141 2日目⑯ あとは寝るだけ…あれ?
クリックありがとうございます♪今期放送予定だった『終末のハーレム』が表現精査の為という訳の分からない理由で秋アニメから冬アニメになっちまったことを、心から憂いているひとりぼっちの桜ですw
なんでだよぉぉぉ!!表現精査ってなんだよぉぉ!!異世界レヴュアーズ、回復術のやり直しが放送出来て、なんで終末のハーレムがダメなんだよぉぉ( ゜Д゜)!!!
皆ぁд゜)!私には理由が分からない(つ_<)
…何ですか?皆さん、その蔑むような目は?(=_=)なぜ、私に対してゴミを見るような目を向けるんですか??
い、言っとくけど!終末のハーレムは皆さんが今思っているような、そんな下品な作品では無いんですからね(゜д゜)!
いいですか?この作品は【人類という種を守るため、選ばれし5人の勇者が立ち上がる英雄譚なのです!】そんな崇高な物語なのですよ!ええ!だから表現精査とかいう訳の分からない理由で、放送を延期していいものじゃないんです!!ほんともう!!許せないですよ!!ええ!(# ゜Д゜))!!
…話は変わりますが、もしも私が異世界転生するならこの世界の6人目の勇者になりたいと考えております(=_=)はい、なりたい、、です。いや、是が非でもなるのです。
では、原稿用紙9ページ、5000文字以上になってしまいましたが、今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
サンティエール領主・ヤンの屋敷 ― 夜。
大きな窓から見える外の景色が徐々に闇に染まり、今日も1日が終わろうとしている…。
「マリアンヌ様、はい、あ~ん」
「あ~~ん」
そんな中、化粧を落とし満面の笑みと共に口を開くマリアンヌ。
「もぐもぐ」
屋敷に帰ってきて即シャワーを浴びたマリアンヌ。
その後、次の日に疲れを残さないためメイド達による念入りなマッサージを受け、今はゆったりとした心持で夕食に舌鼓を打っていた。
「マリアンヌ様、あ~ん」
「もぐもぐ、ゴクン。ふ~む、もうお腹いっぱい。カーナ、残りはいい、皿を片付けろ」
「はい、マリアンヌ様」
カーナがせっせと食べた後の皿を片付け始める。
「たまには魚料理も良いものだな。それではコロナ、報告を聞こうか」
「はい、マリアンヌ様」
するとドア前にいたコロナ、礼儀正しくお辞儀をする。
そして彼女はマリアンヌの前までやって来ると今日1日の成果を語り出した。
「私は今日1日マリアンヌ様のご命令で屋敷の玄関付近で人の出入りを観察しておりました」
カーナはマリアンヌが食べ終えた皿を重ね、部屋の前で待機している別のメイドに渡しながら、背中越しに「あ~それで玄関付近にコロナさん居たのか」と、納得、頷いている。
コロナは続ける。
「そして、マリアンヌ様の仰られた4名、軍師フイレルン、兵士長ソース、庭士ゴーツ、料理長ボラン、その全員が屋敷の外に出かけていきました」
「全員屋敷を出たのか?」
「はい、全員でございます」
「そうか…うん」
これは内通者の運が良かったからなのか。
それとも…。
「で、順番は?」
目を細め考えを巡らすマリアンヌ。
コロナはメイド服の内ポケットから手帳を取り出す。
「まず朝一で料理長ボランが数人の兵士長ソウスの部下を引き連れて屋敷を出て行きました。用事は食料の買い出しだそうです」
まぁ1日以上屋敷から出れなかったんだし、食材の買い出しは当たり前の行動か。
にしてもやはり料理長自ら買い出しに行くんだな。
食材の目利きは料理人の腕の見せ所の1つだとは聞くが、どれだけ部下の目を信用してないんだよ。
