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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第7章】 一夜で滅んだ村

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03 究極の屈辱

クリックありがとうございます(^^)入院中のお昼ご飯、そっと付いていた牛乳に目が点になったで有名、ひとりぼっちの桜ですw まさかの再開ですよwまさかここにきてまでコイツに出会うとは、、まぁ何にしても、学生時代の給食の悪夢が蘇りましたね・(゜_゜i)タラー・・

私はすぐにナースステーションに行って言いました「すいません、昨日に引き続き昼ごはんに牛乳が付いていたんですけど、どう考えてもご飯に牛乳は食べ合わせとしておかしいと思うんですね(T△T)昼の牛乳キャンセルで」牛乳、駆逐してやりましよ(笑)


では、今回のお話もどうぞお楽しみ下さい♪



『賭け』と口にしたロキの表情に若干の不安を覚え、逡巡しゅんじゅんしつつもマリアンヌは眉を細め聞き返す。


「賭けとはどういう意味だ?」

「どうやら俺が得た情報によると、今日我々がここに集められたのには理由があるようなのだ」

「そりゃ理由が無かったらこんな朝早くから我らを集めるわけが無いだろうが、その暑苦あつくるしい髪に虫がき過ぎて巣でも作ってるんじゃないのか?一回焼却処分してはどうだ、どうせなら毛根もうこんごと」

「…最後まで・話を・聞け・クソ妹」

「はーい、お兄様」


 グツグツと湧き上がる怒りの感情を飲み込むようにロキは唾を1つ飲むと話を再開させた。


「いいか、今回我々皇族の面々は各地の紛争地帯への慰問いもんに派遣される為に集められたんだ」

慰問いもん?」

「ああ、今、この時も最前線で戦っている我らがプルートの勇敢な兵たち。その戦士達を我ら皇族が向い、ねぎらう事で、彼らの士気も上げて紛争の早期解決を図るのが目的というわけだ」

