73 ペリモンの策とノアールの機転(1)
クリックありがとうございます(b゜v`*)♪今期オススメの深夜アニメは……う~~ん(=_=)コロナでほとんど再放送なので、あえて言うなら1期も面白かった期待もこめて『かぐや様は告らせたい』の2期のひとりぼっちの桜ですw 1期に引き続き、面白さも継続中なので皆さんもよかったら観て見てね~♪
今回のお話ですが、冒頭の「××××××××××」←ここに何が入るのか、それを予想しながら読んでいただけると嬉しいですヾ(嬉'v`嬉)ノ
では今回のお話もどうぞお楽しみ下さいませ~♪
結論から言うとペリモン、ノアールの両名。
”彼らは運が良く、×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××、彼らは運が悪かったのだ”
× ×
PM11時
徐々に夏の太陽が真上に昇っていく。
セミの鳴き声と共に強い日差しと上がっていく気温。
一夜明けたアジトは破壊された家々と、地面に無残に散らばる死体がより鮮明に広がっている。
そんな暑さと地獄絵図が交じり合う中、ハスキーな声は広場に行き渡った。
「ハロハロ~♪」
声の主は金髪のモヒカン頭、リックス。
いつもは被っている黒いカラスの仮面やフードを取っ払っていた。
彼が話しかけているのは同じく仮面やフードを被っていないカイル、ペリモン。
カイルは答える
「元気だなお前は、いっつもよ。今日も暑いってのに」
広場には昨夜の山賊たちが溜め込んだ財や食料は馬車の後ろの台車に乗せられている。
その中、リックスは徹夜明けとは思えない表情で笑う。
「おいおいカイル、お前はまだ慣れてないのか?あの暑苦しいフード付きのローブを着ていることを考えたら今は天国だろ?」
「あれに慣れろって?ざけてんのか?ありえねぇよ、ってイテ!…クソが!うぜぇ!!」
そう言うと、カイルは広場に転がっている死体の1つを蹴り上げた。
まるで小石。ポーンと軽快に吹き飛ぶ胴から下が無い死体。
やがてその死体は潰れかけの家の屋根に盛大に落ちた。
「あの野郎、昨日盛大に殺りやがって!片付けもしなねぇで、足元がうぜぇったら無いぜ!」
「おいおい、ボスは野郎じゃないだろ♪女なんだから」
「あんな化け物が女なもんかよ。たぶん中身開いたら獰猛な魔物が100匹ぐらい入ってるんじゃねぇかな?」
「ハッハッハ♪それボスに聞かれたら殺されるぜカイル。にしても、確かにこいつら邪魔だな~、かたす?」
「馬鹿言え、どうせあと数時間もしたらこことはおさらばだ。やるだけアホらしい。それに片付けるなら散らかしたあの女がやるべきだろ」
「カイル…お前って本当に命知らずだよな。昨日のアレを見てまだボスにそれだけの事を言うって」
そう言われるとカイルは露骨に苛立ちを声に乗せる。
「あんな女にずっとヘコヘコするなんてまっぴらゴメンだ。あいつに忠誠を誓うのと自分の命で、命の方が大事なんて男がいるなら玉が付いてんのか?って言ってやるぜ」
「まぁ確かにその気持ちは分からなくはないけど。。でも自分の命は尊いと思うがね…」
そこまで言うとリックスは頭を振って「やめやめ!こんな辛気臭い話」と言って、話題を変える。
「でよカイル、ペリモン、話は変わるけど昨日は最高の1日だったな」
「ああ、まさか公に認められて人を襲っていいなんて、マリアンヌ様最高」
「………ああ」
日が昇るにつれて、続々集まって来る使用人やメイド達。
だが時間にルーズそうなカラスのメンバーは全員既に集まっていた。 理由はボスであるカーナに「自分が来るまでに全員が集まっていなかったら連帯責任で全員殺す」と言われていたから。
因みにカラスのメンバーは全てリックスたちと同じく仮面を被っていない。
遠くから唯一仮面を付けていてリックスたちを睨んでいるホリー以外は。
「おはようホリー」
「アあ、おはヨウ、ノアール」
「みんな、おはよう。ふぁ~」
「あれ?眠そうねシア」
「うん。朝まで見回りしてたから」
「ふ~ん、そんな事してたんだ~。知らなかった、大変だったわね」
白々(しらじら)しくも労を労うノアール。
それを横目にカイル、リックス、ペリモン、下種たちの会話は続く。
「ほんとほんと♪それもこれも全てはペリモン様、あなた様のおかげでございま~す」
「………」
「な?ペリモン」
「…ああ」
「ん?」
上機嫌のリックス、カイル、それとは正反対に明らかにおかしいペリモン。
2人は互いの顔を見合わせて首を傾げた。
この男がこういったゲス話に入ってこない所か上の空なんて…。
「ペリモン元気ないな、どうした?」
「え、あ、いや別に」
「お前が一番いい女を抱いてたんだ、そんな浮かない顔をしてる理由が分かんねぇな」
「ほんとお前、大丈夫か?なんか昨日とだいぶ違う」
「うるせぇリックス!カイル!俺様に話しかけてんじゃねぇよ!」