「まぁ完璧主義者であるボランなら自然な行動か」
「次に屋敷を出て行ったのは庭士ゴーツ、彼は私とカーナが玄関先にいた時に出て行きました。用事はサンティエール広場にある花壇の剪定」
ああ、あのみすぼらしい花壇ね。
「で、その後に出て行ったのが兵士長ソウスだったのですが、彼の出て行った理由は散歩だそうです」
「散歩?」
釈然としない表情のマリアンヌ。
「散歩が趣味なのはボランだろ?本当にそんな理由でソウスは出て行ったのか?」
「はい、間違いなく散歩だと申しておりました。私としましても今のマリアンヌ様同様に疑問を持ちまして、それに流石に理由がアレだったので、ちょっと突っ込んで聞いてみたところ、『ずっと館に居てストレスが溜まったから』…だそうです」
前日、楽しそうに酒飲んで騒いでいたやつのセリフとは思えないな。
ストレスとは縁遠いだろ。
「まぁでもクズだし、外に出る理由としては、まぁありえる回答だな」
「はい、私もそう思いました」
「いつもみたいに部下はいっぱい引き連れていたのか?」
「いいえ、1人でした」
「1人?…ふ~ん」
まぁストレス発散の為に外に出るなら1人の方がいいか。
「そして昼を回ってマリアンヌ様が屋敷を出て行かれました」
「じゃあ残るはフイレルンか」
「はい、そして最後のフイレルンですが、彼だけは他の者たちと違ってマリアンヌ様が帰ってこられてから、少しして慌てて出て行きました」
それを聞いたマリアンヌ。
鼻で「フフ」と笑う。
「それはそれは、慎重な事で」
おそらく孤児院に行ったのだろうな。
つまり我と孤児院でかち合う可能性を危惧して我が帰って来るまで待っていた。
「荷台に大量の荷物を積んだ馬車に乗ってだろ?」
「はい、流石はマリアンヌ様。その通りでございます」
「何となく分かった。では出て行った逆、帰ってきた順番は?」
「まずはゴーツ、そしてソース、ボラン、昼を越えてマリアンヌ様、もちろん最後はフイレルンです」
「なるほど、なるほど。つまり纏めると…」
≪屋敷を出て行った順番≫
①料理長ボラン
②庭士長ゴーツ
③兵士長ソース
④マリアンヌ
⑤軍師フイレルン
≪屋敷に帰ってきた順番≫
①庭士長ゴーツ
②兵士長ソース
③料理長ボラン
④マリアンヌ
⑤軍師フイレルン
「の、順番となるわけね」
纏めてみたはいいものの、違和感はあるものの、不自然と呼べるほどのものではない。
「屋敷に帰って来た時、お前の目からおかしな挙動をしていた人物はいたか?」
「いいえ、そういった人物は…あ、そういえば」
何かを思い出したコロナ。
「なに?」
「先ほども申したのですが、軍師フイレルンだけはマリアンヌ様が帰ってきてから、すごく急いで馬車で出て行ったな…と思いました」
そりゃ一刻も早く孤児院に物資を渡したかったんだろうね。
「う~ん。てことは、出ていく時に持っていた物が帰ってきた時に無くなってたのはフイレルンだけという事か?」
「はい、軍師フイレルンは馬車の荷台に乗せていた荷物がそっくりそのまま無くなっておりました」
「話しかけたか?」
「申し訳ございません。話しかけようかと思ったのですが、私の前を馬車で通過、そのまま屋敷の裏口から部屋に戻ってしまって…」
コロナの話を聞くによほど急いでいたんだな。
「一応、他の人物の帰宅時の様子も教えろ」
「はい、マリアンヌ様の仰せがままに」
コロナ手帳をパラパラとめくる。
「まず最初に帰って来た庭士ゴーツは、出て行った時と同じだけの大量の農作業用の荷物を持って帰ってきました」
