表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

141/392

09 3ヶ月前(4)

クリックありがとうございます(^^♪今までは普通の糸ようじを使っていたけど、最近買ったY型の糸ようじが大層気に入ったひとりぼっちの桜ですw

皆さん、ありゃ~凄いですよ(ФДФ☆)┛私は「クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ」を購入したのですが、なんと!この商品、公式に『何度も洗って使える』って書いているんですよ!最初はちょっと高いと思ったんですけど、洗って繰り返し使える事を考えるとコスパは普通のよりいいかもしれません、よく取れるしwよかったら皆さんもドラックストアーとかで見かけたら試しに買って使ってみてね~♪


今回のお話は当初5ページ予定が気が付いたら10ページ、そして最終的には13ページになってしまったので急遽半分ぐらい?に別けようと思います。続きをアップする日時は……おっと、もう文字数がガガガガガ(>﹏<。Ξ。>﹏<)

では今回のお話もどうぞお楽しみくださいませ~♪



「何がダメだったね?」


 凛と通る声のぬしはゆっくりとヴェールを上げた。

 そしてそのまま脱ぎ捨てる、すると今まで上手く隠されていた銀線の髪がまるで滝のように流れ落ちた。


 明らかに一般人からかけ離れた外見。

 あらわになる月のように輝く銀髪と絶世の美貌びぼう

 着用しているのは他のメイド達も着ているメイド服なのに、マリアンヌが着るとやけに高級感がある。


「上手くやったはずなんだがな~」


 少し口を尖らせたマリアンヌはメイド服の肩にかかった髪をサッと手で払うと、今も自分の身代わりとして祭壇の前で立っている人間を指差した。


「そこにいる奴だが、われと体格の似たメイドを用意した。そしてわれの髪で作ったカツラを被らせ、服、靴、歩き方、いつも着けている香水に至るまで徹底させた」


 大前提として自分にミスがあったとは考えづらい。

 ミスがあったのだとしたら、この女のミス。

 そう考えた理由は、このシグレという男はこちらをチラリとも見ずに、見上げた瞬間、偽物のヴェールに顔を隠された姿形を見てすぐに偽物と察して立ち上がったから。


 しかし、この影武者にミスらしいミスなど見当たらない。

 あえて挙げるのだとしたら、喋れなかったことぐらい。

 さすがに声を発しては自分じゃないとすぐバレるからな。

 なら、影武者が喋らなかったからか?


「因みにわれに関してはこのような貧相なメイド服なるものを着て、ヒールの無い靴を十数年ぶりにき、念のために2度目の湯浴ゆあみまでして体臭も消したはずだがな。万全はしたはずなのに」


 そう、万全は期したはず。

 だが自分にミスが無かったのだと仮定したら、迷い無くこの10人はいるメイドの中から一発で自分を見つけ出すことは不可能。

 あったのだ、何か致命的なミスが。


 それがなんなのか。

 分からない。


「なぁシグレとやら、是非ともわれに教えてくれないかな?」


 自分にミスがあったのか?それともミスがあったのは影武者の方か?と、具体的なミスを質問したマリアンヌに、シグレは一切視線を逸らす事無く真っ直ぐと答えた。


「恐れながら、人に神の真似事は出来ません」

「は?」


 あまりにもな答え、ほうけた顔をするマリアンヌにシグレは続ける。


「いかに精密な偽装をほどこそうとも皇族の方を見間違うような事などございましょうか?いいえ、そのような事は例え視力を失おうともありえない事です。なぜなら皇族とは神聖不可侵な存在であり、常に神々しく後光ごこうが差している存在。しかもマリアンヌ様は初代皇帝メイトル皇帝陛下の生まれ変わり、その後光の輝きたるや心に直接訴えかけ、直視してしまえば目がくらむほどです。溢れ出る気品も人にあらず。それを一目見て分からない方がどうかしています。ならば、ただの一般人であるメイドがマリアンヌ様に化けるなど最初から不可能というものでございます」

「あ、ああ…なるほど」


 ごめん、何言ってるか全然分かんない。

 われと使用言語が違うんじゃないのか?