「皇族が来なければ紛争1つ解決できないとは…。そのような馬鹿共の為にこんなに朝早くから集められたわけか、くだらんな、そんな無能共は早く死んでしまえばよいのに」

「お前のような戦いの何たるかを知らない人間には軍における士気がどれほど大事か分かるまい」

「まるで自分には分かっているような口ぶりだな。何も戦果を挙げていない兄上よ」

「うるさい!兵たちは俺という存在を待っているんだ!」

「誰も待ってないと思うぞ、、お前が行っても、うざがれるだけだろ」

「このあまぁ、、」

「何だ?その目は?カーナ呼んじゃおうかな~」

「やめろ!お前のような汚らわしい女には近づかんわ!…それでだマリアンヌ、話を戻すが、今回の紛争、どちらが先に鎮めて帰って来れるか勝負を」

「断る」


 言い終わる前に否定するマリアンヌ。

 露骨ろこつなまでに嫌そうな顔。


「な、なぜだ?」

「なぜだ、だと?そんな数年がかりでかかりそうな戦いなど出来るか、われは田舎を嫌う。くだらない行事は早く終えて、帰ってベットで休みたい」

「お前がちまたで言われる通り、本~当に軍神に愛されているなら、そんなに数年もかからないだろ」

「そもそも、その賭けとやらにわれが乗る理由が無い、それにお前の得た情報とやらが真実かどうかも分からない」

「俺が得た情報が嘘だって言うのか?俺の言ってることに間違いなんて」

「本当だったとしても父上から話を聞いてからでもよかろう?話をじっくり聞いてから、それから答えを出してもよいだろう?違うか? なぜそんなに急ぐ必要がある?」

「ずいぶんと弱腰だな、マリアンヌ」

「弱腰と慎重は違うだろ、われのは慎重なのだよ。まぁ、それでも、お前をここで脱落させてやるのは面白そうではあるのだが…」


 少しだがマリアンヌが興味を示したのを見て、ロキは身振り手振りをつけて必死にたたみかける。


「なら勝負に乗ったらどうだ!俺の顔を永遠に見なくてもよくなるぞ!それにこの程度の決断がすぐ出来なくて、そんな腰抜けで皇帝の座に着けると思っているのか?」


 マリアンヌは「ふぅ~む」と唸りながらロキの顔を見る。


「どうかしたのか?今朝の件といい、今日はやけにわれに絡んでくるではないか」

「今朝のはお前のせいだろうが!」

「その前の廊下でもだ、やけに今日は絡んできているように思うのだが?」


 そう言うと急に目に見えて動揺し始めたロキ。

 目が明らかに泳いでいる。


「お、俺はただお前の軍神に愛された力とやらをこの目で見てみたいだけだ」

「客寄せの晒し者になるつもりは無い。われの力を見たくば崇める所から始めろ」

「じゃあ俺があがめれば話に乗るのか?」

「冗談に決まってるだろ、本当にお前に崇められても気持ち悪いだけだ。夢に出てきそうだ、やめろ」

「じゃあ」


 まだ引き下がらないのか…。


 マリアンヌはいい加減うんざりしながら頭を掻いた。


「では、われの頼みをここで聞くのなら乗ってやってもいい」

「頼みだと?ああ!何だ言ってみろ!俺は優しい兄だからな、何でも聞いてやる!」


 鼻息荒く詰め寄ってくるロキにマリアンヌはにっこりと笑顔で答えた。


「3回回ってワン♪」

「はい?」


 間の抜けた声であった。

 不思議そうな顔をするロキにマリアンヌはもう一度、笑顔で繰り返す。


「3回回ってワンだ」

「な、な…」


 顔の頬を引きつらせるロキ。


「なんでこの俺様が!そんなふざけた事をせねばならないんだ!!」


 もっともな話だ、と、ここに居る全員が思う中、マリアンヌは一歩も引かない。


「何でも聞くと言ったではないか。どうした?軍神に愛された力を見たいのだろう?見物料けんぶつりょうだ、支払え」

「誰がそんな皇族にあるまじき行為など出来るか!」

「じゃあ賭けは無しだ」

「ちょっと待て!」


 引きとめようと伸びるロキの手を見て、ニタリと笑うマリアンヌ、片手をそっと顔の前に持ってくると犬の口を模して軽やかに言った。


「どうした?早く言えだワン、言わないと勝負に乗らないワンよ」

「ぐぅぬぬぬぬ、、、、、、本当に、、、本当に、、約束は…守るんだろうな?」

「ああ、お前がやればな」

「分かった!やってやろうじゃないか!!でもその前に…」


 もうヤケクソのような感情のロキ、しかしそれでもまだ守らなければならない体裁ていさいは有るのだろう、マリアンヌ以外の全員を見回して言った。


「お前らはあっち向いてろ!」


 その罵声のような勢いに皇族の護衛や両大臣たちはサッと目をらした、歳の若い義兄弟たちも最初はオドオドしていたが戸惑うように目を背けた。第一王子アールぐらいが弟の羞恥を見れなくて少し残念そうにしていたが、それでも最後にはロキの「見るな!」という目力に負けて目を背けた。

 だがその命令に従わないやつらがいた。

 ロキは視線を鋭くする。


「お前らもだ!クソ女の従者ども!」


 その言葉を言われたのはマリアンヌの従者、つまりはムンガル、カーナ、シグレであったが、その3名が反応する前にマリアンヌは口を開いた。

 そう、マリアンヌは全てを許さなかった。


「お前達、絶対に目を背けるな…いや、今後ろを向いた全員もだ、目を背けることは許さん。 優秀で優しい我が兄の一世一代の晴れ舞台、しっかり目に焼きつけよ。因みに、もしも1人でも見ていないとわれが判断したらやり直しだからな、ロキ」


