93 容疑者№2 ソウス・リステン
クリックありがとうございます(^◇^)物語りも200話を超えてカーナの年齢、やっぱり23歳に決めたひとりぼっちの桜だよw 皆さん「今更!?」って思ってるかもだけど、小説っていうのはね、初期メンバー設定は結構決まってないもんなんですよ(◎o◎)!w私だけかもしんないけど(笑)
それでコロナが最近デビューしたじゃないですか(^^)そこで「コロナの年上設定なら面白いかな~?」って思ったんだけど(年下だけどカーナを下に見る)、ふと思ったのね…「これコロナと同じ歳、23歳にしてメイド学校で同期にしたら面白いのでは…?」ってさw
だって『筆記実技共に優秀なコロナ、筆記実技共に最下位おちこぼれのカーナ』でもアンジェラ、マリアンヌの寵愛を受けたのはカーナ。ね?面白い構図でしょwこれを思いついたらカーナの年齢を変更するしかないってわけですよw
まぁ25にしようと決めたのはコロナがデビューした辺りからなので最近だし、変更も簡単ですしね♪
って事で、最近のお話で年齢変更しておいたので、もしもまだされてない箇所があったらコソッと教えてくれると嬉しいです~♪
では今回のお話は2人目の容疑者、兵士長のソウスです♪
皆さんどうぞお楽しみ下さいませ~♪
「では次、兵士長ソウス・リステン」
「へい!今行きますぜ!」
ドスドスと190cmを超える大男、ソウス。
市民を守る兵士とは思えないガラの悪さ。
彼は他の兵士達よりも高価そうな剣を腰に携えた状態で、マリアンヌの前で跪いた。
「ソウス・リステン。一応兵士の取りまとめ役をやってますぜ、へへ」
コイツがこの街、延いては周囲の3つの村を苦しめている男か…。
ずいぶんガラ悪い男だな。
よくこの人相で兵士長が務まるものだ。
というか、全身傷だらけのカイルよりもガラが悪いなんて中々の逸材だよ。
しかもこれで実力がチンピラレベルというのだから何と言えばいいのか。
一応、筋肉はしっかり付いているガタイのよさそうな感じなんだけど。
筋肉=実力とはならないのだな。
「お前、歳いくつ?」
「36ですぜ」
「ふ~ん、30代か」
パッと見、ヤンの部下は30代が多いように見受けられる。
メイドも使用人たちもおそらくそれぐらいだろう。
フイレルンが1人20代といった所か。
そしてよくよく他の者たちと比較してこのソウスという男を見てみると、こいつの着ている服、他のやつよりもかなり上等だ。
付けているいるちょっとした装飾品も領主の次に良い物を付けているな。
「マリアンヌ様はいくつなんですか?」
「は?何でお前に我の年齢を言わねばならんのだ。領主と同じように調子に乗るなよ、領主はまだ殺さんがお前は即殺すぞ」
「へへ、すいません」
ヘラヘラしやがって、舐めているのか?
先行してこの街に潜入している3人の報告によると、コイツの態度は相当にデカイと聞いていたが…。
今のも絵に描いたような三下発言。
人によって態度を変えるタイプか?
右大臣の豚と同じ感じ…いや、あれほどコロコロ人によって性格を変えられる奴もいないだろうけど、、
あれと同じタイプと考えた方がいいのかもしれない。
我としては、そんなに嫌いなタイプではないが。
なんにしても、カーナが言ったソウスの実力が大した事が無いというのは本当みたいだな。
でもそうなると、
”こいつは何に対して恐怖し、我に対してここまで下手に出ているんだ?”
今も結構な事をわざと言ってみたが、ヘラヘラして返してきやがった。
普通は不満そうな顔1つぐらい見せるものだが。。
態度がデカイ人間の反応とはとても思えぬ。
そんなに昼の一件がコイツに恐怖を与えたのか?
カーナやカラス達の実力はまだコイツには見せてない。
つまりソウスが今現在、恐怖を覚える存在は我ぐらいしかいない。
カーナのように相手の立ち姿オーラで分かるとか、そういうやつか?
いや!
いやいや!
そんなカーナみたいな気違いな事が出来る奴がチンピラレベルの強さというのは合点がいかん。
ということは単に我に恐怖しているか、
もしくは何か企みがあるか?
