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4話

総一郎さんが一方的に殴られているのを見ていることしかできない。

そんな事実がとても苦しかった。だけど、私は無力で助けられない。そして、助けられるであろう小田くんたちは動かないようにと言う総一郎さんの指示によって動けない。そんな中、さっきまで小田くんに気絶させられていた女性が意識を取り戻した。

彼女は一目散に総一郎さんのいる闘技場の方へと走っていった。

「え、あ、ああ…」

彼女はそのまま膝をついた。その姿に私たちは何も言えなかった。

しばらく、彼女はそのままその場で動かなかったが唐突に立ち上がった。

「総一郎!」

彼女は叫ぶと突然、柵に足をかけた。

「危ない!」

私は叫び声をあげながら彼女を抱きしめてとめようとした。

だけど、間に合わなかった。

私の手は空をきった。そして、彼女は闘技場に向けて一直線に落ちていった。

「まずいな。」

私はすぐ先の未来が予測できてしまった。その光景を見たくなくて目をつむった。

その直後、小田くんの呆れた声が聞こえてきた。

「うきゃ。」

彼女の謎の悲鳴が聞こえてきた。

私はその声に驚き目を開けるとすぐ目の前にロープでぐるぐる巻にされた彼女がいた。

「面倒事嫌い。」

小田くんはそうつぶやいた。

「陸斗、みゆき。任せた。」

小田くんはそう呟くと闘技場へと飛び降りていった。

「総一郎。邪魔。」

小田くんの静かだけど辺り一帯に響き渡る声が聞こえた直後、総一郎さんが私たちの立っていた場所の横の壁に突き刺さった。

「総一郎!」

彼女の悲鳴が聞こえてきたが私は闘技場の光景から目を離せなくなった。

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