103 1日目⑤ ボランの尋問
クリックありがとうございます(*^▽^*)そして遅れましたが、明けましておめでとうございます♪今年もよろしくね( *´艸`)♪今まで生きてきて賽銭箱に1円も入れたことが無いひとりぼっちの桜ですwいや、皆さん何となく分かってたでしょ?('_')無神論者の私ですよw『なぜ、あんな箱の中になぜ金を入れないといけないのか…』そんな事を神社の真ん中で平気で言い続けた人生でした(-_- )シミジミ
因みにその中でも一番、場の空気を悪くしたのは大学生の時だったか…、ゼミの先生の誘いで皆で初詣に行ったとき、私以外の全員がおみくじを引いていて、私一人が引かなかったのです。
皆は言いました。。
「〇〇君、なんで引かないの?」
私は言いました…半笑いで。
「その安っぽい紙に100円の価値は無いやろ?」
場が凍り付きました(><)
さて、今回のお話ですが、前回同様にページ数が原稿用紙16ページ越え(>_<)って事で半分に分けますね♪(なんか、この尋問編、全部こんな感じで半分に分けることになりそうw)前回同様、2日連続で明日も上げますので楽しんでもらえたら嬉しいです(^^)
では2人目の容疑者、領主が居ない事での料理長ボラン・マクバク。その様子をどうぞお楽しみくださいませ~♪
木製の階段を下りて館の1階へ。
そしてまた少し歩く。
日光がすりガラス越しに廊下を満たす。
するとやがて見えてくる中庭、そのあたりでカーナは立ち止まった。
目の前には両開きの扉。
「マリアンヌ様、ここが食堂になります」
その扉の向こうからは、とても美味しそうな匂いが漂ってくる。
カーナは扉を開けた。
「ふ~ん、ここが食堂ね…。思ったより広いな」
「領主以外の人間は基本的にここで食事を取るようです」
「合理的だね」
とても広い食堂。
10mはあろう木製の長テーブルが複数個、その傍には椅子が数え切れない数配置されている。
まだ12時前ということだからだろう。
食堂にはまだパラパラとしか人は居なかった。
だがその人間達もマリアンヌを見るなり驚きの表情で固まる。
マリアンヌは穏やかに言った。
「ふむ、まだ兵士長のソウスは居ないようだな」
「どうされますか?マリアンヌ様。ここで待ちますか?」
「いいや、時間は有限であり貴重だ。特に我の時間はな」
「という事は」
「ああ、当初の予定通り先に調理場に居る料理長ボランに会いに行く。調理場はあの奥でいいのか?」
「はい、そうですね」
カーナが奥を指差す。
広い食堂の奥には何やらまだ部屋があるようだった、今もボランの部下だろう調理服を着た人物たちが食事を運んでいる。
「あの奥にある調理場で料理を作って、隣の部屋であるこの食堂に大皿で運んで来る感じね」
「はい、そのようです」
「では行こうか。2人目の容疑者ボラン・マクバクの元に…」
× ×
「では今日は早めに夕食の献立を説明していく。大皿を運んでいる者はそのまま運んで、ああ、急がなくてもいい、まだ昼には時間がある。後からでいいからこの献立の紙を見るように」
清潔感のある床。
手入れが行き届いている調理場。
そこで今日の夕食の献立を話し合っている調理服を着た人物達。
彼らは調理場に大きく広げられた大きめの紙を見ながら、今日の夕飯について語り合っていた。
「マリアンヌ皇女殿下は今日の朝食兼昼食を少し早め、昼前に召し上がられた、つまり夕食は少し遅めになるはず。他の者たちより後に作る事になるが、皇女殿下の食事は私が作るのでお前達はいつも通りこの紙に書かれたとおりに作るように」
「了解しました」
「あの…料理長」
ボラン・マクバク、彼はいつものように背の高いコック帽、シワ1つ見当たらないコック服を着ていた。
「何だ?」
「領主様はどうしましょうか?」
瞬間、調理場に気まずい空気が充満する。
領主は昨日マリアンヌに牢屋にぶち込まれた。
ボランは少しの沈黙後、やはりニコニコと笑顔で言った。
「それは今日の朝昼同様、一般的な食事でいいのではないだろうか? マリアンヌ皇女殿下が領主様を牢に入れたわけですが、さすがに他の囚人同様に無しという訳にもいかないでしょうからね」
