120 1日目㉒ リックスの報告②
クリックありがとうございます♪やぁ、昨日ぶりだね。イケメンが嫌いなひとりぼっちの桜ですwさて今回のお話ですが、、え?「なんでイケメンが嫌いなの?」ですって?
あ~理由ですか(゜-゜)知りたい?っていうか、なぜ皆さんは知らないの?あの【涙のトーテムポール事件】を(・・?
皆さん、さては歴史の授業は苦手だったようですねw
いいでしょう。では次回の前書きにて、涙のトーテムポール事件の詳細についてお教えしましょう(。-`ω-)え?「なぜ次回なのか?」ですって?
だって皆さん…ハンカチの準備とかいるでしょ?私が小学校6年生、卒業式の日に起こったあの涙の事件を…ねw
さて、では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
「内通者を見つけやした。反乱軍と通じているのは軍師フイレルンですよ♪」
それはいつもの冗談を言うような口ぶりだった。
しかしリックスの発言、それはこの場に居た全員を驚かせるには十分であった。
「えっ…それは、本当ですか?」
特に直属の上司にあたるカーナは『まさか一番期待していなかったお前が内通者を発見したですって!?』という驚愕な表情をしながら問う。
「おぇ!?え、あ、本当にあなたが?」
「因みになんですけど、ここで俺が冗談でーす♪って、言ったらどうなるんですか?」
「割とマジで殺しますね」
「ですよね~まぁ知ってたけど。因みにマリアンヌ様」
「なんだ?」
「俺が内通者を見つけたって言ったら何か褒美とか貰えたりしますかね?」
即座、カーナは軽蔑するような視線をリックスに向ける。
「あなたは…ペリモンのような事を、馬鹿だ馬鹿だとは思っていましたが…。 いいですか?褒美というのはねだるものではなく、マリアンヌ様からありがたく頂く物で」
「いいよ」
椅子に深く座ったマリアンヌ。
黒く塗られた唇が三日月の形へと変える。
「マリアンヌ様!?」
「いいじゃないか、カーナ。 現状、我らは万難を排してでも取り組まないといけない課題に直面している、だが内通者さえ見つかれば後顧の憂いは断てる、それだけで褒美の価値は十分ある。我が策の遂行に内通者は一番の障害、だからリックス、お前がもしも内通者を見つけたというなら、なんでも願いを1つ叶えてやろう」
「なんでもっすか!?本当に!!」
「ああ。ただし、内通者で間違いないという確たる”証拠”を提示出来たらだがな」
この上なくニコニコと微笑みながらそう口にするマリアンヌ。
だがその言葉の裏には『間違えたら許さない』という文言が隠されているようであった。
「よぉぉし!」
それを知ってか知らずか、能天気にガッツポーズをするリックス。
もはや不気味さすら感じられる上機嫌さ。
なにがそこまで彼を死に急がせるのか?
だからだろう、見かねて声をかけたのは、既に先ほど報告を終えたウィノであった。
「えらく余裕ですねリックス」
「なんだ~い、ウィノ?」
「あなたが何を考えているのか私には分かりませんがね。あなた…ここから先、一歩でも踏み間違えたら死にますよ、ペリモンみたいに」
”やめておけ”という遠まわしなウィノの忠告。
それによって、静まりきる室内。
みんな、何となく分かっていた。
マリアンヌの機嫌を著しく損ねた後に辿り着く未来を。
だがそれを知った上で彼はなおも軽口を叩いた。
「かまねぇよ。命でも何でも賭けてやるさ」
「………」
ウィノの忠告を聞かないばかりか、わざわざ自分から『命を賭ける』という文言を用いるリックス。
命という単語を聞いて目を細めるマリアンヌの前で、彼リックスは自身のポケットから3枚の手紙を取り出した。
目を凝らすマリアンヌ。
白い手紙が3枚。
中には何かが書かれているだろう。
しかし、何が?
