137 2日目⑫ 孤児院と宿屋の村・トゥール①
クリックありがとうございます♪口笛が吹けないひとりぼっちの桜ですw昔からマジで吹けないです(゜-゜)どれだけ練習しても、聞こえるのは「フューーー」っていう風が抜ける音だけ。むなしいです。吹ける人、マジリスペクトっす('_')
では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
その建物は元気いっぱいの子供達の声が建物内にこだましていた。
「おーい、みんな外で遊ぼうぜ!」
「球蹴りやろう!」
「今日は負けないからな!」
「こっちこそ!」
子供たちの年齢はだいたい5~10歳前後。
ボール片手に元気良く外に駆けようとする男の子たち、するとそれを見た女の子の1人が部屋の奥で作業をしている大人に言った。
「シスター・ミラ!また男の子たちが畑の手伝いせずに遊びに行こうとしてる!」
奥に居た女性の年齢は30代。
修道服に身を包み肩辺りまで伸びた髪。
線の細い声、しかし、しっかりとした芯のある声で外で遊んでいる子供達を注意する。
「こら!遊ぶのは畑の手伝いをしてからっていつも言ってるでしょ!」
孤児院の窓から注意された子供たちは頬を膨らます。
「ええ~~」
「後でやるよシスター」
「別におじいちゃんたちも急いで来なくていいって言ってたし」
「ダメです!先にやりなさい!」
有無も言わさない言葉にしゅんとなる子供たち。
「もう分かったよ、シスター」
「じゃあ行ってくる」
「そうそう、村のおじいちゃん、おばあちゃんたちの手伝いをしっかり終わったら遊んでいいからね」
渋々ボールを片付け畑に向かう子供たち。
一方、やれやれと溜め息をつくシスター。
すると後ろからその光景を見ていた、同じく修道服を着た女性が嬉しそうにフフフと笑う。
「本当にあなたの母親代わりだった、亡くなった前のシスターに似てきたわね」
「あ、シスター・エサリー見てらしたのですか」
「ええ、宿屋の掃除やら終わったので、こちらを手伝いに来たのよ」
「ああ!すいません!そちらを任せっきりになっちゃって! 本当は私もしないといけないのに」
シスター・エサリーと呼ばれた女性はシスター・ミラよりもだいぶ年上、50代であった。
しかし彼女は自分よりもだいぶ若いシスターの代わりに荷物を持つ。
「いいえ、いいのよ。前のシスターが亡くなってから、この村の村長はあなたなんだし、そもそも孤児院の方が人が多いし、宿屋の方は旅芸人さん3人だけだから大して汚れないわ」
「そう言って頂けるとありがたいです。私1人ではどうしようも無い事が多いので、シスター・エサリーが居てくれて本当に助かります」
その後2人は揃って作業をしながら会話する。
「でもさっきボールで遊ぼうとしていた子供たち、最近ここに来た子たちもみんな元気になってよかったわね」
「はい、最初は友達も作らず部屋の隅でずっと座っていた子もたくさんいましたから」
「それもこれも、あなたのおかげよシスター・ミラ。 あなたが亡くなったシスター・ウッド同様、子供たちに無償の愛をもって接していたから子供たちに元気が戻ったのよ」
「いいえ、私はなんとかかんとかこなしているだけです。他の子供たちも協力してくれますしね。でもそう考えるとやはり私よりも、ここを継ぐのはシスター・エサリー、あなたの方がよかったのではないでしょうか?」
「何を言うのシスター・ミラ。 シスター・ウッドが去年亡くなった時はどうしようかと思ったけど、私よりここが長いあなたがここを継ぐべきよ。これからはあなたのような若い人の時代だもの、私も期待しているわ。それはそうと話があるんだけど…」
「なんでしょうか?」
「ちょっと、こっち来て」
急に真剣な顔になったシスター・エサリー。
シスター2人は子供たちから一定の距離離れ、洗面所の片隅に移動した。
そして小声でシスター・エサリーは言う。
「言いづらいのだけど、今月の食料がもう尽きそうなの」
「………」
「サツマイモはまだ出来ないし、あの変わった旅芸人さんたちが宿にいつまで泊まってくれるかも分からない。もしも旅芸人さんたちが居なくなったら最低限の食料すら…」
「やはりちょっと前にあった戦争の戦争孤児の子供たちを私が引き取ったのが原因でしょうか?」
「…いや、それが全てって訳じゃないけど、どのみち育ち盛りの子供たちが多いのだから仕方ないわ。それよりも未来の事、どうしようかしら?」
村の最高責任者として問われたその質問にシスター・ミラは瞬間、戸惑いの表情を見せた。
最近は子供たちにお腹いっぱいなんて量をあげる事は出来ない。
それでも子供たちは我慢してくれている。
でもそれは逆を言えば、我慢させているだけ。
自分の判断は間違っていたのか?と。
しかし、その考えはすぐに消え去った。
孤児院の内外から聞こえる子供たちの元気な声。
少し前に近くのアトラス領で戦争があった。
そこで焼き討ちにあった村から流れてきた子供たち、それを全員引き取った事で食料が枯渇。