 その時のマリアンヌのロキに向ける視線はまるでゴミ虫でも見るような視線だったそうな。

 ロキの奥歯がギリギリと鳴る。


「ぬぅぅぅ~、マリアンヌぅ~お前はどこまで俺をコケにしたら気が済むんだぁぁ」

「さぁ~、早く、やろうよ、ロキ」


 そこからはとても静かだった。

 意を決したかのようにマリアンヌに向かって1歩、2歩進む。

 そして黙ってクルクルとその場で3回転。

 誰も言葉を発しない、たまに鳴るのはロキが身に着けている装飾品の金属音だけ。

 流れるように優雅に舞った長髪がとても印象的だった。

 そして


「ワン」


 笑いは無い。

 笑えるわけが無い

 相手は皇族、しかも第二皇子。

 笑ったら同じ皇族でもどんな目にあうか分かったもんじゃない。

 正直、マリアンヌの従者であるムンガルすらロキのこの無様で情けない姿に、同じ男として居た堪らない気持ちになっていた。

 唯一、この場においてロキに何でも言える年上の第一王子アールが顔を背けて笑いを堪えているぐらいで、基本的には息が詰まるような空気だった。


 ただ、1人を除いて。


 愉快を表すように小刻みに揺れる銀線の髪。

 押さえた口から漏れ出る笑い声。


「フッフッフ、本当にしおったわ、お前さ~本当に馬鹿じゃねーの?」


 この時、ロキの拳が怒りで強く握り締められたとこは言うまでもないだろう。


「マリアンヌぅぅお前だけは、お前だけは…いつか、いつか」

「本当にお前は愉快なピエロだよ。われは良いおもちゃという名の兄を持ったわ」

「じゃ、じゃあ賭けの話は了承でいいな?いんだよな!?」


 マリアンヌの表情がこれ以上無いくらい晴れやかに咲き誇る。


「お前がそこまで誠心誠意頼むのなら乗ってやってもいいが…条件があるな」


 ロキの両目が飛び出しそうになった。


「はぁ!?!?じょ!条件だと!?ふざけるなよ!マリアンヌ!今やったじゃないか!十分だろうが!!この悪魔が!!」

「誰も1つとは言っていない、嫌なら勝負は無しだ。だが安心しろ、別にこれ以上お前の滑稽こっけいな芸を見せろとは言わぬ」

「滑稽…だと」

「賭けるものを追加、、いや、選択で選ぶ形にしろ」

「…どういう意味だ?」

「そんなに警戒するな。何、われが負けた際に皇帝の座を諦める、というのはそのままでもかまわん。しかしお前が負けた際、お前が皇帝の座を諦めたくないと言った場合は”あるもの”で代わりにわれに支払え、それで許してやる」


 ロキは一瞬黙った。

 それは何度も何度も昔からこの妹に騙された経験からきたものであった。


 しかしどう考えても自分が何か不利益を生じる感じには思えない。

 それどころかこちらにとって有利すぎる条件、負けても王位を諦めなくてすむのだから。

 金だろうが何だろうが支払うのに問題は全く無い。

 だから今マリアンヌが口にした条件を頭の中で何度も噛み砕き、自分にとって何のマイナスも無い事を確認してから頷いた。


「俺が負けるなど万が一にもありえないが、まぁいいだろう。何を支払えばいいのだ?」

「腕だ」

「え?」


 あまりに見当違いの返答に目を丸くするロキ。


「今、お前何て」


 聞き間違いを防ぐようにマリアンヌはロキの腕をスーと指差した。


「お前の腕、1本よこせ」



閲覧ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

ロキの勇姿いかがでしたか?兄弟の仲睦まじい感じが出せたと思っていますw

ではまた次回お会いしましょう~(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー




さきほどパワプロ・サクセススペシャルにログインしてみたら、こんなインフォメーションが届いていました。


『速報! 4/1から何かが始まる・・・? 4/1(日)00:00からサクセススペシャルで何かが始まる予感。パワプロくんたちが驚く何かとはいったい・・・?時間になったらメインメニューに行ってみよう!』


いったい4月1日から何が…、まぁ何にしても楽しみですね(^o^)♪

でもその時、ふと思ったんです。

4月1日ってエイプリルフールじゃん?

どうします?4月1日に笑顔でログインしたら


「うっそピョ~ン♪や~い、騙されてやんのw4月1日はエイプリルフールだお~(^o^)何も始まりません~( *^艸^)プププ」byコナミ


って書いてあったら。。


さすがに、ひとりぼっちの桜はブチ切れます(-_-)

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