117 1日目⑲ ウィノの報告
クリックありがとうございます♪(゜レ゜)ゴールデンウイークにFF7リメイクを始めて、現在進行形でティファに魅了されているひとりぼっちの桜ですw
いやね、私は実はエアリス派だったんですよ(-_-メ)小さいときにFF7をやっててエアリスがセフィロスに殺されるアレ(*゜∀゜)つ=lニニフ(x_x)。アレを回避できる可能性を信じて、このゴールデンウイークにFF7を始めたぐらいのエアリス派だったのですが…初めてティファを見た瞬間「……(゜A゜ )」恋に落ちていましたwいやいや!ヤバいんだって!色々とw
そしてとあるイベントでティファが青いドレスになるイベントがあるんだけど、それを見た瞬間、私は無意識にテレビ画面に向かって両手を合わせて、感謝のあまり拝んでおりました(人-ω-`)。
皆さん!嘘だと思ってるでしょ(>_<)いや!本当に拝むんだってw調べてみてよw「ティファ 青いドレス」でw
ってことで、私はこれからはティファ派です♪私は守るよ…ティファの笑顔をね(*^-^*)
さて今回のお話ですが、気が付いたら?原稿用紙16ページ超えていましたw
このままアップも考えたのですが、この1日目は皆さんへのヒントが結構含まれている関係上、文字が多い…ってことで、半分ぐらい(今回は9ページ6千文字w)?に別けようかと思います♪
あっ、でも次のお話は間隔をあけたくないのでゴールデンウイーク中にアップしますね(^^♪(^^)
ということで、今回のお話はウィノの報告前半になります。カラス内においての一番の切れ者であり、カーナから『反骨の相あり』と信用されていない男の報告。皆さんどうぞお楽しみくださいませ~♪
「はいはい、次は私の報告の番でございますね」
黒い肌にデカイ図体、ノアールと入れ替わるようにしてマリアンヌの前に立つのは、ひょろりと細長い外見に丸メガネ。
彼は他のカラス達とは違うと言わんばかりに知的にお辞儀をする。
「私の監視対象は、いつもニコニコ料理長のボランでございますます。彼が内通者かどうかですが…」
独特の語尾も相変わらず、ウィノは笑顔で言った。
「そうですね、限りなく白だと考えてよいかと思いますます」
マリアンヌは目を細める。
「前2人と違って、君は1日見てきた監視対象を白と言い切らないんだな」
自信が無いから言えない、監視をしっかりとこなしていなかったから言えない。
そんなふうにも取れるマリアンヌの発言だった。
するとウィノは心底不思議そうな顔をする。
「逆にお聞きしたいのですが、、白と言い切るならそれ相応の証拠が必要だと思います。確たる証拠も無く言い切ることなど不可能ではないでしょうか?」
ホリー、ノアール、両名が睨んでくるのを気にする素振りも見せずウィノ。
マリアンヌの鼻は笑う。
「ほ~なるほど、なるほど、それが君のスタンスなんだね。いいね~いいよ、嫌いじゃないよ、その考え」
「お褒めの言葉ありがとうございますます。ですが先に申しておきますが、言い切らないのは自信が無くて白と言い切れないわけではありません。彼の部屋から内通者との繋がりを示す物は発見出来なかった、1日見てきた状況を客観的に考えるとボランは内通者とは考えづらい。しかし『内通者の証拠が無い=内通者じゃない』とはなりません。万が一の可能性ですが、もしかしたらマリアンヌ様がこの国に到着する前に全てを処分した可能性もある。マリアンヌ様にボランが内通者じゃないと報告するのならば、ボランが内通者じゃないという証拠を得た時だと思います」
「ふむ、実に慎重で学のある物言いをするね」
因みに後ろの方に居るホリーとノアールは「まどろっこしい言い方」と嫌々とうんざりとしているが。。
今は放っておこう。
「では君の客観的に見てきた状況とやら全てを我に申し伝えよ」
「はい、マリアンヌ様の仰せがままに」
そして彼、ウィノは今日見てきた1日を語り始めた。
先の2人と違って、出来る限り鮮明に理論立てて。
「順序だてて説明させて頂きますます。まずは朝、早朝。 先ほどノアールが報告したゴーツ同様、ボランも朝は早かったです。彼がいつものニコニコした表情で部屋から出てきたのは朝7時、まぁ料理人という職業を考慮すれば遅いぐらいですが、彼は料理長ですので朝食の下ごしらえなどは部下が行っている事を考えれば妥当な時間なのでしょう。そして何処にも寄る事無く、一直線で調理場に行くとそのまま調理に移っていきました」
「7時に部屋を出た…ねぇ」
普通の料理人なら少し遅い起床時間、しかしまぁ誤差の範囲と言えば誤差の範囲。
それにウィノの言う通り、下ごしらえなど部下に任せればいいわけだから、それをもって不自然と捉えるのは乱暴な論説だな。
