145 3日目② 反乱軍のリーダーが生まれるまで…
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別に悪用しようとか、そんな事をするつもりはないのです(T_T)世のため人のために使用する所存でございます(T_T)ちょっとアイドルとかに会いに行くかもですが、、まぁそれは気晴らしですので、お気になさらず(^○^)♪って事で、皆さんもしも天使を見つけたら私の所に連れてくるんだよ(^○^)ええ…絶対に悪い事はしないからね♪
さて今回のお話ですが、、正直、超~~難産でしたw
ページ的には5~6ページぐらいなんだけど、反乱軍のリーダーのお話なのでマリアンヌは出てこないしwあんまり興味が…ね(*^^*)でも、それでも興味が無い人でも楽しめるように頑張って工夫して書いてみました♪気に入って貰えると嬉しいですw
では前書きはこの程度にしておいてどうぞ今回のお話もお楽しみくださいませ~♪
その青年は本当に平凡だった。
シジモルーナ25歳、反乱軍のリーダー。
現在の彼は一見すると爽やかそうな好青年、だがその振る舞いは堂々としたもの。
まさに民衆を引っ張っていくリーダとしての風格であった。
しかし彼は、実は以前までは何処にでも居る平凡な青年だった。
数年前でも今と変わらず中肉中背、優しく、正義感もある、腕っぷしにはそんなに自信は無い、かといって頭がそんなに切れるというわけでも無い、そんな若者。
近くの村に住む姉代わりであり幼馴染のシスターには弟のように扱われるそんな若者。
彼を一言で表すなら本当に平凡に暮らす青年。
それが領主が来て数年後に頭角を現しはじめた。
領主の圧制は苛烈を極めていた頃の話だ…。
自分の言う事を聞かない、高い税に反抗する村人を容赦なく暴力によって鎮圧。
何人もの村人が言われもない罪で捕まり牢屋に入れられた。
領主もこの頃は鎮圧する事が出来た。
領主の下には大陸最強を誇るプルート兵が居たから。
例えこのような地に送られる末端のプルート兵であっても、その身体は屈強、錬度の高い動き、もちろん3つの村の人たちに抵抗するような武力は無い。
なすがまま。
されるがまま。
悪辣な領主は山賊が村々に襲いに来ても民を助ける事などせず、我が身を守るためにプルート兵を使った。
しかもプルートからの物資の少なさ、それを解決するため領主は山賊に紛れ、兵士長であるソウスに指示して人身売買をするため村人を誘拐した。
そして売った。
躊躇い無く。
自分の欲、富の為に。
やがて村の若者たちは決起する。
領主に対抗するために作られた反乱軍。
だがやはりというかその時の反乱軍など名ばかりで、反抗する若者が集まっただけ。
一言で言えば烏合の衆。
何も出来ない日々が続いた…。
そんなある日、烏合の衆たちは自分たちの中でリーダーを決めようという事になった。
そうしないと3つの村で統制が取れず、領主や山賊に抗えないから。
だがこういった地方の土地にある村だと生きてきた年数=権限の高さ、故に年功序列が基本となる。
つまり、まだ若いシジモルーナだとリーダーには決してなれない。
しかも当時、村の住民から見た彼というのは争いを好まない優しい青年。
まだ何も実績が無い青年。
そう…ただ、若いだけがとりえの若者。
だがそれでも、あえて彼の唯一性を挙げるなら、彼シジモルーナは反乱軍として集まった若者の中で”唯一読み書きが出来た”。
その程度の存在。
決して好戦的ではなかった彼だが、リーダーを決めようとした日、隣の漁師の村オートのボアという大男がリーダーに流れで決まりそうになっていた日。
今まで前に出ようとした事すらなかった好青年なシジモルーナは実に彼らしからぬ発言をした。
「なら俺が今日の夜中、館に忍び込んで食べ物や物資を盗み取って、ついでに仲間も牢屋から取り返してくる。だから成功したら俺を反乱軍のリーダーと認めてくれ」
静まりきる室内。
誰もが言葉を失った。
誰もがそんな事、出来るわけが無いと思った。
誰も信じない。
なぜなら、もう何人もの村人が捕まった。
牢の中で処刑された者までいる。
あのプルート兵まで居る。
そんな中、単身で忍び込む?
このガキはバカなのか?
