105 1日目⑦ ソウスへの尋問
クリックありがとうございます(`・ω・´)ゞ今期おススメの深夜アニメは『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のひとりぼっちの桜ですw
ここを観ている皆さんなら、私がおススメするまでもなく既に観ているような気もするのですがw元々はここ、小説家になろうの小説なので(笑)
それでも私はオススメせずにはいられないのですよ、それほどに素晴らしい出来なのです(*'▽')!
小説もやばかったけど、アニメは更にやばい。作画も最高だし、何よりも心の声?なのか杉田智和さんがやられているのですが、それが素晴らしい!もう凄いはまり役なんですよwあの杉田さんの声だから物語に説得力があって、主人公の行動に嫌みさがまったくないのです♪もし、まだ観ていないという方がいたら是非とも観てみてね~( ^ω^ )
因みに私はこの無職転生を読んで「うわ!これ面白いな。こんなのを素人が書いてるんだ…俺も書いてみようかな(*_*)」ってこのサイトのIDを作ったのですが…。
いやはや、実際に書いてみると無職転生の凄さが身に沁みます(ノ﹏ヽ)私にはあんな凄い王道小説は書けませんw今週のロキシーとの別れの場面なんて感動したもんw
だから私は今日も書くよ…。
血みどろの物語を…。
さて!今回のお話ですが、やっぱり文字数が凄いことになってきたので別けますね♪(もしかしたら3つに別けるかもw)今回は原稿用紙9ページ♪
では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪
結論から述べると、暴動の件、全員が知っているわけでは無かった。
あのあと聞いたボランの説明をざっくり纏めてみると、
……
…
確かに暴動が起こり、それで人が1人亡くなった事は知っている。
しかしボランを含めた料理班はその詳細を全く知らない。 ちょうどその時は休憩時間ということもあり、全員正面玄関から比較的近いこの調理場に居なかったというのと、暴動後、領主によって館内にかん口令が敷かれていたから。
ボランたちは誰にも聞くことが出来なかったのだ。
なのでボランによると暴動の詳細を知っているのはごく小数。
当事者ソウス、その時に一緒に居たソウスの部下達、報告を受けた領主。
以上、、らしい。
あともし可能性があるとするなら、何処かからその暴動を見ていたぐらいだろう。
暴動が起こったのは館の前。
中庭などで見ていたとするなら、、例えば庭士のゴーツなんかは…。
というボランの個人的悪意ある発言をそこそこにマリアンヌは調理場を後にする。
マリアンヌは呟く。
”つまり、ほとんどの人間が暴動で死んだ人間が女の子だと知らなかった”
「なぜ、フイレルンは暴動で死んだのが女の子と知っていた?」
そんな疑問を抱えながら調理場から出ると
× ×
「カンパーイ!イェエエ!!」
ワッと上がる歓声。
大皿に乗った大量の料理、注がれた酒。
街や周囲の村は貧しく紛争中、そんな事を感じさせない彼らの振る舞い。
もちろんマリアンヌに軟禁状態にされているとも思えない。
本当に楽しそうに酒を飲む面々。
ちょうど昼時。
食堂に置かれた大きな置時計の鐘の音が「ボーン」と重厚な音で鳴っていた。
その中心に居た人物、それこそが…。
「今日休みでラッキーだな!暑い中、日課の外なんて出歩きたくなかったんだよ!マジでマリアンヌ様にカンパーイ♪」
相変わらずの柄の悪そうな顔に態度。
190cmを超える大男。
ソウス・リステン、
この国の兵士長だ。
真に遺憾ながら。。
彼は自身の御付きの男にお酒を注がせ、かなりの上機嫌。
「はい、どうぞ兵士長」
「おう!いや~~昼から飲む酒は美味くてしかたないぜ!もう一回乾杯だ♪」
「はい!」
「お前ら~カンパーイ!!」
「「かんぱーい!!」」
この開放感のある乾杯の音頭。
グラスとグラスが当たる涼しげな音。
どう考えても、この屋敷に閉じ込められて反乱軍のリーダーと連絡が取れなくて焦って困っている内通者の姿にはとても見えない。
だからだろう、ついつい話しかけてしまうわけです。
「別に君たちの為に休みをやったわけではないのだが、そんなに喜んでもらえているのなら我としても嬉しい限りだよ」
瞬間、『どくん!』と楽しく飲んでいた全員の心臓が跳ねた。
そして『ぐるん!』と首が声のした方向へ。
「「ま、ま、ま、まりあ、」」
まるでその人物の心の内を投影しているかのような漆黒のドレスに黒い口紅。
