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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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142 2日目⑰ 領主に話を聞く①

クリックありがとうございます♪(*'▽')今期オススメの深夜アニメは『王様ランキング』のひとりぼっちの桜ですw 皆さん…今「何?そのアニメ?今期やってたっけ?…あ~確か絵が微妙だったから0話切りしたやつだ」って思ったでしょww皆さんの言いたいことも分かりますよw私も0話切りしそうになったので(笑)

でもね1話目Bパートまで見て感想がガラッと変わりました|д゜)そして今2話まで観たんだけど…。

これは今期で頭1つ出ている作品だと確信しました(゜д゜)!


主人公の第一王子ボッジは両親は巨人のように大きな体でめちゃ強なのに、自身は小さく力もない、しかも耳が聞こえないんですね。で、皆に馬鹿にされて王の器では無いと言われ毎日を生きています。そんなある日、影の一族と呼ばれる暗殺一族のカゲと出会います。

そこから話がどんどん進んでいくんですが…


もうね~毎回、泣きそうになる(´;ω;`)ウゥゥ

そしてこれを見ないのは絶対にもったいないと思ったので、皆さん!絵が気に入らないのは分かる!!でも1回騙されたと思ってサブスクとかで見てみてよ!マジでヤバいからw



さて今回のお話ですが…。

めっちゃ疲れたw脳細胞が沸騰するかと思いましたよwいや、実際今なら皆さんがカップラーメンを食べたいというなら、私のアツアツの脳汁ですぐにカップヌードルを完成させてやれそうです(*`ω゜∞)pw

まぁ皆さんに何が大変だったかを申すことはできませんが、何回も書き直しました(>_<)wでも、そのかいあっていい感じになったとは思うのですが(あくまで個人的な意見で効果効能を保証するものではありませんw)


ページ数的には原稿用紙16ページ越えだったので、今回は切りのいい所で切ろうと思います。ではどうぞ今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



 完全に日が落ちた領主の館。

 そこの地下牢、そこからマリアンヌの居る2階の階層まで上って来る2つの人影。


「おい!ジジイ!!早くこっちに来いっつてんだろ!!」

「や、やめてくれ!もう殴らんでくれ!歩くから、自分で歩くから!」


 そして、バタン!と荒々しく開く扉。


 カイルによって首根っこを掴まれ、マリアンヌが座っている椅子の近くまで引きづられるように連れて来れた領主ヤン・メイザール。

 そしてそのまま強制的にひざまずかされる。


「おら!座れ!」

「分かった、分かった!」

「はいよ、連れて来たぞ」

「うむ、カイルご苦労であった♪お前の馬鹿力があれば大抵の事は出来そうで、使い勝手の良さを考えると今後の展望が開けて嬉しい限りだよ。じゃあ下がっていてよい……ん?」


 暗い部屋に赤い炎の灯りが揺れている。

 そんな中、連れて来られたヤンの顔を凝視するマリアンヌ。

 眉を潜めた。


「あれ?なんでそいつの顔、青アザだらけなの?」


 2日前、牢屋にぶち込む時には見られなかった怪我を多数していると見受けられるヤン。

 スーと顔の向きをカーナに向ける。


「え!?」


 驚くカーナに向けられる疑惑の視線。

 だが、マリアンヌが疑惑のこもった目で見るのも仕方ない。

 マリアンヌの目の前で領主の腹を殴っていたのはカーナ本人なのだから。


「お前、また…勝手な」

「いえ!いえいえ!!喋れなくなったら困るとの事だったので!私は誓って腹しか殴ってません!」

「じゃあ何で顔こんななの?」

「いや…それは、私にも何がなんやら …ハッ!!カイル!あなたでしたよね!?この領主を牢に入れたのは!」


 問われたカイルは壁を背に髪をボリボリと掻く。

 そしてダルそうに言った。


「運ぶときにウダウダ五月蝿せぇから少しぶん殴ったな、あと牢屋でも数発?だったか殴ったな。でもいいじゃねぇか、おかげで言う事を聞くようになったんだからよ」

「ハァ!?何を勝手な事をしてるんですか!顔を殴って喋れなくなったらどうするつもりだったんですか!?」

「何処かの頭がおかしい女と違って、ちゃんと俺は手加減したから領主が喋るのには問題ねぇよ」

「問題があるかどうか判断するのはあなたじゃない!マリアンヌ様です!何度言えば分かる!? それに頭がおかしい女って私に対して言ってるんじゃないでしょうね!?もしそうだとしたら頭のおかしい私は言う事を聞かない部下を半殺しにしても至極自然、普通ってことですよね!? よし!頭がおかしい私は今からこの場であなたを半殺しにします!」

