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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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110 1日目⑫ ゴーツへの尋問③

クリックありがとうございます(`・ω・´)ゞ酒が苦手過ぎて、甘酒も飲めないひとりぼっちの桜ですw…だって、あの匂い、酒独特のあの匂い。想像しただけで(´Д`;)ウっ 。ってなるですよw


では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪…あっ、当初は5ページでしたが見直しているうちに7ページになっちゃったw



「君が全てに対して無関心で、ただボーと館の外から事件を見ていた事については納得した。それで今の話を聞いていて、ちょっと気になったんだけど。君の目から見て領主達、初期メンバーの性格は変わっていったの?」

「そうですね…ゴホッ。領主様は更に暴力的に、っていうのは言わずもがなですが。。初期メンバーというと私、軍師殿、料理長殿、兵士長殿になるわけですが。。その中でも一番変わったのは料理長殿だと思います」

「ボランだと?」


 あのニコニコした、たまにわれの癇に障る行動を取るあいつか。

 尋問した結果、われは一応白と認定したあいつ。


「はい。あの方は最初、暴力はほとんど振るいませんでしたが性格だけで言うのなら今の領主様のような性格でした。でも日にちが経てば経つほど何か気持ち悪い笑顔になっていきましたね」


 ふ~ん。

 まぁ現実を見ていない理想主義者で神経質、おまけに自信家。

 親戚というだけあって、領主に似た素養はあるわな。

 確かに似た人間、パワハラがあったとしても不思議ではない。

 おそらくだけど、プルートにもう帰れないことを自覚して領主に嫌われまいと笑顔で生活する事にしたのか。


「ゴホッ。次に変わったのは軍師殿ですね」


 軍師フイレルンか。

 彼もさっき尋問した感じは白。


「最初ここに来た頃は、領主様に意見を却下されたらすぐ引き下がっていたのですが、徐々にかたくなになっていったと言えばいいのでしょうか…殴られても殴られても領主様に食い下がるようになりましたね。正直、最近は彼は”わざと”やっているのではないかと思うぐらいです。ゴホッ。今では真性のマゾヒストなのかと思っています」

「フッ」


 そりゃ君のような何も興味が無い、無関心な人間には、フイレルンのような人間は理解しがたいだろうな。


「君は先ほど兵士長ソウスはここに来てからずっと性格が変わらないと言っていたが、あのチンピラ馬鹿が変わらないのは、変わるだけの知能を持ち合わせていないだけであろうに」

「馬鹿?…ですか? 私はあの人は頭がいいと思っていますよ」


 は?

 あのチンピラが頭が良い?


 返ってきた答えの意を掴みかねるマリアンヌ。

 数秒考える。


「本気で言っているのか?」

「はい。だってあの人は上手いですよ。私は軍師殿より兵士長殿の方が頭が良さそうに見えます」


 どこが?

 カイルよりも短絡的な思考を持った、ただのチンピラだよ、アレは。


「どこが?」

「だって彼は領主様にただの1発も殴られて無いので」

「それは単に要領が良いだけだろ?」

「要領が良いっていうのは頭が良いって事だと思います。ゴホッ。現に最初、兵士長殿は領主様に好かれていなかったと思います。私が思うに、彼は人に取り入るのが上手い、特に目上に対してコロコロ性格を変える事が出来るのではないかと」


