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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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44 山賊たちの的外れな推理

クリックありがとうございます(^v^)♪1月2日に救急車で大学病院に運ばれたひとりぼっちの桜だよヾ(д´◎)ぃぇぃ♪


皆さんごめんね、、何の連絡もなしに休止しちゃって。

本当は5月の中旬には退院してたんだけど、ちょっともう元気無くて、パソコン触れなかったんだよm(._.*)mペコッ


いや~それにしても、ほんと生きてて良かった…。

でも入院中にこれだけは皆に伝えとかねばと思って頑張って療養して帰ってきたよw


では…え~では(*'人'*) ゴホン。


皆さん…もしも私が今後また急に休載した場合。もちろん飽きたとかの可能性も0では無いと思いますがwもっと高い可能性で、、私たぶん死んでるから(笑)

だからね、その場合皆さんに”1つだけ”お願いがあるんです。


「もしも私が帰ってこなかったら、、、たまにでいいんです。小説家になろうというサイトに頭のイカレた奴がいたって、時々でいいから思い出してください。。」by.FFⅩが大好きなひとりぼっちの桜よりw


では皆さんの気持ちをアゲアゲにしたところで今回のお話もどうぞお楽しみ下さいませ~♪



 マリアンヌたちがキャンプをしている森から少し離れた背の高い木々が生い茂る森。

 そこは今、物々しい雰囲気に包まれていた。


「………」


 森の木々の中で深く潜み、息を殺し、遠く離れた所に居るマリアンヌたちの様子をようすっている集団。

 その集団は、キャンプ地から見えないように身を屈めている。

 そして一定の距離を取り、キャンプ地を取り囲む。


 各々、使い慣れた剣や弓を手にして暑い中、動かずに地蔵のように居続ける。

 既に1時間以上も。


「………」

「………」


 誰も文句1つ言わない。

 汗がどれだけしたたろうが、服の中がれてかゆくとも。

 全員が、特技が地蔵になることと言わんばかりの静寂。

 すると1人の男が偵察を終えて帰って来た。


「奴らのんきにキャンプなんてしてやがりますよ、ワークスさん」


 ワークスと呼ばれた三十くらいの痩せた猿面の山賊。

 彼はスカーフの下、鼻で笑う。


「こんな所でキャンプか、少し遠いとはいえ、俺達の縄張りで舐められたものだ」

「ほんとですね、ワークスさん。やつら俺達の事知らないんじゃないっすか?」

「よほどの田舎者って可能性もありますぜ」


 マリアンヌたちがキャンプをしている周辺を取り囲んでいる集団は各々、敵の戦力、力量を勝手に測り、口元を隠しているスカーフ越しに会話を交わす。

 山賊が付けている口元のスカーフには3匹のサルのシルエットが施されている。


「この辺りで俺達、三猿の名を知らないなんて信じられないな…ん??」


 すると、どこからともなく漂ってくるおいしそうな香り、それがスカーフ越しの鼻をくすぐり山賊のお腹がグゥと鳴った。

 彼らの1人は口元のスカーフをずらす。


「何か良い香りがするな」

「えっ?…あ、ほんとだ」

「あ~~嗅いだ事のない旨そうな匂いだぁ」

「ホントだ、唾液が止まんねぇ」

「なんか作ってんのかな?」

「ちょっと見てこようかな」

「バカ、持ち場を離れるなよ。ね?ワークスさん」

「当たり前だ、どんな小物だろうが油断すると痛い目にあうからな。で、やつらは何人ぐらいいるんだ?ここからだと遠くて数までは分からないんだ」

「20人とちょっと、ってとこでしたよ」

「なんだ、大した数じゃないんだな」


 自分達と同じぐらいの人数であったことに山賊たちはニヤリとほくそ笑む。

 数多くの修羅場を乗り越え、略奪や強奪を行なってきた自分達。

 例え、敵が倍の数いようが問題ない。

 それが自分達と同じ程度の数。

 鴨が葱を背負ってきたと同意。

 これを喜ばずにいられようか。


「一気に殺りましょうよ」

「俺ももう我慢できないぜ、こちとらメシや女に飢えてるんだ」

「ダメだ、耐えろ。もうじきしたら日も落ちる。いつものようにそれを合図にして一気に襲い掛かる」

「ええ~」

「ワークスさん、別に口答えするつもりはないんですが、やっぱりさっきの銀髪の女が1人になった所を襲えばよかったんじゃないですか?」


 ワークスと呼ばれた男は首を振る。


「いや、ダメだ。あの時だって少し離れた所に何人もいた、あの不気味な…。お前ら冷静に見てみろあの不気味な仮面の奴らを」


 全員、彼の指の先、遠く離れた木々の合間から見えるキャンプ地を見据える。

 メイド姿をした人間が数人、使用人の服を着た人間が数人、後はいるであろう護衛の人間。

