104 1日目⑥ ボランの尋問②
クリックありがとうございます(=゜ω゜)ノフェイトで一番好きなサーバント『アストルフォ』が男の娘だと最近知って愕然となったひとりぼっちの桜ですw
いや、だって!なるよ!こんな顔に→ ( ゜д゜)ポカーン
フェイトアポクリファは全話一応サラッとは観たんだけど、明確にはどっちかなんて言ってなかったし、、そりゃあの可愛さだよ!?女の子って思うじゃん(>□<)皆さんも是非【フェイト アストルフォ】って検索してみてよ!出てくる画像見たら全員、これは女の子だろwって思うから(>△<)!
さて今回のお話ですが、昨日のお話の続きになります。
因みに今回の終わり方、面白い終わり方していますw新しい試みといいますか、「この終わり方をしたら皆の想像力を膨らませれるし、次の冒頭が面白くなるのでは?」って思ったのでやってみました。どうぞお楽しみくださいませ~♪
「私が今後マリアンヌ様の専属料理人として雇っていただけないか、と思いまして」
「は?え~と…」
まさか、、
まさかとは思うが、自分を売り込んでいるのか?
皇女である我に直接。
我の料理人になりたいと。
本気で?
「………」
この目、冗談には見えない。
いつものようにニコニコしているが、その奥にある瞳の色が本気を物語っている。
視線が我の瞳を直視して動かない、我の反応を待っている。
でも、
だとしたら、
馬鹿にしているにも程がある。
マリアンヌの目の端がピクピクと引きつる。
でもそれよりも怒りを感じているのは横に佇むカーナであった。
「チッ」
彼女自身、マリアンヌの専属メイドになるにあたって、ありえない幸運であるアンジェラという皇族の強い推薦があったからなれた。マリアンヌがメイドに対して、たいしたこだわりが無かったからなれたのだ。
大前提として皇族が神と称されるプルートにおいて、自分から直接志願などありえない。
通常、皇族の専属○○というのは皇族自らが指定する。
神が人を選ぶのであって、逆はありえないのだ。
カーナは別として、どれだけ優秀であったとしても、なりたくてもなれないのが皇族の専属○○。
だからこその、カーナから出る大きな舌打ち。
カーナの苛立ちが透けて見えた。
「ボラン・マクバク、あなたはプルート出身ですよね?今、どれだけマリアンヌ様に失礼な事を言っているか理解しているのですか?自分から!」
「いいよ、カーナ。我から話す」
「でも!あの…」
コイツの真意を探る。
何が狙いなのか。
「いいから」
「はい。わかりました」
カーナを制ししてマリアンヌは静かに語りだす。
「料理長ボラン、確かに君には料理の才能が多分にあるだろう、プルート本国でもその調理技能は上位に位置するかもしれん、それは認めよう。だがそう簡単に我の専属料理人になれると思っているなら、それは無礼としか言いようがない提案だ。我の専属料理人になりたいと自分から提案するのならば、最低限プルートの広大な土地に響き渡るような料理人になることだな。貴様ではまだ力不足、分を弁えろ」
「…なるほど」
そう小さく口にしたボラン。
椅子から立ち上がり深々と頭を垂れる。
「はい、申し訳ございません」
思いのほかすぐ謝ったな。
さすがに粘ることは無いよな。
すんなりと引いて謝罪に転じた辺り、ボランは最低限の礼儀は弁えてる。
でも昨日に引き続き。
まただ。
また我を試すような発言だったな。
「貴様が物を知らぬ田舎者ゆえ今回は多めに見るが、以後気をつけろ」
「出すぎた提案、大変申し訳ございません」
昨日の推理の時もそうだ。
なぜコイツは我の勘に障る行動をする?
ただ単に性格が我と根本的に合わないだけか。
でもそんなふうには思えない。
今、目の前で行なわれている謝罪もそう、我の前で言い訳などせずひたすら謝る、テンプレートのような謝罪だ。
礼儀を弁えている人間が我に対してこの無礼な発言を。
という事は、わざとか?
いやいや、そんな事をする意味が無い。
下手をすればカーナに殺される。
よしんばカーナの実力を知らなかったとしても、後ろに居るカラスに何かしらされると思うのが普通。
では本当に我の専属料理人になりたくて我慢が出来なかった?
