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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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157/392

25 2ヶ月前(8)

クリックありがとうございます(^o^)プロ野球で一番好きな実況は「何のための前進守備だ!これはいけませーん!!」のひとりぼっちの桜ですw 皆さんもよかったらyoutubeなどにもあがっているので是非観て見てね♪野球を知らない人でも笑っちゃうぞw因みに野球を知っている人は、実況者さんと同じ言葉を佐伯に言ってしまうでしょう(笑)



今回のお話は実は5ページ、多くても7ページの予定でした。ええ、予定でした(-_-)

しかし書き終えて「よし!出来た!」とページ数を見たとき37ページでした(-_-)

おかしい…これは流石におかしい。気が付いたら30ページ増えてる。もうホラーですwだって皆さん!5ページの作文を書いていて、気が付いたら37ページだったらホラーでしょw

でもたぶんこれは台風が悪いのです、直撃したあの日、する事が無かったから1日小説を書いていたあの日…全ては台風が悪いのです(つω`、哀)


ってことで流石にこのままアップもアレなので3つから4つに別けたいと思います♪ストックが出来た~わー(゜∇゜ヘ)ーい。

ではどうぞ今回のお話もお楽しみ下さいませ~、あっ、ごめんなさい新キャラ次回でお願いしますm(__)m



 入り組んだ迷路のような地下通路を歩いた先、不気味な雰囲気をまとった扉を押し開ける。

 するとそこは信じられない空間だった。

 シグレの足はピタリと止まる。

 そして目は見開いた。


”これはどういうことだ?”


 巨大な地下空洞に足を踏み入れたシグレは視線の動きだけで室内を、そして囚人達の顔を順々に見渡す。


 まず死刑囚というこの上なく柄の悪い人間が多い中、その室内は不思議なぐらい綺麗にされていて、ゴミ1つも落ちていない。しかもとても地下とは思えないぐらい明るく、居心地の良さそうな空間が広がっていた。

