126 2日目① 拭いきれない仲間はずれ感
クリックありがとうございます♪殺虫剤キンチョールのにおいがどうも苦手なひとりぼっちの桜ですw
虫に対して効果がバツグンで効くのは分かってるんですけどね…あのにおいが…ね(-_-メ)だから私はアースジェットを使っています。あれなら無香料なので部屋でもガンガン使えるのですw
さて今回のお話ですがカーナが主人公になります!……いや、嘘です(><)ごめんなさい(m´・ω・`)m ゴメン…。ですが、カーナの視点が主になるので久々にカーナの一人語りみたいな感じにしてみました♪今回だけの特別回なので、カーナがどんな事を考えているか楽しんで頂けると嬉しいです♪
ではどうぞお楽しみくださいませ~♪
日が高くなり日照時間が長くなったとはいえ1日は24時間しかありません。
ええ、無限ではないのです。
有限なのです。
だから、ってきり私はマリアンヌ様は朝から外に出て行くと思ったのです。
………
……
足音を立てず静かにドアを開けて室内へ。
ベッドでお眠りになっているお美しい寝顔を揺らします。
「マリアンヌ様、マリアンヌ様」
「ぬぅぅ~~~~なぁにぃ?」
「マリアンヌ様、朝です♪」
「あさぁ?…いま何時ぃ?」
「8時です♪」
「8時?……は!?馬鹿じゃないの!?我が寝たの3時だぞ!まだ眠いわ!起こすなよ!!」
「え、でも、朝からじゃないとマリアンヌ様の計画に問題が出るのでは…」
「問題ない、コロナに全て伝えてる、いちいち起こすな。オヤスミ」
「…はい」
本当によいのでしょうか?
マリアンヌ様は昨夜『時間の浪費は出来ない』と仰っていたのに。。
ダラダラ昼から行動で本当にいいのでしょうか?
と、思いながらも私自身はすることも無かったし、念のためにコロナさんに話しに行きました。
するとコロナさんは他のメイドの方達と別行動…というか、別の仕事をしていました。
いつもは洗濯などの仕事はもっと位が下のメイドがしているのに、今日はなぜかそれをコロナさんがやっていました。
しかも1人でやるにはどう考えても手に余る大量の洗濯物を。
そして今まさに中庭で洗濯物を干そうとしているコロナさんに話しかけました。
「あの~コロナさん」
「私はマリアンヌ様の命で色々忙しいので話しかけないで」
「手伝いましょうか?」
「えっ!ちょっと勝手な事しないで!」
「え、でも私、今すること無いので」
「私が言っているのは、あなたもマリアンヌ様の為、自分の仕事を万全にこなす為に今はゆっくり休む事を第一にするべきだとなぜ分から」
その時です。
私たちの横を庭士ゴーツ・コイルが通り過ぎようとしていたのは。
コロナさんの目の色が変わりました。
そしてニッコリと微笑みながら、
「おはようございます、ゴーツ様。お出かけですか?」
コロナさんに話しかけられたゴーツはいつものように咳をゴホゴホとしながら答えました。
手にはたくさんの農作業の道具を持って。
「ああ、メイドさん。追加の薬もありがとうございました、おかげでだいぶ喘息がラクになってきました。ゴホゴホ」
「いえいえ、マリアンヌ様のご命令なのであなたはお気になさらないでください。ところで朝からどこかに行かれるのですか?」
「ええ、私はこの館もそうなのですが、館の外にある広場、そこにある花壇の剪定もしておりますのでそこに行こうかと。昨日は行けませんでしたので」
「サンティエールにも花壇があるんですね」
「ええ、小さい花壇ですがヤン様が自分の住む街に花壇ぐらいは必要だと申されまして」
「なるほど、館だけではなく外までとは、それは大変ですね。それらも造花ですか?」
するとゴーツは首を振った。
「いえ、造花があるのはこの館だけですよ。広場にあるのはあまり形が良い花ではないのですがサボテンの一種です」
「ああ~なるほど」
そんな日常会話をゴーツとコロナさんが話している間も私はある事を思った。
夏という気温の高さも相俟ってか、ぷ~んという異臭。
臭い。
「あの…」
「あっ、はい。ゴホゴホ、なんでしょう?確か…マリアンヌ様の護衛の方ですよね?」
「メイドです」
「え?」
今の「え?」ってどういう意味ですか?