「自室から出てきた時、手には何か持っていなかったか?」
「何も持っておりません、手ぶらです」
「だよな」
昨夜は一晩中カラスが扉前を監視していた。
何か持ち出すなら朝だけど。
そもそも他のカラスの報告もだが、何か持っていたならウィノならいの一番口にしていただろう。
「調理を始めたボランですが、彼の調理風景を見ていてまず思った事があるのです」
「調理風景を見て?」
「はい、ずっと貼り付けられたニコニコした表情で調理をする彼ですが。しかしその料理の腕は大したものですね。手際もそうですが包丁捌きも、素人の私の目から見ても素晴らしい技術だと感じました。そして部下への指示も的確で無駄が無い」
「うむ、それは同意だな。我も奴の作った物を食し、料理人としての技術の高さは窺い知れた」
流石は完璧主義者といったところか。
「あの辛口のマリアンヌ様にそこまで言わせるとは…」
「お前は我を何だと思っているんだ、まったく。 我は美味いものは美味い、不味いものには死ねとちゃんと言う、そこに忖度などせんわ」
不味かったら死ねって言われるんだ…。
マリアンヌの料理人は毎日が命がけなんだな。
と、頭の端に思いながらウィノは続ける。
「特に彼はマリアンヌ様の食事だけは1から100まで自分の手で作りましたからね。それこそ、誰の手にも触れさせたくないって感じでした。この辺りはマリアンヌ様の食事、自分が行う方がよいと考えたのでしょう。そして全て作り終えると、後は温めなおす状態にして、再び部下の料理人達に指示だし、簡単な作業だけになった辺りで彼は部下たちへ指示を出して散歩に出かけました」
「散歩?」
「マリアンヌ様が昨夜、本人の前でプロファイリングされたボランの趣味だと思われますます」
あ~そういえばそうだったな。
奴の挑戦的な文言でつい推理をやってしまったんだった。
「散歩って庭か?」
「はい、マリアンヌ様が外に出るなと言っていたのをちゃんと守っておりました。彼は1歩たりとも屋敷の外に出ていません」
「散歩風景で気付いた事は何かあるか?」
「私は遠目で見ていましたが、怪しい行動などは一切無かったですね。あえて言うのであればゴーツが作業をしている場所は避けていた、ぐらいでしょうか」
そりゃボランは不潔なゴーツを「死んで欲しいとまで言って」嫌っているからね、避けるぐらいは普通するだろう。
「散歩の時間はだいたい1時間。これは趣味と考えれば妥当な時間でした」
時間を考えれば、ちょうど暑くなっていた頃合か。
暑い中、散歩する時点で我からすれば十分変態的行動、不自然に分類される行動だけどな。
「散歩を終えたボランは調理場に戻って再び調理を再開させます、昼食の準備ですね。その辺りでマリアンヌ様のメイド…あのほどよく日焼けした褐色の肌の…頭をお団子にした」
「コロナか?」
「あ~そうですそうです、コロナ。彼女に温めなおした朝食を自ら手渡し、その後は昼の調理を始めました」
「聞いていて、ふと疑問に思ったことがある」
「はいはい、なんでございましょう?」
「奴自身の食事などはどうしていたんだ?」
「あ~それは報告の必要ないと思い報告を省きましたが、主に部下である料理人や給仕たちとまかない料理をサッと食べていました」
それを聞いたマリアンヌ、納得いかない様子で眉を潜める。
「あの潔癖症、神経質のボランが部下とはいえ他の人間達と一緒に食事を取ったのか?ソウスたちと同じで大皿で?」
ウィノは首を左右に振る。
「いえいえ、部下の料理人や給仕たちは食堂の形式と同じく大皿を置いて各々小皿という形式でしたが、ボランに関しては別の皿に盛り付けて食べていましたよ」
なるほど、その形式なら潔癖症の奴でも食事が出来るのか。
「と言いますか、天井裏から見ていましたが、部下の人たちもよほどボランに教育されているのか、相当食べ方が綺麗でしたよ」
あの完璧主義のボランの事だ、おそらくウィノの言う通りナイフやフォークの持ち方に至るまで教育してそうだな。
「フフ、なるほど、それはそれは部下に嫌われそうだな。あ~話を続けろ」
「はい。 昼の料理も作り終えたボランたち。彼らは休憩を挟み、そして夕食の献立をボランが部下の料理人たちに説明している辺りで、マリアンヌ様が調理場にやってきました。そのあとの報告はマリアンヌ様が居られたので必要は無いかと」
「一応聞いておくけど、我が来た時、何かを隠すみたいな動作は…」
「もちろん、ございません」
「だよな~」
我は内通者候補に会った時、基本的に目を離さずに見ていた。
他の人間の目なら誤魔化せても我の目の前で不自然な行動は取れないはず。
「我がボランとの会話を終えて出て行ってからはどんな感じだった?」
「まずは変な空気になっていましたよ」
「変な空気?」
ん?どういう事だ?