この世で唯一の存在である証明、長く美しい銀線の髪。
絶世の美少女。
「マリアンヌ様!?」
「えっ!?」
「なんで!?調理場から出てきて!?」
基本的に人を驚いた顔を見るのが好きなマリアンヌ、だがさすがに本日3回目の反応に飽き飽き。
「いい加減その反応にも飽きたぞ。それはそうとソウス」
「は、はい!」
「ちと、お前と話があるのだが」
「お、俺とですか?」
「ああ、だからどこかでゆっくり…」
周囲を見渡すマリアンヌ。
今日は涼しい、それは昨日までが特別暑かったというのも原因の1つだが、今日の風が涼しく、特にここ食堂は開いた中庭に続く窓からその涼しい風が入ってくるのが理由だろう。
「にしてもここの席は風通しもよいな。うむ、もうここでよいだろう。ここで話すぞ」
強制的に決まっていく事柄。
先ほどまでの楽しい空気が驚愕と恐怖が入り混じったものに変わっていた。
そんな中、マリアンヌはまだソウスの周りでぽかーんと大口を開けている部下達に向かって笑顔で言う。
「なぜお前らはまだここにいる?」
有無を言わせぬ笑顔というのはこういうものの事を言うのだろう。
ソウスを含めた部下全員の身体が硬直した。
完全に食堂全体が恐怖による緊張で満ちる。
カーナはすかさず大声で言った。
「あなた達、何をしているんですか!!早くあなたたち部下はマリアンヌ様たちの話し声が聞こえないところまで移動しなさい!それともこの場で反逆罪として殺されたいんですか!」
ソウスも追従して声を重ねる。
「おい!お前ら早く移動しろ!」
「「は、ハイ!分かりました!」」
蜘蛛の子を散らす、とはまるでこのこと。
残されたのはマリアンヌたちと、兵士長ソウス。
「さて、では座って話そうか」
「マリアンヌ様、すぐに椅子をお拭きいたします。少々お待ちください」
「ん?ああ、そうだね」
いかんな、考え事ばかりしていると他が雑多になり、皇族としてのたしなみを忘れてしまう。
せっせと長椅子のマリアンヌが座る部分を拭くカーナ。
「マリアンヌ様!それはそうと、遂に背もたれが出来ましたね♪」
お前が何にそんな喜びを感じているか、我には分からないよ。
「それ、どうでもよくないか?」
「本 → 背もたれも無い椅子 → そして今遂に背もたれですよ!」
背もたれですよ!って言われても…。
「次はどうなるんでしょうね?」
そんなワクワクした顔で言われても…。
心底、どうでもいいよ。
マリアンヌはゆっくりと腰を下ろしながら。
「お前に昨日は言わなかったけど、お前って他の者たちと比べて良い物着てるよな?なんで」
「え?そうですかね…?そんな感じしませんけどね」
これ以上無いほどの表情の変化。
視線が完全に泳いでいる。
「いや、絶対に他の物よりも良い物を着てるし付けている。もう一回聞くけど、なんで?」
「え~~と、ヤン様に目をかけてもらってるんで…」
「だ!か!ら! なんで目をかけてもらってるの?」
「あの!え~と、性格が合うの…かな?」
うん、なるほど。
一切の反論もできないぐらい納得できる答えだ。
ぐうの音も出ないよ。
「でもマリアンヌ様の着ているドレスの方が俺の何倍も良い物ですぜ」
当たり前だろ!
ボケ!
「そりゃどうも。で、今お前は部下達と昼食を取っていたわけだが、お前が部下を集めてドンチャン騒ぎをすることにしたのか?」
「は?」
「お前が部下を集めて一緒に昼食を取ることにしたのか、と聞いている」
質問の意図を理解していないソウスはとりあえず黙っているわけにもいかないので答えた。
「はい。今日やること無くて暇だったから酒飲んでましたけど、昼からはまずかったですかね?」
優雅に座っているマリアンヌからはため息が自然と出る。
「いいや、別に問題ないよ。好きなだけドンチャン騒ぎをするがよい」
わざわざ自分の周りに人を集める。
コイツが内通者なら今すぐにでも反乱分子どもと連絡を取りたいと思っているはず。
自分の部下が回りに居たらそれが出来ない。
そう、人をわざわざ集めるなんてするわけがないのだ。
やけを起こしている?
いいや、そんな感じはしない。
今もそうだ、我が昼から飲んで騒いでいる事を責めているのではないと分かって心底ホッとしている。
「そりゃ、よかったですぜ♪マリアンヌ様のご機嫌を損なったのかとドキドキしましたぜ」
「………」
コイツと喋っていると気が重くなる。
性格がクズ過ぎるんだよ。
騎士とかそういうの置いといても酷すぎるんだよ。
「本題に…移ろうか」
「本題っすか?今のが本題じゃないんですね」
んなわけあるか!