「ではお前にも先ほどのフイレルンと同じ質問をしよう。お前は兵士を束ねる兵士長だ。今まで何をしていた?」
「俺はヤン様やフイレルンの言う通りに動いていただけなんで、俺に責任は無いですぜ。へへ」
ふざけた言い分だ。
本国プルートで兵士がこんな事を言ったら即打ち首だな。
というか、我は今ここでコイツの首を落としたい。
「言う通りに動いているだけ。という事は、お前はこの7年間で命令外の行動は取ってないのだな?」
「えっ!?いや…それは…その」
「その?」
「それはどうだったかな~?へへ」
嘘が下手な男だ。
どうせ好き勝手やってたんだろ。
「じゃあ、お前は命令が無い時、普段は何をしているんだ?」
「普段は街で調子乗ってる奴を取り締まってますぜ」
領主の護衛ではなく、民衆を守るでもなく、真っ先に思いつくのがそれか。
完全にチンピラじゃないか。
領主が領主なら部下も部下。
これがこの国の兵士長か。
性格がクズ過ぎる。
流石にこんなクズが内通者ではないと思うけど…。
「ソウス」
「へい」
「一応、手の平見せて」
「へ?」
「ほら、両手の手の平を広げて我に向けろ」
「はぁ?」
マリアンヌが何を言っているのか、訳が分からないソウス。
疑問符を浮かべながら手の平をマリアンヌに見えるように突き出した。
目を細めるマリアンヌ。
「あの…これでよろしいんで」
「ああ、それでいい。あと動くな」
「あ、へい」
…剣胼胝が無い。
普通兵士というのは訓練などで何度も何度も反復して剣を振る。
それは片田舎の兵士だろうが本国プルートの精鋭兵士だろうが一緒。
兵士という職に就いたなら普通あるものだ。
しかしその普通がコイツの手の平には無い。
これが意味していることはカーナが言っていたチンピラ程度の力量しかないという事が事実であり、コイツが見たとおりのクズ兵士長だという事だ。
訓練もろくにせずこんな片田舎で村人を圧制を強いているだけのクズ。
見たとおり、そして最初から分かっていた通りの性格。
ここで、もしコイツに大量の剣胼胝が有ったなら、クズという性格には似つかわしくない真逆の人間、影で努力している人間ということになる。
それは整合性が取れない事態、つまりコイツは嘘を付いているとなる。
でも…剣胼胝が無し。
うん♪コイツはクズだ♪
「ハァ~人間の底が見れて嬉しいような悲しいような、なんか頭が痛くなってきた」
「あのまだ手を見せてたほうがいいですか?」
「いやもう十分だ、ありがとう。 それでさっきお前は領主や軍師の言う通りに自分は動いていただけ、と言っていたが。それなら最近、お前は暴動を起こしていた民衆の中に居た1人を殺したそうだが、それはなぜだ?2人の指示だったのか?」
「いや!あれは予定では」
「ん、予定?」
「ソウス!!」
その声の主はヤン。
何かを思い出したような表情をするソウス。
「あっ!いや…別に、へへ」
そしてそのまま口を閉ざしてしまった。
「………」
クソ領主め、喋るなとあれほど言ったのに…。
もういっそ殺してしまうか?
いや、ダメだ。
今コイツを殺すわけにはいかん。
それにしても今のソウスの『予定では』という文言。
何か口止めにされているのか?
というか、だがなぜ領主がソウスの発言を止める?
領主が関わってるのか?
暴動中に1人死んだことで領主側は更に状況を悪くしている。
それに領主自ら関わっている?
意味が分からない。
かなり非常に気になるところなのだが。
これ以上粘ったところで得れる情報は無さそうだ。
つまりは無意味。
今日は大人しく撤退だな。
「もう戻っていいよ」
「もういいんですかい?」
「ああ、もう十分だ。戻れ」
ドシドシと戻っていくソウス。
マリアンヌは「流石にコイツは内通者じゃないよな」と思いながらもカーナに指示を出す。
「カーナ、次」
「はい、マリアンヌ様。次、庭士長ゴーツ・コイル前へ」
「あ~はいはい、ゴホゴホ!」
閲覧ありがとうございました(*ゝω・)ノ アリガ㌧♪
ソウスのクズ具合、これが本当なのか嘘なのか…楽しんで頂けたなら幸いですw
ではまた次回お会いしましょう(*>ω<)ノ))バイバイ
サクスペでやっと王子冴木を手に入れましたよw
苦節デビューから半年ぐらいでやっとPSR1枚、SR1枚ゲットです(;一_一)PSR+5までの道のりの長さよw
まぁゆっくり長い道のりを歩いていこうかな:(´ཀ`」