「外に出た用事が剪定である事、作業をするのが1人である事を考慮すれば、大量の農作業用の荷物は頷ける。…が、何か減っているものは無かったのか?もう最悪、肥料とか」
「申し訳ありません。私の目には何か手荷物が減っているようには見えませんでした。また肥料などの荷物を持って屋敷を出て行った形跡はニオイから想像できましたが、持っていた荷物を調べないとそこまでは…」
「だよな~」
手荷物検査をメイドがやったら流石に怪しまれる。
こちらが何を探しているか勘付かれる。
「分かった、次の人物について述べよ」
「はい、次に帰って来たのは兵士長ソース。外に出た理由が散歩という事もあり、行きも帰りも手ぶらでした」
「帰ってきた時にもソースに話しかけたか?」
「はい、もちろんです。彼は帰って来た時、大変機嫌が良く、私が『ストレス発散出来ましたか?』と問いかけると『適当な理由をつけて村人を数人殴ったので、だいぶストレスが晴れた』と申しておりました」
何をしてるんだ、あのクズは…
「次」
「はい、料理長ボランは帰ってきたとき、外出時にはもっていなかった魚を持っていました。いえ、正確に述べるとソースの部下達が魚を持っていました」
「ボラン自体は何も持っていなかったのか?」
「はい、彼は兵士長ソースと同じく手ぶらでした」
「ボランはずっとソースの部下達と居たのか?」
「申し訳ございません。それは聞いておりません」
「そうか」
「私が聞いたのは、この屋敷を出て行ったのはボランが一番早かったのに帰って来たのは、ゴーツ、ソースよりも遅く、マリアンヌ様が出て行く少し前だった。だから『買い出し、時間かかったんですね』と問いかけました」
「ほぅ、それはいい質問だな。ボランは何と答えた?」
「ボランはニコニコしながらこう言いました『この辺りの村だと魚を手に入れるにはオートに行くしかないのですが、中々マリアンヌ様にお出しできる魚が見当たらなかったんです』と」
それを聞いたカーナ、目を輝かせ、手を叩いて絶賛した。
「素晴らしい答えですね!ボラン!」
「そうだね、それが裏表無い心からの言葉ならね」
「え?」
水に溶ける紙。
おそらく内通者はそれを反乱軍リーダーに渡すために今日屋敷を出たはず。
しかし、物が物だ。
ポケットにでも忍ばせる事も十分可能。
身体検査でもしないとコロナには発見は無理だろうな。
「コロナ、よくやった。今日はご苦労であった、下がってよい」
「はい、ありがとうございます。少しでもマリアンヌ様のお役に立てたなら幸いです」
話し終え、持っていた手帳をパタンと閉じるコロナ。
彼女は一礼し静かに部屋から去っていく。
一方、トタトタとマリアンヌの傍までやって来るカーナ。
「あの…え~と、マリアンヌ様、誰が内通者か分かりましたか?」
「そんなに簡単に見つからないから困っているんだよ」
いや、そもそも今日は内通者の動きを見るのが目的じゃない。
自由に泳がせればそれでいい。
「今日、内通者は間違いなく反乱軍のリーダーに現在の状況などを記した紙を渡したはずだ」
それはもちろん今日渡ったとは限らない、
もちろん手渡しではない、
だが絶対に紙が渡るようにしているはず。
「それはどうしてですか?」
「また我が『屋敷から誰も出るな』と突然言い始める可能性があるから」
ここに来てからの我の性格を正確に分析しているなら、我の事を何を言い出してもおかしくない人物と考えているはず。
予想が困難なら今日の外出のチャンスは逃したくは無いだろう。
「あ~~、なるほど。それはどういう意味ですか?」
今のなるほどって、自分が理解できない事を納得した”なるほど”なのか?