ボランという人間の態度がちょっと不可解だ。
「それで私に御用というのは?」
「………」
「あの、マリアンヌ様?」
「ん、ああ」
いかん、いかん。
今は目の前に集中しなければ。
気になる事があるとどうしても全てが疎かになってしまう。
マリアンヌは脳内に纏わりつく様々な憶測をいったん脇に置く。
「聞きたいことっていうのは、いくつかあるんだけど…。まずはさぁ~君って領主との関係が極めて良好だよね?」
「普通ではないでしょうか?」
「そんなわけないだろ」
それを証拠にお前とソウスとゴーツぐらいしか殴られていない人間がいないじゃないか。
それにだ、でないと昨夜の我との会話であの発言。
食材を反乱分子どもに奪取されて尚「仕方ない、民衆達も困っていたんだ」だ。なんて、民衆側に立つような発言、領主批判をあんな平然と言ってのけるなんてありえない。
「そう言われましても」
だがボランはまたマリアンヌの前で平然と言ってのけた。
「いえ、やはり普通だと思います。領主様は話せば分かる方ですよ」
話して分かる人間は牢屋に普通入らないぞ。
「話して分からない単細胞だから暴力という安易な手段に走るんだろ。現にお前の部下も結構殴られているではないか」
「それは彼らと領主様との間に不幸な行き違いがあるのでしょう」
「行き違い?」
何を言ってるんだ?
この辺りからボランの目の色が変わってきた。
「人には言葉があります」
はい?
「この世に分かり合えない人間はいません」
はぁ?
「手と手を取り合えばいいだけなのです」
おぅ?
「故に、争いが起こるのは不幸な行き違いが起こっただけという事なのです」
おいおい。
お前、自分の部下が暴力を受けているのにその感想って。。
さっき話を聞いたフイレルンとはえらい違いだ。
奴なんて関係ない人間が受けた暴力でさえ、自らの心を痛めていたぞ。
「つまりえ~と、君と領主の関係が良好なのは」
「私が心からこの国や領主様を案じているのが、領主様に伝わっているのでしょう」
自信満々に語ってくれているとこ悪いんだけど、
一番この国を憂いてそうなフイレルンが、一番ボコボコに殴られているのだが…。
「マリアンヌ様、人とは唯一言語を用いる事が出来る種族です」
「お、おう」
こいつはヤバイな。
領主が居ないことで、昨日よりもバージョンアップしてやがる。
「その言語を捨ててしまってはただの獣。待っているのは不幸で野蛮な争いです。なので話し合えばいいのです!反乱分子たちとも話し合えばきっとこの事態も解決に導けるはず!」
「あの…ちょっともう遅いのでは?」
「マリアンヌ様、マリアンヌ様たる高貴な御方がそのような言葉は似合いません!大衆と心を通わせるのです!マリアンヌ様が粘り強く話せばきっと平和な国が出来るはずです!」
この男からは狂気を感じる。
昨日、こいつは理想を夢見ているだけの現実なんて見ていない人間。
と思ったが。
甘っちょろかった。
領主が居ない事で本領を発揮してきやがった。
神経質で完璧主義、その裏には狂気を感じるほどの理想主義者。
それがボランという人間だ。
「そっか…もういいよ。分かった頑張るよ」
4人の容疑者の中で頭が一番おかしいのは間違いなくコイツだ。
そしてコイツが内通者なら裏からコソコソこの国を動かすようなマネをするとは思えない。
言葉通り、堂々と本当に反乱分子どもに会いに行くだろう。
この目、
この勢い、
これが演技だとは思えない。
「因みに我が昨日お前の趣味は散歩だと言い当てたが、それは散歩中に反乱分子どもに会ったりするの?」
「いいえ、それはなぜか領主様にきつく止められておりますので」
なるほど、あの無能な領主にもコイツのヤバさは感じ取れたようだな。
だがそれならなぜコイツを料理長にしている?
料理の技術は認めるが、この危険物を手元に置いておくリスクを天秤にかけたら、我なら即コイツを国から追放するぞ。
何しろ、コイツは放置していると何をするか分からない。
「君さ…領主の弱みとか握ってたりする?」
「は??」
「握ってないよね。忘れて」
今の表情を見る限り弱みを握っているとか、そういう類の感じには見えない。
そもそも弱みとか握ってたらコイツの気持ち悪い笑顔の理由が分からん。
ニコニコしているのは間違いなく領主への向けられたものが常駐してしまった結果だろう。
「私が散歩中に行なうのは食材の買い付けぐらいです」
え?
買い付け!?
料理長が!?
「え?君が、自分で買う食材を選んでいるの?」
「はい」
「そんな事せんでも、プルート本国から送られてくるだろ?」
「量が足らなかったりもしますので」
ああ、そうか。
父上はこの国を捨てるつもりだからな。
「なるほど。。お前が自分で買い付けに行っているなら、民衆から反感を買ってそうだな」
「反感?そんなものは買っておりません。私は買い物をしているだけで、交友関係を結ぼうとしているだけなのですから」
領主の館に住んでいる人間の数を考慮すると、買い付ける量も結構多い。
という事は、荷物持ちなどの人間が多数お付として随伴させていると考えるのが普通。
民衆達がおいそれとボランに何かをするというのは難しいのかもしれん。
「でもだな、買い付けなんてそんなもの部下にでも任せたらいいだろうに。お前は料理長なのだから部下に命令するのも仕事であろう?」
「マリアンヌ様、私は自分で調理する食材は自分で選びたいのです。というか、選ぶべきだと思っています」
なるほど、素晴らしい。
その崇高な思想だけなら我の専属の料理人に相応しい回答だ。
そして内通者だったら外に出る言い訳としても素晴らしい回答だ。
「だから必要な食材を得るために全ての村に歩くこともしばしば」
「でも、危なくないかい?この街だけならまだ治安はギリギリ保てているかもしれないが、他の3つの村ともなれば君の身の安全が」
「それはソウス兵士長に付いてこさせているので問題はありません」
なるほどあのチンピラに護衛をさせてたのか。。
にしても、付いてこさせる?