奴との会話で何か、
「ボランがマリアンヌ様に専属料理人として雇って欲しいと打診して断られたアレです。あれはもちろん調理場に居た全員が聞いていたわけで、それを断られたボラン。空気が重かったですね」
あ~~そういう事ね。
「それからは調理場にピリピリした空気が充満してまして、ボランの指示だしもキツく、まるであたり散らかすかのようでしたね」
自身の発言を反省するどころか、周りに不満をあたり散らかす。
「あの張り付いたニコニコした不気味な笑顔でか?」
「いえ、笑顔なんて全く無かったですよ。よほどマリアンヌ様に申し出を断られたのが腹に立ったのでしょうね」
「腹が立つ?」
「長年貼り付け続けた笑顔を崩すレベルで腹を立てておりました」
それは大変。
ヤンのように暴力こそ無いとはいえ、気を使い続ける部下達にはお悔やみを申し上げたくなるな。
「そして夕食の準備もある程度終わったあたりで、またボランは散歩に出ました」
「お門違いな怒りを覚えているボランに、我としては不快感が込み上がって来るところだが…。だがそんな事より面白いね、面白い展開だよ、怒りは平常心を揺らがせる。もしかしたら大胆な行動、言動を取るやもしれん」
ウィノ、早くその先を述べろ。
と、急かすマリアンヌの視線にウィノは急に言いづらそうな顔を覗かせる。
まるで喉を詰まらせたような。
そしてそのあと気まずい沈黙の時間が過ぎる。
もう、何となく想像出来てしまう。
「ウィノ…」
「多少不愉快な思いをされる可能性がございますが」
「言え」
「はい。彼は…そのですね…。午前中の散歩では無言で散歩を楽しんでおりましたが、午後からの散歩では終始『マリアンヌのクソ野郎』と、小声で何度も呟いておりました」
ソウスに続いてボランまで。
本日2度目の陰口との遭遇。
殺意がカーナの周りからメラメラと燃え上がる。
「マ、マリアンヌ様に対して自分を専属料理人に登用しろなどと馬鹿をほざき、売り込むという失礼を働いたばかりか、それを恥じる所か不満を口した?」
カーナは言った。
「度し難い……殺すか」
「殺すな」
「でも、マリアンヌ様ぁ」
「落ち着け。まぁ、ボランからしたら、ついさっき我に取り入ろうとして失敗したわけだから、ボランの言動、不満は自然であると考えられる。むしろそれはウィノの監視を気付いていない事の証明にもなる。安心して報告を聞けるな」
「いえ!マリアンヌ様!そういう事ではなく、無礼を働いた人間にはそれ相応の罰を」
「必要なら命じる、その時にでも殺せ。今は我は思考中だ、無用な感情は雑音となる」
そして話を続けるようにウィノに視線を送る。
「了解しました。彼はその後も『イラつくな、あのクソ女、親の七光りのくせに』などと悪態を呟き続け、やはりというか午前中の散歩同様1時間ほどで調理場に戻っていきました」
「午前と午後の散歩を見ていて気付いた事はあるか?」
「いえ、特には何も。彼はひたすら庭を歩いていただけなので…あっ、でも午前中と違って庭士のゴーツが庭仕事を終えて庭に居なかったので、特に避けるような事も無く自由に歩き回っていました」
「つまり怪しい点は無かったと…。さっきお前はボランの部屋を調べても何も無かったと言っていたな?」
「はいはい、その通りでございますます。彼に関しては朝部屋を出て仕事を終えるまで一度も帰らなかったので自室を調べる時間は大量に有りました。なので念入りに調べてみたのですが…マリアンヌ様の仰られていた神経質、潔癖症のせいでしょうけど、料理長ボランの部屋は異常なほど整理整頓が行き届いていて、ホコリ1つ落ちていない、調べやすかったぶん調べがいが無いと言いますか…まるで調べてくれと言わんばかりの部屋に感じました。ああ、いえ、それは私の勝手な感想です、お忘れてください。で、部屋の隅から隅まで調べましたがトイレットペーパーはおろか内通者との関係を臭わせるもの、何一つ発見できませんでした。もちろん隠し部屋などもありません」
「奴の自室は1つだよな?」
「はい、それは間違いありません」
ボランが領主の血族ということで、あと1~2部屋はあるかと思ったのだが。
やけに自信満々に言い切るウィノに一抹の不安を覚えながら、
「この館での奴の行動範囲は自室、調理場ぐらいか」
