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魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-  作者: ひとりぼっちの桜
【第6章】 3日物語(裏)

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22 3日目 - 午前(4)

クリックありがとうございます(^^)パンが無ければポテチを食べればいいじゃな~い♪( っ^ ω^)っ

やぁ!昨日ぶりですね♪ひとりぼっちの桜ですw

いや~朝晩寒くなりましたね、朝は寒くて布団から出れませんよ(>_<)


さて今回のお話は決勝のラストになります、どうぞお楽しみ下さいませ~。



【決勝ラムゼスVSファルヴィ】



「ラムゼス卿対、ファルヴィ卿、決勝!最終戦!!試合!開ーー始ぃ~~!!」


 決勝は長い戦いだった。

 ラムゼスさんとファルヴィさん、両者の戦いは一進一退、ハラハラした。

 その試合を一言で言い表すとしたら、手に汗握る展開と言っていいだろう。

 双方の刃が激突した瞬間、衝撃と火花が立て続けに何度も起こる。

 それは剣戟の音を置き去りにするほどの攻防だった。


 でも…


「うわ~痛そう」


 ファルヴィさんの破損した鎧は既に新調されている。

 1試合目終了時から数えて1時間30ほどは経っている。

 だから恐らく怪我も治療したんだとも思う。


 しかし離れた位置にあるここからでも容易に分かるほど、時折見せる痛みを堪える表情。

 荒い呼吸がここまで聞こえてきそう。


「ファルヴィさん、動きが…にぶい」


 試合後に傷をったとしても、動けば当然だけど傷はまた開く。

 想像しただけで恐いけど、たぶん今ファルヴィさんはそんな状態なんじゃないかと思う。


 現に脇腹を射抜かれた傷がうずくからだろう、1戦目でスレインさんとの試合で見せたあの突進からくる突きや、重力を感じさせない跳躍は全く見られない。

 でも、それでもファルヴィさんの小さな身体全体を使った演舞のような槍術は健在だった。


 一方ラムゼスさん、剣や盾を使っての基本剣術はもちろんのこと、2回戦で見せた喧嘩のような戦い方が更に顕著けんちょに見られた。

 硬い鎧だろうが、ガードする槍の上からだろうが、その拳は止まることはない。

 ただ、殴りやすい箇所を全力で殴るような戦い方。


 卓越したファルヴィさんの槍術。

 もはや剣を剣として盾を盾として使う気が無いようなラムゼスさんの格闘術。


「まるで真逆だ」


 しかしこの2人の戦いにおよそ隙というものは存在しなかった。

 傷を負っているファルヴィさん、一見すると隙が多そうな戦い方をするラムゼスさん、2人は万全な達人同士の戦いを見せた。

 だがやはり…


 繰り返される猛攻は数十を超えて百の位に行き着こうとした辺りで遂に隙が生まれた。


 勝敗を決する隙を突いたラムゼスさんだった。

 少しだけ、ほんとに気持ち少しだけファルヴィさんの槍の振りが大振りだった。

 ラムゼスさんはその隙を見逃さなかった。

 地面を強く蹴ると身体全体を槍の間合い内側まで一気に侵入させる。


 強烈なボディーブロー。

 メキッ!という衝撃が伝わり、目を剥きだすファルヴィ。

 鎧の上からだというのにとんでもない音が鳴った。


「今のは効いたな」

「うん」


 悶絶もんぜつし、パタリと倒れこんだ。

 おそらく第1戦で負った傷をえぐるような1撃だったのだろう、決勝戦が始まって既に30分は経過している。

 力尽きたファルヴィさんが起き上がる事は無かった。


 傍らで拳を振り上げるラムゼスさん。

 姉には言えないけど、もしもファルヴィさんが全快だったらどうなっていただろう?

 …なんて考えてしまう。


 両者の健闘けんとうを称える拍手が鳴り止まぬ中、担架たんかで運ばれていくファルヴィさんが印象的だった。


「よっしゃ!さすがラムゼス師匠!」


 飛び跳ねて喜ぶ姉。そして試合が終わり、リング中央に注がれていた引力から解き放たれるとわたしに向かって笑顔で言った。


「最後までファルヴィさんは鬼気迫るものがあったな!」


 そんな姉の感想に同意するように頷くと、わたしも、ふう、と息を抜いて視線を上げる。


「うん、確かに最後は意地みたいなものを感じたね。よほど優勝したかったんだろうけど…面白かった」


 もう十分満足したよ。

 そして、よし!これで帰れるね、お姉ちゃん!と、言おうとした最中さなかだった。

 審判役をしていた派手な格好の女性が高らかに声を上げたのだ。


「皆皆様~!突然ですが、此度こたびファゴット際はもう1試合ございます!」


 えっ!?


「戦うのはもちろん此度優勝したラムゼス・モルゴス、そして相手はラムゼスに引けをとらない猛者中の猛者をご用意いたしました!しかもしかも!午後からの試合は皇帝陛下だけでなく数多くの皇族の方々も見に来られる、まさにプルートの歴史に残るであろう世紀の一戦!!皆様どうか午後の部もお越しくださいませ~~!!」


 絶句した。


”午後の部もお越しくださいませ”


 …だって?


 何て不吉な言葉だ、思わず苦い顔をしたくなりました。

 てか、実際なってるんでしょうね。

 だってわたしはもうお腹いっぱいですもの。

 それはもう、早く帰ってお昼ごはんを食べたいくらいに。


 沸き立つギャラリーの歓声の中わたしは1人そう思った。



閲覧ありがとうございました(^^ゞ

信じられないかもしれませんが、今回のようなダイジェスト+αを前2試合でも私は書きたかったw

でもほらっ、魔道具みたいな素敵アイテムが来た日にゃ~そりゃペンが進んじゃうじゃん(xox)しかも前回のクロトの魔道具なんて私の中二病が疼くのだ…w


さて今回で八百長大会も終わり、物語は加速していきます。

よかったら次回も読んでいただけると嬉しいです♪では(^^)/~~~





例のブツ(PCゲーム)クリアーしましたよ(-_-)

素晴らしいゲームでした、、ええ、私はいたく感銘と尊敬の念を持ちました(-_-)……文章に!ですよΣヽ(゜Д゜○)ノ

因みに一番好きなキャラは「神宮寺悠離」ですね^m^ああいうタイプが好きですw←(何の告白なんだw)

では(^.^)/~~~



ん?どうしたんですか?皆さん?

え?本心を言えですって?


いやいや!本心ですって! ( ゜A゜;)!

本心で私は


あの


「月詠」と「星詠」です(ー△ー;)

変態でごめんなさい(ノД`) シクシク

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