「うむ、それでよいぞ」
とても透明感のある声。
高貴で全てを見下している声。
扉付近から聞こえたそれ。
振り返った調理場の面々。
「「っ!?」」
銀色の髪に漆黒のドレス。
黒色の口紅は不気味。
自分達が恐れている領主を牢屋にぶち込んだ張本人が今、目の前に。
全員、目の瞳孔が開き、緊張感が急上昇する。
声を揃え
「「マ、マリアンヌ皇女殿下!?」」
そして反射的に全員が身を屈め、膝を付いた。
すかさず代表する形でボランが口を開く。
「何かご用でしょうか?」
「いや、なに…」
常にニコニコしていたボラン。
しかし、今は明らかに昨日の彼と違って笑顔が引きつっていた。
おそらくマリアンヌが昨夜見せた推理のせいだろう。
”やるべきでは無かったな”
怒りに任せ、推理を披露してしまった昨日の自分に少しの反省をしながらマリアンヌは口を開く。
「君の作った食事が思いのほか素晴らしかったので褒めてやろうかと思ってな」
それは意外な言葉だったのか、出てくるとは思っていなかった言葉だったのか、ボランは意外そうに目を丸くさせた。
「え!?あ、あの…それはそれは!ありがとうございます!」
「正直な所、最初はどんな田舎料理が運ばれてくるのかヒヤヒヤしておったが、お前の作った料理は実に素晴らしい。プルート本国で食すのと大差ないレベルだ」
「ありがたき幸せ、次期皇帝であらせられるマリアンヌ皇女殿下にそこまで気に入ってもらえるとは」
「特にデザートの練られたサツマイモが焼かれたアレが良かった」
「ああ、あれはスイートポテトと呼ばれるものです」
「ふ~ん、プルートでは聞いた事が無いな、作り方を我のメイドに教えておけ。そうだな…後からコロナというメイドが来る、そいつに教えておけ」
「はい、分かりました」
「よろしい」
そう言うと、マリアンヌは跪いている面々の横をすり抜けて献立が書かれた紙を見る。
大きく広げられた紙、そこには今日の夕飯の献立が書かれていた。
「………」
触れられないが、見た感じ…普通の紙だな。
まぁこんな早々で目的の物に出会えるとは思ってはいないが。
事前に調べたところ、トイレットペーパーなる物はまだこの地方には入ってきてはいないという事は調べがついている。
だから内通者は内々に手に入れて、どこかに隠している事になる、、
「どうかされましたか?献立をジッと見て。何か嫌いな食べ物でも?」
「いやいやいや、なんでもないさ。今日の夕食も手が込んでいるな~って思っただけ。品物数が多いというのもポイントが高いぞ」
「はい、今日も色々手の込んだ食事を提供させてもらうつもりでございます」
「フフフ、それは楽しみにしているぞ。それはそうと少し話があるのだが」
「私とですか?」
「ああ」
少し戸惑うような雰囲気を醸し出したボランであったが、マリアンヌに対して異を唱えるなんてマネはしない。
「わかりました。ではどこか部屋を用意させて」
「いや、そこでよいぞ」
数多く並べられた銀製の調理台。
数にして10はある。
館に住んでいる人間の数を考慮すれば必要な数なのだろう。
マリアンヌはその調理台の一番端、何も食材が乗ってない調理台を顎で指す。
「え、いや、あのような場所で本当によろしいのでしょうか?」
「あそこには何も食材が乗ってないし、ちょっと話がしたいだけだから」
「そうですか、なら…」
ボランはまだ運ばれていない大皿に乗った料理に目をやる。
そして部下の料理人たち達に小声で指示を出す。
「お前達、早く料理を食堂に運べ」
「え、料理長。まだ料理を運ぶのは早いと先ほど」
「マリアンヌ皇女様が居られるのだぞ。昼までずっと食事を置き続けるつもりか?」
「あっ、た、確かに!」
「おーい、ボラン!」
「はい、今伺います!」
マリアンヌたちとボランは一番端の調理台に移動する。
そして簡素な椅子に腰掛けた。
ボランの部下達は各々の仕事に戻っていく。
「マリアンヌ様♪今回はギリ椅子です」