 なるほど、確かに言われて見ると一理ある。

 というか、われも同じような事を思ったし。

 さっきもボロボロボロボロわれに情報を垂れ流していたが、あれがわれが目上、つまり逆らっても得が無いと考えたからの行動だとしたら…。

 そしてわれの好む性格を瞬時に考えて、それを実行したのだとしたら…。


「いや、流石にこれはいくらなんでも考えすぎだな」


 奴にそれほどの知能は無い。


「変わっていったのはそれぐらいでしょうか」

「君は?」

「え、何がですか?」

「話を早々に切り上げられては困るよ。だって君もさ、殴られて無いメンバーの1人だろ?」


 黙りこむゴーツ。

 ヒゲをボリボリ、髪をボリボリいている。


「なぜ君は領主の暴力を受けてないの?」


 ソウスのように要領が良いわけではない。

 ボランのように領主の親族というわけでもない。

 でもお前は殴られていない。

 その理由。


「君はさ、領主に好かれているのかな?」

「えっ!?私がですか!?ゴホッゴホ!!」


 これはいつもの咳ではない。

 酷くむせるゴーツ。


「私はまったく領主様に好かれてませんよ」


 だろうな。

 だってキモイもん。

 臭いもん。


「だってそうでも考えないと、こんな偏狭の地に島流しにあってストレスフルな領主がお前を殴らない理由が分からない」


 そう、コイツは不潔でも殴られてもいない。

 外見を見るだけでわれは吐き気がするが、それをも”放置”されている。

 いかなる発言も無視という形ではあるが許されている。


 そして1番の謎は…


 その理由を知る人間も居ないという所だ。


「…………」


 ゴーツは何か考え事をしている。

 極度の緊張からだろう。

 乾き切った唇をゴーツはペロッと舐めて湿らせる。


 今までにないぐらい長い沈黙であった。


「……あの」


 ソウスからの情報で君は6年前。ここをプルートが占領、領土にしてから1年後に何かが有ったであろう事は聞き及んでいる。

 だが今のところゴーツから”6年前”というワードは一切出てきていない。

 これはコイツにとってよほど言いたくない、もしくは隠していたい事柄ということを意味している。


 さぁ言うのかな?

 6年前というワードを。


「その事を答える前に…」


 素直に言えば良し。

 言わなければカーナに拷問させる。

 是が非にでも吐かせる。


 お前を完全な白と認定するのはそれからだ。


「1つだけ、し、皇女殿下に質問があるのですが」


 兵士長ソウスの時と同じく、即、話に割って入ってくるカーナ。


「あなたに質問する権利はありません。ただマリアンヌ様の質問に答えなさ」

「カーナ、いいよ。われは別に構わぬ」


 質問…ねぇ。

 自分が領主から特別視されている理由を言うのに、われに質問しないと答える事が出来ない?

 ちょっと意味が分からんな。

 でも、それだけに気になる。

 聞いてみるだけ聞いてみようじゃないか。

 でもボランのような礼儀を弁えないものなら、もちろん怒るけどね。


「ゴーツ、言ってみるがいい」

「ありがとうございます。ゴホッ。皇女殿下がここに来られた時に言った『この国の紛争を1週間程度で片付ける』というのは、あれは本気と考えてよいのですか?」


 弱弱よわよわしく問われた質問。

 カーナはマリアンヌの傍で睨む。


”この汚物が、マリアンヌ様の言っていることを疑っているのか?殺してミンチにするぞ”と。


 でもマリアンヌは瞬間、驚いた表情をした後、年相応の少女のように可愛らしく笑う。


「こんな小娘が言っていることなんて信じられないか?」

「いえ!ゴホッ!そのような事は」


 確かに客観的に考えれば、いきなり来たこんな小娘が紛争を解決するなど信じられないだろうな。

 大言壮語たいげんそうごのように聞こえても無理はあるまいか。


「ああ、ゴーツ君。もちろん、もちろんだとも」


 普通なら怒るところだろう。

 だがマリアンヌには可愛らしい質問だったのだろう。

 さして機嫌が悪くなるわけでもなく答えた。


「信じられないかもしれんが、、それは君の知能では理解が及ばんだけであって、われの見ている景色とお前達が見ている景色では根本的な景色が違う。まぁ見ていろ、大した日数はかからんさ」


 最悪、ここまでの道中にてあのプランも実行可能だと分かったしな。

 われに負けなどありえない。


「1週間は保険だ。実際はそんなにかからないよ」

「流石はマリアンヌ様!自信に満ち溢れた素晴らしいお言葉です!ね、ゴーツ・コイル?あなたもそう思いますよね?」

「え、あ、はい。な、なるほど」


 また沈黙。

 何度目だろう。


 そして彼は不安そうな表情を覗かせながら、床から視線を上げる。


「今から皇女殿下に言う事を私が漏らしたと領主様にバレたら、私は皇女殿下が帰られた後、軍師殿以上の扱いを受けて、おそらく…死にます。ゴホッ。私は人生なんてどうでもいいと思っています。自分の命だって正直どうでもいい。ですが別に軍師殿みたいに生き地獄を味わいたいわけじゃありません、適当に生きていければそれでいいと思っています。ゴホッ。だから私は」

