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24 2ヶ月前(7)

クリックありがとうございます(^v^ゞ今日が誕生日のひとりぼっちの桜ですwってことで、今日のひとりぼっちの桜の予定をここで発表しま~す\^Å^/♪個人情報だぞ☆


今日はこのお話をアップした後、すぐに寝ます( ˘ω˘ ) スヤァ。そして朝7時に起床、8時30分ぐらいに仕事へGO!たぶん監視カメラ設置だけだから昼には終わるでしょう。そして昼はすき屋で牛丼、帰ってきたらお風呂に入って、あがったらモンスターハンターワールドのベヒーモスの強化版を頑張って倒すように善処する。そして晩御飯はスーパーで買った見切り品のチーズケーキを2個食べる。そして寝る( ˘ω˘ ) スヤァ。。。以上です。

ん?どうしたんですか?以上ですけど…(-_-;) え?たくさんの人を呼んで誕生日会とかしないんですか?ですって?

……


馬鹿野郎!!1人で誕生日会やっても辛いだけだろうが!•ू(༎ຶ۝༎ຶ`•ू).!呼べる人なんて…呼べる人なんて……人なんて……いねぇんだよ。だれも…誰も(*pдq*)



では皆さんのテンションも盛り上がった所で、今回のお話もどうぞお楽しみ下さいませ~♪



「じゃあね、シア。また来るからね」


 ………

 ……


 そう言ってシアを完全に閉じ込めてから2時間後。 後顧こうこうれいに対し先に手を打ったマリアンヌは楽しげに地下室に入ろうとしていた。

 次なる手を打つためにお供にカーナとシグレを連れ、手にはカーナに書かせた信用できる人間と出来ない人間を別けたメモを持って。


「こんな所に隠し階段が…」


 アンジェラ邸に初めて足を踏み入れたシグレは目の前の光景に目を丸くする。

 何も無いと思った場所、その下に引かれている絨毯じゅうたんを引っぺがすとそこには隠し階段が現れたから。

 それを見て自分の正しさが証明されて胸を張るマリアンヌ。


「ほら見ろカーナ。普通の人間は初見しょけんで隠し階段など見抜けぬではないか」

「えぇ~シグレさん、何で分からないんですか?下から吹いてくる風の流れで分かるじゃないですか」


 丸めた大きな地図を腕に抱えたまま困惑こんわくするシグレ。

 彼は新品の執事服をビシッと着こなし、疑問符を浮かべる。


「風の…流れ?…ですか? あの申し上げづらいのですが、そもそも絨毯が引いてあるので、下からの風の流れを感じる取ることはまず無理かと思いますよ」

「ほら見ろ!お前が異常なだけではないか!」

「ああ、そ、そうですかね」


 そんな事無いんだけどな~簡単なのにな~、と首を傾げるカーナ。

 一方、シグレは地下への階段に視線を落としたままマリアンヌは問う。


「それにしてもマリアンヌ様、この階段はいったい?」

「あぁ、これはアンジェラが作った地下室へ行くための隠し階段だ」


 刹那せつな、少しだが驚いた表情をのぞかせるシグレ。

 この屋敷に足を踏み入れてからある程度の予想はしていた。

 が、それでも、


 アンジェラ・ディ・ファンデシベル。

 この名を聞いて動揺を抑えられなかった。


 そもそもアンジェラという名を知らない人間はこのプルートではいないだろう。

 ある意味、一番有名になってしまった皇族の名。

 マリアンヌとは異母姉妹という間柄あいだがらである人間あり、自分よりも立場が下の人間にも壁を作る事無く、民をいつくしむ気持ちを持っていた皇族。


 数えられる程度だけだが、シグレも数回会ったことがある。

 美貌ではマリアンヌには劣るかもしれないが、それでもとても美しかった女性だった。

 しかも皇族の中では一番心優しいと言われている人間。


 だが異母姉妹であるマリアンヌに殺され、血縁者全てと一緒に首を晒された。


 なぜマリアンヌがアンジェラを殺したか?

 なぜ血縁者を含め全て殺したか?

 2人の間に何かあったのか?