「うるさいぞ~カーナ」
「その椅子が何か?やはりもっとしっかりとした椅子の方が」
「いや、何でもないよ。この椅子で十分だよ。さっきは本の椅子だったから」
「本?」
何を言っているのか分からない表情をするボランにマリアンヌは気にするなと鼻で笑う。
「それよりもこの調理台もそうだが床も天井に渡るまで、ここに入ってからホコリが1つも見当たらないね、我の料理を作るにあたってこれは評価できるぞ」
「ああ!流石はマリアンヌ皇女殿下!気付かれましたか!」
何がそんなに嬉しいのか、ボランは急に目を輝かせた。
「やはり料理人にとって調理場とは戦場です。ホコリ1つあってはならない、私は常々(つねづね)そう思っているのですよ!」
「それはそうだね。でも昨日は嫌みっぽく言ってしまったが、これだけ綺麗好きなら庭士のゴーツを嫌うのも当たり前だな」
「そうなのですよ!奴は視界に入るだけでも虫唾が走るのです!正直言えばこの食堂に食事をしにくるのも不快!死んで欲しいぐらいです!」
そこまで言わなくても…。
昨日ボランが庭士のゴーツを嫌っているのは何となく分かったが、死んで欲しいとまで言うとは。。
「だがここに居れば、隣の食堂に来たところで分からんだろ?無視すればいいではないか」
「いえ!分かります!奴の異臭は異常なので!」
「そんなに酷かったか?まぁ近づいて来たら酷かったけど…、う~ん、でも確かに食事をする所に奴は来てほしくはないな」
「ええ!だから私はゴーツとホコリ1つすら許せないのです!両方ともすぐ掃除が基本です!」
「なるほど…」
でも、掃除してるのきっと基本的にはコイツの部下だろうな。
そして後からボランがちゃんと出来ているかを確認する。
マリアンヌは奥で作業をしている部下達を見ながら「上司が潔癖症だと部下が苦労するんだろうな」と思った。
そして同時にこうも思う。
やはり、この完璧主義で神経質な性格。
これは内通者のプロファイリングで判明した、病的なまでに慎重な性格に繋がる性格。
4人の容疑者でコイツだけが内通者の性格になれる素養がある。
でも、
「そういえば先ほどの話なのですが、よかったら私が作りましょうか?今後ずっと」
「何の話だ?」
「スイートポテトです」
どういう事だ?
作り方をコロナに教えておけと命じたら、こいつは自分が作ると言った。
しかも”今後ずっと”?
「悪いが君が何を言っているのか意味が分からん、いったいどういう意味だい?」
するとボランは自信満々にこう言った。
「私のことを今後マリアンヌ様の専属料理人として雇っていただけないか、と思いまして」
は?
何言ってんの、こいつ?
閲覧ありがとうございました(__)ではまた明日お会いしましょう(^.^/)))バイバイ
正月ですね…。
正月といえば、ええ!皆さんサクスペのガチャです!(*^0)ノ
「正月ガチャ何が来るのかな~?( ^ω^ )ワクワク」
って、楽しみにしていた私。
なぜなら年末ガチャで天音の復刻、その後に社長ガチャがあったので、そりゃ~その後にくるガチャは期待しちゃうじゃないですか~w(因みに天音はもちろんPSRゲット、社長はなんと!単ガチャでSRを入手しちゃいました♪)
で、運命の1月1日、私の前に現れたのは……アプリにもまだ実装されていない『神崎こりす(ロボじゃないバージョン)』でした。
パワプロ2011の人気キャラ、私も一瞬超~嬉しかったのですが。。
性能を見た瞬間、その性能が…なんとも微妙(。-`ω-)
肩上限が有るのは良いのですが金特も『広角砲』だけと微妙。
ロボこりすと一緒に使えばロボの金特が確定は嬉しいけど、ロボの持つ金特2つの内1つが確定という微妙さ加減w
もちろん私はスルーしましたが、正月のキャラですよ?アプリの正月キャラと同じく、もっと強くてもいいじゃん!(´゜д゜`)!って思うんですけどね。。
最近、サクスペの運営はアプリに気を使って強いキャラを出せないのかな~?って思う(-_-メ)
別にアプリなんて所詮別ゲーなんだし、気にしなくてもいいと思うんです…。