 密閉間などは無く、広い。

 そして囚人達は先にマリアンヌに聞いていた通り、思い思いの服を着て、好き勝手に悠々自適に生活していた。


 ある者は酒を飲み。

 ある者はトランプやサイコロで賭博を楽しみ。

 ある者は楽しくご飯を食べながら会話をしている。


「…クズ共が」


 入り口でたたずんだまま自分が騎士であった頃を思い出し、誰にも聞こえない声で悪態あくたいを呟くシグレ。

 必死に皇族の為に、民の為に捕まえた凶悪犯が実は裁きも受けず、このような場所でこのふてぶてしい態度で生活している。


 シグレは怒りを抑えるように拳を握って耐えた。

 と、背後からマリアンヌの声が投げかけられた。


「シグレ、感想は?」

「…、一言で申し上げるのなら凄いですね。 広さもそうですが、明るさも、しかも奥にはいくつか部屋もあるようですし。ここが地下と忘れてしまいそうです」

「え、部屋? ああ…まぁな、アンジェラが秘密裏に製作していた地下室にカーナが手を加えた」

「ああ…なるほど」


 やけに素直に納得するなと少し疑問に思いながらも、こいつわざと囚人の事については発言を避けたな、とマリアンヌは心を見透かしたようにほくそ笑む。


「それはそうと挨拶でもして早く部屋に入ってもらえるかな?そこでずっと立っていられるとわれが入れない」

「はい」


 シグレは地下室に入ると胸を張り、マリアンヌに仕える人間として恥ずかしくない振る舞いで姿勢を正し、お辞儀をする。


「この度マリアンヌ様の執事となりましたシグレ・ライムストーンと申します。皆さん以後、お見知りおきを」


 返答は無い。

 不意に開けられたドアから現れた執事姿の男。

 声が聞こえた途端、囚人達は一瞬動きを止めるも、視線を向けただけで再び各々の自由行動を続ける。


 まるで見てみぬフリ。

 だがその男の後に続いて入って来た人物がカーナではなくマリアンヌだと分かり、完全にその姿が見えるや否や、即立ち上がりその場にて片膝を落として敬意を示した。


「「「マリアンヌ様、本日はよくお越しくださいました」」」


「やぁ皆の衆、今日も借りてきた猫のようだね。うむ、関心関心、ラクにしてよいぞ」


 機嫌よく入って来たマリアンヌ、すぐ後に入って来たカーナは囚人たちの振る舞いに満足そうに頷く。


「よし、全員いますね」

「シアが居ないけれど?」


 即座に口を開いたのはカーナが居ない間、囚人達の管理を任されているランであった。


 ランは今日も胸元が開き、深いスリットが入った服、異性を魅了する妖艶な服そのままに長く艶やかな髪を傾げて微笑む。


「というか、ボスが数時間前に連れて行ったきり戻ってきてないんだけど…あの子はどうしたのかしら?」

「それはいいんです」

「それはいい? それはどう意味かしら?」

「ああ、それは彼はマリアンヌ様の…」


 その瞬間、マリアンヌが声を荒げた。


「おい、カーナ!余計な事を言うな!われの計画が狂う!」

「も、申し訳ございません!マリアンヌ様! ラン、あなたが知らなくていい事です。勘ぐるのはやめなさい」


 そして小声でランだけに「殺しますよ」と追加してくるカーナにクスッと鼻で笑い仰々(ぎょうぎょう)しく頭を下げた。


「ボスの仰せのままに、立ち入った事をお聞きして申し訳ありませんでした」


 深々と下げられたランの頭が上がるとマリアンヌは全員に向かって満面の笑みを浮かべた。


「囚人の皆さんにお知らせがありま~す!と、その前に」


 ヒールで地面を叩く。


「カーナ、シグレ、机をここに」


 すると2人は即座に行動に移る。

 そして地下室に点々と置かれている正方形の机を1箇所に集め、その上に地図、資料数枚を並べた。

 もちろん上に乗っていた酒瓶や、トランプは急いで払いのけて。


「マリアンヌ様、ご用意が整いました」

「うむ」


 マリアンヌはヒールの甲高かんだかい音を奏でながら机の前まで向かった。そして 用意された椅子に優雅に椅子に座る。

 その姿はそこだけ絵画が切り取られたような気品さすら漂わせた。


「コホン、では皆の衆こちらへ。カ~ナ、ペン」

「はい、どうぞ」

「うむ、それではお前達よく聞け…ん?」


 手に持った感触に違和感を感じて手元に視線を落とす。

 カーナから手渡されたペンは万年筆で、色は高級感のある重厚な黒色の、持ち手部分には見事な鳥の彫り物が施されてある一品であった。


 どう考えてもこいつには不似合いすぎる一品。


「お前、結構良い物を持っているんだな」

「え、そうなんですか?何か変な鳥が掘ってあるから書きづらいなと思っていたのですが」

われが所有するには3流だが、これは1流貴族が持っていて不自然でないレベルの物だ。どうしたんだこれ?」


 へ~そんなに高価な物なんですか。と口にしながらもカーナは答えた。


「1ヶ月ほど前にムンガル卿に頂きました」

「ムンガルに?」

「はい、なにやら、娘が階段から転げ落ちたところを介抱かいほうしてくれたお礼、だそうです。 正直、何を言ってるのか分かりませんでしたが、とりあえず貰っておきました」


 でも要らないんですけどね、と付け加えるカーナ。


「ふ~ん、そう」


 ファゴット際での姉妹の経緯と顛末てんまつはカーナから聞いたが、その内容とあまりにも乖離かいりしている。

 おそらく姉か妹のどちらかがムンガルを誤魔化すために嘘を付いたのだろうな。

 それにしても階段から落ちたなど、ずいぶん古典的な方法を使ったな。


「なるほどね」


 気持ちを切り替えるようにペンでトントン、と地図の上を叩く。

 叩いた箇所に記載されていたのは、周囲の3つ村に囲まれるように存在するサンティエールという都市。


「話が逸れてしまったね。話を戻そう」


 机を囲むように集まる囚人達。

 彼ら、彼女らは無言で地図を見下ろしている。


「この度、誠に遺憾いかんながらわれはココに慰問に行かなければならなくなってしまいました。本当に嫌です」


 悲しそうな表情でマリアンヌはそう口火を切ると、何かを思い出したように付け加えた。


「あっと、その前に今から話すことは絶対厳守、他言無用な話だから。もしも、もしもの話だが、お前達の誰かがここを抜け出して外で喋った場合、連帯責任で全員に最大限の苦痛を与えた上で殺すから心して聞いておくように」


