四話
ギィィ・・パタン
何でこんな音すんだろ?ま、いいか。
「あの~すいません」
「はい、何でしょうか?」
「始めて来たんですが、登録のやり方を教えてくれませんかね?」
「あ、分かりました、少し待っていて下さい。」
そう言って奥に行って紙を取ってきた。
「では、先ず名前を教えてください。」
名前か・・・一応偽名にしておくか。
「・・・レイアン・シュトベルトだ」
「レイアン・シュトベルトですね。では、その次に魔法属性は・・風ですか?」
「ああ、そうだ。」
なぜ、受付の人が俺の属性を風だと言ったのは俺の装備のせいだ。
※今の装備
緑の全体鎧(魔法)・緑色の大剣(魔法)
この世界は、魔法石っと言って魔力をあげる石がある。・・・高いらしいが・・・
「こんなに多い魔法石、初めて見ましたね。」
「・・・父の形見なんだ・・・」
嘘で誤魔化しておく。
「あ、済みません。」
「いや、別にいい。それよりもう終わりか?」
「あ、はい。それでは、これをつけて下さい。」
そう言ってある腕輪を渡された。
「これは、ギルド直名した証で、これでその人が何処にいるのか、今生きているのかが分かります。それと、それに魔力を込めると、今受けて居る依頼や、今は取ってはいけない物、魔物の剥ぎ取り場所などが確認できます。」
居場所がばれる以外いいな。
「身分証明書にもなりますので、失くさないで下さい。」
「・・もしなくしたら?」
「お金をもらい再発行します。」
「そうですか。では、登録金です。」
このお金は城で借りた。・・・今日のうちに返せたら良いな・・・
「はい、了解しました。Eランクレイアン・シュトベルト、ただいまギルドに入りました。」
ランクと言うのは、自分の力を示している。Eの次がEE、その次がEEE、その次がDと言う風になっている。・・・何でここだけ英語なんだろ?
ランクをあげるには、同じランクの依頼を10個やるか、一つ上のランクを5個やるか、二つ上のランクを2個やるかのどれかだ。三つ上のランクは受ける事が出来ない。死ぬ人を減らすためだろう。
「これが今受けれる依頼です。」
そう言って紙を渡された。
見た所Eランクは、薬草とりや、地域の手伝いなんかである。
EEランクでやっと魔物の退治があるが一体だけである。
・・・・たぶんEEEランクでも大丈夫だろう。
一応危険を考えて、同じ魔物三体討伐にしておく。それほど強くないやつだ。
「これを受けたいんだが?」
「あ、はい。・・・南の森の中に居ますのできおつけて下さい。」
そう言われて俺は南の森に行くことにした。
ーーーーーーーーー南の森ーーーーーーー
森についた。
腕輪に魔力を込めて、どういう形かを確認する。・・・・一角トカゲという名前だったが、名前どおり角が生えたトカゲみたいなやつらしい・・・剥ぎ取り場所(証明部位)はその角らしい。
ちょうど五匹集まている所を見つけたので、魔法を試してみる。
「疾切」
この魔法はこの剣で切ると時に風の斬撃を出す魔法だ・・・普通の刀でも、たぶん出来る。
「「ギャ」」
そんな音を出しながら二匹死んだ。
「「「ギャギャ」」」
他の三匹がこっちに来た。
「疾切」
魔法を唱えながら当たらないやつを切る
「「「ギィギャ」」」
そんな音を出して全滅した。
角を切り落とし、袋の中に入れた。・・・二匹多いが大丈夫だろう。
初戦闘シーンです。なんかおかしいかも知れませんが・・・
読んでくださりありがとうございました。