 それは一介の騎士であったシグレが知る由も無い。

 そもそも皇族の方々の間に起こる争いとは神々の争い。

 シグレ自身、己如きが踏み込んではいけない領域だと自覚している。


 だから踏み込まない。


「どうかしたのか?」

「いえ、申し訳ありません、少し考え事をしておりました。それでこの先には一体何が?」


 珍しいな、とマリアンヌは髪をき上げる。

 そして一呼吸置いて言った。


「お前には慰問の話は既に伝えたが、われが飼っている者たちの事についてはまだ教えていなかったから連れて来たのだ。これから何度もここにも来ることになるだろうし、、まぁお前に関しては、今日はその顔見せみたいなものだと理解しておけ。挨拶でもした後は黙ってわれの話を聞いていろ」


 戸惑いながらも頷くシグレ。


「飼っている者ですか?それはマリアンヌ様直属の部下という意味でしょうか?」

「う~~ん、コントロールがどこまで出来るか怪しい人間も数人いるが、まぁおおむねそんな感じと捉えておけ」

「了解いたしました。それでこの先にいるその方々はいったいどういう方なのですか?」


 シグレのこの質問は『何処の騎士団に所属されている方なのですか?』という意味だった。

 しかし、返ってきた答えは、


「囚人だ、正確にいうと死刑囚。そいつらを秘密裏にかくまって鍛え上げた」

「!?」


 あまりにも予想の斜め上の答えだったので、一瞬シグレは自分の耳を疑った。

 しかも今度はアンジェラの時と違って確実にシグレは言葉に詰まった。


 言葉が出てこない。

 というか一瞬マリアンヌが何を言っているのか分からないほどに脳内は混乱した。

 しかしシグレは無理矢理にでもマリアンヌの言葉に相づちをうつ。

 その動作1つで、マニュアル人間のシグレは次の瞬間には平静に立ち戻っていた。


「なるほど」


 確かに死刑囚を秘密裏ひみつりに部下にするなど許されざる行為、しかし皇族の方、その中でもマリアンヌ様の行われている事に異などあろうものか。

 そもそもこの国において皇族の人間が行う事、それは絶対的な正義であり法。

 法が更新された。

 ただそれだけのこと。


「死刑囚ですか…」


 それを証拠にシグレが視線を横に移動させると、誰よりもマリアンヌを信仰しているカーナは囚人の存在を知っていてもそれを享受きょうじゅしているのがあからさまにうかがえた。

 それにここまで秘密裏にしていることを考えると、マリアンヌの中でその囚人達がどれだけ重要な存在かは押して知れる。

 ならば従うことが絶対。

 従うことが信仰の高さなのだ。


 でも、それでもシグレは吐き気にも似た嫌悪感をぬぐい去ることは困難であった。

 理由はこれからプルートを導く神になるマリアンヌという人間。それに付き従う者の中に囚人、それも死刑囚などという輩が居て良いのか?

 品位が損なわれてしまうのでは無いのか?

 だからつい一言だけ問いかけてしまった。


「マリアンヌ様は普通の騎士をそばに置く気は無いのですか?」


 淡々と感情を込められていないその一言。

 だがマリアンヌはシグレの中に生まれた不満を嗅ぎ取る。

 そして薄く笑う。


われが囚人を飼っているのが気に入らないのかね?」

「いえ、そのような事はございません。ただ、疑問に思った事を口に出してしまっただけです。マリアンヌ様の気に障ったのだとしたらお詫び申し上げます」

「冗談だ、お前がわれの気に障るような事をする人間で無いのは知っている。からかっただけだよ。それでお前の疑問に対する答えなのだが…、現在、残念ながらわれは皇族争いの中で非常に微妙な位置に居てね」

「馬鹿な!」


 シグレの瞳が見開く。


「マリアンヌ様以外の誰が次の王の座に相応しいというのですか!?」

「私もそう思います!」

われもそう思うが、現皇帝の意向だから仕方ない。で、そういった状況だからこそ、信用できると確実にいえる人間以外は傍に置くことは無い。これで答えになったかな?」

「囚人達は信用が置けるという意味でしょうか?」


 違う違う、と銀線の髪がふわりと左右に振れる。

 マリアンヌの使っている香水と体臭が混ざり合った甘い香りが廊下に漂う。


「シグレよ、われそばに居たいならもっと頭を使え。頭は兜を被るためにあるのでは無いのだぞ? 先ほどコントロール出来るか分からないと言ったであろう、そんな人間を信用など出来ると思うのか?」