「マリアンヌ様の専属メイドのカーナと申します」
「ああ、はい。ゴホゴホ。私はてっきり」
「てっきり?」
「いえ、何でもないです」
ふざけるなよ。
何でもなくは無いんですよ。
こちらとしては今、あなたが口にしようとした真意を確かめたくて仕方ないんですよ。
ただ…それよりも。
「…あなた、結構臭いますよ。マリアンヌ様が毎朝風呂に入るようにと言ったのを忘れたんですか?」
すると再び首を振るゴーツ。
彼は持っていた農作業の道具から1つ袋を取り出した。
「昨日も申しましたが、言われたとおり入っていますが、朝の農作業で肥料なども触れますし、今もこうして肥料を持っているので臭いは仕方ないのです。ゴホゴホ」
花なんて興味も無いから、そんな臭い肥料とやらが必要な理由に興味もありませんが。
「そうですか、なら仕方ないですね。マリアンヌ様の命を袖にしたのではなくて良かったです」
「では私はそろそろ」
そう口にしたゴーツにコロナさんは言います。
「そうですか、ではお気をつけて行ってらっしゃいませ」
礼儀正しくお辞儀をするコロナさんに合わせて私もお辞儀します。
離れていく異臭男。
あまり好きにはなれない男です。
主にニオイ的に意味で。
そんな感想を持っている私の隣でコロナさんはポツリと言いました。
「今日2人目は庭士ゴーツと、行き先はサンティエールの広場」
そしてそれをなぜかメモに書いていました。
何、そのメモ?
「あの…そのメモって」
「ハ~~」
すると、なぜか目の前であからさまな大きな溜め息をするコロナさん。
「さっきも言ったんだけど、あなたはあなたにしか出来ない仕事があるわけですから、それに備えて今は休む事を第一に考えるべきだと思うんです。どうせ私たちの周りにいても何も出来ないんだから。マリアンヌ様はお眠りになっているんでしょ?じゃああなたも休んでいてください、しいてはそれがマリアンヌ様の為になるわけで、、曲りなりにもマリアンヌ様の専属メイドなら、マリアンヌ様の為に今一番自分がしないといけない事を見誤ってはマリアンヌ様のメイド失格になりますよ」
「ああ、はい、そうですよね」
何て言うか。
ええ。
これが、ぐうの音も出ないというやつみたいです。
そして同時に拭いきれない仲間はずれ感。
いや、そもそも仲間という概念が分かりません。
私にとって仲間とは?
そんな事を考えながら部屋で2度寝をすることにしました。
案外すぐ眠りにつけました。
1時間ほどでしょうか、コロナさんの言う通り仮眠を取ると頭がスッキリしました。
これならより一層、マリアンヌ様のお役に立てるはずです。
因みにカラス達は最初から各々部屋にて休んでいました。
私も最初からそうしていればよかった。
そして昼になり、お起きになったマリアンヌ様。
ご飯をゆっくりと食べ終え、のんびりとした口調で言いました。
「さ~て、では皆の衆、楽しい楽しいサンティエール2日目の始まりだ~そろそろ行こうかね」
閲覧ありがとうございました( `ー´)ノ
カーナに対するコロナの冷たい態度、皆さん驚かれましたか?しかし、これがカーナの通っていたメイド学校時代の日常風景です(つ_<)ていうか、実際はもっとキツイです(涙)でもそう考えると、今カーナが自分の部下であるカラスたちに強く当たっているのは仕方がないのか?これが虐待された子が親になったときに虐待する図なのか…( T_T)なんてことを自分の小説から感じ取った今日この頃だったりしますw
ではまた次回お会いしましょう♪( ´Д`)ノ~バイバイ
遂に今日、私にも電話がかかってきましたよ(=_=)
え?「どこから?」ですって?
決まっているじゃないですか。。
ドコモですよ。。
以前、私の父親にかかってきたのと同じ「スマホに変えてください!!お願いします( ゜Д゜)!」ってやつですねw
電話がかかってきたのはちょうど昼でした、私は仕事を終えて現場で撤収作業をしていた頃です。
「ん?電話のバイブが鳴ってる」
「どうかしたんか?」
「何か知らん電話番号から着信きてる。ちょっと父さんこれ変わって」
「おう」
持っていた交換し終わったモータを父親に渡して、私は電話を出ます。
「はい、もしもし」
「急なお電話申し訳ございません。わたくしドコモ○○○○(ごめんなさい、ここの部分ちゃんと思い出せない)の○○という者です」
「はぁドコモの。何ですか?」
この時点で私は以前父親から結構面倒くさい電話だと聞かされていたので、嫌だな~って思ってました。
そして電話の先の男の人は言いました。
「現在二つ折りのガラケーを所有されておりますが、スマホへの乗り換えを検討された事はありますか?」
「いや、ありません(T_T)」
「…そうですか、ありがとうございました。本日はお時間を取らせてしまって申し訳ございませんでした。それでは失礼いたします。」
え(`・ω・´??
もっと粘るんじゃないの??
っていうか、父親から聞いた話と違いすぎるw
で、父親に今あったことを言ったら、急に遠い目をして...( = =) トオイメ
「それはお前の声を聞いて、コイツに何言っても聞かへんわ。。って思ったんやろ。俺、その人の気持ち分かるわ」
って言われた(>_<)
酷くない!?( ゜Д゜)!?
皆、酷いと思うよね?
ね!?
私は人の意見をしっかりと聞く耳を持っているよね?
皆なら分かってくれるよね?
ね!?( ゜Д゜)!?




