表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

267/392

135 2日目⑩ 反乱軍の村・ナント②

クリックありがとうございます♪最近ハマっている歌手は【波羅ノ鬼】のひとりぼっちの桜ですw皆さんは波羅ノ鬼さんって知ってますか?

……フッフッフ、その顔は知らないって顔ですねw(・∀・)いいでござんしょ!ならば教えて差し上げます( ^ω^ )ムフッ

波羅ノ鬼さんというのはYouTubeで活動している歌手の方なのですが、めっちゃ!透き通った声をされている方でね、その歌声を聞いた瞬間にファンになっちゃったですよ(笑)

皆さんもよかったら聞いてみてね♪

オススメは「King Gnu - 白日」を歌ってみたですね♪



今回のお話は完成時に原稿用紙15ページで読んだ時に結構カロリーがありそうだったので半分に別けようと思います♪今回7、次回8ページって感じでしょうかw

では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



「ちょ、ちょっと待ってくだされ!私はあなた達と敵対する意志は無いんです!」


 家の裏から慌てて出てきたのはみすぼらしい格好をした老人であった。

 老人は戦う気は無いと両手を挙げる。


「本当なんですじゃ!私はコデンと申します!この村の村長です!」


 痩せ型で若干黒色が残っている白髪、どこか優しい空気を纏った老人。

 マリアンヌはその外見、特に顔部分を見て言った。


「おい、カーナ。村長出てきたけど、本当に似てるのは背格好だけじゃん」

「そ、そうですね」


 出てきた老人は、領主ヤンとは似ても似つかわないほど優しい空気を纏った老人であった。

 マリアンヌとカーナが顔を見合わせる。


「顔、まったく似てないぞ」

「はい。あのマリアンヌ様に対して失礼な発言を連発したムカつく老人の顔とまったく類似点が見つかりませんね」

「ランは背格好が似ているって言ってたけど、こんな事をいちいち報告する必要あった?われは”出来る限りヤンと似た人間を探せ”と言ったのに」

「いや…でも一応、反乱軍のアジトのある村の村長ですので、おそらく何か特徴を書き添えたくて、それでも見つからなくて、その結果、背格好だけはヤンに似ていると書いただけでは?」

「ふむ、なるほど、つまり見つからなかったという事か。分かりづらいな。でも背格好だけで似ている人間を紹介されてもさ…」


「あの~」


 小声で話す2人に、ナント村の村長コデンが窺うようにこちらを見てくる。


「ああ?ああ、すまないな。30分近く歩いたのに誰もわれを歓迎してくれないし、というか近づいても来ない。よほど嫌われているんだな~って思っていた所に急に話しかけられてビックリしてしまってね」

「………」


 気まずそうに地面に視線を落とす村長。

 それを見てマリアンヌは言う。


「いやいや、気にしなくていい。ただの愚痴だ、聞き流せ。 で、え~とこのナント村の村長君だったか?用はなんだ?われに用があったから話しかけてきたのだろ?」


 先ほどのオート村での若き村長ボアと違ってどこか事務的な口調のマリアンヌ。

 素っ気無い振る舞い。


「ええ、そちらに行ってもよろしいでしょうか?」

「え?ああ、構わぬよ。カーナ」

「はい、マリアンヌ様。 リックス、ホリー、戻ってきなさい。あなた達がずっとそこに居ると村長を怯えてこっちに来れません。特にリックス、いつまで屋根に登っているつもりですか?」

