてD払い出来んらしいからそれを聞くんと、俺のガラケーの充電がすぐ切れるからポイントでバッテリー交換してもらおうと思ってな」

「あ~そういえば、母さん暗証番号忘れたって行ってたな(*^▽^*)そっか、行ってらっしゃ~い」


そして両親は出掛けていきました。

それから4時間ぐらいでしょうか…、全然帰って来ません。

私は思いました。


「あれ?ついでに昼飯を食ってくるとは言ってたけど…遅くない??」


そして4時間半ほどして両親が帰って来ました。不思議なことに父親が”ドコモの袋を手に持って…”

私は『あれ?バッテリー交換しただけで、そんな袋貰う(。´・ω・)ん?』ってね。

そして私は聞きました。


「その袋なに?バッテリー交換でそんなん貰うん?」

「俺、スマホにしたわ♪」

「この裏切り者がぁぁぁぁぁ(;゜Д゜)ぁぁああああああああ!!!!」


酷いと思わない?

私に無断でスマホにしよったで、あのジジイ!

これで私の住んでいる部落ではおそらく子供から爺さん婆さんの年代まで全員スマホですよ(つ_<)

そして私だけが1人ガラケー…。

これは酷い裏切りですよ、中世ヨーロッパなら裏切り者の刑で死罪ですよ。。


ショック過ぎて今私はチキン片手に涙を流しながらこの文章を打っています(ノД`)・゜・。

あんまりだぁぁぁ。私の父親なんだから地球最後の日まで私と一緒にガラケーでスマホに抗えよぉぉ(ノД`)・゜・。


って事で、私はもう孤独で辛くて、今日はもう寝ます(><)おやすみなさい。


PS.どうやらこの世界線は私の父親はスマホを持てる世界線だったようだ…。

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― 新着の感想 ―
[良い点] カーナのポンコツ度が上昇している気がするのは気のせいだろうかwww。 [気になる点] おいおい、内通者は良い度胸しているな~。堂々と新たな貼り紙を貼っているよw。マリアンヌ様は元より、目敏…
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