「お前に聞きたい事とは、亡くなった女の子の件だけど」
そう口にすると、ソウスはまるで今までのほろ酔いが吹き飛んだかのように顔を硬直させた。
声は小さく。
「あの…何でその事を知ってるんすか?その事はあの時いた人間とヤン様しか知らないはず」
マリアンヌはフイレルンからの情報だとは隠した形で問う。
情報は一方的に奪い取るものだから。
「お前に質問する権限は無い」
マリアンヌの鋭い目は真っ直ぐにソウスを捉えている。
「それは…」
口ごもるソウスにマリアンヌは
「答えろ」
「ちょっと俺には分かりませんぜ。へへ」
曖昧な発言。
自然とマリアンヌの口から舌打ちが漏れる。
「くだらない嘘は我の機嫌を損なわせるぞ。昨日、言いかけて領主に止められて言うのをやめた。にもかかわらず、知らない、分からないは通らない」
「答えたいのは山々なんですが、それはヤン様から直接聞かれたほうがいいと思いますぜ。俺だとちょっと内容があやふやっていうか」
「カイル」
「あいよ」
何も明確な指示を出してはいないのだが、昨日の領主の一件からマリアンヌが何を指示しているのか理解しているのだろう。
カイルはどしどしとソウスに近づいた。
「え、なんですか?コイツは」
「………」
そしてカイルはソウスの首根っこに手をかけるとそのまま軽々と持ち上げた。
「カハッ!?ぐぅぅぅ」
その手はまるで万力。
徐々に力が加えられていくゴツイ手。
「ぁ…あぁ」
小さい悲鳴と、苦しむ声。
190cmはあるソウスを軽々と片手で持ち上げる200cmをゆうに超えるカイル。
それを遠目で唖然とするソウスの部下達。
苦しむソウスにマリアンヌは
「ソウス君。領主に義理立てするのは大いに結構だが、奴をどうするかも含めて全ては我の手の平の上の事象。すぐ喋るか、領主のように痛めつけられて喋るか。君はどちらを選ぶ?」
与えられる苦しさ、恐怖。
そして何より目の前に居る巨漢のカラスの仮面を被った化け物。
そんなものに彼が長時間耐えられるわけも無い。
「分かりました!言います!言います…から!助け!」
「素直で実によろしい♪カイル、手を放せ」
「…あいよ」
力が緩められてお尻からドスンと落ちるソウス。
自身の重さのせいで床が少し揺れる。
尻もちをつきながらソウスは命があるのを確かめるように自身の首に触れ、そして息を目いっぱい吸っている。
「ゴホ!うぅ…はあ!はぁはぁ」
「君が素直な性格で我は嬉しいよ」
そして自らの主人を秒で捨てるクズな性格で嬉しいよ。
カーナなんて横で睨んでるぞ。
「さぁ、早く座って話せ」
苦笑いしながらもマリアンヌの口調は真剣そのもの。
そう…ここはとても大事な事だから。
「わ、分かりました」
ソウスはそう言うと、息を整えて、周りに聞いている人がいないかどうかを注意深く確認。
そして語り始める。
あの日、何があったか。
領主の計画を…。
閲覧ありがとうございました(。-人-。)次回、領主が暴動を治める為に行った計画が明らかになります。
彼は彼で頑張っていた…とはとても言えませんが(何年も好き勝手してたわけだからw)それでも領主が行った反乱軍への逆転の一手、楽しみにしておいてくださいね♪
ではまた次回お会いしましょう( ´Д`)ノ~バイバイ
前書きで『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』がオススメの深夜アニメと言いましたが、実はもう1つあったのです(-_-メ)
いつもは1つだけ紹介していますが、今期の「無職転生」は異次元レベルの面白さなので特別枠って事でご了承くださいw
って事で今期のオススメ深夜アニメは…
『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』です(^_^)v
以前、season1をオススメしたことがあったと思いますが、あれからめっちゃパワーアップしてますw主人公はスペシャルウィークからトウカイテイオーに。
正直、最初はこのトウカイテイオーが好きじゃなかった私ですが(元気っ娘なのはいいんだけど、主人公っぽくなくてw)でも、1話目のレースの展開と会長みたいになりたいと願うその姿に感銘受けました(;_;)しかもライバルであるメジロマックイーンとの戦いなんて…も~~~たまらんww
結果、今では押しウマ娘は「サイレンススズカ」から「トウカイテイオー」です!(^^)!
皆さんも今からでもいいから是非観てみてね♪でも出来れば1話目から見てほしいw