「いや~登った瞬間にそいつが出てきて、降りるタイミングが」

「誰が喋っていいと許可しました?」

「えっ!?ちょっ、理不尽過ぎん!?」


 2人が元居た場所に戻っていく。

 すると、ようやく村長が足を前に踏み出した。


 領主と同じぐらいの年齢の老人。

 人が良さそうな印象。

 肌は領主と違ってよく日焼けしている。

 彼はその優しそうな顔で、周囲をキョロキョロと警戒しつつ近づいてくる。


「なんでコソコソしている?」

「いえ、何処で誰が見ているか分からないので」


 村長はそう言って近づいてくると、マリアンヌはハンカチ越しにでも座るのを躊躇った地面にひざまずく。

 そして未だ警戒を解くことの無いカーナの目が光る傍ら、こう切り出した。


「最初に言っておきたいのですが、私はあなた様に反抗する気持ちは微塵もありません」

「え?はぁ?それは…なによりだ」

「マリアンヌ様はこの地域に慰問に来られたんですよね?」

「そうだよ」


 なぜ知って…ああ。

 おそらく掲示板を見たんだろうな。

 ということは…。

 ふ~ん、コイツは文字が読めるのか。


「では今回の慰問で見た事、聞いた事を父親である皇帝陛下に伝えられると?」

「ああ、ああ?そうなるのかな?」


 そんな微笑ましい家族団らんをする予定は無いけど。


「違うのですか?」

「いや…うん、伝える…よ。うん」


 急に現れた招かざる村長。

 コイツは何が言いたいんだ?


「話がどうも見えないな…端的に用は何? われはこの暑い中、君に貴重な時間を割いている。早く本題に入ってもらえると非~常に助かるのだがね」

「は、はい!申し訳ございません!では、、あの、」


 コイツの存在は事前報告である程度知っていたが、まさかわれに話しかけてくるとは予想外だな。

 しかも、この感じだとたぶん何か頼みごと。

 いったいどんな―


「マリアンヌ様に皇帝陛下との間をうまく取り持ってもらいたいのです」

「父上との間を?」

「はい」


 ん?


「なぜそんな事をさせたいのだ?」

「このままだとこの村は…いえ、この地域一帯は火の海になってしまう」

「……どういうこと?」


 思わず唾をゴクリと飲みこむマリアンヌ。


「マリアンヌ様はこの国にやってきてどう感じられましたか?」

「…どうとは?」


 質問を質問で返すマリアンヌに村長はしばし黙る。

 そして試すような視線を向けてくるマリアンヌに対して


「今、この国は酷い状態です」


 酷い?

 それは誰目線の言葉?


「そうみたいだね」

「反乱軍と名乗る若者達が決起し、領主様を追い込んでいる」

われも来てビックリしたよ」


 黒く塗られた唇。

 薄く口元に浮かぶ微笑。


「でもさ、それは君たちにとっては別にマイナスの事象というわけではないだろ?今まで弾圧してきた悪辣あくらつな領主に反抗し、その結果、君達は正規軍を退けた。プルート兵が居なくなって治安が悪化したとかなら、君の言う”酷い状態”という言葉が理解できるが、逆に打倒領主の旗印はたじるしの下、3つの村人達は一致団結できた。万々歳じゃないの?」