「なんだよ、ピリピリしやがって。昨日のお礼を言ってやろうと思ってたのによ。な?カイル」
「ああ、こいつのおかげで楽しい思いが出来たんだ、その点に関しては礼を言ってやらんでもないぜ」
「現金だな~お前も、ちょっと前までペリモンにブチ切れてたのに」
「あんないい思い出来て文句なんて言えるかよ。好きなだけ犯して殺してオッケー、誰も咎めない。そういえば昨夜一番面白かったのは、犯してやった女の子供を、女を犯しながら殺してやった事だったな」
集まってきた使用人、メイド達は耳を塞ぎたくなる会話に『クズ共が、お前達が私達と一緒に行動していると思うと吐き気がする』という視線で見ている。
だがとうの本人達は気にもしない。
「あ~あれは見ていても楽しかった。あとは酒さえあれば言う事無かったんだが」
カイルがそう言うと、分かる分かるとリックスは何度も頷く。
「でもカイルよ~、それをやっちまうとボスに殺されるぞ」
「は~、だよな。なんたって全ての財は」
「マリアンヌ様の為にある。当たり前ですよ」
広場に聞こえてくる怒気混じりの溜め息。
やがてゆっくりと広場にやって来たのは彼らのボスであるカーナ。
彼女は冷たい視線を自身の部下に向ける。
「遠くからでもあなたたちの腐った話声が聞こえましたよ。あなた達たるんでませんか?」
「腐ってるって酷いな~、そんな事言われるとテンション下がっちゃうますよ。それにそんなデカイ声で喋ってませんよ」
「魔物100匹が入っている私の言葉が嘘だとでも?」
「えっ!?」
どんな地獄耳だよ…。
「まぁ~ハハ。あれは冗談っすよマジで。っていうか、言ったのカイルだし」
「おい」
「いや、事実だろ」
その気の抜けた雑談風景にカーナは苦虫を噛み潰したような顔で
「…マリアンヌ様がお許しになられた以上、昨夜の事について特に何をしていたとしても私が咎めたりしません。しかしね、日が明けた今日に関しては別です。いいですか?マリアンヌ様が起床されてここに来られた時、それでもなお緊張感の欠片もない、その体たらくを御前に晒す様なら、我々が出発するときにはあの世にいることになりますよ」
使用人たちと同じ軽蔑の眼差しで見てくるカーナ。
しかしリックスはいつも通り気にもしない。
それどころかヘラヘラとした顔で寄って来る。
「そんなに脅さないでくださいよ、分かってますよボス。命令は絶対、心得てます。でも殺すのは勿体無い女もいっぱいいたんですよ」
「俺も殺すとき断腸の思いだったんだぜ」
その言葉を聞いたカーナ。
目を細める。
「まさか、あなたたち…」
「そんな恐い顔しないでくださいよ~ちゃんと殺しましたよ。な、カイル?」
「もちろん殺したつーの。勿体無かったけどよ、でも犯して、その後殺すのも最高だったからプラマイ0だ」
「何がプラマイ0ですか、あなた達が私の部下だと思うと吐き気がしますね」
「そんな言い方しなくても。。言われた仕事はしっかりこなす、俺達は遠目から見れば良い部下ですよ」
「遠目から見ないといけない時点で部下として落第点ですよ」
「まぁまぁ、そう言わないで。そういえばボス、生き残りがいるかの見回り、もう終わったっすよね?」
「いえ、まだです」
”えっ!?”
閲覧ありがとうございましたm(_ _ )m
冒頭の「××××××××××」←この答えは数話先に明かされるのでそれまで色々予想して頂けると幸いです♪
ではまた次回お会いしましょうByeBye@´ゝ×・)ノシ
ゴメンネ、1ヶ月も更新が止まってて(´・ω・`)しょぼん
実はね、これには海よりも深い理由があってね……
実は
この1ヶ月間
めちゃくちゃ忙しかったのw
っていうか、休み0日だったの(>△<)ヒィィィィィ
我が家でも不思議だったのですが、なぜだか世間がコロナ自粛になったあたりから急に仕事の依頼が増えて、心の中では「いや!みんな自粛しようよ!」と思いながらも「まぁ仕事だから仕方ないか…」と割り切る事1ヶ月、更新しようとは思ってもどうもそんな元気無かったのです(*- -)
あっ!でもコツコツ寝る前、布団に入りながら書いてたからストックが37ページにはなったけどねw
別にコロナとか持病が悪化とか、そういうんじゃないのでそこは安心してねw
因みに仕事で色々な会社や工場に行くんだけど、軒並み普通(普通以上に?)に稼動してるので、修理や増設が増える事を考えると…この感じだと来月の休みも怪しいので、ストック有ってもどれだけアップできるか分からないです(アップする前に相当量加筆する傾向が私にはあるのでw)でもでも!出来る限り頑張るので次回も読んでくれると嬉しいです♪(最低でも週1ではアップしたいのですw)
では皆様、もう夜も遅いので、お休みなさ~い…(σω-)。о
ゆっくり寝るのもコロナ対策ですよ(^_^)/~