まるで自分の方が偉いみたいな言い方だな。
まぁその辺りは、次のソウスに聞けばいいか。
このピーキーな性格、内通者としては完全に不合格。
コイツは間違いなく白だろうな。
故にここにもう用は無い。
あとはカラスの報告を待とうかな。
「じゃあお前は忙しそうだし、我はもう帰る」
「はい、マリアンヌ様のご期待に沿える回答が出来て嬉しく思います」
あまり期待に添えてないから嬉しく思わないでくれ。
「今日の夕食も楽しみにしておるぞ」
ボラン・マクバク、何か隠していそうではあるのだが…。
ニコニコした表情が顔に張り付いているせいで、他の人間よりも表情が読みづらい。
ここから先を聞きだすには、何か証拠を叩きつけるか、拷問かぐらいしかないだろう。
まぁ、最悪牢屋にぶち込んでいる領主に聞けばいいか。
マリアンヌは食堂に向かうため扉に足を向ける。
が、
「あ~そうそう、最後に1つだけ聞きたいんだけど」
振り返るマリアンヌ。
「なんでしょう?」
「昨日は聞くのを忘れていたけどね。君は女の子が死んだ暴動の件、何か知っている?」
この時の質問に大した意味は無かった。
どうせコイツが知っていることなんてフイレルンと大差ないだろう、本番は次の兵士長ソウス。それぐらいの感覚だった。
するとボランは背の高いコック帽子が落ちない程度に首を傾げた。
「女の子が死んだ?…何のことです?」
おや?
閲覧ありがとうございました( ^ω^ )ね?面白い終わり方でしょw これで、このまま次の食堂に居る兵士長のソウスの所に行くわけですw皆さんもモヤモヤするでしょうけど、そこは色々想像したり、今までの文章に散りばめられているヒントをかき集めてマリアンヌみたいに推理してみたりして楽しんで頂ければ幸いです♪
ではまた次回お会いしましょうヾ(゜∪゜☆)ノバイバイ
買ってしまった(+_+)皆さん、私は買ってしまったのです…。。
ええ、ある”フィギュア”を買ってしまったのです(>_<)
今まで気にはなってたのですが、値段もプレミア化してたし、もうあんまり数を増やしたくない(家に5個ぐらいフィギュアあるのでw)と思っていたので買い控えていたのですが、年末にネットショップでセールになっていたので、、ついw
だって1万3000円だよ?プレミアついてる商品が…ポチっちゃうよねw
で、先日商品が届いたのですが……
皆さん、これは…凄いですよww
買ってよかった(笑)もうねぇ~たまらんよw( *´艸`)
つらい肉体労働で家に疲れて帰ってきても元気が出ますよ♪(別に変な意味じゃないですよw)
いや~本当に買ってよかった♪
え?「何のフィギュア買ったの?」ですって?
それはその…(¬д¬;)
まぁ、いいじゃないですかwなんでもw
皆さんも気になったフィギュアがあったら買ったほうがいいですよ♪って話をしたいだけなんだからw
え?「どうせエッチな18禁のフィギュアでしょ?」ですって?
ち、違いますよ!け、健全なフィギュアですよ!(15禁だけど)
そこまで言うなら言いますよ!ええ!言ってやりますよ!(;゜Д゜)
私が今回購入したのはアルターという会社が作った【ララ・サタリン・デビルーク メイドVer. 「To LOVEる-とらぶる-」】です。
……いや、ちょっと待ってよ!
皆さん、ネットの画像を見ただけで判断するのはやめていただきたい!
これは芸術作品なのです!決して皆さんが思うような、いかがわしい作品ではないのです!
せ、せ、説明させてください!!
まず、説明するとね!この作品は原作、私の大好きな「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」の絵をそのまま立体化させているのです!つまり強いリスペクトを感じる作品なのです!( ・`ω・´)キリッ
しかも漫画の絵では実はへそから下は描かれていなかった、つまりへそから下はこれを作ったアルターの職人さんのオリジナル。
にもかかわらず、どうでしょう?
まるでこれがオリジナルと言わんばかりの完成度です…。
ええ、つまりこれはリスペクトとオリジナルの融合された芸術商品というわけです(T_T)
ええ、To LOVEるファンは買うべき商品だったってわけです!
ええ、私は運命に従って買っただけなのです(-_-)
ええ、いかがわしい気持ちなんて一切ありません(。-`ω-)




