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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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107 1日目⑨ ソウスへの尋問③

クリックありがとうございます(^v^)♪『はたらく細胞BLACK』を観ていたら、暴飲暴食をしていた自分に対して申し訳なさ過ぎて思わず「ごめん(m´・ω・`)m ゴメン…」って言ってしまったひとりぼっちの桜ですw

皆さん、嘘だと思っているでしょ?アニメ見てごらん(T_T)結構野菜好きな私ですら罪悪感を覚えたのです、皆さんも罪悪感で「ごめん、私の体、、(m´・ω・`)m ゴメン…」って言っちゃうはずだからww



今回のお話ですが、ソウスの尋問ラスト回です。

色々出てくる新情報、楽しんで頂ければ幸いです(#^^#)

ではどうぞお楽しみくださいませ~



「へ~親族。……ん?」


 親族?

 し・ん・ぞ・く?

 親族だと!?


「あの領主に子供居たのか!?隠し子か!?」

「いえ!ヤン様には子供はいませんよ! あれはヤン様の姉か…いや、妹だったかな…?その子供です」

「姉か妹の子供…?」


 確か事前の調査だと領主には姉が1人居たな。

 女でありすぐ下に嫡男のヤンという男がいるということを考慮すれば、姉は家督かとくは継ぐことは出来なかったと考えるべき。

 おそらく何処かの貴族にでも嫁いだのだろう。


 そしてその子供が料理長ボラン。


「なるほど」


 だからボランは昨夜、多少領主に反する意見を言っても許されていたのか。


 暴君とはいえ、自分の叔父。

 この国においての平穏と安定は確保されている。

 しかし、万が一領主の機嫌を損ねてしまえばおいである自分もどうなるか分からない。だから領主の機嫌を損なわないように常にニコニコしている…と。


「あいつもニコニコしながらも色々難しい人生だったんだね。人に歴史ありといった所か」


 問題はなぜボランはその事を黙っていたかだが…。


 われに説明する必要ない、取るに足らない情報と考えたか?


 いや、それは無い。

 こちらは『お前は領主との関係が良好の理由を教えろ』と言ったんだ。

 それに対して領主の親族という情報は重要性が極めて高い。

 言わないというのは極めて不自然。


 では領主本人に止められたというのはどうだろう?


 領主と親類ということがバレたらおいであるボランに危険が及ぶから口止めをした。

 領主自身がしなくても、姉の方が自分の子を守るために領主に指示した可能性もある。


「ソウス」

「はい」

「ボランが領主の親族というのは、この館のどれぐらいが知っているんだ?」

「ほぼ全員が知っていると思いますぜ」


 全員かよ!!

 誰も隠す気無いじゃないか!


 という事は、われに対してボランが黙っていたのは、言う事によって自分に不都合が生じるから。 といった所か?

 例えばわれが昨夜、領主を牢屋に入れた。それをもって『親族も同罪だ!』などを言い出した時に困るから黙っていたとか。


「なんと失礼な奴だ!われがそんな誰でもかれでも牢にぶち込む人間だとでも思っているのか。まったく。。因みに庭士のゴーツは?」

「ゴーツっすか…。あいつは全くヤン様に好かれてませんぜ」


 そりゃ、そうだろうよ。

 あんな不潔なのを好んでいる人間はそうはおらんだろう。


 でも、だからこそ昨夜のゴーツのあの無関心な態度が気になる。

 あの不躾ぶしつけな態度。

 なぜ奴は領主から許されている?


 ゴーツは親族でも何でもないのに。。


「好かれていないのは何となく分かる。だがお前、ボラン、ゴーツの3名は一切暴力を受けてない、受けた形跡が見られない。気に入らない奴は問答無用で殴るような領主相手にだ。これを不自然と言わずして何と言う?」


 マリアンヌの質問に対して少し考える素振りを見せるソウス。

 視線は自然と宙を彷徨さまよう。


 やがて


「これが皇女殿下の質問の答えになるかは分かんないすけど…」

「構わぬ、気付いた事はすべて言え。当たっていようが間違っていようが責任などは無い」

「はい。最初ここに来た時、7年前はそんな事無かったと思うんですよ。ただ…ちょっとしてからだったかな?そう…1年経った辺りでヤン様は俺に言ったんですよ『ゴーツに関してはボランと同じように扱え』って。そこからゴーツに関してヤン様は無視みたいな感じになりましたね」

「ボランと同じ扱いとはどういう意味だ?」

「え~と、つまり必要な時はゴーツの護衛もやれって事なんですけど」


 護衛?

 ああ、ボランが街に行くときに危ないからソウスを護衛に付けているって言ってたアレか。


 あの権利を庭士のゴーツも持っていた。


 6年前に何かあったのか?