「お前に説明すると夜が明ける。て、事でもう眠る。コロナ~~」
ガチャと再び部屋に入ってくるコロナ。
「もう我は寝る~」
「はい、分かりました。では寝巻きの準備を致します、しばしお待ちください」
「うむ。 カーナ、お前は別の部屋で待機しているカラス達にもう休むように言ってこい」
「はい、了解しました。マリアンヌ様」
「さ~~て、では今日も終わった♪疲れた~~今日はゆっくり眠れそう…ん?」
”何か忘れている”
突然、頭の中に浮かんだその文言。
漠然とそう思ったマリアンヌ。
カーナが心配そうに問う。
「顔色が優れませんが、どうかされましたか?」
「なにか、忘れている気がする。何か重大な、今日しないといけなかった事がまだなにかあったような…」
「気のせいではないですか?私はマリアンヌ様から特に何も仰ってませんでしたよ」
「そうか。じゃあ気のせいか…。ん~~いや、やっぱり何か…あったはずだ。なんか、こう…何かが喉の奥に引っかかったような感覚が」
すると横で聞いていたコロナはすぐに手帳を開く。
「私の見聞きしている範囲だとマリアンヌ様が忘れている事は無さそうですが…。カーナさん、あなたの手帳も見てもらえますか?」
「え、私の手帳ですか?」
「はい、何か書いているかもしれません」
「書いてありますかね?」
カーナもコロナと同じメイドに支給されている手帳を取り出す。
「私はあんまり手帳に文字を書かないので……あ」
突然の声と共に息を飲むカーナ。
一方、その「あ」というカーナの反応にその場に居たマリアンヌとコロナはなんとなく察した。
「何を…忘れてたんですか?カーナさん」
「なに?なにを忘れてたんだ?カーナ」
「なんて言うか、すいません。昨日、私が書いたであろうメモに『重要!マリアンヌ様からの命令!明日の晩に領主を牢屋から出す』…って書いてます」
マリアンヌは言った。
「あ~~!それな。あ~確かに絶対に大事なやつだな。忘れたら大変な時間的損失を生むところであった、我とした事が…。 コロナ」
「はい」
「眠るのは後回しだ、急遽やる事が出来た。お前は部屋の外に出ていろ」
「はい」
「あと今日は色々本当によくやった。褒めて使わす」
「ありがたきお言葉、マリアンヌ様のお役に立てて本望でございます。では私はこれで」
またやってしまった…。と、肩を落とすカーナを横目にドアを開け、足取り軽く廊下に出て行くコロナ。
マリアンヌはジロリとカーナを睨みつける。
「あとカーナ」
「…はい」
「お前が自分で書いた”重要”の意味って分かってる?」
「…はい」
「今回はギリギリ我が何かを忘れていると思い出したから良かったが、我とてうっかり忘れる事ぐらいある。そういった時、メイドであるお前がすぐ気付き言わなければいけないのは分かるか?」
黒く塗られた口紅、アイシャドー、そういった化粧を全て落とした事で少女性が増し、多少は威圧感が落ちているかと思ったが、むしろ苛立ちで場は重くなっていた。
これ以上ないほど大きなため息を吐くマリアンヌ。
「カーナ、今からカラスに領主を牢屋から出してここに連れて来るように伝えろ。もちろん全員集合」
「…はい」
「あと」
「…はい」
「メモ、見ろよ」
「…はい」
閲覧ありがとうございました(^○^)♪次回、皆大好き、領主ヤン・メイザールが再登場します(*^^*)あれから2日経ったことで色々な生きた情報を得たマリアンヌ、彼女とヤンとの会話を楽しみにしていて下さいね~♪
今回カーナはメモをしたのに見ないというミスをしましたが…。これ、皆さん「またカーナがミスしてるよ(笑)」って笑って読んでいたかもしれませんが、案外社会人1年目にあるミスだからねw気を付けてねw
まぁ私から言える事があるのだとすれば…これに限らずミスっていうのは、いっぱいいっぱいの時にこそ起こる、いつも心に余裕を持ちましょう(^^♪そうすれば例えミスしてもリカバー出来ます♪…かなw
ではまた次回お会いしましょう♪( ´Д`)ノ~バイバイ
遂にサクスペも配信開始から2000日が近づいてまいりました(T△T)
私自身、まさかこんなに続くとは思っていなかったので正直ビックリしてたりしますw
やっぱりセガのチェンクロVと違って、コナミは簡単にはサービス終了はさせないんだねw
まぁなんにしても私としては、鬼滅の刃のコラボは『無課金の呼吸、九ノ型、奥義、血の涙のスルー( ノ□`)シ!!』によって完全スルーを決め込みましたので、石は1500あります。これなら2000日記念のガチャも引けるぜぃ(´▽`*)ふっふっふ♪
何が来るのかな~~??楽しみだな~~~♪