「そうキャンキャン言うな、カーナ」


 耳に纏わり付き、重く圧し掛かるような声。

 制止するカーナの拳。


「でもマリアンヌ様ぁ、こいつは」

「喋るのに不都合がないなら別に何をしようが構わん。むしろ静かにわれの質問に答えれるようにしてくれたなら褒めてやろう。さて、では改めて」


 圧し掛かる重圧がヤンに向けられる。


 暴力という恐怖が充満する部屋。

 そこで正座させられる領主ヤン・メイザール。


 周囲を取り囲むカラスたち。

 正面には椅子に座ったマリアンヌ。


「やぁ、ヤン・メイザール、2日ぶりだね。君に会わない期間、こちらとしては心穏やかになぎのような心境で過ごしていたわけだが、君はどうだね?暗い牢屋で自分の立場を自覚したかね?」

「………」

「返事!!」


 カーナが声を荒げて睨みつけるとビクッと体を硬直させる領主ヤン。


「カイル!全然、素直じゃないですよ!」

「あ~、じゃあ話したくなるように数発いっとくか?なぁジジイ」

「分かった!いや!分かりました!だから!」


 何度も殴られた事で心が折れたのか、領主は正座したまま頭を下げた。


「己の立場を…理解しましたのですじゃ」

「それは何よりだ。じゃあ改めて話をしようか」

「は、話?何を話すつもりなのですか?」

「君の居ない2日間で色々な事が分かってね、それで君に”確認”をとろうと思って此度はここに呼んだわけだよ」

「確認?」

「そう、大切な確認」


 奇妙な言い回しをするマリアンヌ。


「だがその前に…嘘を付かれたら迷惑だ。もう眠いし、時間をかけたくない…う~ん、あっ!そうだ! 君が嘘を付いたとこちらが判断したら、指を1本づつ切り落としていくのはどうだろう?」

「へぇ!?」

「どうだ、いい案だと思うだろ?な、カーナ?」

「はい、とても素晴らしい案だと思われます。マリアンヌ様の質問に虚偽を述べるなんて本来なら指1本で済まされませんが、そこはマリアンヌ様のお優しさ故ですね」

「フフフ、まぁな。われ寛大かんだいであるからな」

「ちょっと!何を言っておるんじゃ!?」


 当惑するヤンを放置してどんどんと進む指を切り落とすという狂気染みた会話。

 それを聞いていたリックスが手を叩いて笑う。


「よかったなジジイ!10回も嘘をつけるみたいだぞ。マリアンヌ様の心も広くなったもんだ、なんたって指は両手合わせて10本もあるんだからな、それまでは命は取られねぇって事だ、ハッハ!」

「リックス、余計な知恵を与えるような事を領主に与えないで下さい」

「なんでよ?楽しいじゃないっすか」

「あなたが楽しむためにやるわけではないのですよ!」

「いや、構わない」

「え、マリアンヌ様?」

「その男がそこまでする度胸があるかはひとまず置いといて、確かにリックスの言う通りの方法を取れば嘘を付くことは可能だ。そして、もしもそんな覚悟を目の前で見せられたら愉快でここ数日の苦労など一気に吹き飛ぶというものよ。さてさて」