 事前に調べた情報には6年前に特段の事例は見受けられなかった。


「今から6年前に何かあったか?」

「いや、特には…」

「何でもいい、思いついた事があればなんでも言え。時間をかけても考えても構わない、よく思い出せ」


 すると先ほどよりも更に考え込むソウス。

 じっくりと待つマリアンヌ。


 だが答えは


「特に何も無かったですぜ」


 マリアンヌは険しい表情で考え込む。


 嘘を…言っているようにはまったく見えない。

 じっくりと考えている時間も実に自然な長さ。

 本当に知らないと考えるべきだろう。


 仕方ない。

 こいつよりも頭が働きそうな奴にでも聞いてみよう、例えばフイレルン辺りにでも聞いてみればいいか。


「因みにそのゴーツの護衛とやらは6年間で何回やったのだ?」

「いえ、1度も無かったですぜ」


 無いのかよ!


「ボランは街に行くたびに俺を小間使こまづかいみたいに同行させようとするけど、ゴーツは逆に頼みもしないし会話もほとんどしないって感じなんで。まぁ頼まれてもあいつは汚くて臭いから断りますけどね」


 断るなよ!

 そこは領主の命令なんだからやれよ!

 お前に忠誠心という言葉は無いのか!


 ほら、またカーナがお前睨んでるぞ。


「じゃあ、最後にフイレルンだけど…」

「すいません、昨日から思ったんですが、なんでその3人の事ばかりを気にかけてるんですか?」


 ピタッと動きを止めるカラス2名とカーナ。

 一方、マリアンヌに変化なし。


 彼女は無表情で考えていた。


 やっぱりそう思うよな。

 誰でもこれだけ露骨に聞いてこられればそういう疑問を持つだろう。

 それが例え、目の前に居る頭の緩いチンピラでもな。


「それは…あのな」


 さて、どう答えたものか…。

 誤魔化すのは簡単。

 しかし、


 その時だった。


「ソウス・リステン。あなたは何を探ろうとしている?」


 突然、口を挟んできたカーナ。

 声にきもを冷やす面々。

 なぜならその声を発する彼女の目は、山賊を皆殺しにした時と同じであったから。


 無機質な心が無い機械のような目。

 彼女は更に


「マリアンヌ様の質問に質問を重ねるようなマネはするな。目の前におられるお方が誰だか分かっているのですか?勘違いするな、本来ならあなた程度ではお話なんて出来ない方です、これ以上マリアンヌ様に失礼を重ねるようなら私があなたを…殺しますよ」


 淡々と述べられるそのドスの利いた声たるや、背後に控えるカラスの身体が硬直するほどであった。

 当然、チンピラ風情のソウスにそれを耐えられるわけも無い。


「も、も、も」


 彼は頭を下げる。

 椅子からすぐ降りて。

 まるで土下座をするかのように地面に頭をつけて。


「申し訳ありません!質問してすいません!だから命だけは!」

「いや、あの…命とかを今取る気は」

「マリアンヌ様、これで好きな事聞けますよ♪」

「………」


 カーナさん、さ…。


 われの変わりに率先して答える姿勢はまことに喜ばしいんだが、

 フイレルンの時もそうだったけど。

 そういう言い方したら相手が萎縮いしゅくしちゃうんだよ。

 そして萎縮しちゃうと答えがポンポン返って来ないんだよ。


 ソウスの良い所は考え無しにポンポン答えを返してくれる頭の緩い所なのに…。

 まぁ今回に関しては、もうほとんどソウスから聞きたいことは聞き終えたところなのでいいけど。


「ソウス君、とりあえず頭上げようか」

「え…よろしいのですか?」


 そりゃよろしいよ。

 というか、その土下座みたいな姿勢で会話されてもさ。

 われが座っているテーブルの対面、ここからではお前の表情見えないだろ。

 つまり嘘が見抜けないので困るのだよ。


われの部下が威圧的で申し訳ないね。この赤髪のメイドは血の気多くてな、だがこれも全てわれの事を思っての行動、これでも努力は人一倍している人間なのだ、われの顔に免じ許せ」

「いえいえ、そんな滅相も無いですぜ。俺の方こそ失礼な事を」

「マリアンヌ様、そんなに私の事を…」


 うん。お前は本当に黙ってて。

 こっちは、お前の恐怖感をソウスから取り除こうと必死にあれやこれや喋ってんだから。


 こんな事ならコロナ、連れてきてたらよかったな。

 あいつなら同じ対応でも『殺す』とか言わないもん。


「さぁ、早く椅子に座れ」

「あ、はい」

「で、フイレルンは?」

「フイレルンは見て分かるとおり、ヤン様には相当嫌われてますぜ」

「だろうな。理由はなぜだと思う?」


 フイレルン当人からの話だと、領主による自分への嫉妬だと言っていた。

 われもフイレルンの話を聞いて合点がいったし、それが正解だと思う。


 さてさて、こいつは何と言うのかな?