「という事は」

「切り捨てやすい、それだけの事だよ」

「しかしお父上様である皇帝陛下の耳にもしもこの事が入ってしまったら、マリアンヌ様が怒りを買ってしまう恐れがあるのでは?」

「マニュアルで動くお前らしい疑問だねシグレ。だがお前は大事な事を1つ忘れているよ」

「大事な事ですか?それは一体…」

「何だと思う?」


 問い掛けに沈黙を続けるシグレ。

 そのまま眉間にシワを寄せ、困った表情で考え込んでいる。

 しかし残念ながら答えが出てくるきざしは無く、まるでマリアンヌの言葉を待っているようだった。


 マリアンヌは切なげな溜め息を漏らした。


「いいか?凶悪犯である死刑囚を秘密裏に逃がして地下室に閉じ込めたのはアンジェラだ、そしてこの地下室を作ったのもあいつだ。これは父上が調べれば簡単に分かる事実だ。そしてわれはそれに一切関与していない、これも揺るがす事ができない事実だ、調べてもらって大いに結構。われはアンジェラの死後、その個人財産をほぼ全て引き継いでいる。皇族の財産だぞ?莫大な量でな…金、物、人、その中でも人という財は種類が多くてよく分からん」


 マリアンヌは「だってわれそういうの苦手じゃん?」と口角を上げる。

 するとシグレは、やっとマリアンヌが何を言いたいのか理解したのか口を開いた。


「つまり、マリアンヌ様は財産を受け継いだ際、囚人が居ることを知らなかった…。いえ”囚人であることを知らなかった”という事ですか」

「そういう事だ♪そして大事な事は、この状況ならわれはいくらでも言い逃れが出来るという点。それに自分自身が皇族争いにおいて微妙な立場であるからこそ、色好みせず、手札は多いに越したことはない。 われはねシグレ、いつも最悪を見ている。こうなったらどうしよう?こんな事が起こったらどうしよう?どうやって対処しようかな?だからこそ本当の切り札は他にある」


 スッとシグレにだけ分かるようにカーナを見る。


「意味、分かるな?」


 今度は即座に言葉の真意が分かったシグレも頷いた。


「なるほど、そういう事ですか」

「そういう事だ。それにあの老人には、これぐらいショッキングな出来事を定期的に与えていかないとポックリ老衰ろうすいしてしまうだろ?われに玉座を譲る前に死なれては困る、言うならばこれは親孝行というものだよ」

「マリアンヌ様、流石に口が過ぎるかと。誰が聞いているやも分かりません」

「フフフ、そうだな、確かにお前の言う通りだ。誰が聞いているやも分からん、気を抜かぬようにせねばね」

「差し出がましい忠告、申し訳ございません」

「構わぬよ、お前のそういう慎重な所は嫌いではない」

「お褒めの言葉ありがとうございます」


 さて、と結ぶマリアンヌ。


「つい話が盛り上がって立ち話が過ぎてしまったな。ではカーナ、シグレそろそろ潜ろうか、地下へ」


 ヒールの音が暗闇に飲まれていく。

 マリアンヌはシグレが囚人達を見たらどんな顔をするのか少し楽しみだな、と思いながら地下への階段を下りていった。



閲覧ありがとうございましたm(_ _ )m次回は新キャラが数人出てきますよ~♫もうほとんどキャラも固まって話も結構書いたんですけど、、問題が1つ。。キャラの名前が未だに決まってない(笑)いつものことですがこういうのが苦手ですwはてさて、どうしたものか(Θ_Θ;)

ではまた次回お会いしましょう♫




皆さん8月26日が何の日か分かりますか?え、私の誕生日?いや、、まぁそうなんですけど、8月26日はもっと大切な日ですよ!((*゜Д゜*))そう!パワプロの日です!

ひとりぼっちの桜はこの日に備えてパワーストーンを2100個貯めました、そしてパワプロの日のガチャを見た瞬間…微妙な感じでしたw

去年は十六夜ルナのデビューで歓喜しましたが、今年は十六夜ルナ(二刀流)だそうですw一瞬テンション上がったのですが、、よくよく見てみると選手兼彼女じゃなくなって基礎ボーナスも無し。これ劣化してるような…w

運営は何を考えているんだ?ルナが唯一無二でありアプリ版にすら勝っている所は『変化球の選手兼彼女』という点なのに…(つ_<)そこが無くなくなったら。。今回のガチャ、これスルーでもいいかもですね(笑)

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