 しかしそこには明らかに見て護衛と思われる服装の人間はおらず、居たのは不気味な仮面を被った奴ら。


「あいつら何なんですかね?」

「それは俺も不思議だった。おい見てきてどうだった?何か分かったことはあるか?」


 ワークスにそう問われた偵察してきた男は、見てきた事を実に不思議そうに語った。


「それがですね…、護衛らしき人間は何処にもいなくて、使用人やメイド以外で居たのはあのカラスのお面を被った奴らだけなんです」

「本当に居なかったのか?お前抜けてるからな」

「そうだよ、居ないわけないだろ」

「ふざけんなよ!見てきたよ!確かに護衛は居なかったんだよ!」

「落ち着け、声がデカイぞお前ら。で、そのカラスのお面の奴らは何をしていた?」


 もしもカラスの仮面を被ったやつらが護衛だとしたのなら、キャンプ地で武器の手入れや周囲の警戒をするはずと思ってワークスは尋ねた。

 すると返ってきた答えは


「テントを建ててました」

「テント?テントを…建てていたのか?」

「はい」

「それは使用人の仕事だろ?奴らはやっぱり使用人か?」

「たぶんそうだと思いますよ。だって奴らに命令してたのは赤い髪をしたメイドでしたから、メイドが護衛に野営の準備を命令なんてありえないと思うんす」


 確かに…、とワークスも頷く。


「確かに野営の準備なら使用人なんだろう。でもやはり…あの仮面の連中、どう考えても不気味過ぎる」

「出たよ、ワークスさんの心配性。そんなんだから腕は良くてもボスであるお兄さんに信用されないんすよ」

「兄は関係ないだろ」

「弟さんにも決断力が無いって言われてましたもんね」

「弟も関係ないだろうが」

「真面目な話、ワークスさんが気にしてるカラス野郎共は使用人じゃないですか?」

「使用人の格好をした奴らは別にいるだろ」

「だからそこは、。罰ゲームとか、雇い主の趣味とか、、何にしても、そんなに気にすることじゃないっすよ」

「罰ゲーム、雇い主の趣味」


 ありえない、とも…言えない。

 なぜならあんな奇怪なお面を付けている理由なんて普通に考えても分からなかったからだ。


 ワークスは目を凝らす。


「それよりもお前ら、あいつらの馬車に付いているあの旗…あれ何処かで見たことがある気がするんだが。お前らは見たこと無いか?」


 言われて全員も目を凝らす。


「無いっすよ」

「俺も無ぇすわ」

「どうせ何処かのサーカス団か何かじゃないんですか?あんな変な仮面を被っているやつらですよ」

「いや、あれは…たしか王都で」

「まぁ金は持ってるんでしょうね。あんな豪華な馬車に乗ってるぐらいだから、それに背後に回ったときに奴らの馬車には動物も連れていた、たぶんアレは芸をする用だろう」

「ああ~なるほど。じゃあやっぱりサーカス団ってわけか」

「それなら納得っすね、ね?ワークスさん」

「ああ、、まぁそう、だな」


 素っ頓狂な推理を披露しながらも視線は決してキャンプ地から離さない山賊たち。

 このあたりの警戒を解かない姿勢が、この山賊たちがただの賊と違う所だろう。


「聞くこと聞いたら、金品をむしり取って女を囲もうぜ。いい女がたくさんいたぜ~」


 その言葉に、笑い声を含みつつ男達が答える。


「「おぉ~!」」


「お前ら落ち着け」


 山賊たちがざまめこうとするのを落ち着いた低い声でいさめるワークス。


「でもよ~ワークスさん」

「別に襲うなと言ってるわけじゃない、あと少し耐えろと言っているんだ。物事には万全を期す、それが俺の流儀。襲うのは日が落ちてから、サルの縄張りに入った者がどうなるか、田舎者に教えてやるぞ」


 山賊たちが持つ武器の刃物がギラリと夕日に反射する。

 彼らは森と一体化させる為の迷彩柄のマントを羽織ながら頷いた。


「了解」

「了解」

「了解」


 後は待つだけ。

 そう…、森全体を照らす夕日が落ちてサル達の縄張りである暗闇に周囲が閉ざされるのを。


「了解」

「了解」


 周りから聞こえる仲間である山賊たちの声。

 と、その時であった。


「りょ~~かい~♪」


 その男性のハスキーな声はあろう事か真上から聞こえた。


「へ?」

「へ?」


 ありえない。

 なぜ上から?


 そう思いながらも反射的にそちらに目をやる数人の山賊たち。

 するとそこに居たのは


「ハロハロ~~♪」


 木から伸びた太い枝に両足を引っ掛けて、ブラブラと揺れているカラスの仮面を被った人物であった。



閲覧ありがとうございましたm(_ _ )m


ではまた次回もここでお会いしましょう(^^)/~~~バイバイ



9月にモンハンの新しいが発売するらしいんですけど、正直購入悩んでますw

もうモンハン熱、完全に冷めてるからな~う~ん(-ω-;)ウーン

まぁ気が向いたら買おっかな(笑)

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