「たぶん本質的にあの2人は合わないんだと思うんすよ」

「合わない?」

「例えるなら水と油、正直いつも見ていてもっと上手く立ち回れるだろ、って思うんですが。あいつはしないんですよね。たまに思うんですよね。『あいつはわざとやってるんじゃないか?』って」


 おや?

 こいつからは嫉妬の話は出てこなかったな。

 知らないだけか、気付いていないのか。

 それとも領主のプライドを守るために知らないフリをしているのか。


「どうかしたんですかい?俺の顔をジッと見て」

「いや、別に」


 このチンピラ風情がそんな義理人情に熱そうには到底見えない。

 人の心理を読み取ろうという頭も持ってそうに無い。

 気付いていないのだろうな。


「うむ、中々興味深い話をありがとう」

「え?もういい、みたいな感じっすか?」

「ああ、有意義な時間だったぞ。われはこれで退席するので、食事の続きをしてくれたまえ」


 30分もペラペラと同僚の情報を提供してくれたソウスに感謝の言葉を言いつつ、優雅に椅子から立ち上がるマリアンヌ。


「さて君達も、もう席に戻ってよいぞ」


 今まで蚊帳の外だったソウスの部下達にそう言い、足を食堂の入り口へ向ける。

 ふと、食堂に設置されている置時計を見ると時間は12時30分を指していた。


「もう12時30か」

「マリアンヌ様、お食事はどうしますか?お昼を食べられるなら一度お部屋に戻られますか?」

「お前が寝てる間に食ったからいらぬわ」

「ああ、やっぱりですか。11時に起きてマリアンヌ様の部屋に行った時、窓が全開で換気されている状態でしたが、それでもその中にサンドイッチ・紅茶の香りがしたので、もしかしたら…と思ったんですよね♪」


 思ったんですよね♪じゃねぇよ!

 ずいぶん余裕あるじゃないか、部屋に入ったらまず反省しろよ!


「まぁ、そんな事はどうでもいいか。せっかく楽しくなってきたんだから」


 食堂を出るマリアンヌ。

 銀全の髪が楽しそうに宙を舞う。


「最後の1人行くぞ」

「はい」


 容疑者達の人間関係が分かってきた。

 どんどん頭の中でピースが埋まっていくこの感覚、たまらんな。


「あ~~楽しい」



閲覧ありがとうございました(__)

ではまた次回お会いしましょう♪ほな(´ω`)ノ





皆さ~~( ^ω^ )ん!皆大好き!ひとりぼっちの桜のテレフォンショッピングの時間だよ~(^^)/


今日紹介するのは、私が先日ジャパネットたかたで購入した『アラミック シルキーナノバブルシャワー(13800円)』です♪

以前からずっと気になっていた商品だったのですが、値段が値段だったので購入に踏み切れなかったんですよ(;・∀・)だってシャワーヘッドが1万3千円だよw二の足三の足を踏むよ(>_<)

でもね、節水が従来のシャワーヘッドと比べて50%カットだよ!?それを聞いちゃった日にゃ~~ポチっちゃうよねw (*。>ω<)σ=σ[]ポチッ


で、先日届いたのですが…。


皆さん、これは凄いですよw

もうね…勢いが違うw水は優しいんだけど勢いがあるのですよ、従来のシャワーヘッドとは月とスッポンです(`・ω・´)ゞ

いや~買ってよかった♪


例えるのならね!今までのが


『ズババババババ!!!(;゜Д゜)』


だとすると、今回のシャワーヘッドは


『シュワァァァああああァ!!(;゜Д゜)』


です。

皆さん分かりましたか?

違いが分かったでしょ?w


ん?

あれ?

これはヤバいな…。


皆さんの私を見る目、、、


私の事バカだと思っているな(´゜д゜`)

しかもこんな語彙力のない奴の小説なんてブックマーク外してやろうとも思っていますね??


これはいかん!(>□<)!!

ちょっと待ってくださいね!

ちゃんと表現するから!(;'∀')


………え~とね。


皆さんの家に付いているシャワーヘッドが『滝行』とすると、今回購入したシャワーヘッドは『気持ちいい~高圧洗浄機』です(^v^)b

凄い勢いなんだけど優しいお湯が出るのですw


つまり皆さんは今、ご家庭で毎日毎日滝行を行っているのです!(( 8-(ノ´+ω+)ノ・゜

さぁ皆もすぐポチって滝行卒業だぁ(∩´∀`)∩


ではテレフォンショッピング終了です♪また次回お会いしましょう♪


……

ね?気になる商品紹介だったでしょ?w

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― 新着の感想 ―
[一言] カーナは、ソウスのマリアンヌ様へのフランクな態度に(見える)我慢の限界を向かえてしまったねw。でも、大体話が終わった後だからマリアンヌ様はお冠にならなかったし、カーナにしては本当に良く我慢し…
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