130 2日目⑤ 漁師の村・オート①
クリックありがとうございます♪ここ2週間ほど、毎日エアコンの取り付けをしていたひとりぼっちの桜ですw
また始まった…(:_;)なぜ夏になるといつもこうなるのだwてか、今日も暑すぎ(´;ω;`)ウゥゥ。因みに明日は朝、9時起きで板金屋さんのシャッター修理&エアコンの取替です(><)明日も暑いみたいなので、皆さんもお体には十分気を付けてね。
では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
暑い太陽の下、馬車から降りたマリアンヌたち。
大河の近くにある村、それを目の前にしてカーナは言った。
「え~と、このオートが3つの村で一番栄えている村…みたいです」
「これでか?」
「はい」
建っている建物はかやぶき屋根の木造建築ばかり。
サンティエールにあった潰れかけの家々よりも更に貧そう。
遠くにちらほら見える住民達の服はボロボロ。
これらを一言で例えるなら廃村。
「これが、一番栄えて、、おぅ」
衝撃がつい声に出てしまった。
なぜならマリアンヌの瞳にはこの世の終わりのような限界集落にしか見えなかった。
「なんて言うか…こんな所に住むなんて考えられないよな。平気で住んでいる人間の気が知れぬわ」
「そうですか?案外というか、これぐらいなら許容範囲ではないでしょうか」
「これが許容できるなら、ほとんどが住居が許容できる範囲になるではないか」
ありえない、と強く首を横にするマリアンヌ。
そうこうしている内に村人達がこちらに気付き始めてきた。
遠くから指差されるマリアンヌたち。
その気配を背後に感じながらマリアンヌはカーナの指す日傘の下で
「さて、少し歩こうか。なんと言っても慰問だしね」
もはや形骸化された言葉だということはマリアンヌ自身が一番分かっている、分かっているのだが使用してみればどうだろう、存外使い勝手がいい言葉だった。
「うん♪これからも優先的に使っていこう」
「マリアンヌ様、このオートという村のどの辺りを見回りますか?」
「全体をサラッと見回りたい、我自身が歩き回る事が大事だ」
「それですと、およそ30分ほど歩く事になりますが…マリアンヌ様の足は大丈夫ですか?」
大丈夫か大丈夫でないかと言うと、、あまり大丈夫じゃないんだけど。
主に暑さと、地面がひび割れている点とかさ。
ヒールで歩きづらい場所とか存在自体が許せない。
許せないが…。
しかし、やらねばならぬ事もある。
「じゃあ途中で休憩しながら村全体を見回るとしよう。ゆくぞ」
「はい、マリアンヌ様。カラス全員、お前達も付いてきなさい。もちろん周囲への警戒も怠らないように」
「「了解」」
そしてマリアンヌたちは歩き始める。
鼻歌混じりに…とまではこの暑さのせいでいかないが、それでも足取り軽めで歩を進めていった。
サンティエール同様、荒れ果てた地面の上を。
マリアンヌたちに対して集まる奇異な注目の眼差し。
それを全て無視するマリアンヌはボロボロの家々、そして”店”と呼べそうな建物を見渡しながら進む。
住人達は誰も話しかけはしなかった。
それどころかマリアンヌが近くを通ると下を見る始末。
きっとマリアンヌの後ろを付いて歩くカラスの仮面の人物達のせい…だけではなく、マリアンヌの優雅な足取りだというのに、その身に纏ったオーラは他を惹き付け、同時に場の雰囲気を全て掌握するほど畏怖させるほどの存在感。
それが一番の原因だろう。
ただ、本人はそんな事など意識していないので、
「ふ~む、見世物にでもなった気分だな」
と、不満を漏らす。
するとチラホラ見える露天のようなみすぼらしい店。
マリアンヌは目を細める。
「おい、カーナあれ見てみろよ。何屋か知らないがボロ布が並んでいる、いったい何の為にあのような物を売っているんだ?」
カーナはもの凄い小声で言った。
「マリアンヌ様、あれ服です」
「マジかよ。 じゃあ、あのお店もボロボロで破壊されている看板の感じも仕様だったりする?」
「いえ、あれは間違いなく破壊された後ですね」
「あ、やっぱり。蹴って破壊されたかのように穴開いてるしな」
「たぶんソウス兵士長とかではないでしょうか?」
「壊れたのが結構前っぽいからありえる可能性だな。その時にはプルートの正騎士も居ただろうし。。」
「きっと正騎士がいた時はやりたい放題だったのではないでしょうか?」
「あの素行の悪さを考慮すると、、そりゃ大変だっただろうね」
「そうですね」
我一切関せずの、感じの悪い冷やかしの体勢で観光気分のマリアンヌとカーナ。
そして、彼女らがそうこう言っているうちに村の中心辺りまで来た。
相変わらずのかやぶき屋根の木造建築の家。
それが結構な数建っている。
ここにきて村人達の注目を尚一層、一身に受けるマリアンヌたち。
周囲のざわめきが大きくなる。
村人達の目からは見たことも無い銀色の髪をした絶世の美女。
目下、今村々で一番話題になっているであろうプルートのお姫様が自分達の村にやって来たのだから仕方ないのかもしれない。
カーナは歩を止めて言った。
「マリアンヌ様、このあたりがこのオートの中心になります」
「ふ~~ん」
周囲を見渡す。
結構な数の村人が一定の距離を取ってマリアンヌたちを見ていた。
どちらかというと子供が多い?