 まぁ正規軍は父上の策で勝手に退いただけだけど。


「数年越しに、この国を自分達の手に戻せる。もう税を払わなくていい、その一歩手前まで来ているのだろ?喜ばしい限りじゃないのかね?」


 あくまで他人事の喋り方をするマリアンヌに村長の老人は眉を潜める。


「若い奴らがやっている反乱軍、あれは…お遊びが悪化しただけの悪ふざけです」


 悪ふざけ…。

 お遊び…ねぇ。


「君にとって、村の人達がやっている反乱軍はお遊びに見えているのかい?」


 黙って頷く村長コデン。


「それは少し酷い物言いだね。村長としてどうなのかな?」

「アレでは勝てぬのです」

「勝てない?領主ヤンの長年に及ぶ横暴な政策によって市民の不満が増大、そしてプルート正規軍は既にこの国を退いた。村人達の団結も強そうだし勝てそうに見えるけど?」


 姿すら見えない憎い憎い内通者もいるしな。


 村長コデンは今までの反乱軍の行動を振り返り、そして首を振る。


「今はまだいいかもしれません。でもこのまま領主様を襲撃し、その事がプルートに知られたら、プルートが本気になってしまう」

「襲撃するの?領主の館を?」


 別に怒っているわけでもなく、かといって驚くわけでもなく、平然と問いかけるマリアンヌ。

 真っ直ぐと問いかけてくる純真な目。

 だがそれが逆に村長には不気味に思えた。


「え、あの…」

「あの?」

「その…」


 言い淀む村長コデン。

 まだ若い皇女と言えど、自分の部下である領主の襲撃に怒らないとは思えない。

 プルートという恐ろしい国を考えればこの場で斬首もある。


 なんて事を今、目の前の老人が考えているんだろうな~。


 と、マリアンヌは表情から読み取る。


「別に襲撃があろうが無かろうがわれにとってはどうでもいい事だ。われにとって今回の慰問は”ただの旅行”なんだから。ね?して、その襲撃は近いのか?」

「いえ、まだまだ先の事だと思うんですじゃ」

「それは良かった。われがいる間にそんな事があったら大変だからね」

「大変とは?」

「血の雨が降る事になる」

「っ!?」

「冗談だ。フフフ」


 やはりそういう策も計画はしていたのか。

 まぁ反乱軍側としてはいずれそう考えても不自然は無いと思っていた。

 てっぺんを変えないと物事が動かないのは、あの領主ヤンを見ていれば分かる。

 反乱軍として最終目標にヤンの首を狙うのは至極自然だ。


 ただ、襲撃計画を指揮しているのは誰だ?


 内通者?

 敵国のアトラス?

 それとも…。


「何となく君が言いたいことが見えてきたぞ」


 マリアンヌは折れた両手を気遣うようにして腕を組む。

 一時的に暑さを忘れた脳細胞が高速で回り始める。


「つまり君はいずれ起こる領主への襲撃、それをプルート本国。いや、言い方がまどろっこしいな」


 マリアンヌは総括する。


「父上、グローリー・ディ・ファンデシベルに知られてその怒りに触れるのが怖いからわれに口ぞえをして欲しいというわけだな」

「は、はい。その通りですじゃ」

「でも、それは難しいんじゃないかな?いや、都合が良すぎると言い換えてもよい」


 眉を寄せるマリアンヌ。


「自分達から領主へ攻撃しておいて、領主が死んでこちらが怒ったら許してねは通じないだろ」

「まだ領主様が死ぬかは分からな」

「死ぬだろ」


 言い切るマリアンヌ。


「君自身はどうか知らんけど、他の村人達は前のオートの住人らも領主に怒り狂っていた。あいつらが領主の命を取れる状況にあるにも関わらず、命を取らずに帰るなんてお優しい行動で終わらすとは到底思えない。既に人も死んでいる、復讐という大義を果たさない理由が見つからない」

「ですからそれは私が何とか説得しますんで、我々は現領主様に不満があって行動しただけで、決してプルートに歯向かいたいわけではないのです。そう、、違う領主様を送って頂ければそれで済むのだとお伝えして欲しいのです」



閲覧ありがとうございましたヽ(^o^)丿次回のアップは?日後になります。理由は…もう完璧に出来ているからですw……別に何日後って所を伏せているのはミスじゃなくてわざとですよwまぁアップは意外と早い、、とだけ言っておきますねw

え?アップ時間ですか? いつもと同じこれぐらいの時間ですよw


ではまた次回お会いしましょう♪(o´・ω・`o)ノシ




ちょっ!みんな聞いてよ!!これはクレーム案件だよ(;゜Д゜)!!

前回パワプロの日第2弾ガチャ引くって言ったじゃないですか、それでね、引く前に新キャラの【ワールドクラス 十六夜ルナ】50レベルをフレンドに借りて使ってみたのね。

で、使った感想は……


え?弱っ!


です(。-`ω-)

いや、マジで信じられないぐらい弱いんですwサクスペ5年目の記念すべきキャラが、もう不具合レベルの弱さなんですよ( ;∀;)

だって変化のキャラだったルナたんを『コントロール&球速』キャラに変えて、コントロールの練習改革を付けているのはまぁいいけど、タッグ性能がたったの50%(涙)全然、点が出ない産廃キャラですよ( ;n;)

なんで運営はこんな酷い事をするんだ?ルナファンが可哀そうだぉ。。


で、本題なんだけど、80連引いてみたのね。

狙いはもちろんルナ以外のバナーきゃら【エアギターシドレミかジャスミン太刀川】

結果PSRは…


エアギターとゴミルナでした(ノД`)・゜・。

いや、まぁエアギター出たから敗北ではないですが、それでもゴミルナはいらんw

因みにレベリングもする気が起こらないのでそのままボックスに放置状態ですw

あ~あジャスミン太刀川が欲しかったな~~(+_+)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] >「誰が喋っていいと許可しました?」 >「えっ!?ちょっ、理不尽過ぎん!?」ーー ーーこの流れを使って頂けた様で何よりです(笑)。 でも、実際に許可を出してないんだよな~w。 [一…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