表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の脱ヲタ計画を美少女ヒロイン達は放っておいてはくれない  作者: 俺乃妹子
脱ヲタ主人公と入学式
1/19

プロローグ

初めての投稿です。ご指摘やご意見、感想頂けると嬉しいです。

ご気楽にご覧下さい




 皆に質問したい。ヲタクはヲタクであることを隠すことは許されるのだろうか。否か。


 俺、秋葉誠あきばせいはこれについて今、15年間の短い人生のなかで1番悩んでいる。


 なぜ、この疑問に行き着いたのかと言うと、ざっとこんな感じだ。


 俺は高校受験を成功させ、この春、光明高校に入学することになった。

 光明高校は家からかなり距離があるため俺が”ヲタク”であることを知る人物、つまり中学からの同級生がいない。


 ということは、俺が新しい人間関係を築き、高校生らしいバラ色の青春を送れるかもしれないということだ。


 ここまでの条件を揃えた俺だったが、ここで今回の疑問に行き着いた。

 それは、俺自身が変わることだ。髪型や服装などの見た目は妹に頼み込み、春休みの間にかなりイメージチェンジすることに成功した。


が、それはあくまで外見だけの話しだ。


大事なのは中身なのだ。


見た目が変わってもヲタクであることを変えなければならない。


 最近はヲタク差別も無くなってきてはいるが、やはり全て受け入れられるわけではないし、中二病×ガチヲタの俺がこのまま行けば確実に青春どころか不登校だ。

100パーセント言い切れる。


 ここらで、ケジメをつける必要があるのだ。俺はグッと拳を掲げ、本棚のライトノベルをダンボールへと入れていく。


「さ、さすがに、捨てるのは勿体ないからね……うん……」


 そして、本を詰め込んだいくつかのダンボールをクローゼットへと滑らせた。


ひと段落ついたぜ、と汗を拭っていると


「むぅ!お兄ちゃん?それはどうするつもりなの?」


 声の主の方へと視線を向けると、部屋の入口にツインテールの少女がいた。


俺の妹、秋葉瑠香あきばるかだ。


 瑠香は1つ歳下の妹なのだが、今日は片付けの手伝いを頼んでいた。


 俺は片付けが得意ではないので、こうして物を捨てない方向へと考えてしまう。それを止めて貰うためにお願いしたのだ。


「ど、どうするって、決まってるだろ……コレクションを封印するのだよ……」


「へぇー、お兄ちゃんが私にした依頼はなんだっけ?」


「へ、部屋の片付けです…」

 妹の威圧と、視線で声が小さくなる。情けない……


「じぁ、そのダンボールは?」


「え、えぇと……」


「そのダンボールは?」


「その……これは……」


「はぁ、そのダンb…」


「捨てます!!いやー、こんなの取っておいてどうすんだよ、全くもう~あは、あはは」


 俺はダンボールをクローゼットから出すのだった。


 何これ……思ってたよりしんどい……


 俺自身はまだまだだが、バラ色の青春のためなら変わってやる!


 可愛い彼女作って、ライトノベルのような青春を送ってみせるさ


 そのつもりだったのに…3次元はいつだって3次元で2次元にはならないことを俺は忘れていたのだ。

本日はこの作品を読んでいただきありがとうございました。

かなり頑張って書かせて頂きました。

この作品を書くのにあたって、お手伝い頂いた関係者の方々、ありがとうございました。


この作品をこれからもよろしくお願いします


二週間に1回をペースに投稿させていただきます。

※早い時もあると思います。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い [気になる点] 自身の経験を元に作られていて親近感が湧いた [一言] がんばれ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