 マリアンヌはドアの方へ目をやる。


「コロナ」

「はい」


 すると扉の外に待機していたコロナが入ってくる。


「何か御用ですか?我らが神、マリアンヌ様」

「今からコイツの指を1本づつ切り落としていく、切り落としあと死ぬ事のないように止血しろ。死なれては困るのでな」

「了解いたしました。では医療道具を持ってきますので、今しばらくお待ちを…」


 コロナは冗談染みたその言葉を聞くと、真意を問う事無く、粛々と医療道具を部屋の中に持ち込んでいく。

 そして怯え、明らかに表情が強張っていく領主を横目に運び終えると頭を下げる。


「医療道具の準備、完了致しました」

「うむ。ではヤン・メイザール楽しい会話を始めようか」

「ワシの指を切り落とすなんて冗談ですよね?」


 目の色が変わるマリアンヌ。


「君はまだわれが冗談を言うようなユニークな人間に見えているのか?」

「っ、!」


 無邪気な童女のような表情なのに瞳はヤンが恐れ嫌った父親であるグローリー・デイ・ファンデシベルと同じ、全ての人間を有無も言わさずひれ伏させる瞳。


「では1つ目の質問だ。実はとある情報筋から、君がアトラスと通じているという話を聞いてね。事実か?」

「な、なんの事でしょうか?言っている意味が分かりませんな」

「………」


 驚きから眉が上がり、顎が下がる。

 不安、動揺から早口になっている。

 話す瞬間、肩もすくんだ。

 冷や汗もすごい。


 総合すると”嘘”を言っている。


「ふ~ん、なるほど」


 というか、既に庭士ゴーツはオチて全てを吐いている。

 アトラスからの手紙も既にわれの手中。

 にも関わらず、まだ嘘を付くとは愚かな。


「そうか。実は君には言い忘れていたんだけど、カーナ」

「はい、これがアトラスからの手紙になります」

「ぁっ!?」


 領主の前でアトラスの印璽いんじが押されている封筒を取り出し、広げられる手紙。

 カーナは読む。


『領主、ヤン・メイザール様。今月のご要望の品、お送りいたします。 約束の日は近く、盟約、くれぐれもお忘れなきよう…①』


「な、なんで、なんで、どこでそんなものを!」

「あ~あ、嘘付いちゃった。こんな事で60年以上連れ添ってきた指とバイバイするなんてね~かわいそうに」


 残念そうに首を振るマリアンヌ。

 しかしその表情は全然残念そうに見えない。

 むしろ喜んでいる。


「待ってくだされ!違うんじゃ!ワシの言い分を聞いてくだされ!」

「カーナやれ」

「はい、マリアンヌ様。カイル、領主を押さえつけてください、あと指を切り落とした際、叫ぶと思うので適当な布を口に」

「また適当な布かよ…。え~と、適当な布、布」

「カイル、前回と同じく雑巾あるぞ♪」

「おう、よこせリックス」

「ほいよ」

「じゃあ、ジジイこっち来い」

「やめてくれ!!」


 2メートル越えの巨漢カイルの手によって押さえつけられる領主ヤン。

 そして領主は雑巾を口に放り込まれる。


「やめてくれ!!んーーー!!」

「用意できたぞ、これでこのジジイは動けねぇよ」


 腕を前に出された状態でうつ伏せ状態で羽交い絞めにされたヤン。

 カーナは自身の魔道具であるナイフを取り出した。


「そのまま押さえつけておきなさい。マリアンヌ様、どの指を落としましょうか?」

「ん~適当でいいけど?」

「はい、では適当に親指からで」


 振り上げられるナイフ。

 大量の冷や汗と恐怖の表情に染まるヤン。

 喉の奥から必死に助けを呼ぶ声を上げる。


「いきますよ」

「んーーーー!!!」


 そして指が切り落とされる。

 まさにその瞬間、


「ストップ」


 ピタッと止まるナイフ。

 マリアンヌは椅子に座ったまま下から見上げてくる領主に柔らかな声で言う。


「ねぇ、1度だけチャンスをあげようか?」

「ん!!」


 冷や汗をダラダラ流しながら頷く領主。


「もう二度と嘘を付かない?」

「ん!!」


 必死な頷き。

 愚かな老人だ、そう思いながらマリアンヌは立ち上がると領主の耳元まで口を近づけ、ゆっくりとした声で言った。


「次は無いよ」

「ん!ん!」


 完全に落ちたな。

 思えば最初からこうすれば良かった。

 こういうプライドだけが高い人間は一度暴力に屈したらもう立ち上がれない。

 そもそもこの男に己の命を賭ける覚悟は無い。

 全てがハリボテならば心をへし折れば、そのプライドすらも簡単に瓦解する。


「カーナ、口のそれ取って。あとカイル、もう押さえつけなくていいよ」

「はい」

「はいよ」


 命かながら、といった様子で己の手を大事そうに抱える領主にマリアンヌは「これからわれが言う事をよく聞け」と前置きをした。


「再び質問する前に唐突だが…今の君の前には2つの選択肢がある。1つはこのままアトラスの犬として付き従う道。2つ目はわれに付く道だ」

「マリアンヌ皇女殿下に付く?そ、それはどういう意味ですか?」


 マリアンヌは跪く領主の目先に立ち、口角を上げる。


「端的に言うとね。アトラスから来た男を裏切れ、そしてわれに付け、そうすればプルートに帰してあげよう」



閲覧ありがとうございました(*ノωノ)

ではまた次回お会いしましょう♪( ´△`)ノ~バイバイ





皆さん、遂にこの日がやってきましたね(T△T)

日本国民、全員の大切な日。え?「衆議院議員総選挙でしょ?」ですって?

……そんなもんどうでもいいでしょ(; ・`д・´)!!たかが1票で何が変わるんじゃい<(`^´)>!!いや、ごめんなさいwどうでもよくはないですね、ええ、皆さん選挙行きましょうww皆さんの大切な1票で政治を動かすのです。もちろん私も……(→_→)そ、そんな事よりも皆さん、明日…いや、もう今日かw


10月29日の晩、金曜ロードショー枠で放送される『ヴァイオレット・エヴァーガーデンの特別編集版』皆さん、絶対に見ないといけませんよ!( ゜Д゜)私が以前オススメした10話も入るだろうし、も~~泣くよww来週には劇場版も放送されるみたいだし、見逃しは絶対に厳禁ですぞい♪


それが言いたかった…。ええ、何よりも大切な『ヴァイオレット・エヴァーガーデンの特別編集版』それを広告する事が私の役目

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 何だか最近のマリアンヌ様は、カーナの扱いが少しぞんざいになっている様な気がする~w。ここの所は、戦闘がないから仕方ないし、たまにヘンテコな事をして物事の進行を滞らせたりしているかもしれ…
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