概要
【ナレーション|低く、落ち着いて】
かつて、日本は敗戦を喫し、
多くの農地を失った。
荒れた大地は、
人の手を離れ、
実りを失い、
静かに死んでいった。
だが今、
その土地を再び甦らせようと、
人々と蒼生大和は動き始めている。
――しかし。
【ナレーション|一拍おいて】
今度は、
魔物の瘴気が、
大地を覆い始めていた。
【巫女|静かに、確信をもって】
白巫女は、
主の前で報告する。
農地を“魔族の地”へと変える、
魔堕ちの法使いが潜んでいることを。
その存在を放置すれば、
穢れは広がり、
村も、民も、
そして米の実りも失われると。
【主人公|低く、考えるように】
それは、
単なる魔物退治ではない。
国家の命脈――
米を守る戦いである。
【ナレーション|少し緊張を含ませて】
白巫女は、
拳をそっと握りしめる。
その瞳にあるのは、
恐れではなく、
使命だった。
【巫女|凛として】
穢れを祓い、
農地を取り戻す。
それが、
蒼生大和の白巫女の務めであると。
【ナレーション|静かに】
彼女の言葉には、
揺らぎがなかった。
命を賭しても、
成すべきことがある。
【主人公|短く】
だが、
それは――
あまりに危険な任務でもある。
【ナレーション|間を置いて】
ひとりで行かせれば、
白巫女は消耗する。
戦力は逼迫し、
選択肢は限られている。
それでも――
【主人公|決意を込めて】
主は、
ひとつの判断を下す。
【巫女|わずかに驚きを含ませて】
――共に行く。
【ナレーション|静かに力を込めて】
白巫女は、
“使われる存在”ではなく、
“隣に立つ存在”として、
戦場へ向かうことになる。




