十四話
ごとっ
「っ!」
「キャッ!!」
・・・無理に壁にもたれて寝ていたせいで横に倒れたようだ。今度からは、横に寝よう。ゴミとかつくかも知れないが、また鎧を作り替えたらいいだろう。
それに、今回は横でよかったかもしれない。
「皇女様?なんでこっちにいらっしゃるんでしょうか?」
ベットから三歩ほど離れてるし、ドアの正反対、とまではいかないがこっちではない。
「いや・・・寒そうだったから布団でもかけようかと・・・」
「手ぶらでですか?」
それに、今は春なので、あまり寒くなく部屋の中ならよほどじゃない限り風邪はひかないだろう。
「いや、そろそろ起こそうかと・・・」
「まだ暗いですよ?」
早く見積もっても3~4時くらいだ。
「何をしようとしたんでしょうか?皇女様?」
「何のことかわから・・・ごめんなさい、顔を見ようとしていただけです。だからその大剣と甲手をなおしてください。」
土下座しながら言う皇女様。
ん?今魔法を無詠唱できたような・・・・まぁいいか。
それと、この手の鎧、甲手っていうんだな。・・・・これもどうでもいいな。
「はぁ~~~~~・・・今回だけは許しますよ。未遂ですし。」
「すまん、恩に着る。」
口調戻った?
「もうしないでくださいね。俺はまだ眠いので寝ます。」
「お休み」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
パシッ
「・・・言いましたよね?さっき?」
「すまん。」
この人、精神年齢幼すぎないか?16~8に見えるんだが?
「仕方がないですね・・・」
「キャァッ!」
「もう無理です。これで寝ます。お休み。」
「は、離せ~~~」
なんか言っているが俺はもう知らん。寝る。
「っく・・・離さんな・・・」
彼奴、確かに私が悪かったが、いきなり抱かなくてもいいだろう。女子としての扱いがないのか!?
「それに、抱くなら鎧を外せ。」
これでは少し冷たいではないか・・・
だが、今はこれでいいかもしれない。
少し帆でっているこの体には、この冷たさがちょうどいい。
「お休み」
寝ようと考えたらすぐに睡魔が襲ってきた。
更新遅れました・・・すみません。テストなので遅れてしまいました。・・・とっくに終わっていましたが・・・
20,000PV突破しました。
読んでくださりありがとうございました。