「ええ、ボランはほとんど調理場から出てきません。出るのはトイレ、散歩、あとは…庭にある食糧庫に食材を取りに行くときぐらい」
「食材を料理長であるボランが取りに行くの?」
そんなのは部下の仕事だろ?と、問うと、ウィノは答えた。
「おそらく特別な人間に振舞う食事のときはボラン自らが食材を目利きしているのでしょう。今回の場合はマリアンヌ様の食材でしたから」
庭にある食糧庫…か。
マリアンヌは胡乱げに問い返す。
「さっきお前はボランの自室はくまなく捜索したと言っていたが、食糧庫は調べたか?」
「流石はマリアンヌ様、即その可能性に気付かれましたか。私はお恥ずかしながら、気付くのに時間がかかってしまいました」
「ふん、我が気付かぬわけあるか。当初、我は庭にある食糧庫は色んな人間が入ってくるので除外していたが、ボランが率先して入る事があり、それを誰も怪しまないとなると話は変る。反乱軍どもは食糧庫を何度も襲っている、その時に手紙を残して、それをボランが料理長という立場を利用して回収、また好きな時に反乱軍どもに手紙を残す事も可能だ」
「私もそう思って食糧庫をくまなく捜索したのですが…」
「反乱軍との関係を臭わせる物は一切無かったんだろ?」
「っ!? …よくお分かりになられましたね。ええ、無かったんです」
良き思い付きだと思って即、口にしたが。
言っておいて何だが、危険性が高すぎる案だった。
なぜならボラン以外も入ってくる食糧庫。
そんな所に何かを隠していたら部下に気付かれる恐れがある。
なんと言っても、部下の料理人たちはボランよりもその食糧庫に入る頻度が多いのだから。
つまり問題は、果たしてボランが内通者ならそんな危険を犯すだろか?という点になる。
答えは…否だ。
「確かに君の見てきた光景、それを総合的に判断すればボランという人間が内通者である可能性は限りなく0に近いな」
「ご理解いただけたようで、嬉しい限りでございますます」
ダメだ。
ウィノの話を聞く限り、怪しい点が見つからない。
特に我への不満をぶちまけていた点、これが決定的だったな。
内通者は間違いなく秘密主義者。
誰にも秘密を悟らせない。
悟らせてはいけない。
それが庭の散歩中、自身の不満を第三者に聞き取られるレベルで呟く?
「とんだお笑い種だ」
という事は、ボランはとりあえず白としてリックスの報告を聞くとするか。
どうやら痺れる報告があるらしいしな。
「ウィノ君、ご苦労だった」
もう戻っていいよ。
そう言って話を終わらせようとしたマリアンヌだったが、ウィノはなぜか話を続けた。
「そんな怪しくない彼でしたが、私も流石にこれだけ怪しくないと逆に怪しく思えてきまして。時間が余ったので、マリアンヌ様の使用人の変装をしてボランの部下からボランという人間の人格などを探ってみたのですが…」
それを聞いたカーナの顔は怒りに顰められた。
「あなた!何を勝手な事を!」
閲覧ありがとうございました(^^ゞ
ではまた次回という名のゴールデンウイーク中にお会いしましょう♪
バイバイにゃ~♪( ´Д`)ノ~バイバイ
皆さん、遂にサクスペも5周年を達成しました。
思えばサービス開始からやっていたので感慨深い今日この頃です(=_=)って事で、ガチャですよ!!
5周年に来たガチャは2種類
①【好敵手猪狩・袴友澤・明神】の強キャラのバナーPSRが1枚確定&5周年選択ガチャ券が付いた70連引かせる罠ガチャ。
②【ジャスミン太刀川】というサクスペオリジナルぶっ壊れキャラを実装&その太刀川のPSRが10%25%で手に入る可能がある70連罠ガチャ。
の2種類ですw ええ、お察しの通り両方罠ガチャですw
だって両方とも狙いの【好敵手猪狩・ジャスミン太刀川】PSRは簡単には当てさせないという運営の意思がありありと感じられますものw
当初2つともスルーも考えたのですが、①の方のガチャ。。これを引こうかと考えております(T_T)理由としてはもちろん5周年の選択ガチャ券ですね♪これには私の欲しい【冴木&冴木王子バージョン】が入っているのですよ!だから例え70連目で好敵手猪狩が外れてもまぁ~アリじゃないですか?
っていうかアリなんです(>◇<)!
って事で、今から私はサクスペ5周年記念第1弾ガチャを引いてきます!
33%当てたら~(;゜Д゜)!!物欲センサーがなんぼのもんじゃぁ!!好敵手猪狩くれぇぇぇ!!!