 それが脅しでも何でもない真実であることはマリアンヌの全く笑ってない目を見たら明らかであった。

 カーナは即座にフォローを入れる。


「マリアンヌ様、大丈夫です!ココから出ている囚人なんて1人もいませんので」

「うん、カーナ、それはわれも知ってるよ。念のため、念のためだよ」


 ヘラヘラと黒い口元を歪ませるマリアンヌ。

 囚人達にはそれがこの上なく脅しにしか感じなかった。


「よし!では説明をしていくぞ」


 その後、地下室にてマリアンヌは説明をし始めた。


 内容は慰問に向かう場所。

 バ・ラン地方の現状が紛争地帯であり、敵国であること。

 そんな敵地への慰問は避けられず、絶対に行かねばならない己の不遇ふぐう、不幸、不満を多めに説明。

 そして紛争の解決もしなければならない事。

 しかし現状バ・ラン地方に対する情報が枯渇していて困っている事。

 その中での一番の懸念材料。


 裏切り者が居る可能性。


ゆえに今回のお前達の最終目標は裏切り者の発見となるわけだが…」


 手元に視線を落としたままマリアンヌは黙る。

 ペン先に有るのはサンティエール。


「正直、それはお前達では難しいだろう」


 吐息が漏れるようにそう呟き、行った事の無い土地に居るまだ見ぬ敵に思いをせる。


「無理な探りを入れればわれの存在を気付かれる可能性もあるし。頭の切れるネズミはライオンを噛むかもしれない。だからお前達がやらねばならないことは、反乱軍の愚か者どもと接触して情報をわれに流す事だ。今から2ヵ月後にサンティエールにおもむく我の為に」


 そこまで言い終わるとマリアンヌは椅子の背もたれに寄りかかった。

 椅子は高級な造りで製作されていたのできしむ音などなく、マリアンヌの体重を受け止める。

 そして既に答えが出ているのにも関わらず、顔の前で手を組み、わざと考えているようなフリをする。


「さてではここからが本題だ。よって今から、その3人のメンバーを選出したいと思います。選ばれた者は最大限喜ぶように。外だよ~外、お前達が出たがっていた外~。はい、拍手~」


 まばらな拍手音が地下空洞に漂う。


 不意な発表に全員の拍手が間に合わなかった。


 理解が追いつかない者。

 マリアンヌの内心を伺い知ろうとする者。

 ただ、呆然とする者。

 まちまちであった。


 そんな囚人達の戸惑いを無視して話を進めていくマリアンヌ。


「1人目はもちろん分かってるよね?君達のリーダであるラン、君が1人目だ」


 ある程度の覚悟はしていたのか、ランは特に驚く様子なくゆっくりと机の上に手を置くと問うてきた。


「…なぜ私なのか聞いてもよろしいかしら?」


 まるでマリアンヌの真意をさぐってくるような視線。

 マリアンヌはおどけた表情で肩をすくめた。


われは、お前の事を信じているからだよ。君ならわれの目となり耳となり、期待に必ずや答えられる人物だと確信している」

「とても嬉しいお言葉ですけど、そこまでマリアンヌ様に期待されるほどの信頼を勝ち得た記憶は」

謙遜けんそんはよせ。人に見つからないように動くの得意だろ?困ってるんだよ、慰問に行く場所がどんな所か分からないと恐いだろ?」


 流し目で見てくるマリアンヌ。

 この言葉を直訳すると『この地下室からカーナに黙って出ているお前なら出来るだろ?出来るよな?出来るに決まっている。出来ないというのならカーナに言っちゃおうかな~』だった。