「なるほど、分かった分かった、これ以上言わんでもよい、お前の言いたいことはだいたい分かったから」


 マリアンヌはこの目の前でひざまづいている不潔な男の言いたいことを先読みする。

 そして返答。


「今後、お前の命の保障はしてやる。お前がここで喋ったことでの不利益がお前に来ないようにしてやる。そして紛争解決後、ここに居れないのであればプルートに戻してやろう。庭士なら適当な貴族でも、城下町のどこでも適当に世話してやる。これでいいな?」

「ゴホッ、ご理解していただき、ありがとうございます」

「納得したなら、さぁ知ってる事を全て言え」

「ゴホゴホ。ではこちらへ」

「なんでわざわざ端に行かねばならんのだ?」

「念のために、人が来たらあれなので」

「人が来たら、こっちに来るなと命令すればいいだけだと思うのだが…まぁいいか」


 一行は少し玄関から離れ、2階へ向かうための階段の下部分、デッドスペースのような場所まで歩いた。

 外は日差しが強いのに、ここでは日差しが差し込まない。

 薄暗い空間にてゴーツは言った。


「なぜ領主様は私に対して暴力を振るわないのか?でしたよね」

「うん。そうそう」

「それは…」


 もったいぶりおって。

 早く言え。

 どうせそんなに大したことじゃないんだろ?


「敵国アトラスと領主様の橋渡しをしているのが私だからです」



閲覧ありがとうございました(。-∀-)中々盛り上がってきたでしょw?次回ももっと盛り上がりますよ~w

ではまた次回お会いしましょう♪(´Д`从バイバイ





(*´罒`*)いー(*´□`*)なー、(*´罒`*)いー(*´□`*)なー、羨ましいな~~(´Д`)~。


皆さん…これが今、私が皆さんに対して思っている感情です(-_-)

ん?なんの事か分からない。ですって?

ほほ~あくまでとぼけるわけですね(-_-メ)

では言ってあげましょう。


今日は何の日ですか??いや、まぁ実際には2月24日だから昨日かw

まぁ何にしても2月24日。

何の日ですか?


………。


そう、流石は皆さん正解です!(=゜ω゜)ノ

2月24日は『ウマ娘 プリティーダービー』の配信日です!


どうせ皆さん、もうダウンロードしてリセマラしてるんでしょ?(¬д¬。) ジーー

いいな~~、楽しそうだな~羨ましいな~(>q<)。

当初の予定から2年延期して、満を持して配信開始された『ウマ娘 プリティーダービー』私は今日ほどスマホを持っていないことを悔やんだ日はありません(´Д⊂ヽ


自分の可愛いウマ娘がレースして、勝ったらライブして、、いいな、私の夢や、、ドリームや( ;n;)


皆さんが今手に持っているスマホ、それは私の夢を叶える事が出来るドラえもんのひみつ道具です。

もしも皆さんの誰かが、押しのウマ娘が居ないなら……トウカイテイオーを押しに…いや、すいません。忘れてください(>_<)皆さんも、皆さんの好きなウマ娘を見つけてください。

私は遠い空から見守っていますね(:_;)


PS.今週のウマ娘もやばかったですね!私、トウカイテイオーの次にメジロマックイーンが好きなんですけど、その3連覇を防いだライスシャワー。正直、最初はあのウマ娘大嫌いでした。

でもね、ミホノブルボンの時に勝っても誰にも祝福されなくて、それでも負けずに今回走ることにして、メジロマックイーンを追い抜いた時に「私はヒールじゃなくて、ヒーローだ!!」って言って優勝。でも、優勝したライスシャワーに対してまた誰一人拍手もしない。それでもライスシャワーは一礼して出ていこうとする。その時、一緒に走った皆が拍手したシーン。

もう…泣きそうになったよ(:△;)私はライスシャワーが好きかもしれないww

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― 新着の感想 ―
[良い点] 犯人は、お前なんか~いwww。 此奴、突然ゲロったでwww。 おいおい、呑気に風呂に入って賢者モードになってる場合じゃないぞ~w。 [一言] ゴーツは、この重大なネタが外に漏れると、領主ヤ…
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