三話
ギィィ
何でこんな音して扉が開くんだろ?
「お父様、勇者様達を連れてきました。」
あ、勇者確定なんだ・・・
「ふむ、この世界連れて来てしまって済まないが、どうか魔王を退治してくれないだろうか?」
「わ、分かりました。」
「なら、俺はやらなくて大丈夫だな。」
「「「えっ!?」」」
「ん?」
いや、なんか俺が悪いみたいじゃ無いか?一人居るなら十分だろ?
「ちょっ、翔!?」
「なんだよ?お前が行くなら大丈夫だろ?」
「行ってくださらないんですか?」
涙目で言われても困る。
「めんどくさいしな。」
「普通、女の子一人で行かせる!?普通、いや、俺が行かせてもらうっとか言ってよ!?」
いや、しらないよ・・
「なら、お主はどうするつもりじゃ?」
「決めてないが、普通に生活するかな?」
召喚補整を使って、魔物を狩ったりしてれば大丈夫だろう。・・此処ではギルドという物がある。
「どうやって生活するつもりじゃ?」
「良く考えてないが、ギルドを使おうかと思っている。」
「そうか、・・・では、傭兵としてこの依頼をう「嫌です」・・・」
どうせ魔王討伐依頼だろう。
「翔!手伝ってくれてもいいじゃん。ついてきてよー。」
「嫌」
抱きついて来たので、剥がそうとする。
「お願い~~~~。」
そう言って力を入れてくる。腰がいたい・・・「ガッシッ」「ん?」「行ってくださらないんですか?」
涙目で手を掴んで来た。涙目+上目遣いされたの初めてだよ。
「うん」
「どう言っても言ってくださらないんですね?」
「はい。もうちょっとしたら此処から出るつもりですので心配しないで下さい。」
今からでも出たいが、もうちょっと魔法について の知識が欲しい所である。属性も分かってないし・・・
「そうか、・・・では滞在はあと一ヶ月認めよう。」
結構長いな・・・まー長いにこしたことないけど。
「ううっ一ヶ月でもう会えないなんて・・」
いや、会えるかどうかわからんだけだろ。
「・・・」
シュトラウスさんも、悲しい表情しないでよ・・俺が悪いのか!?(悪い)誰だよ、悪いって言ったやつ!
「では、話は終わりじゃ。でわな。」
「あ、一つお願いがあるんですが?いいですか?」
「なんじゃ?」
「俺を勇者扱いしないで頂きたいですが?」
勇者っていろいろめんどくさそうだしな・・・
「それぐらいなら大丈夫じゃ。」
「ありがとうございます」
「では、さるがいい。」
・・・・・
「翔~~一緒に来てよ~~~」
「嫌って言ってんだろ?」
「でも~~」
ああ、こいつは何で俺を誘っているやら。
「勇者様、訓練の時間です。」
「ううっ。また誘えなかった・・・」
「ガンバレー」
「うううっ」
さてと、今日で五日が立った。魔法の属性はいくつもあり炎、水、風、雷、土などがある。あと、魔法はちょっとしか本に書かれていなかった。なんでも、オリジナルは弟子にしか教えない人がいっぱいいるらしい。まーオリジナルがいっぱいあるって事は、俺でも作れるだろう。あと、俺の属性は全部だった。・・・一つだけじゃ無かったのかよ・・・ついでにあいつ(光)は光だった。(なまえどうりだな・・)多分もう出ても大丈夫だろうが、オリジナル魔法作成をしようとする。魔法は、イメージが一番大切だ。その次に陣。詠唱はイメージするための物だ。なくても良い。
「ーー全てを、弾き飛ばす、風の大剣ーーー」
・・・できたよ・・・なんでいっぱつでできるかね?魔力量のせいか?魔力が高いからか?
できた物は長さ2m横1m厚さ50cmの緑の大剣だ。まさか一発で出来るとは思わなかった・・・
この魔法は魔法の物質化出来ているため、消そうとしなければ消えない。まー一回作るだけで結構魔力を消費するが・・・
そう思いながら大剣を消す。
その後同じように緑の鎧を作った。
明日はギルドに行ってみよう。
こんな感じで良いのかな?ダメな気がする・・・
読んでくださりありがとうございました。