「遠目だからなんとも言えぬが、子供が多い気がする」
「この村では女はサツマイモを主とした農業、男は近くの大河があるの事から漁に従事しているようです」
「そういえば遠くに畑があるけど、居るのは女ばかりだな」
「はい、きっと男達は漁に出ているのではないでしょうか」
「漁って我らが船で渡ったあの大河だよな?」
「はい」
では我が次に向かう先は…。
マリアンヌは改めて周囲を見回す。
マリアンヌと目が合うと村民達がギョッとしていた。
「カーナ、そう言えば住民達の賛美の声は?」
「……なんか、すいません」
最初から分かってたけどね。
「あとさ、我らを見ると村人達が即ギョッとして言葉を失うのは理解できるが、我らに気付くまで村人達は結構笑顔のやつが多いな。圧制を受けているんだよな?この村の住人は…」
もっとビクビクと恐れて生活しているのだと思っていたが。。
「おそらくそれは少し前、プルート兵が居なくなった事でソウス兵士長と愉快な部下達では、今までの圧制を敷く事が厳しくなったのが原因ではないでしょうか。あとは…反乱軍が勢力を増したとか」
「なるほど、、プルート兵が居ないせいでこの国の兵力では圧制がひけないと。その結果が平和とは…なんともな」
兵が居る事が平和ではなく、兵が去って村人達が自分たちで考えて行動していく方が平和になるとは。
本当に領主ヤンは使えないと再認識できる。
というか、それにしても愉快な部下達って。
「お前にはソウスたちが愉快に見えていたのか?」
「はい、非常に不愉快に見えました」
「フフ、絶妙に上手い事言うね。面白いよ、うん、今日一で面白い」
「お褒めの言葉ありがとうございます。因みに畑の方へ行ってみますか?」
「畑は遠目で今見たからもういいよ」
「え、そう…ですか? では大河に続く船着場の方へご案内いたします」
「うむ。ゴーゴーゴー」
力なく上げられた腕、そこから出た空元気のゴーゴーゴーを汽笛にまた歩く一団。
時間にして10分ほど。
そして大河に近づいて川辺を歩き始めた頃、大河から流れてくる風がマリアンヌたちの頬を撫でてきた。
キラキラと舞う銀線の髪。
「このあたりは涼しいな」
「川沿いですからね」
「お前には情緒というものが無いな~。2度目とはいえ、この雄大な水の流れを見て感じる事は無いのか?そんなのだからお前は…おや?」
大河に近づいていくにつれて水の気配を感じていたマリアンヌの目に入ったのは船着場。
そこには多くの船が定着していた。
そして、ちょうど木製の小さな船から下りてくる漁師の男達の姿があった。
「あれが漁で使う船?」
「ええ、たぶんそうだと思います」
「ボロくない?船底に穴とか開いてそう」
それを聞いてフフと笑うカーナ。
「確かに大きな穴が開いてそうですが、このあたりだとあんな船しかないのではないでしょうか?何にしても、この大河の上流にあるプルートの従属国、水の都市ゼッテンベルムが造ったマリアンヌ様のクイーン・マリアンヌ号と比べると雲泥の差ですね」
「ふ~ん。因みに、なんで横に居る奴ら裸なの?」
「えっ?…汚らわしいですね!たぶん漁が終わって家に帰ってから風呂に入るのもめんどくさいし、この大河を風呂代わりにしているんですよ!」
「あ~そういう事か」
「マリアンヌ様、見ちゃダメです!マリアンヌ様の目が汚れてしまいます!あっち行きましょう!」
そう言ってカーナはマリアンヌを船着場がある川縁を更に上流に先導した。
船着場の方から裸の男たちの視線を感じながら。
閲覧ありがとうございました(^◇^)因みにここ2週間で書き溜めが原稿用紙25ページ突破しましたw寝る前にコツコツするのがコツです♪……いや!別にダジャレじゃないよ!(゜Д゜;)!
え~ゴホン、なので次回は来週の頭にでもアップしようと思うので、よかったら次回も観てね♪
では皆様、私はそろそろ眠りにつきます(˘ω˘)ので、また次回お会いしましょう♪( ´Д`)ノ~バイバイ
皆さん、、遂に、、、遂に私はサクスペで【好敵手猪狩PSR】を手に入れました!(^^)vいや、まぁ実際に手に入れたのは2週間ほど前なんだけどねw
それですぐに50まで開放&フル覚醒、これで最強人権キャラを自前で使えるのでデッキの大幅な強化が見込めるのだ♪しかもパワプロの日である8月26日、そこに向けて石は2500ある。。
勝ったなwガハハハッ!!((´∀`))!!