「なんたってさ」
その手紙がいったい何なのか?それをマリアンヌが推理を開始する前にリックスは言った。
「じゃじゃーん♪ フイレルンが内通者っていう物的証拠、ここにあんだな~これが」
鼻歌混じりで取り出されたそれ。
その言葉を聞いた瞬間、全員の目の色が変わった。
特にマリアンヌの瞳の真剣度の変化は顕著。
「何だそれは!?見せろ!!早く!!」
「そんな急がなくても~」
「うるさい!早くしろ!なんて書いてあるんだ!!」
椅子から身を乗り出す勢いのマリアンヌ。
おそらく両手が折れていなかったら、リックスに掴みかかって手紙を奪い取っていただろう。
「そうですか~。なら仕方ない、ゴホゴホ」
わざとらしい咳払い。
「さぁさぁ、紳士淑女の皆様、これからお贈りするのは」
「おい!トサカ頭!何度言えば分かる!? 我は、お前のくだらない前口上などお呼びではないって言っておる。早く本題だ!本題にいけ!てか、手紙だ!手紙!」
「まぁまぁ、だからマリアンヌ様、そう言わずに聞いてくださいよ。急がば回れ、今こそ冷静に、焦るなんてマリアンヌ様らしくないっすよ」
「リックス!あなたはマリアンヌ様の命令が聞けないとでも言うつもりですか!今すぐそれを渡せ!そうすれば苦しまずに殺してあげます!」
どっちにしても殺すつもりじゃん…。
「おい!リックス聞いているんですか!早く」
「いや、カーナ待って」
言いかけたカーナを制し、溜め息のように静かに空気を吐き出したのはさっきまでカーナと同じぐらいの勢いでリックスに詰め寄ってきていたマリアンヌであった。
「やっぱりいいよ…構わない」
「でもマリアンヌ様!コイツは!」
再びゆったりと椅子に腰掛けるマリアンヌ。
「カーナよ、リックスの言う通りだ、考えてみれば今の行動は我らしくもなかったね。自分が何者なのか忘れるところだったよ、どうやら焦って周りが見えなくなっていたようだ。焦りは冷静な判断力を失わさせる。 いいよリックス、好きに話しなさい、聞いてあげる。ただし…ものすご~~~~く、我は期待するからな」
この上ないほどのマリアンヌの微笑み。
全員の背筋がゾクッと反応する。
………リックス以外。
「ではこのリックス・フィンラードがお贈りする悲しくも美しい内通者のお話、はじまりはじまり~♪」
「カーナ、拍手」
「えっ!?拍手ですか!?」
「今から悲しくもなんとやらの話が始まるそうではないか、拍手1つ無いのでは幕も上げられぬであろう」
「それで…私が?」
マリアンヌは包帯が巻かれた両手を前へ。
顔の前にかざした。
「我は出来んだろうが、早く~」
「あ、はい」
パチパチ。
やや薄暗くなった室内に噴水の音とカーナの拍手の音が虚しくユニゾンしていた。
なんて虚しい拍手だ。
「おっ、ボス。ノリいいっすね」
「うるさいですよ、早く報告してくださいよ、お願いだから。私1人であなたに拍手するの結構ツライんですからね」
「分かりましたよ。じゃあ、まずは確信に入る前にフイレルンの1日の流れをしていこうかな~」
閲覧ありがとうございました!(^^)!
ではまた次回お会いしましょう♪( ´Д`)ノ~バイバイ
FF7リメイク、クリアーしました(`・ω・´)ゝビシッ!
いや~感想としては素晴らしい出来でしたねwキャラはカッコいい&可愛いし、戦闘は楽しいし、やりこみ要素もたっぷり。でもだからこそ分作だったのが残念でならない(。-_-。)いや、PSプラスのフリープレイでやった私が言うのもなんですが、ちゃんと完成した形で売ってほしかった。
それなら私もFF7リメイク、2万!って言われても買う。って思ったのに…。
で、私が次回のFF7を買うか?と問われると…、次回が最後まで描かれるなら買います。もしも次回も、同じ感じなら……買わないかなwやっぱりこの商法は嫌いw