しかし後悔はしていない、亡くなったシスターも生前言っていた。
”どんな時代だろうが子供に罪は無い、子供たちは幸せにならないといけない”
と。
だからそんなシスターに育てられた私も同じように助けないといけないのだ。
誰一人、子供を取りこぼしてはいけないのだ。
「シスター・ミラ?聞いてる?」
「じゃあ何とか食料を工面しないといけませんね。私、オートとナントで何とか食料を分けて貰えないか聞いてみます」
領主の圧制が和らいだとは言っても未だ、どの村も生活は厳しい。
他の村に食料を簡単に融通できるとは思えない。
でも、それでも頭を下げるしかない。
残飯でも何でも貰わないと生きていけない。
「それにまた”あの人”に頼んでみます」
迷惑がかかるだろうが仕方ない…。
領主の圧制があるにも関わらす子供たちの笑顔が絶えない村トゥール。
それもこれも反乱軍という組織が出来て、圧制状態が緩和したから。
そして何よりも数ヶ月前に領主の館からプルートの騎士たちが撤退してから領主からの税の取立てが劇的に和らいだのが原因だろう。
反乱軍、戦い。
シスター・ミラは争いはもちろん好まない。
シスターという身分だからというのも、もちろんあるが、みんなの親代わりとして子供たちに争い事なんて見せたくはないのだ。
子供たちにとって争い事とは戦争、両親を失った存在そのもの。
そんなものを見て欲しくない。
それでも40人以上いる戦争孤児たちを子供たちを食わせていくには金がいる。
だから領主に命がけで抗ってくれている反乱軍には心から感謝していた。
それにあと1人にも。。
「それよりどうなの?」
「え、なんですか?」
「あの人との関係よ、もう告白したの?」
思わず吹き出しそうになった。
「な、何言ってるんですか!?」
真っ赤になって首を振るシスター・ミラ。
「私たちはシスターなんですよ!それにあの人より私は一回りは年上で」
「今時この辺りにシスターだからなんていうのを守っている人いないわよ。それに一回りぐらいの歳の差、大した事ないわよ」
自分よりふた周りは年上のシスターとしてその発言はいかがなものか。
などと思いながらも必死に否定する。
私とあの人の関係とはそんな俗なものではないのだ。
あの人は本気でこの孤児院を心配して、自分の身の危険も顧みず支援してくれている。
その人に対してそのような感情を持つなんて失礼にも程がある。
「シスター・エサリー、あの人をそんなふうに言うのはやめて下さい。あの人は」
その時だった。
外からとても無邪気な男の子の声が聞こえたのは。
「シスター!大きな馬車が来たよ!」
シスター・ミラは首を捻る。
「大きな馬車?あの人かしら?でも…」
彼はいつも裏から来るはず。
表から堂々となんて来ない。
すると次はおてんばそうな女の子の声が外から聞こえてきた。
「シスター!なんかすごく綺麗な人が来たよ!」
「すごい!!銀色の髪だ!!」
それを聞いたシスター2人。「そんな髪の人間いるか?」と互いに顔を見合わせ、首を捻る。
「「銀色の髪?」」
閲覧ありがとうございました(´∀`*)ウフフ
ではまた次回お会いしましょう♪(^_-)-☆
困ったクマ~~(>x<)
でも欲しいクマ~~(>n<)
でもでも、クマったくま~~(>m<)
……皆さん、そんな頭おかしい人を見るような目で私を見るのはやめてください(´・ω・`)
人は極限状態で悩むと語尾がクマになるのは普通なのです(T_T)
それはそうと、皆さんどうしよう!!
めっちゃ良いフィギュア見つけちゃった!!
もう前回のTo LOVEる-とらぶる-ダークネスの『ララ』で買うのは終わりにしようと思っていたんだけど、、もうね…ヤバいのが予約開始されてこれはポチらないといけない!そういうレベルなんだよw
どうしようかな~~~((+_+))これを本当の最後という事で買おうかな~~w
クマったクマ~~:;(∩´﹏`∩);:
え?「あなたがそこまで欲しがるなんて、どんなエッチなフィギュアなんですか?」ですって?
し、失礼ですよ( ゜Д゜)!皆さん!
私はフィギュアにエッチな要素なんて求めたこと一度だって無いんですからね!!
え?「じゃあ教えてよ」ですって?
………いや、まぁいいけど。
その代わり色眼鏡でフィギュアを判断しないでくださいよ(T_T)
皆さん、多分にそういう所あるから。
いいですか?地平線のような平等な目で見てくださいよ。
私が欲しているのは【アズールレーン フィギュア バッチ】で調べると出てきます。
ええ、凄く魅力的なフィギュアなんです。
アズールレーンを全く知らない私が「これ欲しい!!ヤバい!!」ってなったぐらいなんですからね(-_-メ)
え?? ロ、ロリコンじゃないですよ(゜д゜)!皆知らないの!?これはロリコンって種類じゃなくてメスガキっていう新たな種類なんですよ!
だから私はあくまでフィギュアの造形美に惚れて購入を検討しているんです!!ええ!!