 ネットリとした視線がランに絡みつく。


「やってくれるよね?われの”小さな頼み”だよ」


 念を押すように放たれる言葉ですら脅迫染みている。

 ランはそのあまりにも清々しい態度にクスッと笑うと言った。


「もちろん、喜んでお受けいたしますわ」



              ×          ×



 少々時間をさかのぼる。

 シアを閉じ込めてシグレをアンジェラ邸に呼び出すまでの間にカーナに書かせたメモを見ていた頃まで。


「ということは、お前の中で囚人の半数は信用できない人間というわけか」


 メモをデコピンでパンと弾くマリアンヌ。

 カーナは言った。


「信用できない半数を早急に殺しましょう」

「早い早い、お前の判断力が早すぎて恐い。その決断の早さが残った数が10人ぐらいという結果に繋がっているんだぞ」

「しかし、信用できない人間であるランを潜入メンバーに選ばれるのですよね?」

「ああ」

「差し出がましい質問ですが、なぜランなのですか?」


 自分の書いたメモには信用できない人間の1人として書いた人間。

 それがランであった。

 だが正直言うとカーナ自身、信用できるか出来ないか、最後まで悩んだ人間とも言える。

 つまりこういった大切な任務を与えるべきではない人間。


「理由は2つある。1つは奴の美貌びぼうだ」

「美貌ですか?」

「奴はわれよりも1枚2枚…いや10枚は劣るが、それでも囚人の女の中では一番美人だ。それにもう1つ理由がある」

「もう1つの理由ですか?」

「それはね…」



             ×            ×



 マリアンヌは天井を見上げると


「ランよ。これから行くところの名称を行ってみろ」

「バ・ラン地方かしら?」

「そう!バ・ラン地方だ!」


 マリアンヌは手を大きく叩く。

 パンッ!と乾いた音が響く。

 しかし当のランにはなんの事だか分からない。


「え?」

「分からぬかね? バ・ラン地方だぞ、そしてお前の名前は『ラン』だぞ」

「まさか…」

「そう!これはもう運命としか考えられない!お前はわれの慰問に行くために産まれてきたとしか思えん!」


 思わず笑ってしまうような、冗談にしか聞こえないことを平気で言いのけるマリアンヌ。

 だがそれが本気で無いのは明らかであった。が、これ以上問うた所で答えが貰えるかも微妙。

 その後、冗談を歯牙しがにもかけず妖艶な瞳でマリアンヌを注視してくるランであったが、答えがもらえないと察したのかスルーして話を進ませる。


「私がいない間は囚人達の管理は再びボスがすると考えていいのでしょうか?」

「それでもいいが、カーナには別にすることが色々あってな」

「すること?」

「ええ、そうですよラン。私には大切な―」

「カーナ」

「えっ!あ、すいません」


 カーナに「何も言うな、お前は学習能力が無いのか?」と睨みながらマリアンヌは続ける。


「さっき挨拶をしたそこのシグレがお前の代わりとして囚人達の管理を行う」


 すると少し離れた位置で立っているシグレは足を一歩前へ。

 急に話を振られたシグレであったが、それでも一瞬で自分が今日ココに呼ばれた真意を掴み、神の命じられるまま深々と頭を下げた。


「この度マリアンヌ様のご命令によりあなた達の管理を任せられたシグレ・ライムストーンと申します。皆さん以後、お見知りおきを」


 入って来た時と同じような言葉を用いるシグレであったが、今度の言葉は無視することなくランは微笑み返した。


「ええ、これからよろしく。シグレ・ライムストーンさん」



閲覧ありがとうございました<(_ _*)> 次回こそは出ますよ新キャラw

ではまた次回お会いしましょう♪ヾ(ω<`**)~~~




引いちゃったw

スルーでもいっかな?何てことを言ってた8月26日のガチャですけど、ちょっと何ていうか、、「引いてみようかな?」って深夜に思っちゃって、とりあえず「オマケの佐奈が貰える30連だけ引こう!そこでやめよう!」って引いたのさ、するとねまさかの30連目でPSR神楽坂が出よったのよw確立計算したら8%ぐらい。これは凄い、長い目で見ればPSR50を作りたいキャラだったので深夜にガッツポーズしましたよw

でね、ここからが本題なんだけど。。

その後ふと思っちゃったんですよ(-Ò。Ó-)


「60連目のバナー内PSR1枚確定、バナーキャラは5キャラ、もう一度、神楽坂を当てれる確立は20%か。当たれば50に近づくな。でも80%で当たらない…。いや!いやいやいや!俺さっき8%当ててるよ、じゃあ20%なんて楽勝じゃん( ・´ー・`) ?」


いや~深夜のノリって恐いw今、自分で振り返ってみて、何言ってんだろwって思うもんw

それでね引いた結果…


なんと!!神楽坂引きました!!ヽ(^A^)ノ


正直、自分の運が恐いw皆さんガチャを引くなら深夜かもしれませんよ~♪

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