やるだけ無駄だ。
流石に無謀すぎる。
村人たちはきっとシジモルーナがプルート兵に捕まる、失敗する。
そう誰もが思った。
せせら笑った。
だから「やってみろ」と認められた。
しかし、次の日の早朝。
「これで俺が反乱軍のリーダーで構わないな?」
自信に満ち溢れた声。
彼の後ろには捕まっていた村の人が数名、そして手には大きな袋。
中には大量の食べ物や物資が。
有限実行。
彼はやってのけたのだ。
そして言葉にした全てをなしえ帰ってきた時、彼を取り巻く空気が一変した。
もちろん村の住人のシジモルーナに対する見かたが一変するのも必然。
ガタイの良い人間が多い漁師の村オートの人間達も捕まっていた自分の村の住人をシジモルーナが助けた事で、リーダーの件に関して何も言えなかった。
そして彼、シジモルーナが満場一致で反乱軍のリーダーとなった。
彼がリーダーになってからというもの、彼の策は見事なまでにハマッた。
次々と屋敷から物資を奪い取った。
それもこれもシジモルーナの事前に得た屋敷の警備情報が大きい。
しかし彼は潜入能力が高かったわけではない、それは一緒に屋敷を潜入した仲間全員言う。
彼は領主の屋敷を少し調べるだけで、屋敷の警備情報を正確に見抜いた。
何処に誰がいるか、どの時間帯に誰がいるか、それを正確に言い当てたのだ。
彼は仲間に得意げに言った。
「俺は少し遠目で見るだけで何となく何処に誰がいるか分かるんだよ。たぶん屋敷の警備を考えている軍師がそれだけ単純な頭なんだろうな」
彼の口から出てくるのは、まるで”館の警備を全て知り尽くしたかのな策”。
何より、優しいだけの彼には到底思いつきもしないであろう巧妙な策ばかり。
ある時、プルートの兵と少しでも戦うのを嫌がる反乱軍の若者達がいた。
するとシジモルーナはある策を考えた。
それは、これからはプルート兵には一切手を出さず、手玉に取る形で翻弄し、実際に相対するのはソウスの部下たちだけに限定する。
彼は言う。
「これなら危険性は今までよりグッと下がる、もちろん奪える物資の量は更に減るけど、捕まる可能性もほぼ無い。大丈夫、プルートの兵に比べたらあのソウスの兵なんてゴロツキと変わらない。後ろから襲えば簡単に気絶させれる。少しづつでもあの領主が溜め込んでいる物を奪い取ってやろう」
元からあった優しい雰囲気は変わらず。
シスター同様の甘い考えも変わらず。
しかし、それからも何度もプルートの厳重な警備網を突破し、見事彼は食べ物を含む物資、時には捕まった仲間をも救出してみせた。
皆、口々にこう言う、彼はこんなに頭が良い人間だったのか…と。
そして更に思う、コイツに付いていけば間違いない…と。
そして時は経ち。
何度も何度も館を襲撃し、物資を奪い金品を売却した事で反乱軍の装備も整い、それによって今では山賊の襲撃にも負けなくなった。
もちろんその仮定で中もが何人も領主に捕まったり、山賊に殺されたりした。
それでも皆、シジモルーナに感謝している。
彼が居たからここまで村をギリギリ守ってこれた…と。
最初は自分達の活動に懐疑的だった他の村の人々も今では相当数が自分達の活動を応援してくれている。
彼は更に言う。
「皆が恐れているプルート兵だけど、そもそもこんな地方に何年もあのプルート兵が領主の為に居るわけないじゃないか、間違いなく直に帰っていくよ。もちろん一気に全てのプルート兵が帰るわけじゃないだろうけど、徐々に帰っていく。大丈夫、みんな、俺を信じてくれ」
やがてプルート兵がどんどんプルート本国に帰還していった。
そして先日完全にプルート兵がこの地域から居なくなった。
本当に彼の言った通りになった。
つまりそれは遂にあの悪辣な領主を追い詰めるときが近づいて来たという意味。
皆、気合が入っていた。
なのに…。
なのに…。
入れ替わるようにして次にプルートからやって来たのは銀髪の美少女、プルートの第一皇女であった。
閲覧ありがとうございました( ^^) _U~~
ではまた次回お会いしましょう♪( ´□`)ノ~バイ~バ~イ
今、鬼滅の刃の無限列車編をテレビ版で放送してるじゃないですか~。正直、微妙じゃね?ww
いや、内容は面白いけど、正直「これ映画版を見たほうが全体の流れが綺麗でいいのでは?」って思ちゃいました(^-^;)
なんだろう~?フジテレビが視聴率が欲しかったからわざわざ劇場版を30分のアニメに分割しただけ…みたいなw
う~~ん、今週最終回だし、一応最後まで見るけど……なんだろうな~~大人の金のにおいがプンプンします(*ω*;プンプン