「う~ん、そっか…うん」


 まぁ結論から言うと気持ち悪い奴だ、そして今も理路整然りろせいぜんと語っている風に言っているが内容は完全に破綻している。

 全然説明になってない。

 と思った。

 が、それと同時にマリアンヌは気付いてしまった。


 長年に渡って自分が言い続けていた言葉


 『あれあれ~?魔道具の声が聞こえるぞ~』


 これの異常性、自分が言った時に他人がどういう風に受け取っているのかが初めて分かった。


 マリアンヌは過去の自分の発言に苦笑う。


「なるほどね…、これは…確かにわれが言った事を他者が信じないのも無理ないな。母上も信じなかったもんな」

「は?何か仰いましたか?」

「いや、別に何でもない、人のふり見て我がふり直せ的な、まぁお前は気にするな。で、何だっけ?国家の一大事だったか、それは何だ、聞いてやるから、早く答えよ」

「その前に人払いをお願いしとうございます」

「なぜ?」

「それだけ重要な内容で第三者に聞かれると問題が」

「違う違う」


 呆れ半分の溜め息と共にマリアンヌは首を振る。


「なぜ、われがお前如きの言うことをきかねばならぬのか?と聞いている」

「……」

「こんな遠い所までわざわざお前に会うために来てやったんだぞ、今日、われは」


 グラムズ大聖堂は皇神教の主となる活動場所という事もあり、貴族街の目立つ位置にある。

 つまりマリアンヌの住む城から徒歩15分ほどの場所にあるわけだが。


 そこを今日、マリアンヌはここまで馬車で来た。


「これだけ疲れきったわれに、貴様はこの上、頼みごとをするというのか?」

無礼ぶれいな言動だということ、マリアンヌ様に多大なご負担を強いていることは重々承知しております。しかし、何とぞこの愚かな私目わたくしめにご慈悲を」


 マリアンヌは足の疲労をねぎらうように少し屈むと、ふくらはぎを揉みながら冷ややかな、まるで刃のような視線を向けた。


「なるほど、なるほど。では、そこまでして、もしも、もしもまらない内容だった場合、死罪になる覚悟ぐらいしているのだろうな?」


 首元にナイフを突き立てるようなセリフ。

 大聖堂の中が静まり返った。

 マリアンヌの怒りのボルテージが徐々に上がっていくのを肌で感じたメイド達、視線を床に落としている。

 これが冗談ではない事は声のトーンからも明らかだったから。


 だが言われた当の本人、シグレという男は躊躇ちゅうちょなどしなかった。


「もしもマリアンヌ様にご満足いただけない場合、その時はマリアンヌ様のお手をわずらわす事無く、みずから自害いたします」


 それを聞いたマリアンヌは少しだけ驚いた表情を覗かせた。

 そしてすぐシグレの目を見た。

 自分にひるむことなく今尚黙ったまま大きく見開かれた目。


 マリアンヌは笑みを口元に浮かべた。


「嘘をついているようには見えないな……。いいだろうシグレ、お前のその覚悟と偽物を見破った目に免じ、死ぬ必要は無い。今回はこちらが折れてやろう」

「神に認めて頂きありがたき幸せ」

「ってことだ、聞いていたな? お前らは先に帰っていろ」


 マリアンヌがそう言って、くいっと扉の方をあごで指し示す、すると一斉にメイドたちが頭を下げた。


「「「はい、マリアンヌ様」」」


 お辞儀をして大聖堂から出て行くメイド達。

 マリアンヌは自分の身代わりとして黒いドレスを着せたメイドと入れ替わるように祭壇の前まで歩くと、その祭壇に「よいしょっ」と腰をかけて足を組む。

 そしてメイド全員出て行ったのを確認すると、カーナを見て思い出したようにシグレに言った。


「カーナも出て行かせた方がよいのか?」

「えっ!私もですか!?」


 マリアンヌは溜め息をつくと悩ましげに髪をきあげた。


「いや、だってあいつがそう言うんだもん」

「私はマリアンヌ様の護衛ですし!守るために聞いといた方がですし!離れて何かしてくるかも、だから例外ですよね!ね!?シグレ卿!!」


 何を言っているか分からないけど凄い勢いで捲くし立てようとするカーナ。


「どうするね?シグレ」

「カーナさんが他言無用を貫いていただけるなら」

「はい!もちろん! なんなら私は目も耳も塞いでかいのようになります!」


 それだと護衛の意味無いだろ。


 と、マリアンヌは思った。



閲覧ありがとうございました(人´∀`).☆


次回のアップですが、既に言ったとおりもう出来上がっているので、直にアップしようと思います。

詳しく時間を言うと、今から鍋を作って、それをテレビを観ながら食べて( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”、残ったつゆにご飯を入れておじやを食べた後( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”、たぶん今から2~3時間後ぐらいにアップしますね♪では~(^^)/~~~


え?誰と鍋を食べるのか、ですって?

皆さん、、古今東西、鍋って1人で食べるものじゃないですか。

ね?そうでしょ?( ˙-˙ )

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